四球と査定とタイミング

スポンサーリンク
【虎将トーク】阪神・岡田彰布監督は佐藤輝に「もう打つ方はええわ。守れって言わな」 キャンプでは特守を「一番せなあかん」
阪神・岡田彰布監督(66)が24日、大阪市内で行われた「2024年 関西プレスクラブ 新年会員交流会」に出席。会後に取材に応じた。主な一問一答は以下の通り。

話題になった阪神の「四球査定」を各球団が研究しているのかもしれないが、当人は「なくてもいい」、「今年は逆手にとって打ってもいい」みたいな言い方なのが痛快だ。

インセンティブを明示して意識させたのもさることながら、頭の使い方とタイミングを教えたことが大きい。

打ち方は選手個々で違っても、タイミングの取り方については一様に「もっと前(投手寄り)で」が岡田の教えだった。そのほうが飛ぶというのが強調されたが、選球の面でも有利だというのが各打者の対応を見ていて痛感した。

打席ではカウントに応じて狙い球を待つ。相手はそれを見透かして、微妙に違う球を投げようとする。それに対してどうやってバットを止めるか。考えを整理した上で、早めに準備して始動するからこそ、瞬時の判断でバットが止まる。ファウルで逃げることもできる。相手が取り得るさまざまな選択肢に対して、対応できる可能性が高まる。

ミートポイントを前にするタイミング。くずされながらバットを止める、ファウルにする、当てる。相手の狙いの表裏と、その見極めポイント。この技術をさらに高めていけば、打力はもっと上げていける。スイングの形とともに、このあたりを意識して練習するかどうかで差がつく。

コメント

  1. より:

    変化球全盛の今、引き付けて打つのがムーブメントになっていますが、そこへ前捌きを導入して更に四球増まで実現したのが実に興味深いですね
    球数少なければ三連投アリと合わせて、今季他球団が追従してくるか楽しみな岡田理論だと思います

  2. 虎ジジィ より:

    「四球査定」は当然他球団も真似して来るでしょうね。

    タイガースの場合、昨季四球をもぎ取った選手が「取ったどー」みたいにガッツポーズしながら一塁へ向かう選手も多く、その意識付けがチームに浸透したので、もう今季は過度に四球を意識するより、打撃の技術向上に専念するのも良いかも知れません。

    他球団と比較するとクリーンアップの打撃成績は少し物足りないので、クリーンアップの3人が少しづつでも数字を上げれば、
    あの投手力を持ってすれば独走できるチーム力はあるはず。
    素人の私には難しい打撃理論は解りませんが、1、2番はとにかく出塁し、クリーンアップは100打点を目標にやって欲しいです。
    今日のtoraoさんの打撃理論が実践できれば可能な数字!

  3. 虎轍 より:

    京都の自宅の前は昨日からの雪で朝起きたら15cmくらいの積雪で銀世界でした。
    九州まで降雪してたとか。
    皆様に被害が無いように。
    狙い球を絞って、違ったら見逃し、ボール判定で儲けもの。
    それでええんよ。お~ん。
    岡田監督の言葉で査定もあり、四球増は見事にはまりましたね。
    髙山も実践出来てたら違った形になってたと思いますね。
    それを遠回しで森下に言うてた感じでしたけどね(笑)
    先発投手に待球作戦で球数を投げさせて、後半勝負ってのも効きましたね。
    早打ちは私も好きでは無いので岡田理論は好きです(笑)
    打席に入ったら、ヒッティングマーチを2回くらい聞いてから打ちゃあええんよ。
    まぁ試合時間は長くなると思いますがね…
    頑張ろう日本!

  4. 岩修 より:

    虎轍さんも書かれてますが、昨日は雪との戦いだった。毎年、最初はパウダーで後で湿った雪に変わるのですが、その直後に掻くのがベストだけどそのタイミングを合わせるのが難しい。何か打撃みたい?
    仕事や睡眠中なら予測は不可能。
    実際にスコップを入れる場所やタイミングと力は個人差があり千差万別。仕事量も若い人に負けたくないから抗ってしまう。
    でも限界がきてしまう。頭脳はまだ負けたくないなぁと落ち込む…
    老獪で頭脳明晰な岡田監督。
    岡田野球の真髄は、勝つために考えることを自然に浸透させたことと思う。岡田監督とトラオさんはパラレルな存在なのだろうか?
    輝明はおーんの数数えるのも良いけど、先ずは守備力で岡田監督唸らせて欲しい。

  5. 西田辺 より:

    四球査定の見直しは、昨年成功を収めましたが、はてさて他球団が
    それを取り入れてどうなりますやら。
    表面上のメソッドをなぞるだけでは上手くはいかないと思いますが。
    そんな岡田監督も、CS以降は早打ちOKの指示も出していたみたい
    ですし。
    相手の意図が読めれば、どんどんゾーンで勝負してくるでしょうし、
    今年この辺りは駆け引きの中に入ってくるのかも。
    前捌きも、ムービングボール全盛の現代野球で、打者として引き付けたい
    気持ちとのせめぎ合いになるでしょうね。
    超人的なスイングスピードを手に入れれば、解決の糸口にはなるでしょうけど
    各自で良いポイントを探すしかないでしょうね。
    打撃の幅を広げるためには、配給の読みであったり相手投手への洞察力
    を向上させる必要があります。
    1ランク昇格させるために、頭と体を鍛えるしかありませんね。

  6. いわほー より:

    プロ野球の指導者や評論家も岡田監督の野球理論のみならず、岡田語録に至るまで、肯定否定はともかくも一聴傾ける価値があるんじゃないでしょうか。
    いっそ「岡田彰布の研究」なんてタイトルの本、toraoさん執筆されたらどうでしょう。
    こんな題材そうそうころがってないですし、岡田さんを知るには生粋のタイガースファンでないと無理でしょうから。

  7. hi64 より:

    YouTubeで、輝がアメリカのドライブラインで行っていた練習を観ましたが、
    打つポイントが近いので、もっと前で打つようにと言われていました。
    バットは、スイングのトップの位置から振り下ろすように出てきて、弧を描いて、
    最後は上に振り上げるような形になるので、
    ボールを捉えるのは、振り上げる形になってからでないといい打球が飛ばない、
    ポイントが近いとバットを振り下ろす位置でボールに当たるのでゴロになりやすい。
    簡単にいうとこんな説明でした。
    輝も納得していたようで、前で打つという意識で練習をしていました。

    動く球に対して引き付けて打つという考え方が主流のように思っていましたが、
    素人として考えてみると、
    コースによって捉えるポイントが違うという当たり前のこととして理解したのですが、
    真ん中から内角寄りの球は、前で打つが基本で、
    外角寄りの球(特に低目)は、先ほどのスイング軌道からすると比較的ポイントを近くして打つ方がいい、ということだろうと思います。
    バットを振ってみると分かりますが、外角低めの球は振り上りが早くなるので、
    身体の近くで打ってもいい打球が飛ぶということなのでしょう。
    40年以上前でも、打つポイントについては、内角は前、外角は後ろと指導されましたが、
    それが図らずも正しかったということが理解できました。
    昔の指導もばかにできませんね。

    ちなみに日刊スポーツに嶌村球団本部長のインタビューが載っていて、
    すごく興味深い内容でした。
    toraoさんも触れられるかもしれないので内容は記載しませんが、
    タイガースが、自球団の利益だけでなく、野球の未来も選手の将来も考えた運営を行っていることをうれしく思いました。

タイトルとURLをコピーしました