まだ7月だというのに酷暑続き。まだ7月だというのにマジックが出るとか出ないとか。
まあ2位が五割でほかが借金、阪神だけが貯金を20を持っているという状況だから、そんなことにもなるのだろう。
だが「貯金20」というと圧倒的な印象だが、実際見てきたタイガースは投手力の質と量の比較においては圧倒的といえるかもしれないが、連日の試合内容はほとんどがロースコアの接戦で、試合中に「圧倒」するという場面はさほどない。
勝つか負けるか微妙な試合はたくさんあった。その多くを負けなかったことで貯金が積み重なっている。
経験のない藤川球児監督のやることなすことがうまくいっているとは思わない。ただ、どういう戦力を整えるか、どういうスタメン、控えを揃えるか。どういう情報収集と分析を行うか。どういうマネジメントを行うか。対外的にあるいは対内的にどういう言葉を発するか。選手起用や投手交代、守備や攻撃のサインなどどのように戦術を選択するか……。こうしたことが、「ギリギリの勝負で負けないためにすべきこと」で貫かれている。
負けないように徹底する。当たり前のことだ。しかし人間は簡単に手を抜くし、妥協する。だから、当たり前を続けるための精神状態は、自分に対して厳しくありつつも、厳しくしすぎてもいけない。凡事徹底ほど難しいことはない。
あとよろ。
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