「憧れの甲子園」は昔の話

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今年は外国で手間取ったらしくて、サンタさん遅れてるらしいよ(笑)。

中日根尾「泣きそうに…」野球人気の低さ目の当たり(ニッカン)

放課後に公園や学校のグラウンドに集まって野球していた昭和は遠い昔。少子化の今、野球をやるのは特別なことなんだね。いずれ日本のプロ野球も人手不足になって、大相撲のモンゴル出身者に頼るみたいな時期がやってくるのだろうかね。

甲子園の再試合が消える…高野連、21年以降決勝でもタイブレーク導入検討(スポニチ)

日本の野球人気を下支えしているのが高校野球。甲子園に行きたいという憧れが、子どもたちを野球へと惹きつけた。現在でも甲子園大会は連日満員の大人気だが、それを支えているのは子どもたちではなく中高年。大相撲がいつかきた道と同じだ。

これだけ高額年俸の選手が誕生しているというのに、野球は子どもたちが憧れる、やりたいスポーツではなくなっている。甲子園は、いつの間にか子どもたちの憧れの対象ではなくなっていた。なにか、「やるのはつらくて、つまらなそうだ」、「大人が面白がっているだけ」みたいな、古くささを、甲子園大会そのものが醸し出しているのではないか。
大人たちが求めているのは、命の危険さえある極限状態の酷暑の下、若者たちが必死で戦う姿。ここで勝つためならすべてを失ってもいいとさえ思いつめた高校生を観て感動するためのコンテンツになっている。

今年テレビで観たラグビーは、野球よりももっと命の危険があるスポーツに見えた。しかし野球よりも、命を大切にしているようにも見えた。危険はあるが、戦いを続けるために相手を信頼して、危険を回避しようとする姿が見えた。勝つために全力で取り組むのは同じだが、試合が終わると「勝ち負けを決めることだけが重要なのではない」と思えた。

私は甲子園の再試合が消えてもなんとも思わない。タイブレークで結構。なんなら両校優勝でもいい。じゃんけんだっていい。
勝者は結果として記録に残るが、それよりも名勝負を演じた試合内容の方が大事。どっちが勝ったかなんて小さなことだ。やっている方にとっても、観ている方にとっても。

夏の甲子園、毎日、午前中の2試合だけにして、期間を延ばせばいいんじゃないかな。延長は昔のプロ野球みたいに「2時間45分過ぎたら次のイニングには入らない。決着つかなければじゃんけん。決勝のみタイブレーク」とか。
そうすれば、阪神タイガースも普通にナイターできるしね。

コメント

  1. とらかっぱ より:

    野球人気の陰りは私自身も実感することが多いです。30代の友人と話をしてても「野球好き=オヤジ」と言われてしまいます。若い女子も球場に連れて行くと(もちろんチケット・ビール・食事すべて私持ち。電車賃のみ自己負担してもらうパターン)喜んで観戦していますが、そもそもプロ野球を観た事がない子が多い。お父さんなんかも観ないみたいなので、家のTVにプロ野球が映る事はないそうです。

    小学生が初めてするスポーツとしても敬遠される大きな理由は費用面。グラブ・スパイク・ユニフォームは最低限要るので、ほかのスポーツに比べても出費が大きく親が反対する事も多いのではないかと。放課後の空き地でプラスチックバットにスポンジボールの三角ベースの時代が懐かしいです。

  2. 虎轍 より:

    最近は近所の公園でも球技が禁止されてて、煙草と一緒で肩身が狭い世知辛い世の中になってしまいましたからね。
    野球競技は金がかかるのが一番のネックになりますね。
    軟式のグローブでも1万円前後、硬式グローブで3万円前後くらいかな?
    壁当ても出来ないからキャッチボールもままならない…
    相手の捕りやすいところに投げる事から、しっかりと指導するにも、それを実戦する場が無いのが可哀想ですね。

  3. ジュビロタイガース より:

    昔は一家にテレビが1台で、親父にチャンネル権があり、ゴールデンタイムに野球がやっていましたしね。

    高校野球甲子園の再試合は無くても良いですけど、ジャンケンやクジで決めるのは反対。

    高校野球とプロ野球では球場の装飾が違いますから両立は無理ですね。サッカーのように大会序盤は大阪ドームでやって、準々決勝あたりから甲子園ナイターにするとか。

  4. なかっち より:

    以前ここでも書かせて頂きましたが
    高校野球=甲子園。
    この図式自体がもう古いんやないかと思います。

    皆様仰るように野球を始めるにはあまりにも費用がかかります。グローブ、バット、ボール、ユニフォーム
    これを揃えるだけでも大変です。
    始めるのも大変なのに、楽しいと思って野球を始めたとしても、高校野球になると勝利至上主義に変わってしまうため野球が楽しくなくなってしまう。だから辞めていく。いわゆる挫折するんですよ高校生の多くは。

    それは高校野球=甲子園という図式があるから。
    甲子園大会そのものを否定するつもりはありません。が、甲子園を目指さなくても野球を楽しめるような選択肢を高校生たちに与えてあげる環境を作るべきやとも思います。

    例えば、プロ野球各チームがユースチームを持つなどして、若い選手を育てるとか。

    野球人口が減ってるのは、野球をやらない子が増えただけではなく、辞めた子が多いのも要因やとも思います。

  5. かわとふ より:

    軟式野球の大会を甲子園でやる。
    ジュニア、高校、社会人、シニアでカテゴリーを分けて。

    高校野球の全国大会は、各都道府県で持ち回り。

    こんなんどうですか?