岡田新監督が就任記者会見を行う。大量のカッコ書きで主語や述語が補われる談話を久しぶりに見て、ああ岡田監督が戻ってきたんだなあとしみじみ思う(笑)。
岡田監督の年齢が、阪神監督就任時の野村克也氏の年齢より上だというのが実に混乱する。
人々は年々老け込まなくなっている。江夏豊氏は新人だった1967年、監督だった藤本定義氏のことを「えらいおじいちゃん」と述懐しているが、その年齢は60代前半。岡田氏や読売原監督を見て、高卒すぐの選手がが「えらいおじいちゃん」と感じるのかどうかはわからないが、平均寿命が延びて、健康に体が動かせる年齢も平均的に延びているのはまちがいない。おそらく監督として衰えては困る、瞬時の判断とか記憶力などの能力も「延命」しているだろうと想像できる。
リクエスト制度等ルール変更も多く、監督による抗議もめっきり減るなど、野球も変わっているが、本質的な部分では岡田監督の理論には独特の芯があるので、まったく使い物にならないということはあるまい。その間も熱心に野球を見ていたのは間違いないのだから。
もっとも心配なのは、「若者の気質の変化」への対応だが、ここはむしろ無理に合わせようとしなければいいと思う。幸いにもヘッドコーチに就任する平田氏はそこをもっとも得意とする人だ。星野仙一氏が選手との細やかなコミュニケーションを島野育夫氏に任せていたのと同様に、岡田氏は岡田氏のやるべき仕事に集中し、平田氏が得手不得手を見極めながらコーチ陣を管理していくことが望まれるし、期待していいと思う。
コメント
岡田監督、平田ヘッド体制になれば必然的に二遊間の守備力強化に取り掛かると思いますが、それで失策が減ってくれると失点も減ると思いますね。
二人共に守備は巧かったですからね。
あとは平田ヘッドがバントの巧さも教えて、打撃は岡田監督が教えてでの相乗効果も期待してしまいますね。
投手陣は矢野監督の財産が残ってると思うんで、2年後にはアレを期待します。
疫病退散!
頑張ろう日本!
そらもうアレして欲しいです。言葉遣いや相づち(おーん?)はもちろんの事、首をカクカク傾げながら話す姿を見て懐かしさ全開でした。
見た目は年相応になってますが私も岡田監督の野球理論は今の時代にも通じると信じています。現場を離れた機関が長くなったのは確かですが野球大好きの岡田監督の中では野球が常に中心にあったものだろうと思います。日本のプロ野球を知っているという意味では頂点に居るのかなとも思います。
気になるのはコーチ・選手との接し方ですが通訳がいるかも知れないというのは大げさでなく意図する全てを汲み取れるようになるには結構時間が掛かるかもしれません。そういう意味では平田氏をヘッドに据えたのはグッドチョイス。あのクソ高いコミュニケーション能力で監督への鎹となってくれると期待しています。
最近タイガースファンになったZ世代から見たら、金本監督〜矢野監督からの岡田新監督は「えらいおじいちゃん来たな」と思うんじゃないかな?!
滑舌の悪さは相変わらずですが、誰よりも「阪神タイガース愛」が強い監督という意味では非常に好感が持てます。
会見でも「(以前には)藤川に10連投させたけど、そんなんやったら何言われるか分からないですね。3連投でも言われるからね、今は。そういう意味では野球が変わったと思いますよ。4人、5人(の中)で、1人、2人きょうは休んで、この3人(を登板させる)とかね」と近代野球をしっかり理解していて一安心。
また、大山のファースト・佐藤輝のサード固定も明言しているので、2人も近本や中野のように守備位置の固定でアレコレ考えずに済む分打撃に集中できるんじゃないかな。
思えば1985年もファーストバース・サード掛布・セカンド岡田・センター真弓・ショート平田などシャッフルする事は皆無でしたから。
FA補強はしない、助っ人外国人にも期待できる時代ではないとすると、選手の底上げしかありません。
秋も守備からビシビシ鍛えて欲しい。
真弓はライトでしたね・・・。
nardis様、訂正ありがとうございます、失礼致しました。
基本的に岡田氏と言うのは、監督は勝つ為の采配や用兵を考え、それを
コーチに伝え、コーチが選手にそれを伝達するというのが以前からの姿勢。
監督と選手の距離が近かった矢野式から戸惑う選手も多くいるでしょうが、
指揮官が変わればベンチの運用が変わるのは当然。
慣れてもらうしか仕方がありませんね。
優勝することの喜びも、優勝することの難しさも知っている監督ですから、
安芸のキャンプからどういうチーム作りをやっていくか、非常に楽しみです。
タイガースの課題というと、
・得点能力
これは長打力は当然なんですが、ノーヒットででも1点を奪える強かさを
備えて欲しい。
・体力強化
シーズンが深まるごとに春先出来た事が出来なくなってきます。
バッティングならフォームの再現性が失われるのも、第一に体力がないから。
守備においても、シーズン中盤以降エラー数が激増したのも体力面の問題が
大きい。
故障を恐れていては、自分の体を極限まで鍛えることは出来ません。
まず基礎体力強化、それから各人に必要な部分の筋力強化が待たれます。
・守備強化
先程の体力強化でも触れましたが、シーズンが進むごとにエラー数が増えて
行きました。
段々と守備の動きが緩慢で雑になっていくのが、見ていてもハッキリ分かりました。
レギュラーを掴んだ感じの中野にしても、打球に差されている捕球がいつまでも
直らないし、高い投手力もあの守備陣では宝の持ち腐れになります。
今のコーチ陣がどういうコーチングをしていたか知る由もありませんが、
感覚的なコーチングしかできてなかったように見受けられます。
「何故そうなのか」をロジカルにコーチングできるスタッフを求めたいです。
が挙げられます。
とても4年連続Aクラスに入ったチームの課題とは思えませんが、一朝一夕で
簡単に改善は出来ないけれど、それぞれをレベルアップできれば、それこそ
「アレ」が本物になってくれるでしょうね。
そらそうよ、ハッキリ言って、お~ん。
>これは長打力は当然なんですが、ノーヒットででも1点を奪える強かさを
>備えて欲しい
長打力は簡単には付かないと思いますので、まずは出塁力(四球奪取力)ですね
あとは無死または一死三塁の場面をどれだけ多く作れるか
ノーヒットで1点取る野球(四球→盗塁→送りバント→内野ゴロ or 外野フライ、とか)、やって欲しいですね・・・
金本、矢野両氏による優れた発掘、育成体制に岡田監督の野球理論との融合は楽しみだけど少し時間はかかりそう。サトテルのタイミングの取り方もだけど配球の読みはもっと重要と思う。ムーチョ中村がサトテルの上の配球ならばその上を読まないと。
岡田監督と今岡コーチならその辺りは上手く伝授してくれるのでは。
星野さんと第一次岡田監督は2年目でアレでしたが第二次吉田さんは1年目でアレと日本1を達成した。
確かに1985年は成熟した大人のチームだった。でも今のチームも優れた助っ人がいれば負けて無いと思う。
「だから~」「そらもう~」等の岡田節復活に自分もタイムスリップし、若返ったつもりで楽しみたいかなぁと。
岡田は王道の野球をすると思う。
阪神の最大の武器は投手力。
勝つための確率を上げるのは
先制点をあげること。
先行逃げ切り。
これに尽きるから先制点をとる
ことに主眼をおいた野球をして
いくだろうね。
一番は出塁率の高い近本。
二番に誰を置くかだが セカンド
に山本か熊谷だろう現状では。
野球に新しいとか古いとか
あまり関係ない。先制して守り
勝つ、それが阪神にとっての
王道の野球。
今までよりは奥深い野球を見せる
だろうし勝てるチームになると
思うよ。
観てるフアンが面白いと思うか
それは別として。
会見のコメントから今の野球を勉強しようという謙虚な姿勢が見えて安心しました。
2008年、大逆転優勝を許してしまったことで、貯金23も作った監督が辞めることになってしまい、以後、阪神タイガースの監督選択は迷走状態に入ってしまったと思います。
成績的には全然続投して良い内容でしたし、もし続投していればおそらく真弓政権は無く、和田政権誕生ももう少し後ろ倒しになっていたのでは・・・と思います。
当時の自分の日記を読み返して、いろんな気持ちを思い出しました。
物心ついて初めて、毎年のように優勝争いをする日々を提供してくれた岡田政権への想い入れは相当ありました。
もうアレから14年も経ってしまったのですね・・・。
>岡田監督の年齢が、阪神監督就任時の野村克也氏の年齢より上だというのが実に混乱する
うわーそうなんかーって感じですね。岡田、全然若い!!
金本さん、矢野さんの功績に感謝している。けどリーグ制覇に届かず「7年もかかってしまった」ということから目を逸らしてはダメだ。7年かかることだったのか、優秀なコーチが隣に居たら何年で結果を出せたことだったのか。岡田監督を動かさないようにする為に、平田さんの責任は重くなる。
その平田さん、以前numberのインタビューで「1985年は守備のチームだった」と言っていた。守備の重要性を解っている人が中にいるのは心強い。
弱点は浮き彫りになった。問題は克服する為に「何年かける監督・コーチなのか」だ。就任はゴールではない。常に勉強するコーチ、選手に嫌われてもブレないコーチ、選手が出した結果を心から喜べるコーチ、常に選手を見ているコーチ、監督に意見できるコーチ、選手の不振・ケガを察知できるコーチ…まだ始まってもいないが誰が岡田監督から、監督という「その座」を譲渡されるのだろう。岡田監督には次の監督育成にも期待している。
矢野監督時代に不満だったのは、キャンプ等での練習量の少なさ。
守備に不安のあるチームが練習すれば何とかなりそうなのは守備力だと思うのに練習量これで大丈夫なんかなーと思っていたので岡田監督と平田ヘッドコーチには選手達には可哀想だが練習量の増加を期待します。
頑張れ新生タイガース。
原口の扱いが気になります。
外国人と大山、高山次第ではあるでしょうが、あの勝負強さはスタメンで見たいですねぇ。
ただ原口のために大山を動かすことはしないでしょうから、やはり代打なのかな。
んー勿体無い。
岡田監督には個人的には反対派やったので期待はしてない。
恐らくは中途半端で終わる可能性が高いと見てます。
皆様とは見解も違います。
応援はしますが、期待はしてない。そんな心境ですね。
アレを再び
ヤクルト監督を退任したばかりの野村克也がタイガースの監督に就任!の報にはビックリした。その野村が思わぬ大人の事情で追われて辞任し、次は誰?とざわついていたら、何とあの星野仙一。驚きと嬉しさが一杯だった。18年ぶりの優勝を花道に辞任してしまったのは、残念至極だった。
それからの監督交代はさほど驚くことなく淡々とバトンが渡されていった。ところが、コレには久しぶりに喜んだ。鉄人金本知憲が就任。ワクワク感は半端なかった。安芸の秋季キャンプも追っかけて行きたいくらいだった。でも3年後、退任会見もなく去ることになろうとは。
阪神の監督を退任したあと、復帰した人たちは結構いるらしい。吉田、村山、金田、、結果を残したのは、第2次吉田政権だけか。さて、返り咲いた岡田監督はどうだろう?ワクワクはしないけど、驚き感はまったくないけれど、年齢を重ねた重みには大いに期待している。
生存するOBとして1番監督として実績がある人(吉田監督を除く)ですので、もう一度やってもらいたかったのと、年齢を考えるともう少し若い世代の監督を選んで頂きたかったのも若干ありましが、やはり監督業も選手と同様に経験です。2008年もですが、オリックスでももうあと一歩のとこで優勝を逃した経験もある。
ただ自分が矢野監督を1番評価していたのは、盗塁の多さでした。代走の使い方や走塁への意識は変えないでほしいです。岡田野球の打線に強い中軸を作る野球と上手く調和すれば、楽しみな打線が出来るのではないでしょうか。