雨をはさんでもタイガースの打線は衰えず、大竹以下ジャイアンツ投手陣に襲いかかって得意の12得点。一方投げる方は、終盤にそこそこ救援陣を注ぎ込まされ、そこそこ失点。でもとりあえず勝ちは勝ち!引き分け挟まない8連勝は立派だ。
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対巨人 10回戦 東京ドーム
神 | 1 0 1 0 0 4 2 1 3 | 12
巨 | 1 1 0 0 0 0 1 1 1 | 5
勝:メッセンジャー7勝7敗0S
敗:大竹6勝4敗0S
HR:ゴメス ツーラン16号、梅野ソロ6号、上本ソロ3号、阿部ソロ9号、
長野ソロ6号、ロペス ソロ15号
阪神:メッセンジャー – 福原 – 加藤 – 安藤
巨人:大竹 – 青木 – 土田 – 笠原 – 今村
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大型連勝で勢いつけてジャイアンツ戦、ところがここで気負いすぎて3連敗…というのがタイガースおきまりのパターンなのだが、今回の台風は強力で、東に移動したとたん熱帯低気圧に変わってしおしお…とはならなかったね。快勝ムードなのに、7,8,9回に1点ずつ返されたのは良くないことだが、こっちは2点、1点、3点と奪っているワケだから、「苦しい投手陣を打線が助けている」ということでいいじゃないか。この先、また逆になることもあろう。
この試合、どうしても注目されるのは6回表、4-2とタイガースが2点を勝ち越し、なお一死二塁走者マートン、三塁走者ゴメスという場面。投手は二人目左の青木、打者は今成というところで原監督がマウンドに向かいながら「みんな集まれー」の身振り。外野まで集合させ、出した指示が「内野5人隊形」。
外国人監督がちょいちょいやる。アメリカの草野球、スローピッチでは野手が一人多く、その野手を使って内野を一人多くするか、外野を多くするか、全体のシフトをどう配置するかが大きな戦略になる。そういう土壌があるから、さほど珍しいことでもないのだろう。
結局、今成に代打西岡を出したところで陣形はノーマルに戻ったが、2ストライクに追い込んだところで再びレフト亀井が二遊間に立ち、残りの外野手が右中間と左中間に構えた。結果、西岡の「平凡なセンター犠牲フライ」が「右中間」を破る2点タイムリー二塁打となり、6-2となった。この6点目が結果的に決勝点になったのだから、大裏目であったことは間違いない。ただ練習でもやっていなかったというプレーをなぜここでやったかについては多少考えても良さそうだ。
おそらく原監督の頭の中に、尻上がりに調子を上げていくメッセの様子を見れば、2-2の同点から6回に猛攻を受けてしまったことで「ほぼ勝負あり」という判断はあったろう。問題は明日以後の流れを断ち切るために、ズルズルとした試合をしたくない。ベンチとしても1点に勝負を賭けているのだという姿勢を示したい。実際のところはまだオールスター前で貯金もたんまりある。ひいこら言いながら連勝を続けているタイガースに比べれば余裕をぶっこいていられる。しかしそこで油断してしまえば飲み込まれてしまう。
実際のところはあの奇策が成功しようが、失敗しようがそれほど重要ではなかったろう。どうせ基本的に負け試合、選手たちが集中力を持ってくれればそれで良い、さらにはこの先やってくる、本当に1点もやれないという場面の予行演習にもなるという寸法。やーいやーい裏目ったー!とバカにできるようなものではないと思った。
ま、しかしタイガース打線が、原監督にこのまま普通にやってちゃダメだなと思わせたというのもまた事実だ。途中から投手起用が「経験値稼ぎモード」になったとはいえ、
上本 本塁打含む2安打2得点2打点
大和 4安打固め打ち3得点
鳥谷 3安打3得点1打点
ゴメ 適時打、本塁打含む3安打2四球
マー 2適時打で2打点
福留 オアシス(犠飛による1打点あり)
今成→西岡 前述
梅野 おなじみびっくり箱特大アーチ
上位が出たら主軸が返すという線になった攻撃は見事だった。
調子のいい時はどうだったんだっけ…4月の好調をつい最近まで忘れていた。それを思い出したのなら、もう忘れないように定着させないとね。といってもまた忘れてしまう時がきっと来てしまうのだから、今度はすぐに思い出せるように。いい時はノリノリ、それでいい。だけど頭の片隅には次のことも少し考えておくことだ。
西岡、この場所でいい「復活への一歩」が飾れて良かったね。
コメント
原監督はタダでは負けませんね。2点ビハインドであのシフト。先を見据えた采配だと思います。
たぶん9月半ば辺りにまたやるかもしれませんね。モチロン投手は一線級で。
目指しているものがはっきりしているチームですから選手側からしても納得のシフトだったのではないかと思います。
手綱を緩めませんね。
一方、先を見据えてるの? だった福原登板。点差があったのにもかかわらず。和田ちゃん、中西Cに聞かないとわかりません。ビビり継投に感じました。
相手予想先発をみると、土日の方が僅差のゲームと見えますが大事な場面で福原を使えないなんて事はないでしょうね? ちょっと解せないです。
打線はお得意様だった大竹を攻略。
甘い球を見逃さず打ててましたね。
またもや梅ちゃんの一撃でスカッとさせて致しました! 気持ちイイ♪
メッセさんお疲れさまです。
頑張れ能見さん!
原は面白いことするな。
フィールドプレーヤー全員をマウンドに集めて何を指示
しているのかと思えば、まさかの内野手5人守備隊形。
あれには驚いた。
直後に和田が今成に代打を送ったせいで、あの守備隊形は
見ず仕舞いで終わりかと思ったけど。
(あんなシフトを組まれ、望むところだと今成を打席に
立たせない和田は本当につまらない男だと思った)
結果的に西岡を追い込んだところで再び、あのシフトに戻した
ところから推察するに、俺は あのシフトに大きな意味はないと
感じた。(やっぱり、やっておくかって感じに見えた)
だけど理屈抜きに面白い。
巨人ファンが、どう感じているか知らないけど、俺はワクワク
したし、まさに興業的で実に良いと思った。
それだけ巨人には余裕があるということ。
ファンを驚かせたり、飽きさせない野球も公式戦で出来る。
やはり原がいる巨人は怖い。
結果的に失敗したが、この作戦をバカには俺もしない。
阿部の件もあるし、今夜から巨人は少し本気になると思う。
急に観戦に行きたくなりまして、自転車こいで東京ドーム行って外野席で時間も気にせず、最後まで観戦しました。
なんと言っても6回原監督の「奇策」には驚き、西岡に「センターに打てー」と叫んでいたら本当にど真ん中に飛ばしてくれた時は笑いが止まりませんでした。
大和の打席では、ずっと大和タオル(ピンク)を掲げていましたが、少しは薩摩パワーが伝わったかな(笑)。
何しろ「てんこ盛りゲーム」で騒ぎすぎて記憶もおぼろですが、全てが上手く回っている今だからこそ今日も気を引き締めて戦って欲しいです。
まだまだ全然足りねェー!
昨日の一番の勝因は私の中では大和を始めとする幾度となく見せた見事な走塁!ジャイアンツが一番嫌がる走塁だったと思います!狭い東京ドームでの戦いの中で空中戦+足で掻き回し相手を揺さぶる見事な積極的勝利だと!
トラオさん今日は、更新早いですね。緊急地震速報で起こされましたか?(当方は4時半に叩き起こされました。それでも目覚めパッチリです。)
昨夜は、開幕初戦以来の東京ドームでの観戦、前回は、5点先制の後、3倍返しをくらって、負けたので、多少不安は、ありましたが、終わってみれば、3塁側スタンド大盛り上がりの一戦でした。
相手は、いろいろやってきましたね。またそれが、全て裏目に出るものだから、余計、盛り上がった感じです。止めは、阿部のまさかの退場劇、余りに目の前でボカスカ打たれたので、それも影響したのか、何か異様に熱くなってましたね。
打線については、ほぼ文句なしという感じでしたが、中継ぎ投手陣は、不安がありますね、
8回は、あの点差で福原?
何点差が付いたら安心できるのかしら。(DeNA戦のトラウマ?)
皆さんのコメントを書かれる時間が、いつもより早い!
そりゃあ早く書きたくなるよねぇ
出遅れた!
原監督の西岡への変態守備(敢えて)は西岡への御祝儀かと思った
今成への対策(それでも変態)かと思ったら西岡にもヤッたから驚いた
なんでもないセンターフライをタイムリーにしてしまう選手の気持ちを考えると、やりきれないねぇ
和田氏、マネすんなよ
格好良くないからね
それでも福原を出す和田氏…ビビり過ぎ
讀賣相手に投げれば自信が付く中継ぎもいたんじゃないの?
6対5で逃げ切った先日の試合
日本代表のサッカーの試合でも、あそこまでドキドキできない
試合終了と同時に野球ファンであることの喜びを再確認した
昨日の大勝は阪神ファンとしての喜びを味わえた
金本が「なんで連勝してるか解らへん」って言ってたが、大丈夫、みんな思ってるから
形になってくから
連戦前に7勝2敗と予想したが1試合削られ6勝2敗ペース…
なんて弱気にならないよ!!
7勝はマストで!
…全員が同時に打てなくなるチームだから怖いけれど
梅ちゃんナイスホームラン!!
阿部、気の毒!敵ながら気の毒!
今日もチョチョイとタイガース!
相変わらず、和田監督の投手起用は?ですけど。阿部ちゃんを慌てさせ読売を多少、本気にさせたかもしれない。これから楽しみですね!!
原監督もさすがに昨日の采配に対して批判を浴びるでしょうが、「福留を使い続ける勇気」なんてのを見るより、よっぽどファンは楽しめると思います。
守り勝つ野球が出来るような球場じゃないんだし、やっぱり隼太が見たいな〜
快勝は嬉しいけれど、そこがやっぱり気になるわん
昨日の原監督の采配をもし和田監督がして失敗してたら
『ファンを楽しませる采配!』
となるでしょうか?
『キャンプやオープン戦で試してないことを何故やるんだ(怒)』
となるのは目に見えてますよね!私も含めて(笑)
原監督は闇雲に采配をする監督ではありません。意図があっての事やとは思いますが、明らかに1点を与えない為の采配であったことは間違いないと思います。
貯金があり、讀賣は余裕があるとの見解も昨日の試合を見る限り違うと思いました。讀賣は今余裕ないと思いますよ!
去年のようなどっしり感を感じません。
焦りを感じますね!
先発の駒不足、中継ぎ陣の安定感のなさ。抑えが確立出来てない。
タイガースも抑え以外は似たような状況。しかも勢いはこっち!叩くのは今しかないでしょう。
今日は壮絶な打撃戦を予想します(笑)
原のルンバ采配を久しぶりに見ましたわ!(笑)
もしあれを和田がやったら即日クビだろうな。
でもノーアウト2,3塁で福留に代打を出さないベンチにワシはイラッときた。
直後に西岡がセンターフライを打ったから隠れたけれど福留では外野フライも打てない
のは皆さん周知の事実だろう?
残念ながらあの一番盛り上がったところで嫁が足に熱湯をかけてしまい救急病院へお付き合いしたので上本と梅ちゃんのホームランは見れず!(涙)
我が家にも中西同様場の読めない嫁がいることを後悔した晩でもあった。(笑)
追伸 昨晩は長嶋が見に来ていたとか?
なるほど!だから意地を見せるためにあんなシフトを見せたのね~!
しかし広島から来たあのピッチャーにはそんな親心もわからず外野フライにする
絶好球を投げてくれてありがとさん!(笑)
大竹といい広島から来た両ピッチャーに最敬礼!おおきに~
私もご祝儀シフトだったと思いました。
ピンチヒッターのコールの後で原監督がマウンドで指示を出していたし、西岡はゴロ打ちばかりじゃないし、実際ヒットの前にも外野の無人エリアに惜しい当たりのファールがあったし、正直意味不明です。
阪神の監督がやったら、「こんな事からチーム内の不信が・・・亀裂が・・・」と新聞で書かれ、ファンからは能力・人格への総攻撃を喰らうと思いますよ。
8連勝は夢のようです!
しかし、東京DのG戦は楽しみも大きいですが怖さもあります。
大差があっても福原投入してでも初戦は絶対に落とせないという和田監督の余裕のない気持ちもわかります。
ただ、今日の能見はどのような調子なのか、何回まで行けるのか、その後の継投が問題ですね。
6回表は貯金大の余裕采配であっても、原監督の心の余裕はないように思いました。
日ごろからあのような守備体制もあることを選手に伝えていたそうですね。
今日は能見が万全の態勢で好投をしてくれることを願います!
頑張れ能見!
私も原監督の変則シフトには疑問を感じますね。
ただやってみたくて我慢できなかっただけかと思ってます。
打たれた投手にしてみればたまったもんじゃありませんw
一方タイガースの方の磐石すぎるリレーにもうんざりしました。
こんな時に使ってて僅差で出せるの?抑えられるの?と。
福原・加藤は特に疲労困憊だと思います。あとは解説アニキの
指摘していたマートンへの守備固めですかね。
ついでに上本の右手は大丈夫なのかなと思ったりしました。
恐るべし、お掃除ロボット!
どちらに転んでも話題性抜群。
しかも、こうして深読みまでしてもらえるなんて、G監督冥利に尽きますね。
人のいないところへ、きちんと打球を運ぶ西岡、アッパレです!
あの守備隊形、多分プロトタイプで、これから先改良されて、ここ一番で使える様にするんでしょうね。
ま、試合展開見たうえでタイガースは実験台に使われただけでしょ。
一方の和田監督、リリーフで使える投手を増やそうと言う意欲も見えず、「勝ちパターン」を浪費するのみ。
同じ先発ばかり当てたり、いつも以上に柔軟性がなくなる事を考えると、この監督は読売に
異常なまでのコンプレックスがあるんじゃないでしょうか。
昨日の試合前のオーダー交換での和田監督の顔にがっかり。
まるで憧れのアイドルに対峙する時の顔でした。
賤しくも阪神タイガースの監督たるもの、読売の監督と対面した時にニヤニヤして欲しくないです。