岩田序盤に失点であっさり二時間半

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初回から淡泊な攻撃のタイガースに対し、先発岩田は立ち上がりが甘くなり序盤で4失点。その後は立ち直ったものの反撃も力弱くあっさりし過ぎる敗戦。「奪首」失敗でゲーム差はふたたび1.5差に。

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対巨人 17回戦 東京ドーム

神 | 0 0 0   0 0 1   0 0 0 | 1
巨 | 2 2 0   0 0 0   1 0 x | 5

勝:小山4勝0敗0S
敗:岩田8勝6敗0S
HR:長野ソロ8号、セペダ ソロ6号
阪神:岩田 – 金田 – 筒井 – 建山
巨人:小山 – 青木 – 久保 – 山口
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『お岩の呪い!?阪神 4度の奪首失敗はいずれも投手名前に「岩」』くだらねえ!でもなんか季節感があって笑えるスポニチの見出し。今度0.5差の時は岩じゃない人にしようか。

久しぶりに順位が変わるかもってんで、東京ドームは大入り満員45,461人。きっと密閉された空間は熱気ムンムンだったと思うのだけれど、試合はさらっと2時間32分で終了(別に高校野球の影響じゃないだろうけど)。打てそうだからと振ってみると微妙に芯を外されるというのが本来の岩田の投球で、ど真ん中の球筋から左右の低めにおさまってくれないといけないところ。悪い時の立ち上がりは、高いゾーン(打者はチャンスと思って振り出す)から出てきた球が、真ん中よりに収まってくるのだからそれは打ちやすい。岩田の場合は、打者との対峙より自分との対峙。四球を恐れることなく、「ボールからストライク」「ストライクからボール」を狙って攻める気持ちをいかに引き出せるか。「まだまだ行くで」のバッテリー、2回までの4点はちと多すぎた。

でもまだ序盤4点、その後立ち直りを見せたのだから、攻撃陣が粘り強く返して欲しかったが、結果的に淡泊な攻撃が続いた。先発小山はフォークが良いので、追い込まれる前に積極的に勝負という策は決して間違いではないのだけれど、ガツンガツンと攻め込むほどには打線の調子が悪かった。タイガースはフォーク投手に対して、よくこの「追い込まれる前に」をやるのだけれど、成功率は低いように思う。相手がやられて一番イヤなチームオーダーは、「低めのフォークは全部ボールだから捨てろ。直球で見逃しでも勘定のケツ(査定)はチームで持つから全部捨てろ。高めをセンター方向へ叩け」だと思う。

チームオーダーも画一的にせず、個性を生かして全体で攻めるという基本の部分は常に大事にすべきだとも思う。メリハリがないと投手は楽だ。粘れる打者には粘られるのがイヤだし、四球を選ばれる走者によって重圧を感じるから長打のある打者への球が失投で甘くなる。

ただ負け試合リリーフの落ち着きはいいよね。建山が完全に戦力化して、筒井が加藤に代わって左の火消しになれるといいんだけど(加藤は前日ギックリ腰で抹消、代わりに渡辺が登録されている)。

こっちは先月の月間MVP投手で、相手は伸びている小山だけど、なんとか攻略して勝ちたい試合だったのだけど、負けるのなら「あっさり」というのも、まあこれも今年のタイガースの特徴で、ここまではそれがいい感じに転がっている。期待して集まったファンには残念だが、今日勝ってカード勝ち越しに繋がれば、まあちっとは報われる。

隼太いいね絶好調、ナイスマルチ。あまり調子は良さそうでないけど鳥谷、ナイスバッティング。

さあせっかく頭をいい形で取ったのだから、今日は勝ちたいね。球種豊富な技巧派、初物セドンが相手。「いつでも打てる」と思わず、引きつけて逆方向へという意識で打線を繋ごう。藤浪頼むよ!

コメント

  1. 虎ジジィ より:

    「今季ベストバウト」の翌日は「無抵抗試合」ホントあっさりした二時間半、実にタイガースらしいですw。

    クリーンアップが疲れている(特にゴメス)のと、梅野の肩が読売にナメられているのが気がかりです。梅野はとにもかくにも一度盗塁をスパッと刺せば思い切って走ってくる読売への抑止力になると思います。

    岩田もここへ来て「カラータイマーが点滅から赤に変わりかけている」(ゾフィ戻り?)感じ。
    「立ち上がりが悪い」という影を潜めていた悪癖が顔を覗かせ始めました。何とか初夏の状態に戻って欲しいです。

    今日は相手投手「苦手な初物外国人投手」!関西人のオッチャンが必ずネタで言いそうな「アレやろ?トイレ入れるヤツ?いやいやそれはセボンや」のセドン投手!
    左腕なので、一昨日のオーダーに戻る(捕手は変わるかも)と思いますが、また一昨日のようなタイガースが見たい。
    ガンバレ藤浪!

  2.  Yalkeys より:

    昼寝で寝すぎて気が付けば0-4でした。岩田が立ち直りつつあっただけに、小山に押さえられたのが残念でした。セペタの超特大ホームランはこれから要警戒でしょう。
    個人的には藤浪、清水のバッテリーで勝越しや~(デイリー的表現)。
    明日のデイリー、虎のシッポが跳ね上がることを信じています。(笑顔はマートンか・・)

  3. グラストン より:

    縁起担いで俊介を使いましょう!
    勝負のアヤを解ってないと必ず痛い目にあいますよ(((^_^;)
    とにかく勝ち越しましょう!

  4. おかぼん より:

    讀賣には,先頭打者アーチの長野や体を張った守備を見せた阿部の執念がチーム全体に見られました。今季「新チーム」の象徴でもある,梅野,ゴメスは疲れなのか,気負いなのか,壁なのか…ここを超えてこそ! とエールを送りたい。
    藤浪は今季対讀賣戦初登板ですが,すぐ2週間後にもドームで同カードがあることを考えれば,東京ドーム対G打線にしっかりと抑止力となることを示してほしいですね。結果はもちろん内容のある投球を期待しています。
    しかし,昨年やその前のことを考えると,8月お盆の時期に首位攻防やってること自体がうれしい。もちろん,監督をめぐる複雑な思い(ひと言で言えば「和田かまり」)は私にもありますが…。

  5. 阿太郎 より:

    負けたからヒゲまで気に入らねー!

  6. 寿 より:

    第2戦首位の夢 2時間半で消滅!!

    昨夜は長野の先頭打者ホームランで勝敗が決まったような気がした。
    底力があり投打がかみ合うとこんなに強いとは、さすが巨人、敵ながらあっぱれ!!
    やっぱり首位は遠いな~~!!

    さて今夜の先発は藤波君、2本の前歯隠し口一文字に結び心して頑張ってほしい。
    後は任せろ、05年辺りに先発で頑張った素晴らしい仲間たちがフォローするからネ!!

    ところで岩貞君に岩崎君たち元気なのかな?
    思うに先発に拘らず経験を積ませ育てる意味でワンポイントでもいいから投げさせるって事
    出来ないのかな!!せっかくドラ上位で取った将来阪神を背負う逸材なんだからさ。

  7. 大虎真弓 より:

     梅ちゃんでも疲れは出るわな?
     丸出だめ夫で過呼吸の岩田にどんなジェスチャーも通じませんでした
     リードで神経をすり減らしたからバッティングも送球もボロボロ(笑)
     魅力の欠片も出せない試合になってしまった。
     後楽園飯店でバンバンジーでも食べて頑張ってね。
     怪獣セドンにはハヤタ隊員が中心になってやっつけてもらいたいものです
     ところでドメスってどこを狙って打っているのでしょう?
     右中間を狙って打てばヘッドが遅れて丁度良いと思うのですが?(笑)
     夏男フジナミマンと怪獣セドンの戦いどうなりますやら?

  8. 西田辺 より:

    長野の先制パンチが狂わせましたね。
    あれは長野も狙ってたかも。
    最近、梅野の肉体的な疲労もあるんだろうけど「捕手梅野の傾向」が各チームに周知されて
    きたかも知れませんね。
    岩田もテンポの良さだけではない、もう一段何かをアップさせないとズルズル勝てない投手に
    逆戻りしてしまう。
    昨日も2番橋本に仕事をさせたのが痛かった。
    左打者であるけど、左投手の直球に強さを示す打者の傾向を岩田-梅野は把握していたか?
    今年能見はこの打者に何度も痛い目に遭っている。
    初回・2回ともこの橋本が痛い追加点に絡んでいる。
    昨日も『脇の選手に仕事をさせちゃダメ』だと書きました。
    今日こそ・・・ビシッとね!

  9. ken3953 より:

    トラオさんの書かれている通りだと私も思います。
    岩田は序盤大事に行こうとし過ぎて固くなった印象ですが
    その後立ち直りましたし、もう少し援護が欲しかったですね。
    対策を練っても相手にバレたりして裏目に出る事は当然あるので
    状況を見て切り替えるのも手だと思います。それも失敗すると
    方針コロコロ変えるんじゃねえ!って思ってしまうんですけどw

    ところで先日面白い記事を見かけました。顔でバレる大谷
    野球ではこういう事もあるだろうとは思ってましたが、怪物大谷が
    それで攻略されるとは。選手の方が自分から気付くのは
    ほぼ不可能なので周囲が気付いてやるしかありません。
    敵だけでなく味方も客観的に分析しなきゃいかんというのは
    イマドキスポーツって情報戦なのだなあと改めて思わされます。
    謎補強よりも裏方の情報部隊にこそ十分な投資をして欲しいです。

  10. TJ風船 より:

    ん〜どうでしょう、一昨日が激戦過ぎて抜け殻になってしまったんでしょうか。それにしても早いわ。両先発に対する打撃陣の傾向と対策の差なのでしょうかね。梅ちゃんは正念場ですね。川藤さん風に言えば、まず飯を食えと。そしてよく寝ろと。グラウンドに行ったら要らん事考えんと感じろと。深刻になりすぎると骨皮筋太郎くんになってしまうぞ。頑張れ!
    晋ちゃんで勝ち越しを狙いたいです。
    甥っ子次回回しだ。ラドンだかセドンだかを退治したいですね。
    和田ちゃん、良い試合を!

  11. 生野の虎 より:

    もうそろそろ今年の新戦力?上本、ゴメス、梅ちゃん疲れが出てはいるんでしょうけど
    他球団からは完全に丸裸にされていますよね。そらそうですよね。
    打撃内容を見ればわかりますよね。相手の思うようにやられてますよね。こんな時こそ頭を使って、方法論を変えて乗り切って欲しいですね。ガンバレ、ガンバレ、阪神タイガース!

  12. なかっち より:

    新戦力の3人に疲れが見え始めた!それは最初からわかってたこと。1年働いた経験ないんやから。

    でも使い続けてほしい。

    今日は初物外人セドン。隼太は使って欲しいなぁ。
    ライト今成、サード新井で!

  13. 英くん より:

    昨日は残念ながら首位奪取とはなりませんでした。
    結果や皆さんのコメントを見せていただくと今年の新戦力の上本、梅野、ゴメスに疲れがみえるようで、これからは今まで実績を残してきた選手、特に野手に期待したいです。
    鳥谷、福留、マートン、そして去年チームを引っ張ってくれた西岡。投手も結果しか見ていないのでわからないのですが建山も最近は点を取られていないようで期待したいです。
    これからは一軍と二軍の総戦力で好試合を期待します。

  14. 金沢の虎 より:

    昨日は何も考えていない一番打者らしくない一番打者、長野にヨーイドンから先制パンチ一発でフラフラになってしまい、建て直そうとする前に失点を重ねてしまった。と言うところでしょうか。打線もお付き合いでフラフラして。

    良い試合をした次の日にこれですからね。いかにもタイガースっていう気がします(笑)。(悪い意味でなく)

    心配なのはゴメス、上本、梅野。やはり疲れからかプレッシャーもあるのか思い切りが無くなってきましたね。ゴメスは昨日、
    失投の甘いフォークも捉えられませんでしたから。

    でもまあ、この時期に疲れるのは十二球団みんな一緒ですから。選手は自分で体調管理もしつつ、首脳陣は上手く休ませる配慮も見せて。チームの良いパフォーマンスの為には遠慮はいらないが、潮目が変わりそうな時の細かい配慮が必要になりますからね。

    ただ本陣に腰掛けて、試合の時だけ采配を振るっているふりだけして、自軍の若手のあら探しばかりしていた(様に見えた)去年のようなことがないよう祈ります。

    まだラストスパートには少し早い。もう少し色々試す事の出来る時間もある。最後の最後、選手達が最高のパフォーマンスが出来るように時には上手く休ませる事の出来るチームであって欲しい。

  15. こうさん より:

    このカードでの首位は無くなった。
    ジリジリと追っかけてるのが精神的に安定するけど、やっぱり悔しいねぇ。
    いい試合をした次の日に手も足も出ず。
    美輪さんが初めて「ごきげんよう」を言わなかった悲しい週の出来事でした。
    「ここを抑えて、ここに投げとけば勝てる」って思われてるような判りやすいチーム状態。
    無理な相談だけど藤浪には余計なプレッシャーを感じずに投げてほしい。
    次にメッセが投げる時に「メッセ、連敗を止めてくれ!!」ってならないように。
    カード3連敗が少ない今シーズン、今日は打線の奮起を期待したい。
    旨いビールが呑みたいんだよタイガース!

  16. 大虎真弓 より:

     セドンはモーションが大きいので盗塁も可能です。(塁に出れば・・)
    打てない上本には、セーフティーバントなどでかき回してもらいたい。

  17. とらぽるた より:

    昼間の甲子園で二塁手が打球処理して一塁送球の間にサヨナラ負けという珍プレーがありました。極度の緊張の中、打球が来た瞬間すべての状況が飛んでしまい本能的に一塁へ送球してしまったらしいが、なんかわかる気がします。
    しかし、上ぽんのあれはいったい何なの!三塁走者の存在を忘れた?まさかホームを狙うとは思わなかった?余裕こいてんじゃねーぞ、こぼしたボールには飛びつけよ!!

    いつまでもグチグチは良くないのでこれで最後にするが、2008年のドラフトは突っ込みどころ満載だった。赤星の後釜探しが急務だったが、讀賣しか行かないを公言する長野を避けて松本(早大)を指名するも落選、讀賣は何と高校生太田を一位指名、長野は二位で取れるというなめた作戦に出る。さすがにここは行くべきだろう。長野のプライド、社会人としてもう一年を無駄にできるか、何より讀賣とともに引っ張ってきたチームとしてのプライドがあったら敢然と長野を指名してほしかった。(この時長野を二位指名したロッテや後に菅野を一位指名した日ハム見習えよ!)
    何とかという投手も外して、蕭(奈良産大)獲得。しかしこの後も山場があり、二位は高校屈指の強打者地元大阪桐蔭の浅村が残っていてワクテカ最高潮!ところが我がタイガーススカウト陣が自信をもって送り込んだのが柴田(国際武道大)。アマチュア球界最高レベルの攻守走らしいが
    ファームの試合を見てその守備ぶりに唖然とした。とにかく動きが大きく緩慢、チャージがやたら遅くて、捕球に妙な癖があり、二塁への返球も山なり。浅村に外野やらせても変な癖がないだけ早くモノになりそうと思った。ちなみにこの時の讀賣四位が橋本(仙台育英)でその安打製造機ぶりがプロで通用するかは別として強肩と俊足は誰もが認めるところだった。
    もう普通にやってくれよなと憤懣やるかたなかった中で、嬉しい誤算もあった。広陵の頃から注目していた上本(早大)がまさかの低評価で三位指名できた。案の定プロの世界は厳しかったが、やっとここまで来た。正念場だ、がんばれ、上ぽん!

    柴田も少しずつうまくなってきてるし、スカウト陣も直近のシーズンは挽回しているよね。

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