福留、糸井に続き、能見が引退発表。
2006年5月千葉マリン雨。3回裏、無死満塁で先発杉山に代わって登板し、フランコ、ベニー、里崎を三者連続空振三振に斬り、5回コールド勝利に導いた。私はたまたまその試合を観に行っていた。
大学・社会人を経た遅いプロ入り。「逆指名」で入団して2年目、その時点ではまだ確たる地位になかったが、ひとつの転機となる試合だった。
そこから長く進歩、成長を続けてエースと呼ばれる存在にまで到達したのは、表には出さない芯の強さと負けじ魂があったからだろう。
他球団、パ・リーグ、コーチ兼任の経験が今後大きな財産に違いない。またタイガースに戻ってきてくれる日があるのを願っている。
福留選手、糸井選手、能見投手、おつかれさまでした。
コメント
能見投手、彼を初めて見たのは映画「ミスタールーキー」での空想のタイガース投手として。
あの時は正直「こんな細い投手がプロおるかよ」と小馬鹿にしていましたが、まさか本当にタイガースへ入団して、これほど大成するとは驚きました。
入団もドラフト時のゴタゴタ(野間口、一場の裏金事件)から3〜4巡目指名の予定が繰り上げでの逆指名(実質ドラ1)であり、個人的には期待薄。
シーズンインしても敗戦処理的な役割が続き「能見が出てきた、負けか?!」のような時期が続きましたが、toraoさんが取り上げているロッテ戦辺りから徐々に右肩上がりに成長し、一時は「讀賣が一番嫌がる先発投手」にまで上り詰めたのは本人の努力の賜物かと思います。
個人的にポーカーフェイスの投手が好きなので、
その美しいワインドアップ、
先発 中継ぎ 抑えのどこを無茶振りされても文句一つ言わず黙々と投げる姿、
金銭面でもあきらかに不遇なのに不満も見せない。
もう「男が惚れるほどの男前」そんな選手だった印象です。
タイガース愛の強い選手だったので必ずコーチとして戻って来ると信じています。
18年間お疲れ様でした。
ミスタールーキーは大阪ガスとNTT西日本の選手が出演でした。
今日、名前が出た3人…どれぐらいタイガースという球団・タイガースのコーチに興味があるのだろうか。マスコミでも誰でもいいから聞いてほしい。興味がないなら、その理由を知りたい。名前だけで招聘すると、お互いに傷付く。タイガースをどうしたいのか、どんなコーチになりたいのか、優勝したいならどんな手があるのか…福留に求めるのは厳しさ。矢野野球の雰囲気を180度変えてほしい。
納見と福留は放牧されたが糸井はタイガースで現役を終えた。先を考えているとしたら糸井は意外と「したたか」なのかも。
近本は社会人経験者。だから自分に厳しい。近本がコーチになったら…と今から想像してしまう。
矢野さんの4年間で浸透してしまったユルい雰囲気。この環境を変えるのはしんどいぞ。…けど優勝すれば「新しい野球」になったんだろうなぁ。
たしかに。矢野野球はユルくて青春ドラマのようでした。みんなで力を合わせれば負けても大丈夫。明日は来る。しかし、かつての星野監督のような「勝ちたいんやっ!」がなかった。来期の監督にはスピリットを注入できる人になってほしいです。
納見→能見 です。なんたる失態…。虎鬼様ありがとうございます。本当に、そうですね。矢野さんの言葉で一番に嫌いなのは「この悔しさを明日の試合にぶつけてほしい」でした。その言葉を後押しするようなことを監督・コーチがしていなかったからです。その繰り返しでした。
矢野政権はキャラ付けは歴代政権と違えど、要は選手任せの伝統的なタイガース野球(馬なり野球)であるという点は変わり無かったですね・・・
星野政権も最終的にはそっち方面(調子が落ちてる伊良部をローテから外せなかったり)ではありましたが、ドラゴンズファンから聴いていた「選手やファンまでもが諦めても仙一だけは諦めない。それが大逆転試合を生み出すから楽しみにしといて」をホンマに見せてくれたことに感動しました(2002年9月22日甲子園でのカープ戦は一生忘れないのではと思います。ネバサレ魂、懐かしい!)
時代的に厳しさの出し方が難しくなっていると思いますが「勝ちたい」という気持ちを出すことは出来ると思うんですよね。今の時代だと試合以外では「どれだけデータ分析するか」「トレーニングはどうあるべきか」「試合中の選択肢を増やすために練習で出来ることは何か」をとことん突き詰め、試合中は「データに基づいて今この場面でやるべきことは何か」を一球単位で考えられるか、ということだと思います
トラオさま
能見投手は高卒後7年間大阪ガス在籍で遅咲きの部類でしたね。
おー、そうでした。なんか年齢だけで思い込んでしまいました。そう言われると、どこの大学のイメージもない笑
能見の綺麗なワインドアップ姿は垂涎モノでしたね。
NPB通算100勝ちょっとですが、Gに対して20勝ちょっとしてたんですね。(正確な数字がうろ覚えなんですんません)
全盛期の能見の右打者のインローへのストレートはキレキレでしたね。
お疲れ様でした。
マートンもお疲れ様と思ってるはず(笑)
この先タイガースの何人かの選手も整理されますが、昨日江越が一軍枠から外れましたが、どうなんやろ?
肩を叩かれ無いように。
疫病退散!
頑張ろう日本!
虎轍様こんにちは。
この時期に二軍落ちした江越や、現状二軍に居る高卒でない5年生以上の選手=髙山、板山などは残念ながら来季の構想外である事が予想されます。
かつて、足と守備だけで15年間も現役で渡り歩いた高波という選手が居ましたが、江越にもなるべく長くプレーして欲しいです。
打撃も当たればパワーはあるんですけどねぇ…
今年は「現役ドラフト」が予定されてますので、そのあたりもどうなるかですね。
現時点では12球団が各チーム2人以上の選手リストを提出して、最低1人以上は獲得し、1人以上は他球団へ移籍することになっているそうです。
あくまで自薦ではなく球団が指名するということなので誰もが希望にかなうわけでもなさそう。
指名選手のルールもあいまいだし対象になりそうな選手も気が気じゃないでしょう。
はたしてタイガースが指名する選手が誰なのか、ファンも気になるところです。
虎ジジィ様ありがとうございます。
左打ちの外野手は今はいっぱい居ますからね。板山は厳しいかなぁ‥守備力を考えると打撃専門の高山もねぇ‥
右打ちの外野手専門が江越、井上になるかな?(大山、陽川、熊谷は含まず)
個人的には亜細亜大卒の選手は練習を頑張るんで大好物ですがね(笑)
江越は守備、走塁に長けてるんで、北村を目指して頑張って貰いますか?(笑)
弘田に隠れたいぶし銀の外野手(笑)
投手も数人首が寒い選手が居ますね。
寂しい季節ですが、ドラフトで入って来てくれる楽しみな季節でもありますね。
遅咲き左腕エース能見さん。男前だけど新人時代に現地で観た時は普通の投手かな位。2009年開幕カードでは自らのヒットで1塁にいながら赤星のヒットで2塁に行けないプレーに落胆しこれはあかん投手と思った。
しかしその後覚醒し、2010年GW読売戦、現地で観た時は別人の如く誰よりも美しいフォームで軽く読売打線を抑えこむ凛々しい姿だった。
あ~あの時の怪我が無ければと今でも悔やまれる。
糸井の「糸井ならやれる~や~」を聞くとワクワクしたものだった。
2019年開幕カード(対ヤクルト)で石川から本塁打を撃ち(相手リクエストありの)、その1点で勝利した試合は忘れられない。本当なら今年の開幕戦もヒーローだったのに…本当にお疲れ様でした。二人共今後のタイガースがもっと強くなるよう関わって欲しい。
能見はプロ入り後数年はぱっとしなかったので正直諦めていたところからの突然の開花で驚きましたね。大卒社会人で5年目に開花することがある、という点は選手の取捨選択の参考にしても良いと思います
指標的には開花した2009年から奪三振が増えて与四球が減る、というそら勝てますわな、という結果になっていますが、何故そうなったのか、という逸話を聴いたり読んだりした記憶が無く。ファンとしては「球児、脚ちゃうか?」的エピソードを欲してしまいますが(笑、淡々と毎年積み重ねた努力の結果なのでしょうか
こういう苦労人には是非指導者になってもらいたいものですが・・・戻ってきてくれるんかなぁ
哲様ありがとうございます。文字が小さくなるので、こちらに返信します。選手への精神的な厳しさよりも俺が望むのは「1球への熱意を教え込める厳しさ」です。頭を使って打てなかったら「もっと頭を使わなければ」となると思うのですがタイガースの野手からは…なんですよね。野手はデータを信用しているのか…まさか、そんなところから始めなければならないなんて思いたくないですが。とにかく投手陣の実力との相乗効果にワクワクするチームが見たいです。
>「1球への熱意を教え込める厳しさ」
仰る通りだと思います
絶好球をファールにしたり、走者を進めたい場面でボール球に手を出したり(特に送りバントでボール球に手を出すのホンマにもったいない・・・)、ああいうの何とかしてほしいですね・・・
かつてのむさんが「狙い球を教えてその球が来てもファールにしよる」と嘆いていましたが・・・
英雄たちの決断
きれいに整備された黒土のマウンド。カクテル光線を浴びて振りかぶる。グラブからつま先までスーッと伸びた姿。右足を大きく上げて投げ込むフォーム。惚れ惚れとするほど美しかった。そのマウンドでの引退セレモニーを見たかった。
阪神球団は、鳥谷も、福留も、そして能見も、あと2年、いや、1年を待たなかった。
鳥谷のあとは、北條でも木浪でもなく、中野が継ごうとしている。能見のあとは、伊藤将司が追おうとしている。福留のあとは、背番号を引き継いだ佐藤輝明が必死にもがいている。
昨季あと一歩まで追い込みながら届かなかったのは、選手たちの力不足だけではなかったんだろう。レジェンドたちが去ったあとの矢野阪神は、重しが取れたように勝負にかける執念よりも青春ドラマ仕立ての俺たちの野球とやらに流れていった。今季こそはと期待した人たちを喜ばすより驚かす快感を選択した。
阪神に来るのが遅すぎたと感じてしまう、糸井の引退セレモニーは21日広島戦後に行われる。糸井の7番は誰が背負うのだろうか。当分は空き番号になるのかな。何年か先、前川右京に背負ってほしいと思っている。足がおそそうやけど。
すっかり若返った阪神球団が、この先引退セレモニーを行うのは7~8年先だろうか。梅野?岩崎?それとも、何年たっても球団の体質は変わらないままだろうか。
能見は私の中ではいつまでもタイガースのエースです。
読売に強かったエース能見。ただそれだけで良かった。
今日、引退会見を見ていると涙が出てきそうでした。
このままオリックスのコーチになるのやろかと、寂しい気持ちです。
どうかタイガースに帰ってきて若い投手に読売バッター三振投球術を伝授して欲しい。