交流戦だからといって

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今日から対戦相手がガラリと代わり、ふだんと違うルールでも試合をする。波に乗れていないチームなら、「交流戦をきっかけに」を合い言葉に、流れを変えたいと願うだろう。

逆に阪神のように出来過ぎの状態だと、違うことをやらされるのはなんとなくイヤだ。こういう立場になることがめったにないだけに、余分に「そのままやらせて」と思う。

その変わり目に際して、油断しないようにしよう、用心しようと、気を引き締めるのはとてもいいことだが、それがいきすぎて、なんだか良くないことが起きそうだ、心配だと、「根拠のない悲観」「漠然とした不安」ばかりに心をとらわれるのはよくないことだ。

大型連敗するチームは、集団でおかしな心理状態になる。そのおかしくなる過程には必ず、こうした「根拠のない悲観」「漠然とした不安」がある。

相変わらず阪神の投手陣はとてもいい。エースクラスの先発がごろごろ、クローザークラスのリリーフもごろごろいる。
打つほうも、打線全体で恐怖感を醸し出せているから、バッテリーを苦しめ、四球もとれている。チャンス時は早打ちもあるが、それ以外は落ち着いてじっくり投手を追い込んでいる。バントや進塁打、犠飛など、アウトと進塁の交換で1点につなげている。

それにより「根拠のある自信」「はっきりした安心」を得て、今の好調がある。
さらに加えて、先々の日程を読んで、新しい力にいい経験をさせ、調整が必要な選手は二軍戦に出そうとしているという。抜かりなくやるべきことをやっている。こういう目端が利く動きは、監督だけでなく各コーチングスタッフが持ち場の仕事をきちんと任されていて、積極的に進言し、決断する係の監督がしっかり聞く耳を持っていることを示している。

ようするに、ちょっとした不運や失敗で「根拠のない悲観」「漠然とした不安」にとらわれそうになっても、そのたびに笑い飛ばして、忘れ去るくらいでいいのだ。

コメント

  1. 虎轍 より:

    セ・リーグ公式戦のまま、代打枠が早く使える戦いが出来ると思って平常心で試合に挑んで貰いたいですね。
    幸いな事に岡田監督はオリックスで監督をしてた事もあり、DHを使う野球も出来ますからね。
    なんなら交流戦の優勝も経験してますからね。
    ノイジーは守りたい選手なんで、ライトに今日は島田かな?
    ミエセスをDHにするのか?それとも二軍から上がってくる選手をDHに入れるのか?
    前川入れたら楽しみです。
    ガンバレ!タイガース!
    頑張ろう日本!

  2. サヨナラ3ラン より:

    長年、阪神ファンを続けている
    と否が応でもマイナス思考に
    なってしまう。ここまで予想を
    遥かに超える快進撃に喜びつつどうしても2008年を思い出して
    しまう。
    そういう点で交流戦は変化点の
    タイミングでもあり、あそこが
    、、、なんてことも有り得る話
    確かに過度に神経質になる必要
    はないから普段通り今年の岡田
    野球を淡々と継続すれば良いとは思う。五分で乗り切れば
    上出来かなと。
    先ずは今日の初戦を勝って安心
    したい。

    個人的に期待してる前川が遂に
    上がってきたようなので楽しみ
    で仕方ない。
    6番 DH 前川
    7番 木浪
    8番 右 島田
    9番 坂本
    あたりで良いんじゃないかな。

  3. こうさん より:

    単純に「岡田監督は矢野さんの逆をしている」と初めは思っていたが、ここまで出来すぎだと、それだけとは考えられなくなってきた。矢野さんがしなかったこと・出来なかったことはもちろんだけど「2008年、岡田監督がしなかったこと・出来なかったこと」を一つ一つ潰してるんじゃないかと思えてきた。2008年の岡田監督の全てを覚えている訳ではないので比べるのは難しいが、岡田監督は自分を成長させることが出来たから周りの意見を素直に取り入れているように思える。

    リーグ優勝という目標に少しずつ近づいているタイガース、いろんなOBが入閣を狙ってすり寄ってくるだろうが岡田監督にはしっかりと選別してほしいな。解説を聞いていると、やはり鳥谷さんと納見さんは逃がさないでほしい(出来れば福留さんも)。

    こちらの1ページ目は文章のタイトルがズラリと並んでいる。一番下にあった「大量失点で連勝止まる」が2ページ目に行った。楽しみにしていた「1ページ目に惜敗・敗戦という文字がないタイトルばかり」になった。改めて8連勝の喜びを噛み締めている朝。

    さぁ、当たり前のことをして当たり前の勝利を手にしよう。「交流戦は5割でいい」なんて思う弱い自分にサヨナラ。

    • うどん屋店主たつろう より:

      こうさん様
      いつもコメント拝見させていただいてます!
      〈「2008年、岡田監督がしなかったこと・出来なかったこと」を一つ一つ潰してるんじゃないかと思えてきた。

      最近思っていたことを文字にしてくださりありがとうございます!

      第一期は個人的感想ですが、
      もっと頑固だった記憶があります。
      今は数ある貯金を投資に回し、
      戦力的な補完に余念がなく、
      馬なりで流れを失わないように努めているように思えます。
      とてつもない数字(勝ち数、貯金数)でアレしてくれるのではと密かに期待しています。(油断は禁物ですが。)

      先週、村上選手の登板が終わったのち、住まいに近いペルーナドームのチケットをとりました。
      まさかそのまま連勝が続くことになるとは…今日現地で応援してきます!

    • 虎轍 より:

      こうさん様こんにちは。
      「能見」は先発も中継ぎも抑えも経験済みですからね。

    • こうさん より:

      納見さん→能見さん です。失礼しました。

    • 星の輝き より:

      こうさん軒先お借りします。
      個人的には関本もその中に加えて欲しいですね。
      場合によっては毒になるかもしれませんが、濱中みたいに人柄が良すぎるよりずっといいと思ってます。

  4. 虎ジジィ より:

    要するに交流戦も今まで通り戦えば、急落する事は無いという事ですね。

    岡田監督は2005年に日本シリーズでの急落を経験しているので、その辺りの対策も十分心得ていると思います。

    「根拠のない悲観」「漠然とした不安」でズルズル落ちているスワローズを見ると、本当に野球の怖さを感じます。2連覇したチーム、しかも殆ど選手も変わってないし、監督も名将になりつつあった高津監督、まさに負のループにハマってしまっている感があります。

    岡田監督は交流戦も一貫して「中心選手はそのま」、
    しかし交流戦は指名打者を使える=投手に代打の機会が減るタイミングで、
    糸原、原口、長坂を落とし、
    20歳の前川、19歳の中川、そして小野寺と若い選手でチームを活性化させつつ、ベテラン代打を下で再調整させるという
    「貯金の投資」
    を敢行、とても良いと思います。
    特に捕手はレギュラー2人と3番手の差が大きく、次世代レギュラー捕手を育てる事が急務なので若い中川に一軍のベンチで勉強させるのは大切な事。大差で出場のチャンスがあればマスクも被らせたいところ。

    DH(ライト)は森下かミエセスを基本に、調子を見て前川や小野寺を使う。
    6、7番にライトとDHが入り、木浪が9番に回れば
    木浪〜近本〜中野と3割トリオが続き、相手には嫌な並びになるでしょう。

    投手が計算できるので、ワクワクしかない交流戦です。
    目指せ完全制覇!

  5. とらかっぱ より:

    「根拠のない悲観」「漠然とした不安」に捉われるのは我々ファンだけにして監督コーチ選手は普段通り戦い続けて欲しいものです。今はチーム状態もよく勢いがありますがちょっとした潮目の変化に不安を感じたり追われる立場に居心地の悪さを感じる事もあるかと思います。先を見据えるのはベンチの仕事であり、選手は目の前の一戦を勝つ事だけを考えてやって欲しいですね。難しい状況に陥るかもしれませんが2年前の経験を活かして行きましょう!

    交流戦は調子のよくないライオンズからスタート。ここでこける事無く勢いを継続していきたいところ。前川を上げ早速6番で使うらしいのでとても楽しみです。4三振するくらいの勢いでバットを振り切って欲しいです。

    • 虎ジジィ より:

      とらかっぱ様
      本当に前川をいきなりスタメンで使うようですね。
      身体は大きくはないけれど、森友哉のような全身を使ったフルスイングに期待が高まります。
      まあ、3三振したら代えられるでしょうから4三振は無いとは思いますが(笑)、気持ち的には三振を恐れず思いっきり彼らしいスイングをして欲しいです。
      また一つ楽しみが増えました。

    • とらかっぱ より:

      虎ジジィさま
      返信ありがとうございます。
      確かに3三振の代えられそうですね。相手投手はアンダーハンドの與座なので慣れない面もあるでしょうが臆せず行って欲しいものです。

    • 星の輝き より:

      正にとらかっぱさんの仰る通りです。
      我々が四の五の言う前にリスク管理を徹底している岡田監督でしょうから、正直心配などする必要はないと思ってます。
      但し、マスコミ始め世論が浮かれ始めると選手が浮足立つことは考えられます。
      関西マスコミの調子乗りは百害あって一利なしです。
      せめて虎バカファミリーの皆さまだけは平静を保って、腹の中だけでほくそ笑んで、たまに引きつり笑いをして周りから気持ち悪がられるくらいでいたいものですね。

    • とらかっぱ より:

      星の輝きさま
      関西マスコミ怖いですね。売れる為には腐す事も厭わないしそれに情報を売る球団関係者も山ほどいますから。我々はどんな時も良い所だけに焦点をあつめ褒めちぎって平静を装いましょう!

  6. 熱血トラキチ より:

    さあ気分も新たに今日から交流戦。2年前に初登板デビューが所沢惨敗だった村上クンの成長した姿を見たい。なんとビックリ!3発放り込んだテルの豪快なスイングと再現フィルムも見たいわい。そしてDHスタメン前川クンの初々しい1軍デビューは空振り三振、センター前ヒット、ライトフェンス直撃のタイムリーツーベースの予感が!試合は我がタイガースの6対2で勝利、おっと忘れてた、西武に移籍した陽川のソロホームランも4点差勝ちならあってもイイね。本当の一番の希望は、タイガースの誰にもケガがない交流戦でありますように、とご祈祷します!

  7. 岩修 より:

    大好きなタイガースの選手達の中で最も好きな名前の前川右京。
    ただ単に京都が好きだからかもですが(笑)
    掛布さんや森みたいなフルスイングが観られると思うとワクワクが止まらない。
    2021年、あと少しでアレを逃した年の夏甲子園ホームラン王。京都国際中川も含め、
    交流戦に新しい血を導入し活性化しようとする岡田タイガース。
    まだまだ進化の途中なのだから落ち着いて見守ろうと思う。
    何て言いつつやっぱりハラハラドキドキするんだろうなぁ。

    • Akira28 より:

      去年の秋、安芸キャンプでみた前川の背中の大きさには驚きました。
      飛距離も素晴らしかったです♪
      肩は弱いみたいでしたが。
      ちょっと前脚折りすぎですね。
      ヘッドアップして一軍では三振が多くなりそうですが、しっかり学んでタイガースの若き大砲に成長して欲しいです♪

  8. 星の輝き より:

    野球の無い月曜日。

    暇に飽かせて過去のネット記事を漁りまくりました。
    その中で一番興味をそそられたのは岡田監督が現役最終盤に受けた扱いについての記事でした。
    当時の中村監督にも思うところがあったんでしょう。
    岡田監督とて大きすぎるプライドと自分から折れる柔軟さがあれば最悪の事態は避けられたような気もします。
    今言えるのはそれが正しかったか間違いだったかというよりも、それこそアレもコレもあったからこそ、今の岡田監督があるということです。
    「いや、俺は最初から何も変わってへんで!」
    恐らくそう答えられるでしょうし、その通りなんでしょう。
    でも、猪の親子に話しかけたこととか、酔った鳥谷にパパ~と甘えられたこととか岡田監督の素顔が垣間見れる話題に触れたり、関本が二本のホームランを打った後にお前勘違いしたらあかんでと声をかけられた話等を知ると、その中に悔しい思いをしたからこその優しさを感じるのです。

    ぶっきらぼうで一本気でとっつきにくそうなおっさんの、今日の手綱さばきの結果はどっちだ!?

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