野茂氏落選から脱線

スポンサーリンク
定期投稿

新人合同自主トレがスタート。「即戦力」という言葉が有名無実化することが多かったタイガースだが、高校生の藤浪が10勝したことで空気が変わったはず。そりゃ藤浪が桁外れだったのはあるが、少なくとも大学、社会人出身なら「使う場はある」という目で見ていって欲しい。
MLBの殿堂入り投票が行われ、候補に入っていた野茂氏は票を集められず、来年以後の候補者リストからも消えてしまうそうだ。2度のノーヒッターと「時代の開拓者」だった事実をもっと評価してもらえたらよかったのに、と残念な気持ちになった。

野茂氏は落選…得票わずか6票 米殿堂入り候補から外れる(スポニチ)

私としては「特別賞」的な殿堂入りもいいと思うのだけれど、記事にある「投手は300勝、打者は3000安打、500本塁打」という目安なるものを見ると野茂を入れてしまうとバランスが取れないというのもあるのだろう。

それにしてもこんなとてつもない数字が目安で、毎年「殿堂入り行列」ができているということだからMLBというところは大したもんだ。ただ、なぜそういう選手が出るかというと、一つには試合数が多いこと、もう一つには選手数が多いこと、さらには全世界の選手がこの場所を目標に集まってくるということがあげられる。頂点が大きく、分母も大きい。
そう思うと日本の場合は分母の割りに頂点が小さすぎるのではないかと思ってしまう。極端な例として、もし日本プロ野球の球団数が12ではなくて6だったら。6球団のオーナーが自分の利権を守りたくて、他をブロックしていたらと考えればあり得ない話じゃない(現に一時期、パ・リーグは常に存続の危機を抱えながら運営していた)。もしそうなら、今歴史に名を残す選手たちがみな活躍できていただろうか。

同じようにもしプロ野球が16球団だったら、20球団だったら、また別のスターが生まれている可能性がある。それはバランスの問題なのだけれど、日本の競技人口、ハイレベル級選手の数、ファンの数や市場を考えれば、「そんなの常識」たる12という数字は疑っても良さそうに思う。

コメント

  1. 西田辺 より:

    野茂、殿堂入りならず・・・残念。
    今年は超大物が多数いて厳しいという声は聞こえてましたが、1.1%とは・・・
    グレッグ・マダックス、トム・グラビン、フランク・トーマスが栄えある殿堂入りとか。
    それぞれ355勝・305勝・521HRの実績。
    相手が悪かったとしか言いようがありません。
    あのマイク・ピアッツァ(ピアザ)ですら届かないんですから。

    12という頂点も、もう少し面積を広げれば裾野の面積も増えませんかね?
    私の理想は、16球団2リーグ4地区制。
    ただ、現状子供たちの野球がドンドン先鋭化している事は懸念材料です。
    ジュニア・シニア・学童で頭角を現した子だけが先へ進んでゆき、そうでない子や、
    もっとライトに野球を楽しみたい子の行き場がなくなってきてます。
    頂点だけでなく、そういった裾野の風景も考えて行かないと、早晩苦しくなって
    来るかも知れませんね。

  2. ハマトラ親父 より:

    野茂は残念でした。基準が高いですね!彼は指導者として活躍してほしい。解説者は向いて無いような気がする(+_+)話し方が・・・

  3. ken3953 より:

    非常に私事ですが、他のブログさんのコメント欄で私と別のkenという方を発見。
    被りやすい名前ではあるのでken改めken3953として登録させて頂きました。
    これからもボチボチよろしくお願い致します。
    野球関連のブログで私がkenという名前のみで書き込む事はございません。

    さて12という球団数についてですが、現在の人気とレベルを維持するなら
    極めてベターだと思います。野球選手の年俸が高過ぎる為、リスクを負って
    新規参入しようという球団はなかなか無いでしょうし、レベルを落とした
    かませ犬的な球団を新設しても仕方ないかと。
    海外サッカーのように八百長を作り出す温床にもなりかねないですし、
    むしろ近鉄消滅の時のように球団数を減らさない事にだけ注力すべきだと
    私は思います。

  4. トラ11 より:

    野茂さんは残念でした。
    メジャーの殿堂入りというのは、ものすごいハードルが高いということですね。
    確かに「特別賞」というのがあれば、入れて欲しかった。よく解りませんが、ロビー活動というのが必要だったのかも…(笑)

    日本プロ野球が16球団2リーグ4地区制なんて、想像しただけで楽しいです。
    野球の裾野が広がって、レベルの高いチーム作りと球団経営が可能な企業が出てくるようになったらMLBのワールドカップにチャレンジできるかもしれません。
    初夢妄想が広がってしまいました(笑)。

  5. なかっち より:

    日本プロ野球界も球団を増やすべき!
    最初はかませ犬的なチームもあるかとは思うが、楽天同様10年後15年後に優勝出来るチームも出てくるかもしれない!

    サッカーJリーグも1993年発足後J1J2ともにチーム数を増やしてここまで大きくなった!
    子供達がプロを目指すのに、受け皿は大きければ大きいほどいい。
    日本はまだまだ野球人気は根強い!
    北陸、四国、北信越、沖縄などまだプロ野球チームがない地域があります。

    何とか球団を増やして試合数も増やして野球ファンを楽しませて欲しい!

タイトルとURLをコピーしました