両開幕投手の準備試合はおとなしく

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甲子園のオープン戦は、お客さんが入っていないこととトラッキーほかマスコットがいなかったこと以外は本番仕様の演出で行われた。

先発西勇は8安打されながらも5回をゼロ。いろんな状況を試したわけではなかろうが、結果的にバッテリーも守備陣もさまざまなケーススタディを重ねることができた。
精度不足が課題だが、要所をおさえるところを見ればアドレナリンの問題かもしれない。

以後、能見、小野、望月、エドワーズが1回ずつつないで完封リレー完成。キャンプ中からどこか締まらなかった小野が戦線にカムバックしてきたのはよかった。
エドワーズは静止不足のボークと、パワーカーブの制球力不足が垣間見えたが、十分修正できるだろう。

打つ法は外国人砲3門が不発。日本ハムの開幕投手有原に押さえ込まれたが、5回はマルテ死球、福留右前打で好機を作り、代わったドラ4ルーキー鈴木から梅野、北條の連続タイムリーと近本の左犠飛(ギャンブルスタート、レフト王の弱肩に助けられた)で3点を取った。
唯一マルチヒットの北條以外にアピールに成功した打者はなし。盗塁成功もなし、エラーもなし。

今日も甲子園で同一カードがあるが、鳴尾浜の二軍教育リーグ中日戦とメンバーをシャッフルしながら行われるようだ。まだレギュラーが決定していない選手たちを一二軍交互に起用するやり方は、スケジュールを味方につけた面白いやり方。
実際シーズン後も、「同格、同タイプ」をベンチで控えさせるよりも、バリエーション豊富にしておく方が戦い方に幅を持たすことができるので、必ずしも実力上位だからと一軍に置かなければならないということはない。いつでも取って代われるように二軍のレギュラーとして調整しておくというやり方は有効だ。

さあ、高校生たちは試合終盤に登場かな。今日明日の試合は、頭からシッポの先まで楽しみだ。

更新遅くなってゴメン!

コメント

  1. 虎ジジィ より:

    解説の下柳の「かなりの確率で失点する」という言葉をあざ笑うかのような、
    エース西の5回無死1,3塁からみせた素晴らしいフィールディングが全てでした。
    あのワンプレーが試合の流れを一気に引き寄せたのは間違いないです。

    西は全体的にも「適度に打たせながら要所を締める」横綱相撲のような余裕を感じる投球でした。
    開幕戦は西で心配ないでしょう。

    目玉の助っ人クリーンアップに快音が無かったのは残念でしたが相手もエース、仕方ない。
    栗山監督の極端な「ボーアシフト」(特に外野手4人)には驚きましたが、それだけ「ボーアは外野へ飛ばす」という評価を得ているとポジティブにとられたい。

    あと、エドワーズのボークもこの時期にやっておいて良かった。
    一回(ボーク)食らえば日本流のタイミングが体感できたでしょう。

    能見も前回の不調を払拭でき、
    北條も「(ショートは)木浪で決まり?」を覆す意地をみせ、
    なかなか収穫の多いオープン戦だったと思います。

  2. こうさん より:

    「どんな光景になるのか」という意味で、待ちに待った甲子園での無観客試合。バットとボールがぶつかり合う音、ミットにボールがぶつかる音…。歓声が無いからこその緊張感。思わずヘッドフォンを付けて音を聞いてしまった深夜。

    あの音を聞いたら「進塁打も打てないのかよ…」と呆れていた自分が恥ずかしい。あのぶつかり合う瞬間に、お互いの駆け引き、ベンチの作戦、ドラマが含まれている。それが歓喜を生み、または落胆を生む。まさに「選手の人生が左右される音」だ。

    改めて「選手をリスペクトしなければ」と思わされた。そういった意味で収穫のあるオープン戦だった。

    ホームランは無かったが勝てた試合。もしかしたら外国人助っ人は「2塁打を量産するのかな」なんて思ってしまう試合だった。それがタイガースの勝ちパターンになるのかも。

    エドワーズのボーク、確かにこの時期で良かったがカメラに抜かれた矢野監督は「見られたくなかったなぁ」という表情に見えた。修正だね。

    思ったのは「選手が無観客に慣れてしまわないか?」ということ。大観衆がスタンドを埋めたら緊張してしまわないか?…タイガースの中堅、若手は、いつも大観衆に緊張しているようにも思える。

    取り戻そう。当たり前の光景。

  3. DAN より:

    外国人クリンナップが揃って不発も、投手力と少ないチャンスをものにした打撃陣で勝利。いわば去年までの勝ち方ですが、今年はこれに外国人が打って勝つというパターンが加わる予定なので、大分上乗せができるようになるでしょう。
    昨日はとりあえず北條がアピール成功したのが

    その外国人についてですが、外国人枠をフルに活かす運用方法を考えたので、聞いてください。

    1.野手3人+エドワーズで開幕
    2.野手1人抹消、ガンケル登録&先発
    3.ガンケル抹消せずに中6日で先発
    4.ガンケル抹消、スアレス登録&先発
    5.スアレス抹消、抹消していた野手登録
    以降、ガンケル再登録可能になった日に登録&2回先発、スアレスを挟んで野手1人も最短で登録を繰り返します。

    メリットとしては
    ・半分くらいの試合を野手3人で戦える
    ・ガンケルの登板数減を抑えられる
    ・スアレスも無駄にならない
    ・野手3人の代わりにガルシアを登録して中継ぎを分厚くするなどの応用が利く

    デメリットは
    ・ガンケルを最短で登録する為、曜日が固定できず他のローテに影響する
    ・外国人投手の先発が2枚使える週がある代わりに日本人投手だけで賄わなければならない週が発生する

    いかがでやんしょ?

    • DAN より:

      北條がアピール成功したのが嬉しかったと書きたかったのが途中で切れてしまいました。

  4. ジュビロタイガース より:

    今年も投高打低な感じですね。まあ1年で180度変わるわけ無いけど。
    今日はルーキーの出番が楽しみ。

  5. 虎轍 より:

    聖地甲子園に響く梅野のミット音が非常に良かった無観客試合でしたね。
    5回無死1、3塁での西勇の投球、フィールディングは天晴れ!
    再三ピンチを背負いましたが、5回無失点で終えたのは今年も期待します!
    北條は初回すぐの守備とタイムリーは良かったですね。
    今日は高校生の卒業試合(笑)
    頑張れ!

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