大きい「大山のおかげ」

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11月末日、駆け込みのように球団ニュースが満載。

・新外国人ゲラ投手と契約、背番号00

ニュース - チーム - ハビー・ゲラ選手との契約締結について
阪神タイガースの球団オフィシャルサイト。...

・ビーズリー、ミエセスは現状維持、ノイジーは少しダウンで契約続行
・野口恭佑の背番号は97
・選手会長が近本から中野に
・中野はスピードアップ賞(相手投手の投球間隔を短くさせた打者)を受賞

あとは先日発表されたゴールデン・グラブ賞の表彰式があったと。

大山あっての中野、木浪の受賞だったよなあとあらためて思う。彼らは今季、際どいタイミングになるときは、握れていようがいまいが、とにかく方向だけ決めて素早く叩きつける送球、拙速巧遅を意識したスローイングに徹していた。左右のブレ、高投はどうしようもないが、低い分には大山ならスクープしてくれるという信頼。投げてこられるほうはたまったもんじゃないだろうが、文句も言わず、焦った顔も見せず、当たり前のように黙々とすくい上げていた。下手なファーストなら、全部ショート、セカンドのエラーになるから、ゴールデン・グラブなんて夢のまた夢。大山が受けてくれるから、ギリギリのギャンブルプレーも果敢にチャレンジできる。着々と補殺が記録されていく。

守りのチームを作るというと、まずは投手、そしてセンターラインと相場が決まっているが、うまいファーストが内野手を育てるのを知っていた岡田監督の勝利でもあった。

コメント

  1. 虎ジジィ より:

    何度も書きましたが、本当に大山あっての木浪・中野のGG賞でした。
    ベイスターズのように下手なソトなどがファーストだと、深い位置から意図的にワンバン送球するのも怖い(下手すりゃ投げた方にエラーが付く)、その点大山はワンバンもしっかりすくい上げるし、佐藤輝の不安定な速い送球も難なく捕球する。
    中野のセカンド固定ばかり取り上げられますが、大山のファースト固定も岡田監督のファインプレーと言えるでしょう。

    盛りだくさんのニュースの中、
    この前のオフ会でも、来季のNEXTブレークプレーヤーに門別と共に1番期待の声が多かった野口が、やっと支配下登録されたのは嬉しいニュース。
    レフト候補は野口の他にノイジー・ミエセス・前川・小野寺…と超激戦区になりそうですが誰が飛び出すのか楽しみです。

    あと、新選手会長には中野が決まりましたが、彼なら安心して任せられそうですね。

    学研ムック本、涙ぐみながら噛み締めるように拝読しております。
    toraoさんが執筆した岩崎や大竹の文章には特に感動してしまいました。
    どなたが書いたか明記していない短い文は、短い中で筆者の個性を見つけるのはやはり難しいです。
    個人的な予想では、桐敷と坂本と原口の文章はtoraoさんじゃないかと思いました。自信はないですが(汗)。

  2. サヨナラ3ラン より:

    あらためてファーストの守備力について個人的にも考えさせられた一年でした。そう言えば前回優勝した時のシーツも上手かったなぁと。
    中野や木浪の機敏で派手な動きは華も有って素晴らしかったけど地味ながら確実に大山が拾ってくれたからこそ彼らの受賞に繋がったと言われれば当にその通りだと思う。多くを語らず真摯に野球に取り組む姿はホントにかっこいい。
    新加入のゲラはメジャーでの投球を動画で見たけどストレートはケラー以上。シンカーや横に流れるスィーパーなどのキレもスゴい。まぁ動画は良いところばかり集めているので実戦、特にコントロールは見ないと分からないけど。ただ球の強さは素人目にも他に見ないレベルだと感じた。4年前までショートだったという異色の経歴も興味深いですね。

  3. アルスタ より:

    岡田監督は一塁手は右利きというポリシーを持っています。
    シーツ、新井、そして大山。
    その理由をサードからの一塁送球がシュート回転するから左利きだと取りにくいからだと。
    実際に三塁側スタンドから見てみると送球がきれいにシュート回転していくことがよくわかります。他の野球人からこのような話は聞いたことがなく、岡田監督の目の付け所に感心です。

  4. 岩修 より:

    御年90歳の牛若丸吉田義男さんが、木浪、近本、中野(チカチカナカ)の豆だらけの手をみて納得したと話さされていた。
    吉田さんは現役時代、右手が手首に着く位柔軟にするためにトレーニングしていたらしい。さらに、掛布の守備が上達したのはブリーデンのファースト守備が上手かったからと。 
    だからか大山の凄さを強調されていた。本当、大山に感謝!!
    でも、来年はブリーデンみたいに40本じゃ無くていいから本塁打30本は打って下さい!

  5. 虎轍 より:

    その大山の守備もあったからこそMVPは大山やと思ってたんですけどね(笑)
    大山は捕るのは上手いし巧い!
    ショートバウンドの送球もしっかりと小さな瞳を大きく見開いて捕球するまで見てますからね(笑)
    年々努力を重ねて、ドラフト1位のしっかりとした選手に育ちましたね。
    おっちゃんは嬉しいよ。
    ドラ1四兄弟の長兄ですね。
    ラオウは大山。トキは近本。ジャギは佐藤輝明(笑)救世主ケンシロウは森下(笑)
    こんなん出ました(笑)
    虎の四兄弟は立派に育ちましたね!
    頑張ろう日本!

  6. いわほー より:

    広島カープのショートで鉄壁の守備を見せていたシーツを迎えた岡田監督が、ショートじゃなくてファーストで起用したのは意外でしたが、その時もファーストの守備の重要性を語っておられました。
    大山自身、中田翔さんのファーストの守備を高く評価していて、自分もそれをお手本にしてもっと上手くなりたいと、なにかの記事で読んだ記憶が。
    どんなに難しい送球でも、なんでもないようにしっかり捕球したいという思いがある限り、まだまだ上手くなると思います。

  7. タクロー より:

    大きな的になる。大いなる4番。

     実に謙虚な礼儀正しい選手だと思う。その愚直さに感心する。リーグ優勝のとき、涙を流した虎の4番の姿を忘れない。思わずもらい泣き。忘れられない。
     守備機会は両リーグ最多の1404だという。こだわったのは「一塁ベースまで速くいくこと。的になること」「安心感を少しでも持ってもらえればもっと守り方も変わる」。どこまでも献身的だ。1塁に固定されたことが良かったのでは?と問われても、外野を守ったことが1塁守備に生きていると思う、これまたどこまでも謙虚だ。凡打でも全力疾走を欠かさない。できることを精一杯やる。当たり前のことだと。
     ミスタータイガースと呼ばれるには華やかさも、発信力も、ちょっと心許ない。春の大山、打ってぇ〜と少年の願いになかなか応えられない、ドラフトでまさかの1位指名受けた時の空気感、紹介ビデオが準備されていなかった、(この辺は博多の前ちゃんが詳しく、熱く語っておられて、教わりました)
     だけど、タイガースを38年ぶりの日本一に導いたのは、間違いなく大山だ。ありがとう。
     輝明、もっともっと感謝しなさい。背中を見なさい。