1試合でそんなに打ったって1勝は1勝。これは「スミイチ打線」の実態をごまかす統計不正ではないのか?と糾弾したくなる19安打15得点ではあった。事実、チーム打率は「人並み」の.239までジャンプアップ、総得点数に至ってはリーグトップになってしまった。そんなアホな(笑)。
相手チーム、投手との兼ね合いとはいえ、チームを覆う重苦しい閉塞感を取り払う契機になってくれればウル虎祭りも悪いものではない。前夜の輝明に続き、大山にも甲子園初ホームランが出たのは転機になるだろう。
そして二塁打二塁打三塁打の井上にとっては、それこそ大きな切っ掛けにしたい。もうそれなりの実力はついてきているのだ。まだ気後れしている部分があったが、試合に出て、場慣れすることで本来の自分でいられるようになる。でっかいホームランが見られるのも時間の問題だろう。
開幕ローテの軸となることを期待された投手がひとりまたひとりとKOされる裏で、さほど期待値の高くなかった大竹、村上と組んでエース級の結果を引き出していた坂本が、帰ってきた左腕エース伊藤将司も好リード。これで半分となる3人目をゲットしただけでなく、勝てる捕手の地位を完全に獲得した。もっとも3人が3人ともコントロール抜群タイプという優位性はあるのだが、その制球力を見事なまでに安定させ、良さを引き出している事実は揺るがない。期待が低い分、打撃でのガッカリ感が少ないのも有利だが、現実にしっかり打ててもいる。おそらく、ブロッキングや盗塁阻止といったディフェンス面では梅野のほうが強いのだろうが、これだけ担当投手たちに走者を出さない投球をさせていれば、そんな「アラ」が出る場面もない。
これで制球力抜群タイプは全部坂本に持って行かれることになるだろうから、梅野はまた違う戦略を立てないと主戦捕手の地位を持って行かれたままになる。それはそれでチーム力を落とすので、なんとか食らいついていってほしい。
とにもかくにも、こんな試合にしてくれたのは、今季初登板初完封、しかも煩悩の数にも満たぬ106球、無四球、被安打2という完璧な内容を見せた伊藤将司。右打者にはクロスファイアと逃げるチェンジアップのコンビ、左打者には低め速球への伸びとアウトロー変化球の出し入れ。この王道の基軸を持ちつつ、この日はさらにスローカーブや高め速球という高低と前後の揺さぶりも多用した。前日を見てもわかるように、読売打線は決して振れていないわけではなかったので、変幻自在の投球が生きた。8つの奪三振のうち5つが見逃し。もちろん坂本の配球も良かったが、思いどおりに打者を翻弄する投球術、その技術力の高さはリーグ屈指だ。
昨年の青柳と同じように、遅れてきた分を取り返す登板を繰り返し、いくつかのタイトルを奪ってほしい。期待は高まる。
コメント
年に1度あるか?ないか?の
「お祭りゲーム」
完膚なきまでに讀賣をフルボッコにしました。
伊藤将の投球(2安打完封)・坂本のリード(無四死球)・繋がった打線(下位打線が機能)・ほぼミスの無い守備(8回セカンドベースカバー譲り合いは反省)・翌日に繋げるダメ押し などなど
ベンチも楽チン、リリーフも休養の文句の付けようの無いゲームでした。
「ここ2年間、規定投球回に達してないので」と 事あるごとに発言している伊藤将は、それを発言する事で実現しようとする強いメンタルを感じます。
当然、同期でドラ5の村上のブレークも大きな刺激になっている事でしょう。
こういう化学反応は大歓迎、
toraoさんも仰るように、昨季の青柳のように遅れた分は取り戻すでしょう。
相手先発の山崎伊も好投手ですが、メンタルが弱いのか死球で動揺したところを、しっかり2点取って先制した事が とてつもなく大きかった。
そして、待ちに待った井上広大の覚醒で打線にも希望が出て来ました。
井上は昨日まではヒットが出ても右方向に併せるような打球が多かったですが、昨夜はしっかり引っ張ってのツーベースが2本に、最後は逆方向にスリーベースで「キッカケ(何かを掴んだ)」になるゲームになったと信じたい。
彼も同期の西純(昨日二軍で好投)・及川に先行された悔しさや、二軍で復調の森下に刺激を受けた化学反応が起こったか?!続けて欲しい。
さて、今日は「阪神タイガースあるある」の打ち疲れ沈黙?、移動日無し、相手先発 高橋奎二と、
昨季CSに通うもコテンパンにやられた私の神宮球場での相性の悪さもあり、嫌な予感がしますが、
素晴らしい青空の下 大竹-坂本の名コンビに期待して、久しぶりに外野席に向かいます。
15-0(フィフティーン – ラヴ)
テニスかよ!と思わず言いたくなるような大量得点。
まぁ打つわ繋がるわで、つい先日までの1点2点を取るのが精いっぱいの
チームとは思えない攻撃。
それもこれも、帰ってきた伊藤将のテンポのいいピッチングに尽きます。
肩の不調で出遅れただけに、9回完投まではどうかなと思ってたんですが
全く球威も落ちず、9回でも序盤と変わりないボールを坂本のミットに投げ
込んでました。
伊藤将のボールが良かったのもあったのですが、坂本が序盤からかなり
右打者のインコースを意識させる配球を施してました。
振れていた読売のクリーンアップ右打者3人も全然踏み込めずに翻弄されて
ましたね。
こういう所は坂本は実に上手い。
前監督の矢野氏が梅野と坂本二人の特徴を「梅野は目に見える部分(肩や
ブロッキングの事か)が優れているし、坂本は目に見えない部分(配球や
打者の観察眼か)が長けている」と評していました。
ただ坂本の場合、体力面でやや劣る所があるので、連続しての出場は若干
苦しい。
今日が大竹、明日が村上と、坂本の受け持ち投手の登板日ですので、この
機会に梅野も頭の中を整理する時間が持てるんじゃないでしょうか。
近大野球で、一人の捕手が一年マスクを被り続けるのは至難の業。
投手や相手打線に合わせたバランスのいい起用を望みたい。
考えてみたら梅野も30台。
色々と落ちてくる時期に差し掛かって来てます。
次世代捕手も含めた起用があってもいいかも知れませんね。
現在セ・リーグは、DeNAが走りそうな雰囲気を出しています。
引き離されないように、ピッタリ番手につけてプレッシャーをかけたい。
週末の神宮3連戦はそういう意味でも大事な勝負所。
虎ジジィさんの気合応援に期待します。
西田辺ちゃん、ハードルを上げないで!
10年前、榎田がバレンティンに新記録を2発食らった試合から神宮球場で勝った記憶がない(実際は数回は勝ってるんだけど)。
まあ、今日も画面上でハイタッチしましょう。
あと、珍しく誤字ってるよ、近大→近代。美酒を呑み過ぎた?(笑)
余りに名シーンが多すぎて、どれも次のシーンで上書きされてしまう感じのゲームだった。大量点に加えてマーシー伊藤将の完璧完封。昨日、虎轍様が望まれた様に最後迄低目のコントロールは抜群だった。
いつ終わるか分からない2回と9回の攻撃だったけど終了は9時頃。伊藤将の快投で守備は短く、攻撃は雑にならず効率的に得点したということだろう。
広大の3本の長打に、木浪と中野も猛打賞。近本と大山は今季甲子園初本塁打。坂本はナイスリードに先制打。
2死球ながらタイムリー佐藤輝にノイジーも復活2安打。
つまりは全員活躍のお祭りゲーム。
得失点は+10となり、だからどうと言う訳では無いけどやはり気分は良いですね。現地で参戦されたファミリーの方々の実況コメントが楽しみだなぁ。
申し訳ありません、9回→8回の間違いでした。後、8回今村交代の時、自らマウンドに行き、血走った目で内野手に「..だろ~」と言った原監督。悔しいのは選手も当たり前なのに…。
梅野は昨年は脇腹の故障、今年はキャンプ終盤右肘の故障で離脱しましたよね?
明らかに落ちている印象です。先日も送球がセカンドまで届いてない。ちょっと心配です。
試合は久しぶりに左団扇でテレビ観戦出来ました。そこまで打たんでも(笑)とは思いましたが、気分は最高。
近本の選球眼が素晴らしく、チャンスメークも出来るし、打点も多く主軸のようなポイントゲッターになれるのも素晴らしい。
例年スロースターターで、開幕1ヶ月は成績が上がらない印象でした(去年の3、4月の打率は2割3分位)が、今年は打率が去年よりも1割高い。もちろん出塁率は言わずもがな。
中軸がしっかり打ったら自然と打線として繋がるのがわかりました。
後は井上を使い続けて欲しい。どうしても井上にはホームランを期待してしまうけど、昨日のようにとにかく打点。今年はこれに重きを置いて欲しい。
チャンスで如何に打てるか。井上が今日も高橋奎二を攻略出来ると思います。
出来ました❗️
ウハウハの爆勝でした。梅野ご贔屓の自分としては複雑な心境ではありますが、これだけ精彩を欠けば坂本先発は当然であり、彼もナイスリードと先制打。しばらくは坂本で行くことになりそうですネ。シーズンを通して梅野の存在が大きい…と言われる時が必ず来ると信じています。打撃に関しては昨夜に限れば言うこと無し!2匹目のドジョウは神宮にも生息しています!
いました〜❣️
まーし君 ブラボー‼️!
ほんとにウハウハの爆勝でしたね❗
終始 頬が揺るみっぱなしでした。
若虎 井上君も頼もしい、高山君そろそろ出てくるかな〜と思ってましたが、これではなかなか機会もないのかなぁ…
あと梅ちゃんファンの私としては、どこか故障か? と心配してますが 焦らず少し休養してコンディション整えて欲しいですね。
アレには、梅ちゃんの存在が必須ですからね。
梅ちゃん 待ってるよ‼️!
あまりの大勝劇に嬉しさ百万倍のゲームでしたが、打つ方は追い風参考と思っときます。
遅れてきた男、伊藤将の面目躍如の活躍にはもはや言うことはありませんでした。
主戦投手の調子が微妙な中、二人目の孝行息子の登場に岡田監督の前歯も白く目立ってました。
気になったのはホームに生還した打者をベンチで迎えた時、一瞬カメラに抜かれた梅野の姿でした。
「蚊帳の外」
周りが大いに喜ぶ中、少し寂しそうで表情が曇っていたように見えました。
焦りを抱くのは当然ですが、今後も梅野の力が絶対に必要です。
自分を見つめ直してなんとか調子を上げていってもらいたいものです。
大勝の翌日は淡白な試合が多い傾向ですが、相手は5連敗と少し調子を落としているヤクルトです。
苦手高橋圭を何とか攻略して、今のうちにチャンピオンチームを下位に追いやってしまいましょう!
今日も気合入れて!シマッテコー!タイガース!
坂本は春のキャンプの紅白戦から
課題の打撃も調子良かったから梅野と
併用でも良いのではと思っていたけど
開幕後もリードだけでなく打撃の方も
好調を維持できている。
制球の良い投手とフレーミング技術に
長けた坂本は好相性なのかも。
今日と明日は大竹、村上なので梅野は
自分を見つめ直す時間をもらったと
考えれば良いと思う。責任感が焦りを
生み精神的にも疲れていたと思うし。
岡田のレギュラー固定発言で最も発奮
してるのが木浪と坂本。
前監督とは違う競争の姿なのかな。
岡田の下ではチャンスは多くない。
必死さと、油断をしない強い気持ちを
生み出してる気がする。
森下が近日中に上がってくるだろう。
井上もチャンスを逃さないように
必死に食らいついてほしい。
最後に伊藤は最高だった。
見逃し三振は見ていて気持ち良かった。
梅野⇒坂本、小幡⇒木浪、森下⇒井上と、開幕時の岡田監督にとって「じゃない方選手」が活躍する波乱。
坂本にしろ木浪にしろ、勝負前から二番手ポジションにおかれたことを発奮材料にした結果か。
もうひとりの「じゃない方選手」糸原もがんばれ!
そして「じゃない方じゃない方選手」がベンチでメラメラ捲土重来の機をうかがえばよし。
矢野監督の「和を以て貴し野球」に対する岡田監督の「敵は身内にあり野球」の結果や如何に。
乞うご期待!
昨日は現地観戦で勝てて良かったです。
タイガースに感謝!
勝利に感謝!
伊藤将司に感謝!
改めまして、伊藤将司!おかえりなさいませ‼
勝ったから言う訳ではないですが、球審嶋田のジャッジも素晴らしかったです。(決して勝ったからではないですよ。2回言うてみた。)
19安打15得点。ラグビーでは3トライの得点ですね(笑)
先発野手全員安打も素晴らしい‼
久し振りにスカっとした試合で楽しく観戦出来ました。
ハイタッチのし過ぎで肩も手も痛いです(笑)
今日は昨日と同じスタメンになるかな?
関東エリアの神宮は虎ジジィ様の応援に任せて、今日も勝つと信じます!(笑)
ガンバレ!タイガース!
頑張ろう日本!
>総得点数に至ってはリーグトップになってしまった。そんなアホな(笑)
これは確かに詐称と言われても仕方ないですね(笑
誠志郎があんなバッティングをできるようになるとは夢にも思っていませんでした
でも出てきたころはバッティングも期待できる内容だったんですよねー
あの感じを思い出してくれたのかな・・・
これくらい打てるなら2:1で誠志郎:梅ちゃんで良い気がします(西田辺さんが仰る通り、現代野球は1人で捕手をやり続けるのは難しいので)
井上広大の猛打賞はホンマに良かったです
島田には悪いですがさすがに6番島田は荷が重すぎたので、これでしばらくあのオーダーが無くなるやろと思うと・・・
イトマサはいつもシーズン終盤バテるので、この出遅れが良い方向に出てくれたらなーと思っています
お祭り騒ぎに酔いしれて
貧打でも点を取るんや、と並び替えたスタメンも不発に終わり、一夜限り。ならばと、並びはさっさと戻し、持ち駒をえて臨んだ負けられぬ一戦。まっさらのマウンドに立つのは遅れてきた左のエース、将司。前夜、いきなりやられた相手をこともなげに、8球で退ける。こちらは中野が安打、指定席に戻ったノイジーに期待が集まる。だけど、盛り上がる前に併殺網にかかり、深いため息。今夜も点がとれないのか。2回ウラ1死から輝明が死球を受ける、さほど痛がらずに一塁へ。消去法?で6番に戻してもらった井上。思い切りよく引っ張ってチャンス拡大。ここで、開幕前に君は2番手だよ、と間接対話で決められた坂本。ところがどっこい、たまったマグマを爆発させるように、懸案のイッポンガーを放ってくれた。梅野がほぼ手にしていたレギュラーを見事奪った感じだ。坂本がスタメンマスクをかぶると負けなしとか、20数イニングで失点1、とか、スポーツ紙ははやし立てる。レギュラー争い、当事者は必死だろうが、すべてはチームの勝利のために、勝ちにこだわり、機をみて敏に、旬な選手を使ってほしいものだ。 続く木浪もきっちりと犠飛。いい働きをしている。好調持続がいい。小幡をすっかり代走屋してしまった。
2点じゃまだまだ油断はできぬとばかり、3回の攻撃は鮮やかだった。近本の本塁打に始まり1死をとられたのが7番坂本。そこまでで4点追加。さらに木浪がタイムリー。
木浪がいい。いいから8番ではもったいないんじゃないの、と思ったけど、途切れた流れを巻き戻す役割として8番のままでいいのかな。しっかりした6番がいてこそだが。
昨日のゲームで唯一ヒヤッとしたのは、3回の攻撃中、死球を受けた大山が相当痛がっていたとき。次の打席もあっさりと見逃三振だったし。ところが6回、スタメン野手でただ一人無安打だった彼が放った打球はレフスタ8段めの座席からすぐ目の前まで飛んできた。よし死球にも負けない、鉄人への第一歩目を踏み出したぞ。
将司はひょっとしたらパーフェクトいくんちゃう?ノーノ―かもね。なんてちょいとその気にさせてくれるナイスピッチング。
試合の趨勢は決まってしまっているのに、これでもか!とあの子もこの子も打つもんだから
笑いがとまらなかった。こんなゲームを見たかった。スミ1地獄ばかりだったから。さあ、お祭り騒ぎは一夜限りにしちゃならぬ。この勢いを神宮にも持っていこう。祭りは、三日三晩、いや四日四晩続けなくちゃいけないよ。
流石の参戦実況コメント感服いたしました。確かに、8回裏、原監督怒りの表情でベンチに下がって直ぐ中野が初級ライトオーバー3点3ベースの時は笑うしか無かったですね。でも、引き締めて今夜からの神宮が開幕と思って戦って欲しいです。