縮小均衡論に賛成できない

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行動を監視されて「騒いでいる!」と「自粛警察」に通報されるという悲しい子どもの日になってしまった。しかし、たくさんのプロ野球選手たちがリモートで子どもたちと交流したようでよかった。
事情や悩みは人それぞれ。「不要不急の監視」は要らん。

掛布雅之「逆に球団減らして選手に還元してもいい」…球界OBが語る“16球団構想”(FNNプライム)

意見は意見として聞くが、私の考え方とは相容れる部分ない。
《「巨人ありき」の時代ではなくなった》はここ十数年の現象の捉え方として間違ってはいないが、それへの対処が《10球団くらいにして、お金の配分も均等にして、選手がもっと潤うようなことになってもいい》では、過去・現在・未来をどのように考えているかという点であまりにも奥行きがない。
セ・リーグ全盛期をスター選手として生き、読売のテレビマネーでプロ野球の半分だけが大いに潤った時代に、まさにその読売系列の解説者として何不自由ない解説者時代を過ごした。そこで見たもの、感じたことが掛布氏の意見を作り上げたのだろう。その後にパ・リーグの球団が何をやってきたのかはあまり見えていなさそうだ。
世界のプロスポーツ界の成功例や失敗例という観点もなさそうだ。
虎のスーパースターを中傷するつもりは毛頭ないが、自分が生きてきた狭い範囲、見聞きしてきた狭い範囲だけでものごとを判断し、狭量になってしまうサンプルのように感じた。

「大相撲の前頭や十両を10人くらい減らすなど、関取の数を減らせば、取り組みのレベルが上がる。残った力士の給料として還元すればいい」という話に近くはないか。
その発想の延長線上に永続性を感じない。
少子高齢化社会だから事業規模をそれに合わせて縮小させよではなく、少子高齢化社会だからこそ、あらたな市場を開拓するために資源を投下せよ(頭や労力やカネを使え)というのが私の考え方だ。

コメント

  1. 西田辺 より:

    3密(私は集・近・閉と呼んでいますが)を防止するという方策は、現状
    「コロナ感染拡大防止」策として有効であると思います。
    ただ、このコロナ騒動で感染者や医療従事者への差別偏見の例が多く見聞き
    されるようになりました。
    感染者の家に貼り紙をしたり、投石をしたり、およそ正常な人間のやる所業
    ではないニュースを見るたび、恐怖を覚えます。
    他国と違い、法令で私権を大きく拘束できない日本では、各人の良心にお願いする
    「要請」という手段しか採れません。
    殆どの国民が、自分の出来うる範囲で自粛をし、拡散を食い止めようと努力
    してます。
    自分か罹らない努力と、他人に伝染さない努力を続ける日本人って、本当に辛抱
    強いと思う。
    もちろん、その努力に応える補償はセットであるべきですが。
    でも、度を過ぎた正義が何の解決策になるでしょうか。
    いやもう「正義」ですらないでしょう。
    単なる不寛容な暴挙でしかありません。

    掛布氏の意見、私も首肯しかねます。
    現状のお金を必死に守ろうという風にしか聞こえませんし、穿った見方をすれば
    一部の高額選手や人気球団が潤えばいいという風にも聞こえる。
    メジャーはストライキ騒動の後、現行の30球団に増やすエクスパンションを
    実施した。
    そして今の繁栄を維持してます。
    縮小より増大の方が数倍エネルギーは必要となりますが、そこは知恵と汗で
    乗り切るべきじゃないでしょうか。

  2. こうさん より:

    掛布さんの発言は「いい時のセ・リーグが忘れられないんだな」と思ってしまう。プロ野球選手の成り手も減るし全てが縮小していく未来しか浮かばない。コロナのせいで守りに入ったのかな。

    俺が「今シーズン試合なし」を連呼するのは選手の健康第一はもちろんだけど「しっかり頭を下げてセ・リーグはパ・リーグから学ぶべし」という思いがあるから。コロナを未来に生かすなら今しか出来ないことをしないと。じゃないとベイだけ抜け出るセ・リーグになるぞ。

    近所付き合いが減った世の中。いつ誰が自分や家族を責めてくるか分からない世の中。「他人に迷惑だけはかけないように」…それだけを心掛けて生きている。丸くなったんじゃない。大事な家族を守るため。

  3. いわほー より:

    無観客ながら昨日、韓国プロ野球が開幕。
    台湾プロ野球は8日から1試合当たり200人に絞りながら観客を入れて試合を開催するんだとか。
    台湾も韓国もコロナ終息に、ある程度こぎつけられたからこそ。
    日本では緊急事態宣言を5月末まで延長を決めた状況から、すくなくとも無観客で開幕できるとしても7月以降にずれこみそう。
    プロ野球界にとっては2004年のプロ野球再編騒動以来の激震だけに、このままコロナが終息しても無傷ではいられないはず。
    球団数縮小、拡大、再編成問題のぶり返し、はたまた何も起こらないままなのか。プロ野球ファンには気が気でない一年になりそうです。
    どう落ち着くのが長い目で見てプロ野球界にとって有益なのかは私の頭では判断できませんが、ただ一つだけ、多くのファンが悲しむことのないように願いたい。
    とにかく希望を失わず少しずつ少しずつ。

  4. ジュビロタイガース より:

    掛布さんは、試合のレベルアップのための球団減。
    例えば、ローテの6番目のピッチャーがいないことは、10球団になると悩みが解消される。
    そのかわり、3軍制をしいたり、NPB傘下の独立リーグを設立するなど、単なるプロ野球選手減を望んでいる訳ではないと思うけど。

    自分としては、レベルアップには、選手を見る目を増やすことが良いと思います。無観客で行われたオープン戦や大相撲で、緊張感が違うと実感したことと思います。
    見る目を増やすには、地域拡大や子供が野球をするなどの底辺拡大、ファンサービスが重要と思います。

  5. 大和 より:

    掛布さんに憧れて野球を始めた者としてこの記事は衝撃でしたね。

    やはり元スター選手は現在野球界の底辺で何が起きているのか知らないのでしょう。また、MLBのビジネスモデルなどにも興味がないのかもしれません。

    「巨人ありき」では無くなったからこその球団増だと思うのですよ。
    またBCリーグの客入りからも二軍や三軍球団誕生での地方が盛り上がりは軽微であることは自明かと思われます。
    このヤフー記事にたまらずコメントしたらほぼ賛同の赤ポチをいただきました。

    それにしても16球団構想の機運がようやく高まった矢先のコロナ騒動が本当に痛いですね。また削減を言い出す勢力が現れるかもしれません。

  6. なかえ より:

    大リーグのシステムは、果たして面白いでしょうか?私は従来の2リーグ制の(クライマックスがない頃の)日本のプロ野球の方が、単純でわかりやすくて面白かったと思います。私は未だに大リーグのプレーオフを含めたペナントのシステムを理解していません。日本のプロ野球も球団を増やしたら、わかりにくくなったり、せパで球団数が違ったり、小難しくなってしまうのではないでしょうか。野球の受け皿を拡充するなら、トップの一軍は少数精鋭で、独立リーグなど下部組織を充実させたほうがいいのでは。私は現在の2リーグ12球団は、絶妙で最高のバランスであると考えています。むしろ大リーグやJリーグに真似されたくないくらいに考えています。

  7. 虎轍 より:

    掛布さんから球団減少の意見が出るとはねぇ…
    なんか恥ずかしく、寂しく思えますね。
    球団を増やしたいのが本望ではありませんが、減らすのは良くないと思いますね。
    何が正解かは解りませんが、縮小、減少は正解では無いと思います。
    すべてはコロナウイルスが悪い。と思っておきます。
    頑張ろう日本!

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