被害転じて薬とできるか

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コロナのせいで新外国人の来日が遅くなるかも……というのが本日の話題。キャンプインどころか、キャンプの終盤にも間に合うかどうか流動的であるという。しかしそれは、かならずしも悪いことばかりではないのではないか。
出来が良ければMLBに行ってしまい、悪ければとっ替え。下手をすれば1年単位でしか計算できないのが外国人選手だ。投打の中心を外国人に担ってもらう前提でチームを組み立てていては、「強い遺伝子」など形成されるはずもない。
2008年の岡田監督退陣は03、05年優勝戦力が全盛期を終え、チームが衰退していく時期。そこからしばらく戦力低下を補おうと外国人やMLBからの帰国組で補強しようと奔走し、次世代戦力の育成はなおざりにされた。
その集大成として、2014年に首位打者マートン、打点王ゴメス、最多勝&最多奪三振メッセンジャー、セーブ王呉昇桓、レギュラーに西岡、福留という「貿易チーム」が完成した。シーズンは7ゲームの大差で2位だったが、敵地で読売を蹴散らして日本シリーズに進出したことが「成功体験」になってしまった。
以降、阪神(経営、現場、ファン)の外国人依存症は進み、いつしか慢性化、重症化した。
制度がある以上、活用するのはいい。でも依存しては実にならない。そう意識的に自己を律しないと中長期的発展はない。
今回の新外国人の来日遅れが、少しでもその重い病への薬になるのならメリットはある。

コメント

  1. 西田辺 より:

    ここ何年かのタイガースに付きまとう戦力評価「外国人次第では」。
    その外国人がどれほど成績を残せば、優勝できたのでしょうか。
    打者なら全盛期バース並?
    今の日本球界で、そんな成績を残せるくらいならMLBが放っておくわけがない。
    ドリスやPJのように、日本で好成績を残した投手はMLBも目を光らせてる。
    日本人投手だって、毎年のように狙われています。
    いつ引き抜かれるか、いつ好条件で他所へ移るか、いつ賞味期限が切れるか
    分からない選手にチームの命運を何年も預けるチームが強いわけがありません。
    日本人では到底追い付かないパワーと言うのは魅力ではあるけれど、それに代わって
    点を取る方法や勝つ方法はあるはず。
    去年・今年とタイガースは8名の外国人選手を登録してますが、一軍で使えない
    選手が少なくとも3~4名は発生します。
    外国人同士の競争と層の厚さを担保するという考えは理解しますが、何年も続ける
    選手構成ではないでしょう。
    野手で言えば、佐藤輝や井上の成長待ちでの体制だと思いたのですが。
    「いてくれなきゃ困る」ではなく「いてくれたら有難い」程度の存在にしなくては。
    入国が遅れる事でのデメリットは大きいかも知れませんが、ポジションを狙う選手に
    とっては大きなチャンス。
    ガツガツ取りに行きましょうや。

  2. 虎轍 より:

    新外国人選手だけが遅れるんでしょうかね?
    コロナの先行きが見えない状況下ではどうなるのか?
    居ないなら居ないでチャンスを貰える選手が居ると思うんで、チャンスをモノに出来る選手が出てきてくれればええですね。
    疫病退散!
    頑張ろう日本!

  3. ジュビロタイガース より:

    星野岡田時代は強かった。黄金期がもっと続くと思ったけど短かった。

    外国人依存にならないようにするには、どうすればいいのか難しいですね。
    読売なんかはスタメン外すし、下にも落とすし。
    西武のメヒアも打てなくても、出れなくても長くいる感じ。

  4. いわほー より:

    もしも12球団の外国人選手を全員棚上げにして1シーズン戦ったら、順位はどう変わるんだろう。
    外国人選手の依存度が高いチームほどチーム力が低下して、逆に依存度が低いチームが浮上するのだろうか?
    本当にそうかな?
    外国人依存の高いチームでも、案外彼らにポジション奪われている若手にチャンスが巡って、予想外の力を発揮するチームも出てきたりして。
    はてさて、どんな結果になるのか一度見てみたい気もする。

  5. 岩修 より:

    2014年、CSで巨人に4連勝した時にプロ野球ニュースで平松さんと谷澤さんがやたら外国人、外国人と連呼されてました。まるで彼等はマートン、ゴメスのお陰での4連勝とでも言いたげでした。
    やはり頂に行くチームはアリアス、シーツの様に影でひっそりと、しかもしっかりと結果を残すタイプがよろしいかと…。
    だからひっそりと合流するのもありかな?と楽観してますが心配っす。

  6. Akira28 より:

    外国人依存症はかなり昔からあるタイガース。バッキー、カークランドが懐かしい。
    ラインバックとブリーデンも良かったな。
    過去にどれだけ助っ人に助けてもらった事でしょう。
    外国人の味もタイガースらしさだと私は思います。
    いくら掛布、岡田、真弓がいてもバース無しでは優勝、ましてや日本一にはなれなかったと思います。
    そこにゲイリーも忘れてはいけません。
    中には勘弁してくれという外国人選手もいましたが、それこそ何を隠そう助っ人依存症タイガースの本質です。
    アリアス、ブラゼル、メッセンジャー、呉、マートン、PJ等確かにタイガースは質とレベルの高い外国人選手を多く獲得して来たと思います。
    そこには中村GMの素晴らしい手腕と彼なりのビジョンが推進力になったと思います。
    そして今日のtoraoさんの主張も、尤もだとも思います。
    助っ人外国人に頼らないチーム強化、人材育成をするのはとても大事で、急務の課題です。
    しかし、それにしても今の仲良しコーチ陣体制でそれが叶うとは思えません。
    正直、今のスカウトのレベルも疑問です。
    それなりにタイガースの選手として頑張ったが、他から声もかけられずにいるメンバーをコーチやスカウトに雇っているようにしか見てとれない人もいるのでは。
    掛布や和田豊のポジションも意味不明です。
    そんな中、藤川球児に一定のポジションが与えられました。
    藤川からのメッセージはかなり熱いもので、期待が沸きました。
    監督は現場のリーダーです。
    リーダーの役目はチームの指揮であり、統率、方針でありましょう。
    しかし、そのリーダーが果敢に仕事を出来る為にはマネジメント的な役割のGMが必要です。
    例えば前線を指揮する将校(リーダー)のバックアップとして、食糧の手配や弾薬、医薬品、衛生管理、物流網の整備等を司る総司令官(GM)がいなくては戦争に勝てないのと同じです。
    児玉源太郎がタイガースには必要なのです。
    toraoさんの今日の主張を読みながら、そうした視点をツラツラ考えてみました。
    やはり強力でタイガース愛に溢れたGMが必要なのではないでしょうか。
    さすれば、良いコーチ陣、素晴らしい助っ人外国人にも恵まれながら生え抜きのミスタータイガースが誕生することでしょう。

  7. タクロー より:

    キャンプでは、、、

    毎年恒例、スポーツ紙のキャンプ便りでは、ランチタイムの特打で柵越えを連発すると、やれバースの再来だの、4番は決まりだのチヤホヤ活字が踊る。そこにOBやら目立ちたがり屋の評論家が煽る。

    だけどシーズンに入って打棒が振るわないと、日本人投手の揺さぶりに慣れないとか、サイドを投げ分けるコントロールに合わないだとか、手のひらを返す評論家。

    このコロナ禍じゃ新外国人のキャンプ参加は随分と遅れるでしょうね。でも煽るだけ煽って、分が悪くなると自己保身に走る評論家のコメントが聞こえてこないだけ良いかもしれない。
    ただ、韓国リーグで実績のある二人の来日が遅れると、打つことや投げることよりも、守りが心配。連携プレーや牽制、甲子園の風、、、
    キャンプでは徹底的に単純エラー撲滅練習をやってもらいたい。川相昌弘氏を何故か臨時コーチで招くようだし。何故か。

    それにしてもタイガースには殻を突き破る若手が出て来ない。続かない。チャンスがピンチは伝統か?隼太ダメだから髙山、髙山ダメだから佐藤輝明か、いや、大山、近本に続く佐藤輝明だ。
    何はともあれ、まずは優勝だ。