8月のプレ五輪大会に派遣されるジャパンメンバー発表。(サンスポ)
予行演習というかリハーサル的大会で、シーズンさなかの一軍、社会人からは選出せず、プロ二軍と大学生から。タイガースからは若竹、大和、高橋勇丞が選ばれている。上園は一軍で使われる可能性があるから外したのだろう。
その若竹が二軍D戦で5回2安打ゼロの好投。暴投、ボークも記録して、打っても2安打2打点?なんか荒々しくて良いね(笑)。もう名前からしてそういうところあるからね。(スポニチ)
練習の成果を試合で実感した時、それが勝利に結びついた時、「オレたちのチームは強い。そしてオレはその強いチームの一員だ」という喜びが心にわいてくる。選手がそういう実感とともにプレーできている時、そのチームはどんどん強くなっていく。優勝した時のタイガースはそんな感じだったし、13連勝のファイターズは今まさにその状態だろう。
その前段階として「オレたちのチームはもっと強くなれる。そしてオレがもっと上手くなってその力になる」というのがある。この2連戦を見て、イーグルスがその域にさしかかっているのがわかった。そんな心が躍るような喜びを、そのままプレーに出せば、どんどん結果がついてくる。田中投手のような若い力があれば、さらに勢いは加速する。率直に言って、うらやましさを感じた。
試合の山場は意外なほど早くやってきて、早く去ってしまった。初回、ヤスと狩野のバッテリーは上手く立ち上がりつつあった。決め球のスライダーを意識させつつ、あまり投げずにとんとんと二死を取り、三死目も取ったかに思われたが鳥谷がエラー。ここで主砲山崎武が粘りに粘って最後は決め球スライダーを2ランHR。ポイントを近くして、コースによってはファールにする。こうして粘り強く対応していけば、すぐに攻略できなくても、やがてチャンスが来る。ヤスのスライダーへの対応をチームとして徹底したことが早くも結果になる。
エラーをすぐに点に結びつけられたことはものすごく痛いこと。しかしそれをしてしまった野手、投手、双方の心の中に、なんとか挽回したいという強い思いも生まれ、大きなモチベーションになることも多々ある。2回表、先頭鳥谷のヒットにはそういう思いが感じられた。だから…なのである。どうしても併殺だけはやっちゃダメで、なんとしてでもこのチャンスを生かさなきゃいけなかった。たとえ得点にならなくても、チームとしての気持ちをヤスに届けなきゃいけない。バント失敗でも、エンドラン失敗&盗塁死でも、単独盗塁死でも…ヤスに気持ちは届く。よし次だ!という気になるだろう。結局次打者桧山は2球目を二ゴロ併殺。粘り強く大きく育つ可能性のあったチームとしての気持ちの高まりが一瞬にして霧散する。さらにはそれが黒く重たいペースト状の物質に変化してヤスの左腕にまとわりつく。今季初めてのヤス大崩壊はこうして起きた。
コメント
toraoさん。書くのしんどそう。
藤モン一押しの僕としてはスタメンで1本出たとこでひとつ評価できる試合でした。でも終盤のチャンスで代打は残念。
おはようございます。
確かに今日はブログの更新がしんどいですよね。でもtoraoさんの解説はさすがです!
タラレバですけど、1回のエラーがなければ試合の流れがとうなっていたかを考えるととても残念です。
気を取り直して、明日からまた奮起して欲しいですね!
こんな試合ばっかやってたら、6回待たずに風呂へぇっちまうよ、おいら。←このべらんめえ口調、間違うてまっか?(人格、崩壊気味です。)
一つ二つ勝っても、中々波に乗り切れませんね。
重いですよね、空気が。
投打互いに何とかしたいと思いながら、信頼関係を
失いつつある感じ。
お互いにもどかしい思いを抱いているんだろうけど。
打線に関しては、強くバットを振る選手が少ないように
感じます。
バッテリーも狩野が感じ始めた怖さに、投手陣まで
引きづられている感じ。
何をビビってんねん。
気合入れんかい!気合?!
山崎だから。誘い水にひかれるようにインコースのスライダー。山崎ですから。当然ですね。しかし、チームとしての攻略法が徹底していたのでしょう。高須にもレフト線の大ファウルを打たれてみれば、徹底された意識がそこにあったようで…。シンプルに受け止められるチーム状態ならよかったでしょうに。めずらしく渡辺亮も固かったですね…。
E渡辺のバネ、守備力、コンパクトな打撃、驚きました。いい選手です。ふむ、今日の打順は悪くない。そう感じながら観戦に入ったのです。微視的に楽しんでいるうちに気づくと大差。ヤスが踏ん張っているうちにリンがガツンといく。続演は乞うご期待ということでヤスのスケジュール入れといてください^^;
なんだか「(交流戦)西武に勝つと次は負ける」というのも、「山崎武司が第一打席にHRを打つと楽天が勝つ」というのも(今年のジンクスらしい)本当にそうなってるので、なんだかなぁ。と感心してしまいます。
楽天は「久米島応援デー」はいつも勝ってるとか、なんかジンクスもいいようにとって気持ちもどんどん強くなってるみたいですね。
また甲子園で「マー君登板」あるかも。今度こそ、いい試合をして大人な阪神を見せてもらいたいです。
で、西武に勝ったスワ、明日からハムに勝てるのか・・。他人ごとながら気になるファイターズ。
2005年6月11日
日本ハム6?11阪神(甲子園球場)
新庄の先制ソロなどで6?1とリード、連敗ストップかと思われた。
しかし、六回に3安打1失点と好投していた
先発正田が突然崩れるなど5失点。
さらに七回、阪神の代打攻勢に救援陣が打ち込まれ、5失点。
打線は終盤、藤川ら阪神救援陣に抑え込まれた。
まさかの逆転負けで21年ぶりの11連敗。
(引用終了)
この日が、ファイターズの奈落の底。
この日から、新生ファイターズへの
取り組みが始まった気がします。
toraoさま
お久しぶりです。最近「流れ」というものはひょっとして今の選手の持っている実力以上に大きい要素になるのではと思う事が多いです。
それは一つのエラーだったり一瞬にして希望が消えてしまうダブルプレーであったり・・・。阪神は今、こういう負の流れが多すぎますね。
選手達が調子に乗ってしまうような展開にどう持って行くかが大きなポイントかなと思います。
田中投手のあの瑞々しい勢いも大きなポイントでしたね。でも昨日の桜井君の「絶対に出てやる!」ていう目もすばらしかったと思うんです。そんな勢いのある選手をどんどん出して欲しいです。
昨日見てた時思ったんですけど、監督の目の下のクマがきつくなってるように思います。
ぎっくり腰も有るでしょうけど 案外寝むれて無いのかも知れません。
調子の悪い時に2試合で移動も大変かも。
睡眠不足は咄嗟の判断ミスを起こしがちですね。
to まつたかさま
>書くのしんどそう。
ぜーんぜん(笑)。苦しみながら成長している選手がいるだけでも余裕です(笑)。
to まっさんさま
エラーは必ずあることなのでOKなんです。その後ですよね。
to 一虎ファンさま
べらんめえ口調の解説はできないなぁ(笑)。土橋さんあたりに聞いて下さい。
to 西田辺さま
>打線に関しては、強くバットを振る選手が少ない…
そこなんですよ。特にパのチームとの違いはそこにあります。迷いをとってやるベンチワークを否定して、打者に任せ続けているのですから、各打者自身が迷いなく振るしかないのでしょう。
to BSミツルHさま
イーグルスの成長力は素晴らしいです。根っ子に謙虚な心があるから、少々ひねくれたノムさんの指導もすーっと入っていくし、ノムさん自信も多少は謙虚な心になるのかも知れませんね。
to メルさま
ジンクスってのも結局「成功体験」とその時の感覚との結びつきみたいなところがあるので、よし!これで勝てる!みたいな気分にさせるんでしょうね。
to ファイターズ・ファンさま
ヒルマン監督は劇的に変わりましたからね。そうか岡田監督も劇的に…いや…いやいや…(笑)。
to yuさま
こんちは!考えようですが、運も実力のうち、流れも実力のうちです。数値を争う、たとえば高跳びは幅跳びなんていう競技でも、駆け引きの要素もあれば、気象条件もあれば、最高のパフォーマンスを呼ぶための細かい条件があるのでしょう。ましてや集団競技の場合は、個人の気持ちをどうやって全体に持ち寄るかということでまるっきり変わってきてしまいますもんね。
そうそう、桜井良かったですよね。
to たまねぎおじさんさま
見るからに岡田監督はきつそうです。04年も相当きつそうでしたが、その上を行っていますね。
ひょっとこ やめろ!
to ななしさま
ちょっと面白いからこれだけ残しておきます(笑)。「グリーンウェル」でもなんでも良いので名前つけて下さいね。