食えない狸でいてくれ

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人間だから完璧はないが、岡田監督は大きなミスをしない。理屈の通らないことは避ける。でも、だから強いとまで言い切れない。将棋ほど理詰めではなく、チンチロリンほど運ゲーでもない。その絶妙なバランスに野球の面白さがあるからだ。一見、なんでや?と思えることにも理屈があり、大局を見た伏線になっている可能性がある。
そう思わせるところもまた大事で、海千山千で「何をやってくるかわからない、食えない狸」というイメージを利用したい。思いつきで放言しているようで、しっかり計算が混じっている。選手に鉄の球のような言葉をぶつけたかと思わせて、裏では直接、間接に「その心」を説明している。それくらいのことはやる。15年も裏からいろんな監督の手筋を見てきたわけで、エッセンスのパクりくらいはやる。

こうするとかしないとか、こう思っているとか思っていないとか、マスコミに出す言葉の多くは、少しでも自軍を優位にするための道具だろう。
開幕シリーズの相手、ベイスターズに対して「解説者だったら優勝予想」と発言したり、「巨人は怖くない」と発言したり。
「食えない狸」になったなあと思った。

岡田監督はずっとマスコミ向けに原監督のことを「ハラ」と呼び捨てにしつづけるつもりだろう。まあ学生時代からの嫉妬心もあるだろうが、今は別の意図がある。
元祖阪神のおじいちゃん監督藤本定義氏が川上哲治監督を「テツ」とどやしつけた。星野監督は原監督をタツノリと弟子扱いにした。本人同士はともかく、その下の選手たちがどんな気持ちになるか。そういった「故事」にならってのことだ。
ま、それはともかく東京ドーム。今はまだ、こんな感じでボチボチ行ったらいい。

コメント

  1. サヨナラ3ラン より:

    ここまで3カード岡田阪神を
    見ての感想は開幕前に報道
    されていたメンバー固定に
    よる野球と言うよりベンチ
    メンバー全体で野球をして
    いる印象。
    開幕戦のスタメンに さほど
    拘る様子もなく調子の良い
    選手は当然そのまま。
    調子を落とし気味の選手に
    は他の選手に代えて試す。
    これを堪え性がないとか
    言うファンもいるけど私は
    少し違うと思っている。
    岡田の談話を聞いていると
    足や守備のスペシャリスト
    以外の選手は早めに先発
    起用して早くヒットを打ち
    落ち着かせようという采配
    (考え)のようだ。
    コレって長い目で先を見て
    のことであり焦ってもなく
    むしろ余裕の采配なのかと
    思っている。
    佐藤にも同じで開幕前に
    調子の良かった渡邉も早めに
    スタメン出場させて一本
    打たしてやりたい。
    佐藤も紅白戦からフル出場で
    相当つかれてる感じだし
    渡邉のモチベーションのこと
    も考えての発言ではないかと
    想像し好意的に見ている。
    但しサードの練習を殆どさせ
    てない渡邉にサードというの
    は守りの野球を掲げる割に
    説得力に欠けると思うけど(笑)
    今日からの巨人と横浜は
    面白そう。これからも岡田
    の奥深い野球を楽しみたい。

  2. 虎ジジィ より:

    岡田監督は口下手で滑舌は悪いけど、上手くマスコミを利用して選手にハッパをかけていると思いたいです。

    昨年の秋にも「佐藤輝のレギュラーは白紙」と発言しましたが、佐藤輝本人にはその言葉が起爆剤となり、
    春のキャンプ〜オープン戦では その存在感をアピールしました。
    ヤクルト戦での佐藤輝への強い言葉は「期待の裏返し」であり、また調子が上がるようにとの愛情かも知れません。

    とにかく、今日から狭い東京ドームなので佐藤輝や大山の「甲子園ではちょっとだけスタンドへ届かなかった外野フライ」が、ことごとくスタンドインしてくれる事を祈ります。

    なんて事を書いて、スタメンが「5番サード糸原」だったらズッコケます(汗)。

  3. より:

    私は第一次政権の時にスタメンをあまり代えない采配にイライラしていたので
    むしろ今回の采配には驚きというか「変わったんやなぁ」と前向きに捉えています

    が、一方で輝明も森下も小幡ももっと使って欲しいとも思っています
    まー休ませながら使うのは全然アリではありますし小幡は木浪が結果を出したことで当面控えなんでしょうけれども
    森下は故障でもしたんですかね???日曜日の最後の打席もエグイ打球打ってましたが

  4. 西田辺 より:

    見ていないようで、気にしていないようで、選手たちは監督の言動を
    注意深く見ている。
    当然『どん狸』さんも、その辺の事は百も承知でマスコミを利用して
    選手に圧力をかけたり褒めそやしたりする。
    前回の監督時、「マスコミへの発言は7割ウソや」と言い放ち、言質を
    取らせない工夫に余念がない。
    相手は何をやって来るか分からない、思わせればしめたもの。
    何もせずとも勝手に自滅してくれるチームも出てくる。
    あとは自軍の選手をどう躍らせるか。
    いくらかでも相手より精神的に優位に立てるよう、リスペクトも織り交ぜ
    ながらコチョコチョとくすぐって行く。
    まるで魔術師や催眠術師のような技も駆使する。
    それに加えてどん狸さんは、あのウソか誠か判別しづらい口調ですから
    誰も真意を掴みかねる。
    今日からの読売3連戦。
    どん狸さんは、相手も味方も、どう化かしてしまうのでしょうね。

  5. 黄金バッテリー より:

    キャンプインからここまでの岡田さんの行動や発言を追ってきて、お怒りや不満、褒め言葉のほとんどが計算ずくのような気がします。

    レギュラー選手を固定して使うこと、それでいながら結果を出さない選手を批判して、控え選手のモチベーションを維持する。

    いくらポテンシャルがあるからといって、最終的な目標である優勝を諦めてまで、その選手を使い続けることが大事かと言えば、そうではない気がしますし、それがの選手にとって最良の方法とも思えません。

    一軍メンバーを含めた全体のやる気を維持しながら、全体のレベルを高めることで、初めて、アレが実現できるのだと思います。

    今年のシーズンチームが優勝して、かつ、その頃、森下、大山、サトテルの強力クリーンアップが完成して、外野に井坪、近本、森下、前川が一軍で活躍していたら、そらそうよ、と、なるでしょうね。
    楽しみ。、

  6. とらかっぱ より:

    古狸対決って言ったらちょっと失礼かな(笑)読売に対しては個人的にすごく負けたくない意識が強いのですが岡田監督も並々ならぬ想いをもつ方だと思っています。特に奇妙珍妙な采配を繰り返し、虚栄心しか感じない会見ではハラだたしさを通り越し笑いが起きてしまう敵将には負けて欲しくない。初カードから出来れば3つ、最低2つ勝てるよう戦いたいですね。

    佐藤輝の処遇が取り沙汰されていますが岡田監督は簡単に外さないと思っています。4番でなく5番に据える考えは自身が85年そうだったように3・4番が残した走者を一掃し相手に大ダメージを与えるポイントゲッターの役割を期待してのものと勝手に思っています。3・4番より重要視している感じがします。狭い東ドで変わるかもしれんって言ってますし何か予兆を感じているのかも知れません。佐藤輝が大爆発してスイープ。そんな幸せな金曜の朝がくればいいのになぁ。

  7. 岩修 より:

    狸親父。懐かしい響きにうるっとしてしまった。昨日は少し監督批判しましたが今朝のtorao様コラムに皆様のコメント、(昨日の虎の輝き様のコメも含め)を読ませて頂いて、野球はつくづく奥深いと思った。
    昔、監督が選手会長だった頃、バースが孤立しない様に奥様も交えて心のケアに尽力されたり、第一期監督時代、調子悪い藤川球児氏に「悪くても投げるしかないんやから」と話されたことを思い出した。
    「撃つしかないんやから」と佐藤輝にも言われてるかも?
    今夜から巨人戦。緊張の日々はずっと続くのだった。

  8. 虎轍 より:

    ノムさんとはまた一味違う狸ですね(笑)
    年齢的にノム狸に近くなってきてると思いますが、星野さんのように上手くマスコミを利用してくれたらええですね。
    まぁ作戦を失敗した時は苦渋な顔をしてはりますが、普段のベンチでは笑って明るく振る舞ってるように見えるんですけどね。
    グラウンドに出てプレーしてるのは選手なんで、その選手のモチベーションを維持するのはベンチワークですから、要らぬ不安を取っ払い、試合に集中出来るようにして欲しいですね。
    今日からのG戦に向けて調子を悪く見せてるだけと思っておきたいです。
    試合が始まったらパカンパカンと打って打ってのタイガース打線を期待しておきます。
    戸郷には小幡をぶつけて奮起を促すのもええ手段やと思うんですがね。
    ガンバレ!タイガース!
    頑張ろう日本!

  9. いわほー より:

    「どん狸」と書いて「どんでん」と読む。
    たしか大阪の小学校ではそう教えていたはず。;-P

    (東京ドームに行ったら)「そりゃ、変わるやろ」なんて話、マスコミに書かせるくらいですから5番サトテル外すつもりはないでしょう。
    東京ドーム、ハマスタはサトテル復活にもってこいの球場なだけに、サトテルの後ろに6番森下で固定するのが賢明。
    西田辺さんも語っておられましたが、後ろに不気味なルーキーがいるといないで相手投手のサトテルに対するプレッシャーが変わってくるはず。
    「サトテルの大どん狸がえし」が楽しみだ。

  10. 星の輝き より:

    私が岡田監督を信奉して止まないのは監督が日本一阪神を愛し、日本一野球が好きだと思っているからです。
    人に好き嫌いがあるのは当然です。
    どちらかと言えば岡田監督は勘違いされやすいタイプだと思っています。
    野球中継解説時の歯に衣着せぬベンチへの批判も監督個人へのそれではなく、野球愛が深い故の自然発生的な意見がそのまま口に出ただけと思っていました。
    確かに今言わなくてもとか、あまりにも監督をないがしろにしているのではないかとか感じられる時もありました。
    そういうところが多くの反感を買うことになったんでしょう。
    でも、私はこう感じていました。普段は常識人であるはずなのに、解説中はあまりにもゲームに入り過ぎてしまうから、配慮や忖度が入り込む余地が全くないんだろうなと。

    監督就任後、初めてユニフォーム姿になった時、随分歳を取られたなと皆さんも感じられたと思います。
    お顔の皺の深さに年月の経過が表れていました。
    おじいちゃんになったなぁ・・・それが第一印象でした。
    でもキャンプからオープン戦を経て、段々勝負師の顔へと変化していくのが感じられてワクワクが止まりませんでした。

    最近は試合中、カメラで抜かれるベンチの岡田監督の白い歯がとても印象的です。(大概は顔を傾げて少し難しい表情をされていますけど・・・)
    喜んでいるのか、苦笑いなのか、嬉しいのか、照れ笑いなのか、そのいずれかは分かりませんが、(前政権時はそんなに歯を見せることはなかったように思うのですが)歯を出す行為というのは少なくとも笑っているんでしょう。
    歯を見せる行為は、心理学的に自分に敵意がないことを示して安心してもらいたいという気持ちの表れと言われています。
    あの白い歯を見るたびにいい爺さんになったなぁ・・・と勝手に思ってます。

    最後にデイリースポーツに掲載された岡田監督の奥様の記事を引用して終わりにします。
    既にお読みになった方もいらっしゃると思いますが、岡田監督の思いを奥様が代弁されている内容です。とても素敵なご夫婦なんですよ。
    引用に問題があれば削除して下さい。
    勝つにしろ、負けるしろ、今日もワクワクが止まりません。

    https://news.yahoo.co.jp/articles/04f699294392344867b2c2db69518e3c3269f8cc

  11. タクロー より:

    伝統の一戦、とはいうけれど。

     先週の初対決で1勝1敗1分け、得点まで1.1.1に終わってしまった燕が今年もライバルに違いない。だけど、虎と燕戦は何年たっても伝統の一戦と呼ばれることはないだろう。やっぱり永遠の宿敵は読売になんだろう。東西対決、歴史が1番目と2番目に長い球団。まさに伝統。

     先週、甲子園で燕戦を観戦していたら、ラッキーセブンの風船飛ばせぬファンファーレのあと、進軍ラッパ。その後の声援が相も変わらず「クタバレ読売、ソーレイケイケ」。個人的にはこの応援こそコロナとともに無くしてもらいたかった。コロナ前は、桧山氏が相手チームを誹謗中傷する応援はやめましょう!と呼びかける姿がバックスクリーンに映し出されていたけど、それもなし。全くゲンナリする。進軍ラッパ。何のためらいもなくいつまでもやり続けるのだろうか。コンプレックスの塊みたいに。

     伝統の一戦、読売との通算対戦成績はというと、858勝1,109敗75分251の負け越しらしい。そらそうや。だけど、ここ2年は勝ち越しているぞ。弱り目の読売に噛まれないように気を付けよう。
     もはやライバルは、君じゃない!と見せつけよう!ただし、進軍ラッパはいりません!

     あれ?スポーツ新聞情報によると、どうやら、森下は今日もベンチスタートらしい。チャンスをもらうラッキーボーイが、幸運をつかみますように。誰やろ?

  12. 大虎真弓 より:

    中軸の打撃を見ているとボールの下ばかり打っているのが心配ですね!
    特に大山やテルは重症でまるでダルマ落としを観ているようで残念でなりません。もっと謙虚にズレを自覚しボールの頭を狙うなりくふうして貰いたいものですね!

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