「正しいミスの防ぎ方」ができた試合。
個人が絶対にミスをしないようにするのはたやすいことだ。野球をやらなければいい。
どうしても野球をやらなきゃいけないのなら、ミスを完全に防ぐことは不可能だ。できるのは、せいぜい確率を下げるために練習をし、あらかじめミスが起きやすい状況を想定して心の準備をすることくらい。一度失敗しないと簡単には想定できないこともある。準備には限界がある。
では正しいミスの防ぎ方とは何か。怠りなく準備ができたなら、悪い結果をまねくだけの連想ゲームをやめることだ。勝手に「こんなことをしていては将来真っ暗だ」と思ってしまえばそうなる。「あいつが失敗さえしなければ今頃はハッピーだったのに」と考えるメンタリティは、チームとしての失敗確率を上げる。
味方にとっての悪い「気の乱れ」は相手にとっての期待。それをひきずることで流れとなり、それが「気流」になってしまえばもう止められなくなる。ミスは必ずあるものなのだから、それによってさらに悪いことが起きるなどと思わず、忘れて、気にしないこと。乱れを流れにしないために平常心を使うこと。
ミスは誰の身にも降りかかる災い。自分だけはしないと思うのは勝手だが、実際は影響が大きいか小さいかだけの違いで、誰もが絶えずミスしているのが野球というスポーツだ。であるならば、「あいつのせいで」ではなく、「よくあること」とチームの平常心を取り戻せるよう個々のメンバーが働きかけるのがいいチーム。いいチームは必ずしも強いチームとは限らないが、いいチームとしていい働きを繰り返していけば、やがて強いチームになっていく。
この試合の序盤は、打っても守ってもミスばかり。「こんなんじゃ勝てない」と嘆きたくなるような、弱いチームの試合運びだった。
しかし、そうした連想ゲームを誰もせず、乱れが流れになりそうなところを食い止め、逆に反転させて最後はジェット気流にまでもっていった。強くはなくとも、いいチームだからできることである。
相手のほんの少しの乱れを流れに変えた6回表の中野、陽川の平常心が素晴らしかったし、投手の調子や相手との兼ね合いで投手を選択した矢野監督の継投策も見事だった。もちろん、いいチームになるよう働きかけた一人ひとりもね。
コメント
3回まで毎回併殺打で序盤からイライラMAXでの観戦でしたが終わってみれば・・・の戦い。なぜかデイゲームは強い!
ミスを咎めず次に取り返すという流れに持っていける。いまのタイガースベンチにはそんな空気が流れているのだと思います。勝ててる今だからではなくチーム状態が下がって来た時も同じような空気を送り込めるようなら頂上は遠くない、と思います。
田口は開幕戦でのリベンジを相当強い気持ちで臨んで来たと思いますが、投球内容はさほどでもなかったような感じ。なのにタイガース打線はアトイッポンガーを進化させたゲッツーロボ3体出動。何を焦ってるのか狙い球が絞れてなかったのか少し舐めてかかってた様に思いました。特に変化球の精度が良くなくて外にも下にも入ってこない。タイガースとしてはその「変化球を狙え」指示が出てたのかも知れませんが低いボールを振り過ぎ。「ローボール捨てろ」指示が追加発動されていればロボ出撃でなくスクランダーヒットーからのブレストアーチファイヤーで止めをさせてたと思うのですが(笑)
ここからは個人的意見です。私はあまりマルテを信用してなかったのですが、ここ最近の働きは素晴らしい。打つ(タイムリー&ラパンパラ)のはもちろんの事、走塁でも全然早くない脚で積極的に次の塁を狙っているし凡打の時も一塁まで一生懸命走ってる。昨日のサードゴロでも全力疾走してたから悪送球で二塁まで行けたのだと思います。守備でもやらかし系エラーはなく体で止めに行く必死さが目立ちます。卵成分由来の育毛剤ではありませんが、完全に信用しました!(今でもラパンパラはどうかと思うが・・・)間違いなくロハスJr効果が出てるのだと思いますが外国人枠問題はどうするんでしょうねぇ。
「乱れと流れ」いろいろあったけどその「流れ」が9回表に爆発!
あんなに撃つなら「何故先発の西勇が投げてる時に撃てない?」と思いますがそれが「ゲームの流れ」というものでしょう。
先発の西勇と田口はお互いの持ち味を発揮しながらも守備に足を引っ張られたり、ゲッツーでピンチを切り抜けたりで流れが行ったり来たり「乱れと流れ」のシーソーゲームでしたが、
代打陽川と
同点から出てきた岩貞〜岩崎が
「流れ」を一気に引き寄せてくれました。
正直、「8回の男」岩崎が7回に出てきた時は驚きましたが 昨日のスワローズは「山田&村上さえ抑えれば…」の状態だったので、そこに回る7回に敢えて岩崎を登板させた矢野采配の勝利。
継投のタイミングは全て完璧でした。
それにしてもアベック弾のルーキー2人は凄い!
「サトーサトー」と注目されながら結果を出す佐藤輝も凄いけど、使えば使う程バッティングも守備も進化する中野も凄い。
いやいや、先輩も助っ人も代打も投手陣も凄い、こんなご褒美のようなゲームが続くと何かムズムズしてしまいます。
あと一樹コーチ、ヒットが出なかった選手には毎回「厄払い餅」配ってね!
序盤から併殺併殺併殺ダァ!!!。苦しく先制するもあっさり追い付かれ追い抜かれる展開に、コレは完全に負けパターン。去年までならズルズル敗戦も今年は一味も二味も違うチーム!
打った陽川は見事でしたが、ニ死ランナー無しから梅野が選んだ四球が試合の大きな分岐点だったかなと思いました。
どんな状況からも相手にプレッシャーを与えられる強い(強くなってる)チームだと実感した試合でした。そう2003年のように。
あとは、熊谷ナイスプレーや、セーフにはなりましたが9裏の木浪のプレーも強いチームだなと実感できたシーンでした。みんながあの様に必死にプレーしてれば間違いなく秋の美酒に近付けるのではないでしょうか。
頑張れタイガース!
トラオさんの今年の(か?)キーワード「平常心」、何度も文章に使われてる。もうこれは洗脳(もちろん良い意味で)を狙っていると思いながら読んでいる。そこにはマイナス思考や試合前の悪い予想、連敗したとき特有の「タイガースへこみファン(不安)」が入り込む隙を与えない効力がある。
途中5対4、7対5でまだ勝っていたが、いつ逆転されてもおかしくはない試合だった。サトテルのホームランはトドメになったが「サトテルの存在」がやはりデカい。サトテルは去年までのタイガースを知らないし知る必要もない。中野だってそうだ。マイナス思考に陥りやすいチーム、ファンをガラッと変えてくれる明るい野球。それで結果を出してるんだから周りの選手への影響力は計り知れない。もしかしたら中谷が「こんな野球をする役割」だったのかもな。
タイガースは今日までに31試合を消化。セ・リーグで…いや両リーグを通じて唯一「引き分けがない」チームである。文字通り「勝つか負けるか」の戦いをしている。延長戦がない今季は「引き分けで終えることも大事」だがサトテルという存在が、それを許さない。明るく、悩みがなさそうだが、サトテルからは「平常心」が伝わる。だからこそ1打席1打席で切り替えられているのだと思う。おかしなOBからのおかしなアドバイスも今のところは無し。OBの方がサトテルに何かを言って、おかしくさせてしまうことにビビっているのだろう。
タイガースに勝てないヤクルト。もう読売に負けない道を選ぶしかない。潰し合い大歓迎。
本当にいいチームだ、今年のタイガースは。
3回に先制点を取りはしたものの、初回から毎回併殺を喰らい、先発西も
シャキッとせず5回までの試合展開は完全に負け試合のそれ。
お互いの先発投手の失点が4。
中継ぎ以降の失点が阪神は1で、ヤクルトが7。
中継ぎの力量差が点数に出たようにも見える。
今シーズン、ヤクルトは阪神に対し1つも勝てていない。
投手陣も整備されつつあるし、新外国人選手も加わり以前にも増して打線に
厚みも出て3位と言う順位も肯けるチームに変わってきている。
阪神も過去に苦手チームをたくさん抱えていて、「何故その展開から負けるの?」
と言う試合を数多く経験している。
これを相性と言ってしまえば簡単なんでしょうけど、色んな人の精神的な揺れや
マイナス思考が悪い方悪い方へと導かれてしまい、逆に優位な方は一つの成功が
チームをグッと活気づけ良い方へと流れていく。
決して科学では説明できないけど、長く野球を見てる人なら何度も見た展開だと
思います。
でも、これは簡単に逆転してしまうもの。
「いつでも勝てるわ」と雑な舐めた野球をやれば、いつでも立場は逆になる。
今日もシッカリとした丁寧な野球を。
いやいや、なんとも凄い打線になって来ました。
とらかっぱ様も仰る通り、まずマルテが想像以上に頑張っている。
選球眼も良いし、盗塁こそないが走塁も積極的。打率も297で7ホーマー18打点。中でも得点22は素晴らしい。ファーストの守備もなかなかのもの。塁打数は56。
大山も素晴らしい。打率296でマルテに続いてセリーグ打率ランキングの8位。ホームランは5本と少し遅れをとっているものの、24打点はリーグ3位。二塁打8本にも注目。塁打数は59。
打率2位の好調糸原が2番におり、彼の打率342だから、2番、3番、4番の出塁率の高さは半端ない。
次にサンズ。打率272は5番バッターなら御の字。ホームラン8本で打点は23、そして塁打数57。非常に高いレベルの打撃成績だ。
ここまでの糸原からサンズまでの成績をみると、まるで山田や鈴木誠也、村上、岡本等セリーグのスラッガーが並ぶオールスター戦さながらの迫力に優るとも劣らないところ。
そこにもって来て、佐藤輝様の大活躍は天晴れどころか大天晴れで御座います。
打率こそ261と打撃ランキング20位ながら、ホームラン9はセリーグランキング2位。打点25はランキング1位。塁打数は62とチームトップ。こんな新人は田淵以来だ。
三振の数も徐々に減ってきた感あり。田淵と同じように、本塁打率(本塁打を打つのに要する打席数)で勝負できるホームランアーチストになって欲しい。(逆に言えは、キッチャーやりながら4番で王と本塁打争いをやってた田淵の凄さに改めて気付かされました。)
本当に迫力ある打線になって来た。
昨日の試合もミスの応酬から、いつのまにか劣勢を強いられたが、代打・陽川が見事なタイムリーで同点に追いつくと、あっという間に大差の展開に持ち込んだ。
もともと投手力に長けたチームだし、延長戦無しなら信頼できるリリーバーの手駒も多い。小野と小林の台頭も心強い。
ロハスとアルカンタラの合流も待ち遠しい限りで、この戦力なら東京ドームもソフトバンクも怖くない。
凄いぞ、タイガース。
きらりと光る矢野采配
いきなり近本安打、さあ今日も、、と思う間も無く糸原2球目を併殺打。仕切り直しの2回。サンズに佐藤が続いてさあ得点圏打率王梅野。あらら遊撃への併殺打。今度こそ3度目の正直。相手エラーで近本出塁。挽回糸原がつないだ1.3塁。糸原意表を突いた盗塁。グッジョブ。併殺なくなりマルテが先制打。ここで休養十分の大山には仕事をしてもらいたかったわ。残念な流れはサンズのチーム3度目の併殺打につながってしまった。
マウンドの硬さ?が気になる西は際どい球をボール判定されて球数がやたら増える。4回を何とか同点止まりに抑え、相手ミスでリードしたのに、その裏下位打線に崩されてしまう。味方エラーをカバーできず。相手ながら田口の必死さ健気さが伝わってきた。トレードよかったね。さあ大変流れはヤクルトへ。打線に火をつけてしまった、と思った。
が、それを消したのは陽川。前の試合でスタメン抜擢されたのに4タコだった無念を初球で晴らした。監督の起用に見事応えた。振り切った鋭い打球。最高の仕事をした。塁上の笑顔がいい。
流れを渡すまいと、6回2死から馬場が四球を出すや躊躇なく岩貞投入。1点リードした7回、岩貞続投か?小林か?と思っていたら岩崎がマウンドね。。相手の打順を睨んだ切り札投入。村上を空振り三振。お見事。流れは決まった。あとはお祭り騒ぎ。中野の初本塁打に、佐藤の左翼への9号にマルテの勝ち越し7号、サンズのトドメの8号が霞んでしまった。
選手起用に勝負どころの見極め、矢野采配が冴え渡ってきた。いいぞ。
さあ、今日は青柳。心配事は神宮の空だけだ。何とかゲームができますように。
どこからどこまでをGW(NHK的には大型連休)とするかは分かりませんが、なかなか負けないタイガースにとって、(G)ごっつあん(W)ウイーク。
無観客で神宮を定席とするタイガースファンが、アーチ連発を球場で観られなかったことは残念でしたね。
それにしても中野のシュアなバッティングには目を見張る。ショートのポジションは頭一つ抜けましたかね。
今日は雨柳流本家本元のお出まし。
お師匠さんをお迎えするにぴったしな空模様。
華麗な舞を期待してますえ。
二死ランナー無しからの梅ちゃん、中野、陽川の流れは投手の考えの上を行く強いチームの攻撃。
ベンチで笑顔のゴリラポーズのサトテル見て、大山のエラーも何のその。
カープ栗林みたいな馬場ちゃんが四球出したら直ぐ岩貞出し、上位打線には迷わずザキを送る矢野監督。あれだけ打って点差開いても平常心で抑える小林と小野。
皆が同じベクトルで動いている様。
toraoさんが強いと言われる日が早くきたら良いなぁ…
5回までは、3併殺打にエラーに西の球数も増え、苦しい展開でした。
大山はホンマにサードを取られてまうで、と思いましたね。
後半はブルペンの差が出たか。岩貞から岩崎への交代は見事にはまりました。
熊谷はライトを上手くこなしてる。木浪はよく捕ったけど、送球の強さを感じない。
サンズの調子は落ちてきてると思うけど、流石です。
佐藤輝はついに左にも出たし、ギリギリの当たり。ここのところ、マルチは続いてるし、四球が増えて三振が減る。オープン戦以上の状態に成長しているかも。
ま、何と言っても昨日は中野だけど。近本のような存在になれるね。
尚将さんありがとう!
代打で出てきて初球を一発で仕留めた姿は、格好ええがな!GJ
西勇はマウンドが合わなかったか、球審本田の勝負どころでの辛いジャッジに泣かされたか?あきらかに粘ってくる相手打線にイライラしたかな?次回は聖地甲子園で気持ち良く投げてや!
ここに大山&佐藤輝明のアベックホームランが見たいと書いたら、マルテ&サンズのアベックホームランが出る…(笑)
ほな今日はマルテ&サンズのアベックホームランが見たい!(笑)
中野プロ初ホームランおめでとう!良かったね!
梅ちゃんナイスブロック連発で投手陣を引っ張れてるよ!
岩崎が村上を三振に斬った時は爽快でした!ありがとう!
疫病退散!
頑張ろう日本!
昨年から余剰戦力になった外国人選手は積極的にトレードをとコメント欄で書いてきましたが、出せそうな選手がエドワーズぐらいになってしまいました。
しかも今のタイガースの補強ポイントとしては巨人の高梨のような投手ぐらいでしょう。そんな投手はなかなかいませんし、手放してもくれないはずです。
野手をローテーションで休ませながらうまく活用するみたいなので、JFK発足時のようにタイガースが球界に革命を起こす取り組みになるかもしれません。
やはり岩崎、スアレスに繋ぐ中継ぎが一枚足りないように感じます。
昨日は岩崎の前倒しが賞賛されていますが、とあるスポーツライターのYouTubeライブを見ていたら、7,8回どっちに行くか分からないというのは相当シンドいそうです。
吉井コーチもそれで工藤監督と喧嘩になってソフトバンクのコーチを辞めたとのこと。
このポジションにすっぽりと収まるのは藤浪晋太郎しかいないと思います。
藤浪が納得してセットアッパーに収まってくれれば優勝へさらに近付きます。