力負けが止まらない

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2回ウラ、阪神は下位打線でチャンスを作る。中谷が二塁右への弱い打球を内野安打にし、北條との間でヒットエンドラン成功で無死一三塁。岡崎が右前タイムリーヒットで続き、先発岡田から1点先制、なおも一三塁の好形を残す。9番能見もセーフティバントの構えで揺さぶって四球、無死満塁とためて上位に繋ぐ。ところが西岡三ゴロ本塁封殺、鳥谷インフィールドフライ、江越三振のチャンスはピンチ。すぐ次の3回表、新井が逆転3ラン本塁打すると後は繋がりに勝る広島が効果的に加点。阪神はその後もチャンスを作ってはつぶしの繰り返しで反撃すらできずカード6連敗。

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対広島 14回戦 甲子園

広 | 0 0 3 0 1 0 3 0 0 | 7
神 | 0 1 0 0 0 0 0 0 0 | 1

勝:岡田2勝3敗0S
敗:能見5勝7敗0S
HR:新井スリーラン8号、丸ソロ11号、鈴木ツーラン12号
広島:岡田 – ヘーゲンズ – 今村 – 一岡
阪神:能見 – 榎田 – 高橋 – 石崎

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「力の差は歴然」。これは前の3連戦で得た結論だ。それは単なる事実であって、屈辱でもなければ恥でもない。広島は広島がやるべきことをやった結果、実力上位になったということであり、阪神も今阪神がやるべきことをやって、将来強い広島に追いつき追い越せるようになれば良いこと。それだけのことなのだ。

ところが今の阪神はそれを受け入れることができていない。やるべきことを見失っている。

1.新監督がもっとも重視すべき点は、土壌づくり(=環境整備やルール作り。哲学や指針、習慣などチームの決めごと、役割分担など組織づくり……など)。選手個人の能力だけでチームの強弱が決まらないようにするには何をすべきか。

2.個々の選手の能力に差があることについては、的確な選手起用で全体の能力アップを狙う。走攻守の資質を見極め、レギュラークラスの資質が期待できる若い選手については、正しく方向性を示しながら経験を積ませれば良い。ベテラン選手については体力面や反射神経の衰えを疑いながら、もっとも活用できる方法を決めていけばいい。

3.上を力強く、着実にすすめるためには、チームに正しいリーダーシップを作り上げていくことが必要。それは当然、監督が中心になってつくるべきものだが、必ずしも個人の資質だけに頼る必要はない。リーダーシップ参謀(専門家)が必要。

力の差が成績に反映するのは仕方ない。しかし高所に立つ者が、チームが正しいコースに乗っているかどうかをチェックして、手を打っていく必要がある。それがあいかわらず見えてこない。

阪神球団の運営は「殿様商売」と言われる。顧客獲得、ファンサービスといったビジネス・オペレーションの面だけでなく、野球の勝ち負け、ベースボール・オペレーションの面でも悪い意味で「殿様」になっていまいか。城内で右往左往しているうちに、外界では学問も産業も急激な進化を見せているのだ。

と、小難しい理屈をこねるのはやめにして、とにかく日曜スカッと勝てや!(笑)

コメント

  1. etc虎 より:

    いやー、広島打線は振れてますね。
    しかし一言に「振れてる」といってもどのチームの選手もバットを持って振っている訳で。この表現って何気なく使っていますが、どういう意味なのだろうと私なりに考えてみました。
    つまりは「外の球、もしくは外の落ちる球をヒットにできる」ここに集約されるように思います。
    ヒットならオッケーの場面であればピッチャーもそこを突いてきます。
    しかし軽打も四球も許されない場面。つまり満塁。
    この状況で、外の球も打たれる…ピッチャーにこう思わせる印象を与えているかで天と地ほど変わってきます。
    外には投げれない、内を突きすぎても死球が怖い。
    そうなると自然と投球は中へ中へ寄ってきますから。打ち返せる可能性は上がりますよね。
    しかし現状、福留以外は外のコースはお手上げですから。
    おや、満塁?思えば阪神が一番「あと一本」に泣くシーンではないですか…
    しかも「福留がベースで一歩も動けないまま」なのをよく見かけますが、すべてここに繋がってきます。

    ピンチを迎えても投げるコースが残されていて、且つ保障されている対戦というのはピッチャーからすると、実は毛ほどもピンチと感じておりません。

    「外に落とせば終い」こう思われて終わりです。
    ですから今の阪神打線に対して、満塁までは攻めれているのだから惜しいという見方は、私はどうしてもできません。この「あと一本」を与えるか与えないかで鬩ぎあっている世界ですから、満塁での糞詰まりはむしろ、最も救いようのない結果のひとつと思っています。この弱点が克服出来ないのでDeの久保投手にも2塁さえ踏ませてもらえないのかなと。

    同じことが西武、オリックスにも言えますね。一見、重量打線に見えて、外の球は扇風機。様々な要因もありますが結局、下位に沈みます。
    それでも中谷も北條も1B2Sから平行カウントに持っていくための「次の一球、次のボール」を相手に投げさすような大きな成長を感じておりますので、希望は持ってます。

  2. 虎ジジィ より:

    そうなんです。チカラ負けの認識が欠けています。

    残念ですが「土壌作りの年」という言葉に少し不信感が出てきました。
    いや、負けた事自体はさほど問題ではないのです……

    今日は初めて金本監督に文句を言わせて貰います「(無死満塁で)あそこはゲッツー崩れで1点、そしてゲッツー崩れでもう1点……」って、そんなノムさん野球を目指していたんですか?
    私が考えていた金本野球と、実際の金本野球は少しズレていたようです。
    ノムさん的な野球がしたいなら、それはそれで徹底してやれば良しですが、何か中途半端な感じがします。
    私の描いた金本野球は「いやー、今日はあそこで一本出なかったのが痛かったガッハッハ」みたいにドッシリと「前のめり」を貫き通すものだと思っていました。
    負けた事より、監督の「心意気」にややガッカリしています。

    カープは全てが上手く行く、まるで03年のタイガースのように「神ってる」とも言えるけどしっかり根拠があっての事。

    幸い、北條や中谷がレギュラーをガッチリ掴みつつあり、若い芽も出て来ています。

    素晴らしくいろいろな選手にチャンスを与える監督なのに、ただ一箇所全く触れないポジションがある事で金本監督が縛られているような気がしてなりません。
    04年に岡田監督が、他人の声に耳を貸さず鳥谷を使い続けたアレと今は真逆!
    鳥谷は大切な選手だからこそ、元スワローズ宮本みたいに楽にさせてあげ2000本打たせてあげるのも監督の役目では?

    今日は愚痴ばかりでスミマセン。

  3. yalkeys より:

    昨日のテレビを見ていて、あらゆる面で、広島とのレベルの差を痛感しました。監督、コーチ、選手、フロント全てに於いてです。選手と言う切口では、投手力、打力、走力、判断力などなどです。難しい分析能力は私はありませんが、直感に狂いはないと思います(^O^)。
    これで、やる気も劣っているとすれば・・
    まあ、それだけはないと信じていますが。
    今夜は岩貞と原口のASG組でバッテリーを組んで欲しいです。走られたら走られても、いいじゃないですか。それ以上に打てばいいです。(ちょっとヤケクソですが・・)

  4. こうさん  より:

    今日のトラオさんの文章のタイトルを見て「ネガティブな歌のタイトルかぁ❗かぁ❗かぁ。かぁ…。」とツッこんでみた。力なく…ね。

    来季も同じことをヤッてたら、さすがに怒るからね、金本監督?広島だけを見てると、読売やベイとの差(ゲーム差だけじゃなくね)も埋まらないよ?最近の金本監督の表情からは怒りよりも「動揺」を感じてしまう。

    モッさんの居場所を奪った鳥谷。因果応報…じゃないな。当てはまる言葉が見付からないが、「来季、爆発的に復調することはない」ということだけは分かる。もし来季以降ショートを外国人が守っていたら、金本監督と鳥谷の罪は重い。

    塁上で動けない福留。底は深い。

  5. Akira28 より:

    だから、西岡をセカンドで使うと、負ける。

    やった‼︎
    ダブルプレーやと思っていたら、西岡はセカンドでの捕球だけでプレーを終了させておしまい。

    打者走者は、ルナ。絶対ゲッツーが取れていた。

    あの場面、能見は、相当西岡に怒っていた。

    そのところに、へこへこ西岡が誤るわけでもなく、能見に声をかけた瞬間の能見の真っ赤な顔。

    やばいと思ったら、新井にスリーラン⁉︎

    打った新井に、あっぱれ⁉︎か、、、

    西岡は、チャンスで打てないな〜。

    セカンドは大和でいきましょう。
    以上、私からのお願いです。

    まぁ、そんな問題ではないことを、etc虎さんの素晴らしい解説を今朝読んで知りました。

    満塁から点が取れないシーン。何回見せられましたでしょうか。

    アウトコースで捻られるシーンは、損保会社やシジミ習慣のCM以上に、見た気がします。

    確かに、掛布もバースもアウトコースに強かった。

    そういった意味でも、江越を三番で起用すること自体、相手投手は楽ですね。

    掛布監督が、三番センター江越として一軍に送り出すには、まだ時間がかかると言っていたのに、こんな状態でスタメン起用する金本采配に、疑問が生じる昨今です。

    こうなったら、三番レフト西岡は、どうでしょうか。

  6. ぴゅあらっく より:

    昨夜も現地観戦でした(^^;;。ノーアウト満塁がピンチになるのは阪神だけじゃないでしょうか。
    西岡は野球脳がある選手なのに、満塁ではからきし駄目ですね。鳥谷は相変わらずだし(やはり先日のホームランは復調詐欺だった模様)、江越に至っては初球の体に当たりそうなボールを避けた挙げ句に三振する始末(-_-#)。
    二塁上にいた能見投手もガッカリしますよ、そりゃ(^^;;。
    しかし広島はよく打ちますね。打撃力の差に悲しくなります。阪神もヒット数は多くても1点だけじゃね。北條が猛打賞でもチャンスで打ってこそですよ。本人も分かってるでしょうけどね。
    今日は魔の日曜日なので非常に気が重いですが(^^;;、懲りずに観戦します。いい加減に日曜日も勝って欲しいですわ(笑)。

  7. ken3953 より:

    借金11の単独最下位。
    無理に1勝を獲りに行く起用をしても、もはや意味がありません。
    満身創痍のベテランを無理に酷使するよりは若手を使って欲しい。
    そしてガンガントライ&エラーをさせて欲しい。

    今のタイガースにはモチベーション・活気・意欲というものが
    あまり感じられません。選手達の表情がそれを物語っています。

    コーチ陣もASGを機に出来れば配置換えをして貰いたい。
    相手投手が苦しい状況になるほど、相手の攻め方は限られてきます。
    そこでことごとく崩しきれないのは打撃コーチの責任が大きいでしょう。
    投手コーチもあまり印象は良くありません。
    今シーズン一軍で右肩上がりの結果を残してる投手は少ないように
    感じます。

    改めてチーム内、特に指揮官側の「変革」をすべきだと思います。

  8. ガク より:

    解説で関本が言っていましたが
    正に今の阪神には「躍動感」が感じられません。
    打てないのならせめて泥臭く打席で粘るとか盗塁企図するとか何かやりましょうよ!
    何か今の阪神はコールタールのなかでもがきもせず固まってる感じがします。とにかく1歩前へ進むことから始めよう。

  9. 虎轍 より:

    毎試合同じようにチャンスをピンチにしてしまう打線。

    メンタリストを呼んで修正してもらうか?

    無死満塁で無得点。無死三塁で無得点。勝てる訳が無いで。

    追い込まれてもバットを短く持って力負けせんようにする工夫すら無い。

    闇雲にバットを振っても当たる訳も無い。振り回すだけがバッティングでは無いって解らへんのかなぁ…

    打撃コーチがネクストサークルに行って声をかけるだけでも、相手バッテリーは疑心暗鬼になると思うが、そんな事すらせず、腕を組んでるだけの打撃コーチ。

    得点が入らないなら入るような工夫をしようや。

    今日は勝てない日曜日と言われてる。勝てないなら、勝てるような工夫をしてくれ。

  10. hi64 より:

    異論があるのを承知で言えば、もう優勝の可能性は限りなくゼロに近いでしょう。
    CS進出も今のチーム状態では厳しいかもしれません。
    僕は負けること自体はしょうがないと思うんですが、優勝の可能性がほぼなくなったこの現状で、目先の一勝にこだわった選手起用をしたあげく、無惨に負けるということにはほんとに腹が立ちます。
    来年以降、優勝するために、この二遊間でいいのか、せっかく出てきた強打の捕手を育てなくていいのか。
    来年以降、不動のレギュラーとしてチームを支えていく選手を我慢して使い続けることが残りのシーズンの正しい戦い方だと思いますし、それで選手が力をつけながら今年のCSを勝ち取ることが出来たら最高じゃないでしょうか。

  11. やっさん より:

    無死満塁で無得点。無視3塁1塁で無得点!!
    皆さんが仰るとおり今の阪神はチャンスに打てない・・・
    何かが違う、なんだろうね。
    矢野コーチの頬が・・・きっと今の監督に助言など出来ないんだろうな~~!!

    今夜は勝つ、泥臭くてもいい絶対勝!!

  12. 西田辺 より:

    打てない訳じゃない。
    現にヒットは9本出ている。
    やっぱりチャンスでの打撃ですね。
    中谷・江越・北條らがチャンスで三振してましたが、
    みんな引き付け過ぎですよ。
    ボールを近くまで引き付けすぎて上半身だけのスイングになってしまっている。
    若手じゃないけど鳥谷なんかもそう。
    あ、捉えたと思ったボールが逆方向のファール。
    考えられる原因はバッティングの始動の遅さか、トップが
    シッカリ作れていないか。
    もっと始動を早くして、もう少し前で捌けるようにならないと。
    何時まで経っても同じ事の繰り返しになりますよ。
    スイングスピードが上がれば解決する問題でもありません。
    福留とか見てくださいよ、ちゃんと前で捌いているから
    変化球で崩されてもついていける。
    時折出来る若手も見受けられるのですが、チャンスの
    場面になると手打ちショーが始まってしまう。
    首脳陣は工夫工夫と言うけれど、こう言う傾向は掴んでるんですかね?
    若手を使って育てる大いに結構!
    だけど、ちゃんと指導しないと水泡に帰しますよ。

  13. 光る虎 より:

    以前投稿していました光る虎です。最近の状況に自分の思いを言いたいと思います。
    まず、ここまで育成を疎かにしていたつけが大きいとは思いませんでした。金本監督や掛布2軍監督の超変革のもと若手が一気に覚醒し常勝軍団になると私も思いました、しかし昨年の1軍.2軍の成績を考えれば今の現状であってもうなずけます。
    皆さんいろいろな意見があると思いますが、これからの主軸になる選手の成長や金本監督の成長を見守りながら頑張って応援しましょう。

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