岩崎越えられず逆転 後もあっさりで連勝止まる

スポンサーリンク
定期投稿

阪神先発は田上に代わって登録された岩崎、横浜は砂田の両左腕。先制したのは阪神、3回岩崎のヒットを足がかりに一死満塁の好機を作るとゴメスの右犠飛と、マートンの左タイムリー二塁打で2点で2点先制。しかし岩崎が5回に連打を浴び、江越のまずい守備もあって4点を失い逆転を許す。その後、歳内が白崎に一発を浴び、横浜リリーフ陣の前にさしたる反撃もなく連勝はストップ。再び5割。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

対DeNA 15回戦 甲子園

デ | 0 0 0 0 4 0 1 0 0 | 5
神 | 0 0 2 0 0 0 0 0 0 | 2

勝:小杉2勝3敗0S
S:山崎康2勝2敗24S
敗:岩崎0勝4敗0S
HR:白崎ソロ4号
DeNA:砂田 – 小杉 – 大原 – 平田 – 山崎康
阪神:岩崎 – 加藤 – 歳内 – 岩本 – 高宮

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

山田哲人が来たなぁ。盗塁をちょっと頑張れば、”3・3・3”行けそう。見てみたい気もする。しかしそうなるとスワローズが走りそうなので、それは困る。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

岩崎は快調に滑り出し、前半の山を越えられず5回途中で力尽きた。同じことの繰り返しになっている。なんとか乗り越えて欲しいと思うのと同時に、別に無理に乗り越えさせんでも…という気もする。打たれた回は、追い込むところまでは行くのだが、勝負球がことごとく球が甘くなり、打ってくださいという球を並べてしまった。ではそれ以外の回は制球力抜群だったかというとそうでもない。気合いもろとも投げた球が相手を圧していただけ。

球速は遅いが直球投手であるのが岩崎の特長。勝負球は、高めに思いっきり腕を振ってボールの直球を投げるか、真ん中狙って「勝手に散ればいい」直球を投げこむかのどちらかが基本。逃げる球は持っていないので、曲げ球と抜き球をうまく絡めてカウントを稼いで、びっくりストレートで空振りかツマリを奪う。その最後の球が置きに行くような甘い球では勝負にならない。

もう一つ岩崎の特長は、見た目と球の勢いのギャップ。それにはスピードガンも絡んでいる。目が慣れるとタイミングも合ってくる。
そういう投手を先発5本目の柱を期待すると、「何度やっても期待外れ」ということになってしまうけれど、「3回を思いっきり行け」と言って送りだしてやれば、ヤツはいつでも3回をピシャリ、うまくすると4回も抑えてくれるから、谷間の時は助かる。という評価になる。特に今のように、候補はたくさんいるけれど、日程の関係でチャンスをあまり回らないという状況であれば、オープン戦の期間のように、先発候補に「3回ずつ3人で」とか、「4回ずつ2人で」という形で競わせるという方法もあり、そちらの方がチャレンジャー決定戦としては理にかなっているようにも思う。この試合でいえば、岩崎、歳内、岩本の3人の勝負、または岩崎、岩本の2人で勝負というマッチメークもありだった。

「同じことの繰り返し」は岩崎への激励の言葉であるのと同時に、首脳陣の工夫のなさへの避難でもあって欲しい。

‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥

江越の「どこ放っとんねん」から「スカスカ三振連発」などもあり、その後は淡々とした試合になってしまった。が、やはり気になったのは無死二塁をなんともできなかった2回のシーン。マートンの右線への二塁打のあと、良太は投直、江越、鶴岡凡退で二走は進塁もできぬままというところ。無死二塁を1点にできれば、向こう2回はこっちのペース、一死三塁にした上での得点ならずなら次の回まではこっちのペース、もしものにできなければ即相手にペースを渡すものだと心得てほしい。ま、この日は運良く、次の回に2点先制できたけれど。

クリーンナップ以外の打者ならなおのこと、クリーンナップでも1点を強く意識しつつ、チームを萎えさせない打撃を要求したい。ヒットを打ちたいなら、どういう打球なら「最低限」をクリアできるか、もっとも確実な進塁打は何か、打率を下げたくないなら自分の判断でバントをしたっていい、セーフティーバントという手もある。まずはなによりも「無死二塁を絶対に1点にすること」が是であるという文化作りが必要で、それは黙っていてできるこどではない。

さて大事な日曜日。リセットして勝ち越そう。中4日のメッセから、勝ちパターン継投に渡せるような、手堅い試合運びを。無死二塁を渋く、なんならノーヒットで点にする攻撃を。

コメント

  1. 虎ジジィ より:

    岩崎越えられませんねぇ、ツーアウトからの失点がもったいなかった!
    マズイ守備にも足を引っ張られましたが、岩崎の先発内容を見ていると、相手「一巡目は完璧に抑え、二巡目はパラパラと打たれ始め、三巡目に捕まる 」そんなパターン化しているように見えます。
    素人考えですが、岩崎はメンタルも強いし短い回を抑えるリリーフ型ではないのかなあ??と考えます。
    昨日でいえば岩本と逆で良かったんじゃないかと?!

    打線は相変わらず元気がない、そして代打陣が弱い。
    まず、保険的に置いているだけの小宮山は代打では使えません(保険なら最終手段の今成捕手でもいい)。
    センター江越に守備固めがいらないのならキャラが被る大和・坂・俊介から一人と、関本・狩野どちらかから、長打のある二軍選手と二人ぐらい入れ替えるべき かと思います。
    とにかく江越のような起爆剤がもう一枚欲しいところ。

    江越の悪送球の後、一生懸命指導する福留の姿が印象的であり、唯一の心の救いでした。

    • 西田辺 より:

      >指導する福留
      一日も早い兼任コーチ就任をお願いしたいんですが。
      あれ、江越は何処に投げたかったんでしょうね?
      セカンドベース上の鳥谷ですかね。
      あの状況から何処に投げてもアウトに出来ないから、
      せめてカットまではシッカリ投げないとね。

      • 虎ジジィ より:

        返信ありがとうございます。
        私がやっているスポーツでもたまにあるのですが、迷いに迷っている間、瞬時に真ん中行ってしまった感じですかね?!
        福留は恐らく「このタイミングならどこ!」と投げる場所の準備をしておくよう指導をしていたのだと思います。
        先日、大和のインタビューでも言っていましたが「福留さんの守備にはまだまだ追い付けません」と。
        福留のコーチ兼任を私も希望します(実質やってますがw)。

  2. アルスタ より:

    江越の悪送球による1点うぃ責めるなら、もっと他に責めるできとこあるんちゃうか。

  3. こうさん  より:

    悔しいなぁ。岩崎に「勝てる根拠」は無かったかもしれないが、負け試合て「次に繋がる何か」を掴めているのだろうか。また掴めてるとしたら、今回の登板に生かされていたのだろうか。
    トラオさんの考えも理解できるが、やっぱり5回を越えるピッチャーになってほしい。4本柱以外5回を越えるピッチャーが少なすぎる。和田が能見頼みになるのは、和田だけの責任ではない。
    「走り込みが足りない」と言われていた藤浪だか、今現在「ほぼ完璧じゃないか?(球数の多さは目をつぶって)」というピッチングを見せてくれた。藤浪なりの努力が実を結んだのだ。
    これで藤浪が「ヒーインでプレッシャーを掛けない方がいいのか?」って思ったら寂しすぎる。
    「本当に先発に適応しているのは誰か」という見極め、出来ているのか?スタメンに名前が挙がれば、俺達は期待することしかできない。

  4. 西田辺 より:

    5回に2失点の先発を降ろしてまで勝負をかけたベイ中畑監督。
    昨日はその賭けに勝ったベイスターズ。
    その手を真正面から受けて賭けに負けたタイガース。
    昨日の試合は、その5回表に尽きると思います。
    まぁあんな場面で岩崎降ろせとも思わないし、自分でケツを拭かせるべし。
    ベイにしても、連敗阻止に躍起になった末の手段だったのでしょう。
    そう何度も使える手じゃないでしょうし、リスキー過ぎます。
    今日はメッセ中4日ですか…
    結果はどうあれ余り感心しませんねぇ…
    秋の勝負所ならまだしも、この猛暑の屋外ゲームで無理しなくても。

    ここからは、私の独り言です。

    先発候補の中に、山本も入れて欲しい…

  5. 虎蜂 より:

    岩崎が打たれる時はボールが先行すると、置きにいって痛打されるというのがパターン化してしまっていますよね。

    早いイニングでは本当に130km/h後半か?と思わせるほど勢いのある直球を投げるので気分転換・勉強を兼ねて、虎ジジィさんのリリーフ転向案もアリだと思います。

    江越はバルちゃんの好プレーで1本損しましたね。ミスは次の守備機会と打席で取り返すしかありません。めげずに切り替えて、また大きな一発を!

  6. 抹茶 より:

    昨日の2回の攻撃はもうしょうがないと思います。
    2割の良太、1割の江越、2割の鶴岡ですからね。
    セカンド方向の進塁打だって結構な技術が必要です。相手だって進塁打だけは打たせまいと投げて来ますからね。現に、良太にはすべて内角でしたし、江越にも三振を取りにいった1球を除いてすべて内角勝負でした。
    良太も江越も思いきりのいいバッティングが売りの選手。あそこは来るとわかっている内角球をしっかり叩いて欲しかった。
    まあ、良太は四番も任されたことのある選手。何とかして欲しかったところですが。

  7. hi64 より:

    無死二塁の得点確率(あるケースで一点以上入る確率)は6割弱。
    一死三塁だと6割強になるようです。
    つまり、この二つのケースでは少なく見積もっても二回に一回は得点が期待できるということになります。
    そしてこれはあくまで平均値ですから、考え方としては、この確率を少しでも上げていくよう作戦を練るというのが正しい方向だと思います。
    一方、得点期待値という指標もあり、これは、あるケースで得点が何点期待できるかというもので、無死三塁と無死二三塁とでは、得点確率はほぼ同じですが得点期待値は無死二三塁の方が高い(より多くの得点が入る)ということになります。
    ですから、作戦としてはこの得点確率と得点期待値をうまくバランスさせ、結果的により多く得点が取れるというのがよい作戦と言えるでしょう。
    前置きが長くなりましたが、無死二塁の場面では、下位打線、クリーンナップの前を打つ一二番の場合、得点確率を少しでも上げるために進塁打、バントを基本にする。
    クリーンナップは得点期待値もあがる訳ですから基本的にはフリーで打たせる、ただし同点の終盤など一点が重い場面では進塁打のサインを出す。
    これがバランスとしてはよい作戦のように思います。
    つまり昨日の無死二塁の良太の場面では、打線が下位に向かう場面で、先制のチャンスでしたから、進塁打、ボテボテの内野ゴロ(外野フライ)で一点を狙いに行く場面ではなかったでしょうか。

    ちなみに上に出ている数字は、
    http://www.baseball-lab.jp/report/entry/7
    を参考にしています。

タイトルとURLをコピーしました