藤川復帰勝利 Bチーム躍動北條プロ初、江越1号

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阪神は初回、先頭ヒットの髙山がボークで進み、ヘイグもヒットで一死一三塁とすると、福留がセンターへ大飛球を上げて犠飛で先制。続くゴメスが4号2ランを左に運び、DeNA石田からあっさり3点を奪った。ところが阪神先発藤川が制球難に苦しみ四死球を連発。1,2回だけで4四死球と苦労するがなんとか無失点で切り抜ける。追加点は6回表阪神。右中間二塁打の横田を福留が左越二塁打で返して4-0。7回表は藤川への代打北條が、うれしいプロ初安打・初打点・初本塁打で5-0。8回表にもヒットの横田が二盗し福留が右前タイムリーで返し6-0。さらに9回は大和が右中間二塁打で出ると江越が左越の今季1号2ラン本塁打で8-0とした。藤川から7回榎田、8回髙橋とつなぎ、9回金田は連打などで3点を献上したが、最後は落ち着き試合を終わらせた。

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対DeNA 3回戦 横浜

神 | 3 0 0 0 0 1 1 1 2 | 8
デ | 0 0 0 0 0 0 0 0 3 | 3

勝:藤川1勝0敗0S
敗:石田0勝1敗0S
HR:ゴメス ツーラン4号、北條ソロ1号、江越ツーラン1号
阪神:藤川 – 榎田 – 高橋 – 金田
DeNA:石田 – 長田 – 福地

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藤川が結果を出したことも、1,2番が躍動し、クリーンナップが機能したことも素晴らしかった。もちろんこの試合を単体で見れば「主な注目点」はそこにある。不安定な立ち上がりを修正した梅野のリードを称える藤川は、よく自分の立場やチームの将来のことを考えている。

でもそういった「主だったこと」が吹っ飛んでしまうくらい、全体として妄想をかき立ててくれる試合になった。彼らが自分たちの力でそうした。昂奮した。

ゴールデンルーキー髙山は規格外として、ベンチでチャンスを待つ若手にとって、横田のようにレギュラーに「ひっかかる」には、数少ない出場機会で10割の結果を残す必要がある。オープン戦の期間なら5割でも目があったが、レギュラーが決まってしまった今、大げさでなく10割を続けるか、目の覚めるような「会心の一撃」を見せるしかない。

まず北條がそれをやった。それまでに「打席をあげたい人1位」の座にいたのだろう。まずそれが大きい。二塁では大和、三塁では今成の方が上手いのだから、事実上守る機会は、首脳陣が無理矢理作らないかぎりない。ならば一軍にいる意味は「代打」のみ。切り札狩野は別格だから、北條に与えられるチャンスは限定的。

二死走者なし。予定通り6回で降板する藤川への代打として北條が告げられる。初球、内への遅い球を空振り。早く開かせてファウルでカウントを取ろうという球、落ちる軌道を描ききれず真っ直ぐタイミングで振ってしまった。が、振ったことで心と体が楽になる。2球目ワンバウンドを余裕で見送る。3球目、外角を狙った速球が大きく抜けてカウント2ボール1ストライク。4球目、捕手の要求はボールゾーンから外角に鉢巻きで入れるスライダー。ところが外のストライクゾーンからど真ん中に入ってくる。足を大きく上げる北條はやや早めのタイミングで体が回る。打球はかなり低いライナーでレフトポール方向へ一直線、これは良い当たり、切れなければ初ヒット、レフト線二塁打になるかもしれない――と、打球は落ちることなくライナーのままスタンドに消えた。

意外すぎる打球だった。金本が現役時代に低い弾道の本塁打をよく打った。バリエーション豊富な本塁打の数々の中には、この北條の本塁打に似たものがあったように思う。力感なく、クリアに捉えて、レベルに回転しただけ。早めに回転して叩く瞬間に力を集めるスムーズなスイング。低い弾道だったが落ちることなく伸びていったのは、ピンポイントで芯を捉えたからだろうか。インパクトの角度からはまったく想像できない着弾地点だった。

前日に抹消されていてもまったく不思議ではなかった選手がダイヤモンドを早足で一周し、チームメートの祝福を受けている。祝福もあれば刺激もあれば嫉妬や焦りもあるかもしれない。とにもかくにも北條が嵐を巻き起こしている。見ているだけで昂奮を通り越して混乱すら覚えた。結果をともなってこその超変革。それが見えた。

リードが大きくなり、レギュラー陣はおつかれさま。9回、守備固めチームに打順が回る。投手は「敗戦処理」左の福地。先頭は二塁に入っていた大和。確実に出番はある大和だが、回ってきた1打席でヒットを重ねていれば必ずスタメンのチャンスが来る。大和は崩されると下半身がぐらつく悪癖があるが、この日はカーブに泳ぎながら、下半身を粘らせた。あれだけ守れるのだから打撃のための身のこなし、筋力も十分あるはずなのに、打つ時だけ土台が揺らぐ。ここは振り切るまで内転筋から足先まで粘りきった。打球はなめるように前進していた外野の頭を越す。この日は横田も外野の頭を越す二塁打を打った。これをやっておけば外野はなめた守備位置を取れなくなり、ヒットゾーンが増える。

一死二塁となり、打順が江越に回る。試合前、若手たちは超早出で練習しているそうだ。コーチたちも情熱を持ってつきあっているのだそうだ。誰か1人を抹消しなくてはいけなかった時、ポジションのかぶりだけでなく、練習での様子、調子を十分に考慮したのだろう。
初球遅いチェンジアップを大きなアクションで飛び退くようにしながら見送る。2球目同じ球。だが甘い。読み切っていたかのようにタイミングを合わせて一直線に捉え、下を軸に美しく回った。北條の打球より高度があったが、同じように切れることなくまっすぐスタンドに届いた。タイミング、体の回転、右手で押し込む前が大きくなるスイング軌道。これらが高次元で合致する。確かに球は甘い。が、条件を揃えなければ一発で仕留めることはない。

北條、大和、江越。1打席に賭けなければならない立場の選手が続けざまに最高の結果を出した。試合の趨勢が決まったあと、この試合単体にとってはそれほど重要性のないところに、とてつもなく大きな価値があった。

コメント

  1. 虎ジジィ より:

    主軸が打ち、先制→中押し→ダメ押しの相手にスキを与えない理想的なゲーム展開でした。

    しかし困りましたねぇww!
    北條&江越が(裏づけのある)ホームラン打ち、大和も素晴らしい当たりのヒット、いわゆるB組が打ち出し金本監督は「嬉しい悲鳴」でしょう、かなりニヤけていましたねww
    そして、スタメン落ちしたくない高山、横田も必死にアピール、これぞまさに「競争の原理」という素晴らしい化学反応も起こりました。

    まあ一番の収穫は、「正直、先発投手としてはどうなの?!」という目で皆が見ていた藤川球児の先発適正が認知された事ですかねぇ。
    序盤はコントロールに苦しみましたが調子は尻上がり、そして6回でタイミング良くスパッと交代させたベンチの判断も良かった。

    個人的には、長い阪神タイガースの歴史史上初の 鹿児島出身選手5人がゲームに出場した事が嬉しかったのですが、残念ながら金田だけが仕事を果たせませんでした。
    金田は8-0の大量リードで投げ難かったとは思いますが、球威があるのだからど真ん中に投げるつもりで腕を振ってドンドン投げ込んで欲しかったです、金本監督できればもう一度チャンスをあげて下さい。

    余談ですが、同じ1年生監督で誕生日勝利を飾った讀賣の高橋監督「忘れられない誕生日になりました」と金本監督の「誕生日なんて忘れてたよ」の対象的なコメントが2人の「優等生(ボンボン)と悪ガキ(叩き上げ)」みたいな関係性を示していました。
    さて最後に笑うのはどちらかな?!

  2. hi64 より:

    北條のホームラン、素晴らしかったですね。
    上本との比較で一軍生き残りを決めたその日に打ったのも意味があった。
    金本監督も嬉しかったでしょう。

    それにしても右中間を抜けた横田の打球。
    いい当たりだったので、抜けるとは思いましたが、外野の定位置手前でバウンドしてゴロで外野の間を抜けていくような打球かと思ったら、まるで加速してるかのようにグングン伸びて外野の頭を越えてフェンス手前でバウンド。
    しびれました。
    最近、芯をくった打球も出てきたので、調子が上がってきたなとは思ってましたが、第一号が見られる日も近いかもしれません。
    長打が出始めたらこの二番は怖いですよ。

  3. こうさん  より:

    藤川の初勝利が嬉しい。読売との対戦の前に弾みがつく。「梅野が、こんなにいい捕手だったとは…」は観客へのサービスだろうけど、その言葉を引き出したのは梅野だ。「点を取られなかった球児」か「点を取らせなかった梅野」か?貴重な経験だね、梅野。まだまだ藤川から学ばないとね。

    北條と江越のホームランを見て、未来の打順に思いを馳せた。

    1.横田2.北條3.高山5.江越…金本監督が細い目を更に細めて、球場の時間を止めた江越と北條の二人を出迎える。

    金本タイガースは厳しさ、明るさが目立つが、根本は「選手への愛」だと思う。厳しさを乗り越えて愛される選手になれるか?自分を愛される価値がある選手へと高められるか?

    金田、初登板で3失点。なかなか使わないベンチを不思議に思っていたが、昨日の金田がベンチの評価なら使わないわな。テンポが同じだしオーラがない。次に使ってもらえるなら、しっかりとコーチの助言をもらって岡崎、梅野と話し合わないと。「岩貞に続け❗」と思っていたが、残念な結果になった。せっかくのスピードボール、活かさないとね。

    鳥谷は出塁率で結果を出している(四球)から不安には思わなかった。けど北條のホームランが及ぼす影響は計り知れない。

    今年は堂々とオールスターに出る鳥谷が見れる。いや、タイガースから何人が出るんだ⁉

  4. 西田辺 より:

    昨日は所用で、試合が見れたのが江越のホームランから。
    何と北條もプロ入り初アーチ(初安打)とな?
    こりゃ益々内外野とも競争が激しくなりそう。
    ここ何試合かで「おや?」と思ったのが、横田のスイング。
    結構振り切れる打席が増えてきました。
    昨日も初長打が生まれたし、一つ何かを掴んだのかも知れません。
    当てに行くバッティングも多く見受けられたのですが「これではいけない」と
    思い始めたか。
    明日からの東京ドームでも、ドンドン暴れて欲しいものです。
    昨日は指揮官の誕生日だったとか。
    その日に球児が先発としては13年ぶりの勝利投手。
    色んな事がタイガースにとって好転していきそうな予感。
    さぁ、明日から首位読売をぶっ叩くぞ!

  5. とらかっぱ より:

    北條GJ!

    二軍降格の危機逃れからの、数少ないチャンスを逃しませんでしたね。
    これで連続打席無安打を、抜け出し一息ついた鳥谷にも、再びプレッシャーを掛けることができますね。

    北條の猛アピール&鳥谷の低空飛行が続くなら、フルイニングは切ってあげた方が、本人の為にも良いかと思います。(連続試合は継続の方向で)
    フルイニングがパフォーマンス維持の、要因を大きく占めるならば話は別ですが、今の成績のまま継続されても、本人が胸を張れるものではないだろうし、現状は負のプレッシャーになってるように見えます。
    タイトルホルダーならではの、金本監督の英断を待ってます。

    快勝の朝の苦言、スミマセン。

  6. ガク より:

    球児はよく6回を無失点に投げ切りましたね、ストライクが全然入らずどこか故障しているのでは?とヒヤヒヤしましたが変化球にシフトした3回以降は球数も少なく結局6回91球2安打なんだからさすがです。
    金本チルドレンたちの活躍はうれしい限りです!北条、江越の一発もレフトスタンドヘライナー、横田も芯に当たってセンター方向へ大飛球。
    みんな強く振って引っ張った結果です。2軍落ちの上本も腐らず練習試合で2安打大暴れしたと聞きます。
    首脳陣のうれしい悩みが聞こえてきそう。いいぞ!もっとやれ!
    それにしても昨日はDeNAファンの友人家族の誘いで現地1塁側ボックスシート観戦だったのですが、数年前までハマスタの阪神戦といえば1塁側内野でも2割くらいは阪神ファンがいたものですが、ここ最近はDeNAファンが急増してもうほとんど青一色でした。
    10年連続Bクラスなのに球団がいろんなイベントやったりボックスシートやお座敷シート作ったり経営努力を続けた結果こんなにもファンが球場に足を運んでくれるようになったとしみじみ思いました。
    阪神も人気球団に胡坐をかかず見習うべき点は見習わないといけませんね。

  7. Akira28 より:

    虎ジジィ様、
    昨日は、御返信有り難う御座いました。

    気が付けば、昨日の試合終了後のことでして、私からのお礼の返信は今朝のこの場をお借りさせて頂くことにしました。

    さて、藤川球児の勝利、大変おめでとうございます。いゃ~、嬉かったです。

    梅野のリードも凄かったですね。前にも書きましたが、自分の組み立てた配球が一番だと決め付けたリードから、ピッチャーの立場に寄り添ったリードに変革してます。

    それが岩貞、藤川が連日ヒーローインタビューで梅野を讃えた言葉に表れていましたね。

    そして、昨日の藤川が「こんなに良いキャッチャーだと思いませんでした。」と言った言葉の裏に、「梅野、有り難う。お前も超変革したな!」と言う最大の賛辞が込められていたのだと思います。

    それほど素晴らしいリードであったことを再確認しようと、試合終了後、また録画を見直しましたが、あらためて、配球の意図が伝わってきました。

    藤川の二種類のフォークがバッターに有効でした。

    また、左バッターへの内角ベルトラインへのストレートは、特に素晴らしかったです。高めが抜けかけていたストレートは、左バッターへのこのコースへの攻めは、詰まった打球を量産しました。

    いわゆるストラックアウトの4番となるこのコースは、普通は左バッターは差し込まれても、ファウルで逃げますが、藤川のストレートはこのコースの伸びが素晴らしく、詰まってインフィールド内のフライやゴロになっていました。

    オープン戦では、外角高めの伸びでフライアウトをどんどんとっていった藤川ですが、昨日は制球がままならず、ここに小さく落ちるフォークでかわし、ストレートは4番コースで勝負してました。

    昨日の川口さんの解説は、分かりやすかったですし、川口さんも一番バッターが打ちにくいのは、グリップの下と言っていた基本を、このバッテリーは上手く活かしました。

    いち早く、この日の藤川のストレートの調子を見抜いた梅野、さすがでした。

    素晴らしいリード、梅野有り難う。

    キャッチングの時に、ミットのブレも少なくなり、一度、ミットを下げる癖も無くなりました。活躍が楽しみです。

    そして、攻撃陣の大活躍、嬉かったです。

    昨日、北條に「猛烈アピール」をして欲しいことを書きましたが、見事バッテングで見せてくれました。
    ライナーでレフトに一直線。

    トラオさんは、普通なら切れる打球と書かれておられますが、トラオさんの解説通りのスイングでしたから打った瞬間、行ったと分かった豪打でした。

    鳥谷を大いに刺激したことでしょう。そんな鳥谷も、昨日もまた打ちました。これからどんどん調子を上げて来ますから、嬉しい限りです。

    さて先日、江越が低めのコースにも腰が落ちず、踏み込み足の内転筋を上手くつかえるようになったと、このコメント欄に書きました。

    もし、今日の試合を録画されてましたら、江越の打撃を是非スロービデオを見直して下さい。ユニホームの上から、江越の左脚の内転筋の躍動感が見て取れます。

    そして、そのバッテングフォームは、掛布道場の賜物と書きました。

    しかし、北條と江越のホームランコメントで金本監督が「僕と片岡、濱中コーチがずっと見て来たから、結果が出て嬉しい。」と言ってましたね。

    もしかすると、あの江越の左脚の壁と粘りを指導したのは、金本、片岡、濱中の3人?

    まあ、掛布二軍監督でも金本監督始め、一軍の指導者のどっちでもいいんです。今日(こんにち)の成長した高山、横田のバッテングフォームを見て下さい。最近の横田のバッテングフォームは、片岡イズムがかなり染み込んで来ていますが、二人のその底辺には、往年の掛布の独特の股関節移動が垣間見れます。低めの球を対応する高山や江越のステップ脚の膝の使い方は、掛布スイングそのもの。

    一軍で 通用する為に選手本来の個性を引き延ばす二軍の掛布監督、そして、一軍の世界で活躍する為によりパワフルな打撃を会得させようとする金本監督以下、片岡・濱中コーチ陣。

    ワクワクしますね。若手が伸びて来ないわけがありません。

    強くなりますよ!タイガースは。

    そろそろ、先輩、中継ぎ、抑えのパホーマンスも掴めてきたので、首脳陣の采配もある程、パターン化して勝ちにこだわって来るかと思います。

    残念ながら、昨日をみる限り、金田は抑えには不向きな感じでしたね。どちらかと言えば先発タイプではないでしょうか。

    さて、明日からの読売との東京ドームでの三連戦、

    ① 藤浪、メッセ、能見

    ② 藤浪、岩田、メッセ

    ③ 岩田、藤浪、メッセ

    果たして、どのローテで行くのでしょうか。

    第一戦の読売先発が左のポレダなら、二番セカンド・大和 (憎き読売相手に、いきなり北條では、北條が舞い上がりますから、それは却下)、7番江越もあり得ますね。

    眠れない夜が続きますね。

    あさと新次郎の感動のラストシーンに、号泣した私は、東京ドームでの藤浪やメッセの豪球で、感涙を流したいのであります。

  8. そよ風 より:

    明日から巨人戦。
    全軍躍動のまま東京Dになだれ込めるのが嬉しい。

    去年との違いはいろいろあると思いますけど、ホームランが増えましたよね。
    昨日はゴメス、北條、江越。
    金本さんが岩貞を上げるときに上本を下げて北條を残しました。
    真意は量りかねますが、開幕から攻守とも精彩を欠く鳥谷に発破をかける意味もあったのでしょうか。

    若々しい1・2番、重量級のクリーンアップ、虎視眈々の控え選手。

    岩貞の好投と藤川の粘投で定まったローテーションの6人枠。

    安定感あるセットアッパー榎田と福原、そして守護神マテオ。

    1年間を戦う戦力が整いました。

  9. 熊虎 より:

    実際梅野は捕手として大進歩したと思います。特に昨日は明確なリードの意図が判るような配球で、意図があるからこそ構えも早く、座る位置の体の軸線がしっかりしていました。
    序盤の藤川はフォームどころかボールの握り方や投げ方そのものを忘れてしまったかのように球動が暴れまくっていましたが、以前の梅野がいちいちベンチにお伺いをするようにチラチラ見ていたのに対して、昨日の彼はずっと打者と投手に注目をそらさず、まさに「こりゃアカン」というタイミングでのみベンチに視線を送り、香田コーチが呼応するようにマウンドに行き球児を落ち着かせました。
    この成長ぶりは凄いことだと思います。

    若いキャッチャーには難しいことですが、投手およびゲームそのものを上から目線で支配することが守りにおける最終目標だと思います。例えば自主的にマウンドに行って声をかけるとか(勿論、具体策を伝える思考力と眼力が必要です)、サインに首を振られまくったときに逆に一旦立ち上がって間合いを整えたり(これには対打者への一打席トータルの組み立てや、一球ごとに変わる打者の狙いを躱す論理と当然、投手に対してもNOと言える気迫が必要です)、そろそろプロ野球捕手基礎編を卒業して次のステップを考え始めていいころだと思いました。

  10. yalkeys より:

    藤川、北条、大和、江越といいこと4重奏に加えて、ゴメス、福留、高山、横田の好調キープ。梅ちゃんへの藤川からの温かいメッセージや北条のホームランを喜ぶ金本監督の満面の笑顔などなど、ホッペをつねりたくなる位のゲーム展開でした。この好循環がいつまでも続くことを願っています。

  11. 虎轍 より:

    昨日の試合、ブルペンのマウンドは柔らかく、試合でのマウンドは硬くて投げづらかったと言う藤川球児。そこから修正し、梅野と考えを合わせて投げていく事を選択した球児に脱帽です。左打席に立たず、相手左腕石田に対して右打席に立つ球児にも脱帽(笑)
    いろいろ考えて、考えた事を実践出来るのは凄いですね。
    榎田もナイスピッチングを継続してますし、高橋は初の1イニング0封でした。
    スタメン打者も控え打者も結果を出して言う事無しです。
    守備も無失策で言う事無しなので、金本監督にはええ誕生日になったでしょうね。
    さぁ明日からの東京ドームでは藤波、岩田、メッセやと思うんでアゲアゲな打線に期待したいです。
    明日からも考えた野球、勝ちを目指す野球、絶対勝つという気持ちを持った野球をしていただきたいですね。

    この場ではありますがAkira28様コメントありがとうございました。

    • Akira28 より:

      虎轍様、

      こちらこそ、有り難う御座います。

      昨日の虎轍さんの、一本筋の通ったコメントは、本当に、素晴らしいと思います。

      私も、鳥谷に頑張って貰いたいですし、必ず4月にはいれば調子は上向くと確信してます。
      事実、鋭い当たりが出て来ていますし、金本イズムの左に強く打つ打撃の完成に挑戦している最中の彼を温かく応援したいと思います。
      声出し、明るい雰囲気作り、ハッスルプレーの数々、選球眼も文句無し。
      バットヘッドがしっかり立って出て来てます。フォロースルーも力強いです。
      あとは、如何にバックスピンの効いた打球を上げられるかだけなんです。
      そうすれば、飛距離は後、10メートルアップしますよ、きっと。

      そして、北條も頑張っているので、北條は北條なりに自己アピールして、セカンドでも、サードでもスターター狙う姿勢を示して欲しいなとコメントしたら、見事なホームランでしたね。

      かつて無いチーム内競争、長年阪神ファンをやってますが、こんな阪神は記憶に無いですね。強くなりますよ、タイガースは!

      そんな思いを、今朝は昨日の梅野に焦点あてて、コメントさせて頂きました。

      そして、虎轍さんからの変革を遂げた藤川球児への思い、しっかり受け止めさせて頂きました。

      有り難う御座います。

      • 虎轍 より:

        Akira28様返信ありがとうございます。
        鳥谷の不振がシーズン序盤であった事がシーズン終盤に「あの時で良かった」と思えるようであればいいですね。幸い他の打者が調子のええ時で助かってる感はありますがね。
        開幕スタメンは岡崎に譲ったものの、梅野の挽回も目を見張るものがありますね。若手組の梅野、中堅組の西岡、ベテラン組の鳥谷、先生組の福留がしっかり、どっしりすると超変革元年優勝もありえます。そこに高山、横田といった新人組が活躍すれば、絶対にありえますからね。あとは怪我、故障無くシーズンを戦っていって欲しいです。
        こんな野球好きで阪神大好きバカにコメントありがとうございました。理解者が居てくださっただけで嬉しいです。

        • Akira28 より:

          こちらこそ、同じ穴のむじな、ならぬ虎キチで御座います。
          今後とも、何卒宜しくお願い致します。
          明日から、超変革の第二幕の開始ですね。

  12. セサミ より:

    昨シーズンの和田監督続投が決まった時点で
    2015年のタイガースに対して
    ある種の諦めを感じたファンも多かったのではないでしょうか。
    悉く、選手やファンの気持ちを萎えさせるような言動、起用法、采配でしたから。
    でも、やっぱり現場にずっと居続けるとそもそものあるべき姿が
    見えにくくなってしまうのはどこも同じ。
    和田さんなりにベストを尽くしたのだと思います。
    やり方が間違っていただけで。

    でも、多くのファンが感じていたことをなぜ汲み取れなかったのか、
    それとも判っていて先送りにしたのか、
    いずれにせよ阪神球団経営陣は改めて反省、検証すべきと思います。
    不作為の数年間なんかあっちゃいけない。
    それくらい選手、家族、ファン、野球界全体にとって
    阪神の影響力って大きいんですから、ね!

    逆に言うと、外からタイガースを見てきて鬱憤が溜まっていた
    タイガース愛のある人達の爆発あっての今の超変革モードかもしれません。
    あ〜、もうこれだよこれ!
    北條の後に続いた大和、江越、ゾクゾクするね〜
    実力の世界で切磋琢磨する男達の世界に
    皆は夢見て興奮するんじゃないですか!
    二度と自己責任回避型采配は見たくないですよ〜

    金本監督には
    このまま前のめりの野球を続けてくれることを期待します。
    また、ファンが求めている本当のこと、
    あるべき姿がなんなのか、
    またそれをやる事で生まれる副次的効果も含め
    阪神球団経営陣には敏感になって欲しいと思います。

    偉そうな長文すいません。喜びの反動です。

  13. なかっち より:

    まだまだ超変革は序章にすぎません。

    これから益々、我々ファンがビックリするような事をしてくれそうです。

    そんな意味で、今回の読売戦で当落線上の2人メッセンジャーと岩田が投げますよね?

    もしダメなら2軍へ・・・・・。なんてのがあっても良いのでは?

    せっかく先発投手が6枚揃いつつあるのに、敢えて言うのも何ですが、このまま落ち着いてほしくないです。

    ダメなら2軍へのスタンスは曲げないでほしい。それがメッセンジャーであっても、岩田であっても、藤浪であってもです。(藤浪は落とすことないかなぁとは思いますが。)

    明日からの6連戦後、試合の結果云々ぬきにして何かがおこるような予感がしてワクワクしてます。

    • hi64 より:

      全く同感です。
      メッセンジャーはそれなりに試合を作っているのでなかなか落とせないとは思いますが、二回連続で試合を壊したら二軍、ということでもよいと思います。
      そのルールでいくと岩田はリーチということになり、次の登板が崖っぷちということになります。
      今はファームの先発投手たちもこれと言う調子の選手がいませんが、守屋、岩崎などは、岩貞が落ちるまでチャンスがないということをせず、早くチャンスを与えてほしいですね。
      野手版超変革は見えつつあります。
      投手版超変革は、戦国先発ローテしかないと思っています。