近本と心の持ちよう

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阪神・近本「もうちょっと落ち着いていきましょうよ」大山、青柳、ゲラ不在の状況を不安視する周囲の声に反応/デイリースポーツ online
阪神の近本光司外野手が10日、ABCテレビの「news おかえり」にVTR出演し、阪神ファンや周囲に向けてメッセージを送った。 近本は「もうちょっと落ち着いていきましょうよ。シーズン長いんですからね」と苦笑い。最大7を数えた貯金が一時底を突...

《今しんどいかもしれないですけど、それを楽しんで、それが面白いと思って僕はやってるんで。同じような視点で俯瞰して、これがどういう風につながってくるんだろうっていうのを見ながら、楽しんでもらいたいなと思います》

「当事者」、しかも中軸4番を打っている(打たされている)のにこれが言える。その心の持ちようをつくり出せるからこそ、近本が近本でいられるのだろう。
NHKの特番で見たが、技術部門やメンタル部門のブレーンたちと日々会話を重ねて、「心の持ちよう」を言語化する訓練をしていた。もやもやとしていること、遠くでピカッと光ったことを放置せず突き詰めて言葉にしていくことで、今やるべきこと、近い将来目指すこと、遠いけれど目指すこと、さらには捨てること、諦めることを整理しているようだった。

ひとりの人間の精神性が周囲に大きな影響を与えていくことがある。近本はその中心となるタイプだ。それは必ずしも組織を率いる能力と同じではないが、リーダーの素養の一つなのは間違いない。岡田監督ですら近本から少なからぬ影響を受けているように思う。

さて、交流戦も今週末までの2カードと積み残しの1試合。いい感じでコーナーを抜けていきたい。
あとよろ。

コメント

  1. 虎ジジィ より:

    どう考えても「4番タイプ」ではない近本が飄々とその役目をこなしているのには、そんなメンタル面のケアがあったのですね。
    あの「過度に悔しがらない」(次に引きずらない)、「ファール毎にバットのどの位置に当たったか確認する」落ち着いた打席での佇まいは全ての野球関係者の良き手本になっているようにも思えます。

    大山が時間がかかりそうだし、連勝中なので打順は弄らないとは思いますが、早く本来の1番近本〜2番中野に戻せる日が来ると良いですね。
    そして4番の経験は近本が1番に戻った時に大きく活かされるでしょう。
    3割打者がサンタナ(下降気味)しか居ない今季、まだまだ首位打者を狙ってやって欲しいと思います。

  2. サヨナラ3ラン より:

    阪神ファンやマスコミは勝っても負けてもワッショイワッショイなので何を言っても仕方ないところでは有るのだけど。近本らしいコメントだと思う。でも発信する言葉と裏腹に自身が まさかの4番、それも日本一重圧のタイガースの4番を任されてるということで間違いなく平常心で打席には立てていないと思う。今、初めて親友?大山の本当の凄さや苦しみを知ったのではないだろうか。それを何よりも分かっているから岡田も近本を4番に据えてるんだと思う。年俸含め今のタイガースで最も責任を負う立場にいるのだし。コレが最良などと思うはずないけど現状は逆にこのオーダーで凌ぐしかないのかと見ている。西武3連戦を見たが相変わらず打線は物足りない。中野もヒーローにはなっていたが余り調子は良くない。全体的に狙い球を絞り積極的に早いカウントから打ってよいと思う。
    今日からの6連戦は相当きびしいだろう。リーグ戦の再開時点で借金スタートだけは避けたいところ。各カード1勝ずつでよい。先ずは1つ勝とう。

  3. 西田辺 より:

    とは言え、性に合わない4番をいつまでもやらせるのは如何なものかと。
    口では「楽しんでいます」とは言うものの、こちらから見る分には決して
    そうは見えないのも事実でして。
    2番前川が予想外(?)にハマってしまっているので、致し方ない面も
    あるのは理解してます。
    古い野球の「4番かくあるべし」というステレオタイプな像を押し付ける
    訳ではありませんが、バランスや向き不向きを考えると、チョット気の毒
    にも思えてきます。
    交流戦も2カードと1試合を残すのみ。
    今年は故障者や不調者続出で苦しんではいるものの、前カードで読売を
    3タテして息を吹き返してきたバファローズと、パリーグ独走中のホークス
    との6連戦。
    今年なかなか勝てていない村上に、そろそろ白星をプレゼントしたいところ。
    広島からFA移籍した西川龍が好調なようです。
    DHの使えるパリーグ本拠地戦。
    果たして今日のスタメンや如何に。

  4. とらかっぱ より:

    近年4番の概念が変わって来てますがタイガースと東のあのチームだけは未だ重みが違う様で・・・○代4番とかマスコミの煽りもあるから尚更。そんな空気の中にいるから近本自身はあえてそのような考えで4番の役目をこなしてる様にも感じます。岡田監督の選手起用も4番ありきだと思うので大山が復帰してくれる事が一番だと思いますが。でなければそんな空気を分かってない外国人をポンと据えるのが楽なのでしょうが最近の外国人はその任に値しない選手しか呼んでこれない。やはり伝統球団の4番って難しい。

    今日からは関西ダービー。いつもバファローズは気合の入り方が違うのかやられてるイメージしかありません。今年は京セラなので相性の良さを生かして(他にポジれる所がない)頑張って2勝はして欲しいですね。

    • 西田辺 より:

      >いつもバファローズは気合の入り方が違うのかやられてるイメージしかありません。
      これがですねぇ調べてみますと交流戦通算で、阪神の32勝33敗3分と、イメージほどにはやられてもいないんですよ。
      今回勝ち越して、何とか五分に持ち込みたいですね。

    • とらかっぱ より:

      西田辺さん
      実際はそうだったのですね。確かに2022年は3タテしたりしてましたね。3連覇中のチームでもあるのでネガ要素ばかりが目に付いてしまいました。今年も京セラなのでやってくれそうと期待しときます。

  5. 虎轍 より:

    ホンマは1番打者として試合に臨みたいけどもチーム事情で4番を「打たされてる」近本ですが、4番打者の責任感を知ったからこそ、これからの近本があったとまだまだ成長して貰いたいですね。
    打順に応じた打撃スタイルも必要やと思いますが、2巡目からはあまり変わらないですからね(笑)
    柔らかい打撃スタイルに剛が備われば、それこそお前首位打者よ。お~ん(笑)
    今日からは隣の京セラドームやし、関西に自宅に居続けたから勝ち続けよう!
    ガンバレ!タイガース!
    頑張ろう日本!

  6. 岩修 より:

    「修養」に「素養」。初老なのに恥ずかしながら初めて知りました。
    本当、toraoさんやコメンテーターね皆さんから様々な知識や言葉を頂き感謝です。
    最近ですが、岡田監督が「そんな簡単に大山の代わりはおらんからな」と話されてました。自ら尊敬する近本を4番に据えるのは岡田哲学なのかも。第一期はフルイニング出場4番金本がいただけに今回は悩んだ末の決断な気がします。
    交流戦も後6試合。カープには才木みたいなスーパーエースが3人。
    どの打者も右投手なら仮想大瀬良、森下。左手投手なら仮想床田と、攻撃方法を各自に対策練って対峙して欲しい。でも先ずは一つ勝ちましょう。頼みます村上…
    で、自分も早く1番近本が観たいなぁ。

  7. hi64 より:

    主力選手が監督を信じられてるというのはタイガースの強みかもしれません。
    近本も身近で学んで、いい指導者になってもらいたいと思います(本人はそんな気もないようですが)。

    今日から敵地6連戦でDHはどうなるでしょうか。
    原口を使ってしまうと、捕手に代打も代走も出せなくなるのでなかやか使いづらい(だから捕手をもう一人上げればいいのですが、それがない)。
    現在の期待値から言うと、DH前川でレフト豊田が1番収まり良さそうですが、
    さてどう出るでしょうか。
    スタメン発表を楽しみに待ちたいと思います。

  8. 熱血とらきち より:

    今やるべきこと、近い将来目指すこと、遠いけれど目指すこと、さらには捨てること、諦めることを整理→素晴らしい名文、スクショして保存しました!仕事に生かそう!

    近本中野が出て、ショータ、ユースケ、テルで還す。村上、いとまさ、岩崎がピシャリと押さえる。去年出来ていた事が、今年はこんなにも難しいとは…そしてその状況を俯瞰して、修正過程を楽しむべしとは近本恐るべしメンタルツワモノ、私は信じているよ。でもでも…。左投げ右打ち44番ブリーデンみたくガンガン打てる外国人はいないかと、仕事がてらスカウトに横須賀に来てみる。確かブリ氏も軍隊出身だったはず。キョロキョロ、ん?海軍カレー?名物なのか〜仕方ない。もちろん注文はカツカレー、はいロースカツ鉄板です。前川の打球が取られないためにも、あと3メートル打球が伸びるようにトッピングにチーズ。テルがエラーなしで守れるように、トッピングになす。今夜は久々の火曜日勝ちになりますよ、知らんけど。私のランチ祈願ルーチン完了で横須賀から新橋に戻りまーす。

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