ただいまラスト文春野球コラムペナントレース、絶賛バトル中です!
2023年、岡田彰布監督が何度も繰り返した「普通にやれ」は、チームを変えた魔法の言葉 | 文春オンライン
阪神がリーグ優勝を決めた9月14日、私は甲子園球場のライトスタンドにいた。選手たちが飛び跳ねて喜びを爆発させている。岡田監督が宙に舞っている。そんな光景を遠くから眺めながら、ワーだのオーだの叫びなが…
といっても、相手の安仁屋宗八さんに対して笑っちゃうくらいの大差がついておりますが、なんとか恥ずかしくない程度のスコアで終われたらいいな……と思っておりますので、引き続きご協力のほどお願いいたします。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
昨日、WBC栗山英樹監督の特集番組が放映されていた。実は8日午前、同氏の講演会を聴く機会があり、より関心を持って見た。
栗山監督がつけてきたノートを分析し、行動や考えを振り返るという内容だった。取材者として長年過ごしてきた同氏だけに、記録というよりも取材メモ、ネタ帳、ひらめき備忘録といった感じのノート。
その中で、私がとりわけ気になったのが「四球に野球の本質あり」みたいな内容。先頭打者四球は得点になる可能性が高く、大量得点には必ず四球が絡む。「四球のどこかに野球の本質が隠されている」といった思考だ。
今季の阪神を振り返ってもそれは感じる。四球を奪うのは最多、四球を与えるのは最少。私自身、これまでここまで四球というものに焦点を当てたことはないが、今年の安定的な強さを証明する数値のひとつがこの「四球収支」にあるのは間違いない。
四球は安打と同じというが、今季を見る限り、四球は安打にも増して有効な攻撃の成果であり、四球は安打よりも大きく防御を崩すものだと実感する。「普通にやる=できることを堅実にやる」の具体策を列挙し、その実践に精神を集中させると、おのずと奪う四球が増え、与える四球が減るものだとわかる。
なぜstrike outは3で、なぜbase on ballsは4なのか。まさにそれは野球の根源にかかわること。そこにこの心理ゲーム、戦略ゲームの本質があるのは間違いない。
コメント
文春プロ野球ペナントレースは相手が悪かったですね。
あと、タイガース優勝の軌跡については色んな場所や書籍で既に皆んな読み尽くしてしまって お腹一杯になっていたのかも知れません。
年間を通して、この企画に関しては(情報が溢れている)阪神タイガースは弱かったですね、今回の「笑っちゃうぐらいの差」は仕方ない。
栗山前監督の「四球に野球の本質あり」は、岡田監督の考えに よく似ています。
今季のタイガースの得点力upは明らかに四球増から繋がっており、
あの打率で最優秀出塁率に輝いた大山は勿論、
割と早打ちだったチカナカも良く選び、良く粘れるようになった事が大きかった。
来季も上位打線が あれだけ出塁してくれれば、5番佐藤輝は2005今岡の打点に迫るような活躍が期待できると思います。
ヒットで先頭が出るより、四球で先頭が出た方が相手も焦るし、得点の確率が高くなる。
来季も是非、四球を選んだ事への査定はヒット同等に計算してあげて欲しい。
最後(かもしれない)の文春野球コラム、楽しませてもらいました。ネロとパトラッシュが空に還っていくシーンを思い出してしまうような読後感でした。人それぞれの18年…支えにしてきた人、待ち望んでいた人、生き甲斐だった人…間に合わなかった人…いろんな人の感情がぶつかり合った甲子園の夜。
去年、優勝できなかった矢野さんと今年、優勝することができた岡田監督。それほど選手は変わっていないのに、なぜ結果が違ったのか。上手くやれば矢野さんは優勝することができていたのだろうか。岡田監督から見て「足りないのは守備力とフォアボールを取る意識」という公式が成り立っていたのなら、どうして矢野さんに教えなかったのだろうか。解説席から伝えていた?解っていても矢野さんは「自分の野球」を曲げたくなかった?
岡田監督は矢野さんがしなかったことではなく「矢野さんがすることの逆のこと」に注目していたはず。そこにヒントがあり光明があった。選手の自主性を尊重した矢野野球は、選手からしたら複雑だったのかも。自主性というベクトルは一本の線のようでバラバラだったのかな。
岡田監督の野球はファンが分かりやすい野球。それを春先に理解した選手で今シーズン、固定されたように思う。
最大の優勝への功労者はサトテルだと思う。今思えばファームに行かされた時は複雑な気持ちだったが、サトテルの後半の復調がなかったら優勝できなかったかもしれないとまで思えてしまう。がっちりハメることができた…いや、岡田監督の想定以上に「ハマった」今年のタイガース。選手達は今、自信に満ち溢れている。
それにしても文春野球コラム、最後の対戦相手は反則ですわ。もちろん文章構成力は云わずもがな。けど対戦カードが発表された時点で「サンタクロースと伊達直人」ぐらいの差があったと思います。
今季のタイガースの野球で四球が如何に勝敗に影響を与えるものか認識させられました。よく野球は流れが大事と言われますが同じ出塁でも安打は攻撃側に勢いをつける事が出来るが四球は守備側の士気が下げてしまう。この部分を岡田監督はよく理解してゲームを有利に進める手段としてここを重視しチームにもその考えを浸透させたのだと思います。来季以降は他チームもここをポイントとして戦う事が予想されますね。
近年ボールの影響かHRの数が年々減ってきています。
【セリーグ過去五年のHR総数】
2019-837
2020-674(120試合)
2021-760
2022-691
2023-643
HRで点が入りにくい状況になってきている今は出塁数を増やし繋ぎながら点を取っていく戦いが点を取る上で重要になるかと思います。使用するボールの影響で大きく変わるHR数ではありますが急に来季以降飛ぶボールに変わる可能性は低いでしょう。投手有利の状況で相手の防御を崩す四球はより重要視されるのかと想像しています。
四球を貰えばチャンスは広がるし与えればピンチになる。誰もが分かる簡単な話。四球もヒットも同じと言うけど個人的には意識や思考の部分で全く別物だと思う。四球を取ることも意識して打席に立てばボール球を振る確率は減る。必然的に相手投手の球数は増える。その上でストライクゾーンに来る球が増えるのだからヒットのチャンスも増す。だが見極めが悪いと逆に追い込まれて難しい球と勝負せざるを得なくなる。だから好打者ほど選球眼が良い。また四球を意識すれば後ろに回す繋げる雰囲気にもなり打線が一体感を生む。そんな気がする。逆に守りからすると四球ほど守っていてイライラするものはない。野手の集中力も薄れる。その集中力は打撃にも影響する。四球に対する個人的なイメージはこんな感じ。今年の与四球の少なさは坂本のリードによるところが大きい。むろんゾーンで勝負できる投球が出来る優れた投手が多かったこともあるけど。
岡田の四球に対する評価ポイントアップの理由は出塁率だけでなくストライクゾーンの球だけ打てにあると思う。
昨日の朝、何となくチャンネルを合わせたMLB中継。
今年、圧倒的な成績でア・リーグ東地区を制した藤浪が所属する
オリオールズと、ワイルドカードから勝ち上がってきたレンジャースの対戦。
シーズンそのままの成績なら本拠地開催でもあるオリオールズの圧勝かと
思いきや、2回3回に四球から乱れた投手陣がレンジャースに9点の
思わぬ大きな失点。
結局中盤以降オリオールズも追い上げたものの、8-11で王手をかけられる
展開に。
決して投手力が弱いわけではないものの、ゲームやプレーの重さが選手に
とって途轍もない重圧になっていく。
無駄なランナーは出してはいけないと頭では分かってはいるものの、
それが逆に手元を狂わせる。
四球を出せば、それが更に大量失点への恐怖となり肉体的にも精神的にも
コントロールが効かなくなる。
上手く打たれたり、甘く入ったところをカキンと打たれても、まだ精神的な
切り替えは利くけれど、四球は投手自身のミスと感じてしまう。
そこに大きな落とし穴があるのではないでしょうか。
そういう相手のネガティヴな感情に付け入ってチャンスをモノにする強さが
必要になるけれど、それが出来るチームと思わせれば、相手への圧力は
もっと大きなものになる。
クライマックスでも、圧力をかけられるチームでいて欲しいですね。
文春野球は私が昨日の仕事が終わってから覗いて、ポチっとした時は300対993でした。
torao様の文章は素敵で読みやすかったですが、相手が悪かったのと、あのチームの組織票やと思います。
私は草野球をしてますが、打ち気にはやってボール球に手を出して凡打する若い子に「四球も野球やで」と諭した事があります。
打ちにいって安打を打つのも野球。選んで四球で出塁するのも野球。
投手心理としては安打を打たれるより、粘られて四球を選ばれる方が冷静さを失う可能性があるからチームプレーとしては四球を選ぶ方がええと思うんですよね。
近本なんて粘って四球で出塁したら、二塁打相当になる時もありますからね(笑)
頑張ろう日本!
文春、楽しく拝読いたしました。
相手のコラムは読んでません・・が、私の中ではトラオさんの圧勝です。
三振の3と四球の4
ここに野球の根源、本質が隠れている。実に奥深いと思います。
そう言えば、スリーアウトチェンジの3とベースが4つあるというのも、似ているような・・
ノーアウトで1塁に出て、アウトと引き換えに1つずつ塁を進めても得点はできない。どこがでヒットが出るか、盗塁を挟むか、相手のミスが出るか、がないと1点は入らない。
子供の頃、9人揃わず三角ベースで遊びましたが、なんかスッキリしませんでした。
きっと、野球の根源、本質から離れた遊びだったからでしょう。
四球の効能を野手に知らしめたことと、そのことで投手の気づきにつながったとすれば、岡田監督のマインドコントロールによる成功事例。
いくら完璧に捉えられた打球でも守備が介在できる余地がありますが、四球だけは介在のしようがありませんから。
ちなみに昨年優勝した時のヤクルトは四球数では442でトップでした。(タイガースは358で真ん中くらい)
来シーズン、各チームとも四球の効果を再評価してくるのかも。
文春野球ペナントレースラストは素晴らしかったけど、今日の「四球収支」の話だったなら勝てたかも?
野球心理学と言う学問があれば今回のテーマはピタリだと思う。WBCを思い出すと、確かに得点シーンの前に源田、中野や吉田等が四球選んでた気がする。
四球を選び、四球を出さないタイガース。これは野手と投手の力関係がバランスとれてる証明なのかも。
明日は皆様、ご存知の方もおられると思いますが、レジェンドの目撃者
~最強の助っ人ランディ.バース~がBs1でオンエアされます。
岡田監督との絆が語られるかもだから注目ですね。