吉野が復活に手応えみせる

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http://www.daily.co.jp/baseball/2004/12/23/155311.shtml
スペンサー外野手と正式契約。1年6千万円。素行の悪さが評判だが、野崎社長曰く「大丈夫」。信用しましょう(笑)。問題は謙虚に日本野球に取り組めるか否か。いずれ現状桧山しか頼りにならない右翼手の補強としては意味があるだろう。ファンの期待を集める桜井や、夏場の復活を目指す濱中らにとっても勝負できない相手ではあるまい。1ヶ月と少しに迫った春期キャンプではもっとも注目の激戦区となる。
来季からの先発転向が決定している安藤投手と、今季の雪辱を期す吉野投手が、自主トレ先の米アリゾナ州スコッツデールから帰国、「充実していた」と語った。トレーニングもさることながら、コンディショニング方法を勉強したことに満足感があるようだ。
最先端の科学的な調整法において、米国に学ぶことはまだまだ多い。この差は、プロスポーツ産業のスケールの差だ。モトが違うので単純比較は出来ない部分も多いが、アメリカには30歳代後半から40歳代の好投手がゴロゴロいる。ベテラン投手の「持ち」に大きな差があるという事実と、コンディショニング方法の違いの相関性はもっと突っ込んで考えても良さそうに思う。そういえば去年の11月に同地で自主トレを行った藪投手も、今季(不慮のケガはあったものの)、安定した成績を残した。長く現役を続けるためには、自分の身体を守る徹底したこだわりが必須で、安藤、吉野の今後の変化に注目したい。
いや、とにかく吉野だ。03型吉野さえいてくれれば、阪神の闘いぶりはまったく変わる。7、8回の1イニング、いや打者ひとりの勝負所で、絶対的に信頼できるセットアッパーが一人でもいてくれれば…。今季何度そう思ったか知れない。あの日本シリーズでの快投を、フルシーズンで見たい。できるんだから!

コメント

  1. BSミツルH より:

    この一年間、実質的に戦線を離脱した吉野は、ここをラッキーと思ってファイトして欲しい。球種・球筋が研究されているのは当然だが、打者の残像は1年分薄れている(と、思いましょう)。アレッと思わせたら勝ちだぞ。
    サチェル・ペイジは50歳代でまだ投げていたという。スゴい。小・中・高とそれぞれの段階でそれぞれに消耗を強いられたエース格は肩年齢に勝てない。でも、チームのためでもなく、自分のためでもなく、ただ投げるのが好きだというヤツ+科学=百人力だ。
    辻本投手のインナーマッスルはスゴイらしい。チューブを使ったり、サプリをコントロールしたり、アメフトのボールを投げたり、そういったことを却下するコーチはまだ大勢いる。すぐに辞任した方がいい。
    いわゆる肩を作るという作業が開幕までに「ふた山」強いられるプロって何だろう。一回だけですませるのがプロだと思う。それと、ブルペンで準備してない投手を指名する監督って何だろう。う?ん、やめとこ…。

  2. いわほー より:

    シーズン通して投げきれるだけの肩を作るために、キャンプで徹底的に投げ込みをする。(させる。)一方で肩は消耗品という説もある。
    投げ込みの必要性と抑えどころがいまいち素人にはわからない。
    プロのコーチも諸説入り乱れている気がする。
    大リーグで40すぎてもばりばりの現役投手を科学的に徹底調査してほしいものです。後世のためにも。
    その結果、もって生まれた肉体の違いだった、というのなら残念ですが。

  3. torao より:

    to BSミツルHさま, いわほーさま
    こうして毎年毎年、肩・ヒジに故障を発生させる投手をたくさん見ていると、どうして「予防医学」が発達しないのか不思議でなりません。そりゃ多少は投球動作や身体の強さに個人差はあるでしょうが、それぞれの関節、腱、筋肉の働きや、発達の仕方、衰退の仕方などは同じでしょうから、もっともっと「答え」が導かれても良いように思います。的はずれかもしれませんが、なんだかすべての元凶は高校野球にあるような気がしてなりません。

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