決着の第6戦も白熱の大接戦。ミスが頻発したのは寒さのせいもあったろう。それでも熱のこもった攻防は見応えがあった。終わってみれば第2戦だけが2点差だったが、他はすべて1点差という全試合が好ゲームのいい日本シリーズだった。にわか野球ファンが増えてくれたらと思う。
その裏でタイガースは契約更改が進んでいるようだ。一軍出場のなかった高山が大減俸となったのは仕方ないところ。せめて二軍戦で結果が出ていれば、いくらでも昇格の声がかかったろうが、春先から不振でその後も復調の波に乗ることなくシーズンが終わってしまった。
どういう理由でここまで苦しむことになっているのか知らないが、努力をしていないわけではかなろう。なんとそのつらさを取ってやって、持っているもが発揮できるようになったらいいのにと思う。ひとつの考え方として、他の人と同じ尺度にはまらないことを目指してほしい。本人が意志を強く持ち、誰の教えにも惑わされることなく子供の頃からやってきた打撃に立ち返り、貫くこと。あとは使うほうの問題として、高山を別枠で考えるのもひとつの方法だと思う。二軍で率を上げて競争に勝ち抜いてという、当たり前の扱いではなく、何が飛び出すかわからないパルプンテとして窮した時に使ってもいい。
オプションの幅を広げていく意識があれば、チーム作りも変わっていくし、ひとつところで意識がぐるぐる回ってしまう不振から先週立ち直らせる可能性も増す。
コメント
日本シリーズ、タバコの煙のように白い息を吐きながらの寒い中、長い激闘でした。
認めたくはないけど、スワローズ日本一おめでとうございます。
高津采配、今季に関しては神がかっていましたね。
休養十分の奥川&髙橋という1番調子の良い先発を温存し「万が一引き分けても」まで想定していたとしたら恐ろしい危機管理能力!
しかし、逆にこの余裕ローテで負けていたらファンやOBからは袋叩きに遭っていたでしょう。
そういう「肝が据わった采配」がことごとく上手く行った今季の高津監督でした。
まあ、我が阪神タイガースはそのチームに勝ち越してるんですけどねぇ(笑)。
さて、阪神タイガースの契約更新続いていますが髙山のダウンは致し方ないところか。
野手で髙山と、投手で藤浪は1軍とか2軍とか関係ないような選手のような感じがしています。
二人共「天才的才能」の持ち主である事は間違いないのでパルプンテ?(意味知らないけど)でも何でも良いのでキッカケさえ掴めば大飛躍の可能性はあると思います。
北條も含め、ダウン組は崖っぷちのつもりで必死さを見せて欲しい、そろそろベテランだよ!
6戦中5試合が1点差という(もう1試合も2点差)と言う稀にみる「接戦日本シリーズ」
でした。
細かい所はそうではないのかも知れないけれど、
・先発が良質
・中継ぎに不安
・打線の中心に看板選手が居る
といった、結構似かよったチームだったかも。
ヤクルトスワローズ関係者・ファンの皆様、おめでとうございます。
オリックスバファローズの皆様も、素晴らしいシリーズをありがとうございました。
来年は、関西シリーズ(なんば線シリーズ)実現させたいですね。
高山は1年目に新人最多安打で新人王を受賞しながら、2年目に長打を増やす方向に
シフトし、すっかり打撃を崩してしまった。
まぁあれだけヒットを打てる能力があるんだから、もっと長打力も欲しいという首脳陣の
要求も分からないでもないけれど、チョット当時の金本監督は先走り過ぎましたね。
鳥谷や数人の選手も長打力増加にシフトして、打撃を崩しました。
金本氏の指導者としての欠点は、自分が努力だけで力をつけて来たと思い込んでいる所。
ウェイトをすれば、筋力を上げれば打球を飛ばせると信じ切っている事です。
才能のない選手が、努力や鍛錬だけであんな途轍もない打撃成績を残せるはずがありません。
本人はおそらく認めないでしょうけど、他人の何倍もの才能に恵まれていたんですよ。
筋力を上げようとすれば、何年もかけてゆっくりやらないと怪我に繋がりやすいし、
体重も増えるから動きも変わる。
元々、何でも振ってしまう系ではあるけれど、指導法が違えばどうなってたかという歴史の
ifも見てみたい気はします。
とはいえ、キャンプからオープン戦序盤まではイイ感じで来てたんだから、もっと喰い込め
るはずなんです。
ホンマに野手の髙山と江越、投手の藤浪という「タイガース勿体ない三人衆」が常に一軍
で結果が残せれば、リーグ優勝なんて苦もなくやってのけると思うんですけどねぇ。
来期に向けて、あまり勢いをつけてもらっては困るのでオリックスに勝って欲しかったんですけどね〜。
やっぱりヤクルトは強かったですね。
まあタイガースはそのヤクルトにレギュラーシーズンでは勝ち越した訳ですから、戦わずして日本一と言うことで、そういう意味では良かったのかもしれません。
そのヤクルトとドラフトで競合した髙山。
初年度は、さすがヤクルトが欲しがった選手だな〜と思わされました。
しかし現状、1年目がピークで年々悪くなっていますよね。
タイガースでは髙山に限らず、活躍した選手が翌年から成績が落ちて行く傾向が有りますよね。
中谷、北條、陽川・・・一皮むけたかなと思った選手が翌年また元に戻ってしまう。
隣の芝が青いだけかもしれませんが、他球団のそういう選手は、どんどんステップアップして行く様に思えます。
順調に成績を伸ばしている近本や糸原は社会人出身。
コーチの指導が悪いのかは解りませんが、タイガースの環境はどこか特殊なのでしょうね。
2年目のジンクスにほぼ漏れなく掛かるところを見ると、分析力が他球団より劣っているのではと推測出来ます。
まあそんなタイガースが貯金を20以上もして最後まで優勝争いをしたのですから劣等感を持つ必要はないのかもしれませんけどね。
その指導なんですが、髙山の場合、技術的な事は本人のやりたい様にやらせて、シンプルに、ただ一つバットの芯に当てる事だけを考えさせたら良い結果が出そうなタイプに見えます。
もし髙山がヤクルトに入団していたら、一体どうなっていたのでしょうね。
「ほっともっとフィールド」とは名ばかりに寒いナイターですが、試合の方がホットな一戦でしたね。
それにしても稀に見る実力伯仲の日本シリーズ、毎試合大いに堪能できました。
両チームともお疲れ様でした。
スワローズはこの経験を経て、もう一段強さが増したのではないでしょうか。(来シーズン脅威5割増しだけど)
今シーズン、山本、宮城らの投手陣以外にバファローズ優勝に貢献した一人が30歳にして打撃開眼したラオウ杉本。
ならば今年28歳の髙山が、この先、入団一年目の活躍を取り戻さんとも限らない。
まだまだ可能性を感じさせる選手だけに、期待をもって見守りたいな。(まあ、あまり時間は残されていないけど・・・)
本当に球史に残る壮絶な日本シリーズだった。
ヤクルトの皆様おめでとう御座います。
オリックスの皆様、紙一重でしたが実に素晴らしい皆様でした。
心から両チームにおめでとうと、感謝の言葉を贈らせていただきます。
さて、セリーグ王者のスワローズより、関西のもう一つの勇者、バッファーローズにタイガースの夢を被せて応援していた私でしたが、マクガフが最後のバッター・宗をセカンドゴロに打ち取った場合では、思わずスワローズの選手たち、そして高津監督に拍手を贈りました。
第6戦の展開的には、やはり山本由伸の圧巻のピッチングで、優位に試合を進めていまさしたが、高梨を早めに打ち崩す事が出来ませんでしたね。
しかし山本由伸のストレートの威力には感動。
平野や我らが能見のピッチングにも感動。
最後は背番号28の剛腕サウスポーの富山の力投にも見入りました。そのピッチングフォームや体型にも江夏豊の姿が被る。
しかしあの場面までは、今日のヤクルトの優勝は無いと決めて、「しかし、今日オリックスが引き分けたら、例え明日オリックスが勝っても8戦目は奥川、高橋のダブル先発でヤクルトが優位に立つ。オリックスは何としても最終回に点をとりたい。」と勝手に思っていましたが、まさかの捕逸。川端タイムリー。
この日本シリーズの象徴の場面でした。
この僅かな勝敗の差はヤクルトの捕手・中村とオリックスの捕手陣の差だったように思う私。
そしてこの試合にだけ関して言えば、高津監督と中島監督とのリスクマネジメントの差だった。
ヤクルトの2点はいずれも、二死からレフト前の浅い当たりでセカンドランナーのホームインによるもの。
レフト・吉田正尚は右手首骨折を押しての出場。DHが使える神戸で何故、吉田をDHにしなかったのか。あくまでも打撃力にこだわりモヤを指名打者にした結果が、浅いレフトゴロで懸命にバックホームする正尚の無念に繋がったことになる。懸命にバックホームする彼の右手首が痛々しかった。
正尚がそれなりの状態なら、もしくは強肩の外野手を配していたならヤクルトベンチもあそこまでリスクを犯してホーム突入はしなかっただろう。
逆に吉田の前に打球が転がったらサインは「GO」!
完全に高津監督の方が、細かな采配に合わせてリスクマネジメントを徹底していた。
やはり野村克也監督の野球を継承すると言うに相応しい野球だった。
そしてそこに奥義の要として、成長した中村がいた。
この素晴らしい日本シリーズの劇戦の僅かな差はこの二点において、中島監督ではなく高津監督を胴上げさせたのだろう。
来年こそは、矢野監督が宙に舞う姿を見せてくれる。
そう確信して、この素晴らしい両チームに拍手を贈った。
接戦続きの日本シリーズが終わってしまいましたね。
なんとか第7戦があればと思ったんですがね。
今年は高津監督の運勢が良かったと思っときます。
来年は江越が.250~.270を打ってくれたなら、レギュラーになれると思うんですけどね(笑)
疫病退散!
頑張ろう日本!
まず高山は悪球打ちを治さないと成績は残せないと思う。
天才故に何でも打ちに行ってしまう。今まではそれで打ててきたが、プロは甘くない。そこを巧くつかれてフォームを崩されていく。高山が打てない要因はこれしかない。
高山復活にはボール球を如何に見逃せるか。甘い球を如何に打ち損じないか。その2つしかない。
思いきってバットを短く持ち(拳一つ以上短く)芯にボールが当たる確率を上げる練習をしたらどうだろうか?バットコントロールは天才的な物を持ってますから、ボールを引き付けてバットの芯でボールを捕らえる。
はたから見ると怖さもなくなるし、魅力もなくなるように感じるかもしれないが、高山は生粋のヒットマン。
バットの芯でボールを捕らえる確率が上がればヒットになる可能性も上がると思う。
何もしなければ高山はこのまま終わる可能性が高い。毎年キャンプ時期がピークでは話にならない。高山には復活して欲しい。先ずは左の代打として。絶対に必要な戦力なんやから。
青木の涙を見ていて、鳥谷との違いを感じました。打ち気満々の構えや闘志を剥き出しにしてみんなを引っ張る姿と、終始淡々として我が道を行くクールな姿との違いですが、外見以上に内面も違うような気がします。ヤクルトへの愛と阪神への愛の違いです。
将来、どちらも監督候補ですが、鳥谷は青木に比べるとインパクトがやや薄い。それは、チームを絶対に優勝させてやるという熱気、執念のようなものの違いかもしれません。
昔、わが阪神には藤田平という選手がいました。2000本安打を放ちましたが、チャンスではよくポップフライを打ち上げていました。職人芸ですが、淡々と喜怒哀楽なしにプレーしていました。後に監督になりましたが、印象薄いです。たしか新庄も土下座させられてましたっけ。
いつも楽しく拝見しております。
基本的にはコメントせず、ひっそりと楽しんでいましたが、いつにも増してコメントが見苦しいので一言だけ。
悔しさはわかりますがヤクルトの強さは素直に認めましょう。いくらシーズンで勝ち越していても所詮は2位です。負け犬の遠吠えにしか見えません。その上で、来年も頑張って欲しいですね。