2023年ミエセスのこと

スポンサーリンク

今日、文春野球コラムペナントレース、登板します。相手は安仁屋宗八さんだとか(飛び道具!!)。こちらはいたって「普通」ですが、よかったら読んでいただき、応援のポチをくださいませ。11時更新。

2023年、岡田彰布監督が何度も繰り返した「普通にやれ」は、チームを変えた魔法の言葉 | 文春オンライン
阪神がリーグ優勝を決めた9月14日、私は甲子園球場のライトスタンドにいた。選手たちが飛び跳ねて喜びを爆発させている。岡田監督が宙に舞っている。そんな光景を遠くから眺めながら、ワーだのオーだの叫びなが…

なんでもこのコーナー、現在の形で行われるのは今年まで。来季からどうなるかは聞いていないが、まあ一区切りということだろう。2シーズン、万年最下位の文春コラム阪神チームを浮上させる力になれなかったのは残念だが、このブログの読者皆さまに応援いただきながら、楽しくできた。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

ずっとあとになって2023年を思い出すとき、きっと不思議な感覚になりそうなのがミエセスの存在ではないか。出場60試合、143打席、126打数、28安打、5本塁打、16打点、四死球15、犠飛2、出塁率.301、長打率.365、OPS.666、打率.222、得点圏打率.156。

なんともパッとしない。チャンスで代打として出たが、「こんなドキドキする場面で出たことないから緊張してバットが振れなかった」みたいなコメントが伝えられもした。

選手と距離を取り、名前呼びも避ける傾向のある岡田監督から早々に「ミエちゃん」と呼ばれる。「ちゃんと教えれば伸びるポテンシャルある」と言われる。その可能性は認めるが、だからといって「今」実力がないことに目をつぶってしまうのはどうなんだろう。

私は間違いなく岡田監督はミエセスに「惑わされた」のだと思う。でもそれを責める気はない。私だって完全に惑わされたし、惑わされない人なんていないと思っている。

4月にお父さんが亡くなって一時帰国した。きっとチームのみんなはそんなミエちゃんを励まし、それまでにも増してかわいがったのだろう。失意の中、遠い異国で夢を掴もうとしている未熟な野球選手に、「がんばれ!」「仲良くしような」と寄り添ったのだろう。

プロ野球は力ある者が生き残る厳しい世界。ただ、実力のある者を順番に並べれば強いチームになるとは限らない。すくなくとも2023年の阪神にとって、実力不足のドミニカン28歳は優勝するために欠かせないひとりだった。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

本日で締め切りまーす

【参加者募集!】『自称阪神タイガース評論家2023リーグ優勝祝賀オフ会@東京新橋』開催のお知らせ

日時:10/15(日)14:00-17:00
場所:ビッグエコー新橋烏森口店

カラオケ ビッグエコー新橋烏森口店
駅チカ店舗!!2次会・3次会のご予約はビッグエコーで決まり!!! 早めのご予約がお勧めです♪ プロジェクタールーム・ラグジュアリールーム・エレガントルーム多数導入!!! タバコの臭いが気になる方に!禁煙フロア完備!!!(喫煙ブースあります♪) JR新橋駅烏森口から徒歩30秒♪

当日はクライマックスシリーズ1stステージ2試合目が行われているかもしれないので、それを見たり見なかったりしながら、ビールかけならぬビール飲みでお祝いしましょう。

スマホとつないで動画再生もできるので、感動シーンの振り返りもあり!

3時間、生ビール・ハイボール等アルコール、ソフトドリンク飲み放題、パーティー軽食付きで会費は5000円ポッキリ。定員最大20名(現在15名)。

◎次のみなさまから参加表明いただきました。ご確認ください(表明順・敬称略)。
トラオ
虎ジジィ
DJナリー
コバ
リサ
Hal
Mike
おかぼん
博多の前ちゃん
DAN
イトゥーン
胡麻田
ちかちゃん
yalkeys
hi64

かけこみ参加表明は、torao@torao.netにメールください。twitterでお返事していただいてもOKです。はじめての方、お久しぶりの方、いつもの方、みなさん大歓迎です!

それと、大絶賛発売中!

Bitly

コメント

  1. 虎ジジィ より:

    文春野球コラムペナントレース、相手はなんと私がタイガースファンになった初期の頃にタイガースのリリーフをしていた安仁屋さんとは しんどいですね。
    より一層、全力応援させて貰います。

    ミエちゃん、残留か自由契約か?どうなるでしょうかねぇ。
    ノイジー残留との兼ね合いもあると思いますが、あの愛されキャラは唯一無二のモノであり捨てがたいです。
    岡田監督にも気に入られている事は間違いありませんが、年齢も意外といっており(横田さん世代)、大山世代のノイジーとは一つしか変わらないので、どれだけ伸びしろがあるか?の判断になると思います。
    個人的には年俸も(助っ人外国人としては)それほど高くないし、残留させてあげたい選手です。
    ポストシーズンでアピールだ!

  2. こうさん より:

    今シーズンほど涙腺のパッキンが馬鹿になった年はなかった。まだ実力は未知数だったがミエセスの父さんのことで涙を流し、そんなミエセスが少年にバットをプレゼントした動画で涙を流し、なぜか高校野球の入場行進だけで涙を流し、もちろんタイガースの優勝で涙を垂れ流し…教師がプールの水を出しっぱなしというニュースがあったが優勝が決まってからの2時間は、そんな状況だった。

    絞ったらミエセスのパワーはなくなるのかな。スリムになったミエセスは、どれだけタイガースの戦力になるのだろう。

    来季の2月のキャンプにミエセスがいたら、それも絞ったミエセスがいたらワクワクするだろうな。

  3. とらかっぱ より:

    成績やりその存在感ででチームに貢献してきたミエセス。これは小さなものではなかったと思います。同じ外国人なのでどうしても比較してしまいますがノイジーのポップフライには腹が立ちますがミエセスの三振には次頑張れって思ってしまう。私も騙されてるようです。

    ただあの必死に日本のプロ野球に適応しようとする姿勢、フィジカルでのポテンシャル、来日してからの成長度合いから判断して来季残留はメリットが大きい。大化けする可能性もある。何よりカワイイ。PSで暴れまくってアピールだ!

  4. 虎轍 より:

    文春野球でのタイガースは弱いですが、torao様今季は2勝してたかな?
    対戦相手が元プロ野球選手では反則ですよね。 
    それでも頑張るtorao様は文春野球のミエセス?(笑)
    ミエセスは秋季キャンプに参加させたりして野球を教え込んだら来年は活躍するかも知れませんね。
    活躍して来年のビール掛けの音頭をとってたりして(笑)
    そんなミエセスを夢見てたいです。
    ガンバレ!ミエセス!
    頑張ろう日本!

  5. 岩修 より:

    7月、現地で観戦した時に聴いたミエちゃんの応援歌があまりに良い曲で
    直ぐ覚えたですが、来季はその曲に見合う活躍してくれたらなぁ。
    姫路で日刊スポーツ優勝本買いましたが、toraoさんのコスミック本の方がずっと良かった。
    文春野球ペナントレースラストの相手は大投手安仁屋さん。
    日本1の虎執筆家のtoraoさんの為に何も出来ませんが、今日は息子や妻と真っ先にポチします。

  6. サヨナラ3ラン より:

    11:00配信予定の記事、楽しみにしてます。安仁屋さんがCSに向けてどんな記事を書くのかも気になりますね 笑
    さてミエセス。岡田は先ずは顔つきや風貌を気に入ってた。会ってもないうちからマスコミに驚くでぇとか言ってたし。活躍を計算されて入団したノイジーと比べれば日本で育成することも視野に入れて獲得したのだから来期も同じように指導しながら起用するのだろうね。会社組織でも正直、仕事に対する実績や能力は今ひとつだが組織に必要な人材って少なからずいる。能力や実績重視だけの集団は人間関係がギスギスする。そんな中で潤滑油のような役割を果たす人間って有り難いものだ。少なくとも今年のミエセスは成績だけで語れない、そんな部分があったのだろう。とは言え来年は味方には愛され対戦相手には怖れられる存在になってほしいね。

  7. 西田辺 より:

    安仁屋さんとは、こりゃまたドえらい秘密兵器を出してきたもんだ。
    ミエちゃんはねぇ、騙されますよそりゃ。
    間違いなくパワーはある。
    守備も数年前の(もうちょいスリムな頃の)動画を見ると
    決して悪くない。
    ポテンシャルは秘めているのは誰が見ても分かる。
    さて、それをどう引き出すか。
    ポテンシャルだけではどうにもならない。
    監督はある程度の手応えを感じているのか。
    我々ファンが見るミエちゃんと、首脳陣から見える彼は
    もちろん違うのだろう。
    何かを感じるから一軍に上げているのだし、何かにつけ
    機会を与えているはず。
    この辺りは首脳陣の眼力を信じるしかありません。
    来年、その期待に応えてくれるミエちゃんを見たいですね。

  8. 星の輝き より:

    ミエセスは基本陽気なカリビアンですが、どこか哀愁漂い、物悲しさを感じさせるあのギャップが堪らないんだと思います。
    オマケにデカい図体の割にかなり緊張しぃというところも。
    まるで怯えるチワワみたいなマウンテンゴリラという訳のわからない比喩が頭に浮かんで来ました。
    いい歳のオッサンの心をキュンキュンいわせるミエちゃんてチームのマスコットであり、虎の最終兵器だと思います。
    なんなら、トラッキー一家に加えて永年マスコットでいて欲しい・・・。
    あの破壊力は異次元です。

  9. いわほー より:

    文春野球コラムペナントレースの最終回、お疲れさまでした。
    微力な応援しかできませんでしたが、こちらとはまた違ったテイストで楽しませてもらえました。

    岡田監督の「普通にやれ」に対して矢野監督は「失敗恐れずチャレンジ」を標榜してたような。とはいえチャレンジに失敗するとウンウン頷きながらも、つぎ使ってもらえなかったりで、少々言行不一致な一面も。
    その点、岡田監督の「普通にやれ」は失敗したあと使わなかくても「普通にできひんかった」と言い訳立ちます。まことに便利な言葉ですね。
    この「普通にやれ」を発明しただけでも阪神タイガース史上に残る岡田監督の功績ではないですか。
    ポストシーズンの「普通にやれ」が楽しみで仕方ない。

  10. より:

    文春野球コラム、お疲れ様でした。
    今回もとても面白い内容でした。

    >調子のいい選手や成長が見込める選手を使ったほうが「瞬間最大出力」を高め、得点力を高レベルに維持できる

    これ、私も言いがちなのですが「そもそもそんなことできんのかよ?」って方もいらっしゃいますよね
    実際、監督でこれができてた人って仰木さんくらいしか知らないような気もしなくもなく
    明らかに暖ちゃんの方がノイジーより調子が良いように見えても実際暖ちゃんがサッパリだった日もありましたしね

    >「今」実力がないことに目をつぶってしまうのはどうなんだろう

    確かにミエちゃんは育成目的で獲っているとはいえ、育成という観点であれば井上や野口(野口は支配下登録すらされず)を差し置いてまで使う必要はあるのか?という話はありそうです
    髙山なんかは「俺にもチャンスくれよ」と思っていたかも・・・

  11. Akira28 より:

    無茶苦茶面白いtorao 様の文春野球コラム。感服致しました。
    流石、ツボを押さえて頂いています。
    そう言えば85年もほぼレギュラー固定でした。
    あの年のデイリーのスポーツ新聞毎試合一面掲載・永久保存版は、我が家の宝物ですが、今改めて読み直すと、あの年もいつも全員が絶好調では無く、苦しみ抜いて優勝したことを再確認しました。
    そして、日本シリーズはバースを中心に全員が好調を維持し、日本一に。
    日本シリーズの紙面の見出し「毎日がバースデー」は未だに良く覚えています♪
    あの時は、バースのファーストゴロバックホームが間一髪、見事でしたね。
    今から、岡田監督の頑なさと臨機応変の采配が織りなすタイガース劇場の第二幕が待ち遠しい限りです。
    何やら岩貞がCSではこれまで封鎖していた球種に磨きをかけているとか。
    早く見てみたい。
    頑張れタイガース。
    CSは日本一への滑走路。
    関西ダービーを制して日本一へのフライトです♪

タイトルとURLをコピーしました