史実に学ぶ

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阪神「藤村監督退陣要求書」を一般公開 粟井一夫社長「どうすればチームが強くなるか黒歴史に学ぶ機会に」 - スポニチ Sponichi Annex 野球
 阪神球団と阪神電鉄は、「藤村富美男監督退陣要求書」を甲子園歴史館で一般公開したと発表した。今後も常設展示される。お家騒動「藤村監督排斥事件」という負の歴史だ…

これはすごくいいことだと思う。人間は誰もが失敗をするし、間違ったこともする。自分たちの組織にとって不名誉だからといって、それを隠し続けて、最終的になかったことにしてしまっては学ぶことができない。

それにしても歴代の球団社長がこれを管理してきたのかと思うと、なんだかおかしくもある。

さらに、歴史館の「黒歴史コーナー」を充実させてほしい。不毛だった「お家騒動」「派閥争い」などはその後もしばらく続いた。いずれは内部事情を知る人もいなくなってしまうので、そういうことにも踏み込んで展示コーナーを設けてほしい。それは全面的にいいことなのだ。

阪神 秘密兵器「トラジェクトアーク」甲子園とSGLに導入へ MLBでは主流、ソフトバンクや巨人も導入済み/デイリースポーツ online
阪神が来春から甲子園球場と日鋼製鉄SGLスタジアムに打撃練習マシン「トラジェクトアーク」を導入することが4日、分かった。各球場に1台ずつのリースで、1台につき3年間1億円での契約。最新鋭のバーチャル機器で前面スクリーンには等身大の投手映像が...

シブチン、ドケチもまた阪神の黒歴史。それが……

「優勝することもできたので、大きいのをいこうか」

「チームが勝つために必要なものに対して、投資は惜しまない」

と、トラジェクトアーク&キナトラックス導入になったのだからすごいよね(笑)。

あとよろ。

コメント

  1. とらかっぱ より:

    黒歴史の公開、どんどんやって行って欲しいですね。これから繰り返さないためにも改めて学ぶ必要はあると思います。しかし黒歴史の多いチームなのに多くから愛される、不思議なチームです。

    トラジェクトアークはどうして採用しないんだろうと思っていましたが、ようやくですね。日シリでホークスにやられたのは、これも大きな要因としてあったように思います。プロの打者は一度見た投球軌道は脳内にインプットされ、二回目から順応していくようになります。それが例えシミュレーションであっても打席で見る事が出来れば、かなり打者有利になります。これで来季の交流戦は打てるようになるんじゃないか、と勝手にほくそ笑んでいます。そんなに甘くはないでしょうが、伏見も入ったしね。

    こういった機器を活用するには優秀なアナリストが不可欠でしょう。今後は選手経験のあるコーチよりも重責を担う時代が来るかも知れませんね。

  2. 西田辺 より:

    まず、これを見た時の第一印象が「達筆やなぁ」でした(笑)
    球団における空前絶後の黒歴史「藤村監督排斥事件」。
    文献では読んだことはありますが、実際にこんなものが残っていたとは・・・
    連判状に署名しているのはいずれも当時の主力選手。
    (当時としては「絶対に首にされない12名」)
    実際には、マネージャー兼スカウトの青木一三も加担しているのですが、この連判状
    には名前がありません。
    ことの経緯についての詳細は、長くなりすぎるので割愛しますが、ミスタータイガースと
    呼ばれたスター選手であり監督でもある藤村の増長と傲慢が生んだ軋轢。
    またその増長を許し続けた球団と、問題はいろんな要素が絡みあって事態は最悪の
    方向へ向かいます。
    このBlogでも紹介された「虎の血」に出てくる岸一郎問題から続く「虎のお家騒動」の
    最大級のもの。
    それ以降も大小のお家騒動は続き、恰好のマスコミの餌になり続けました。
    現在、球団の運営も健全化し、お家騒動とは縁遠い球団になりました。
    敢えて今、この負の史実である連判状を公表することで、二度とこの時代に逆戻り
    しないという決意が垣間見れます。
    今の健全なタイガースしか知らない若い世代の方にも見ていただきたい史料です。

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