江越先制2ラン、髙山ダメ押し3ラン、岩崎好投で3連勝

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相手は高卒ドラ1の小笠原。初回北條が四球、大和送って、江越左への2ラン本塁打で先制。4回は一死から中谷が中前で出塁すると髙山が右線への二塁打で一死二三塁と好機を拡げる。ここで新井、岩崎が連続四球を選び押し出しで3-0。北條の遊ゴロが併殺崩れとなり4-0、大和が左線へ二塁打で続き5-0とした。さらに5回は2番手山井を攻めて、原口ヒット、ゴメス四球でチャンスメークし、一死後髙山が左へ3ラン本塁打、8-0ととどめを刺した。先発岩崎は7回新鋭近藤に一発を食ったが7回1失点、最後は松田が2回を締めた。カード3連勝。

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対中日 21回戦 京セラD大阪

中 | 0 0 0 0 0 0 1 0 0 | 1
神 | 2 0 0 3 3 0 0 0 x | 8

勝:岩崎3勝4敗0S
敗:小笠原0勝4敗0S
HR:江越ツーラン7号、高山スリーラン4号、近藤ソロ1号
中日:小笠原 – 山井 – 佐藤 – 又吉 – 福
阪神:岩崎 – 松田

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東邦の大逆転勝利、5万超の大観衆がアシスト 「阪神になったような感じ」(フルカウント)

大声援が高校生たちを飲み込んで劇場にしてしまった。でも阪神タイガースはそんなことできないよ、たいがい(笑)。

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注目のルーキー登板試合だったが中盤までで大差がついた。しかし最終スコアを振り返ると、両チームヒットは8本。2本の本塁打で5点取る効率の良さがものをいった。

そこまでどう繋いだかに着目したい。江越の先制2ランを呼んだのは、大和の一発ナイスバント。
無死一塁で高卒ルーキーに1アウトをプレゼントをして1点にする作戦は、前後の文脈がなければ「愚策」だ。

しかしこの2番セカンド大和は、金本阪神が悩んで苦労して、ようやくたどり着いた形。守備より打を優先したセカンド、バントより強く振れることを優先した2番を模索してきたが、結果は思うようにならなかった。守備優先の二塁大和。送れるところは送ればいい。勝負どころは信じればいい。迷いを吹っ切った先に見えた形。だから無死二塁で大和バントは、たとえ若い投手が相手であっても、愚策と決めつけられない。納得感がある。それはここまで苦しんだ過程があるから。

ただし大和がこの日の3打席目のように、チャンスで好打が出るようなら、当然勝負させることも選択していい。自信が戻れば、得点機で結果を出せる打者だ。

一死三塁の形を作って江越。遅い球にタイミングバッチリ。外の球をバットの先で引っ掛け気味に見えたが、テコが効いてぐんぐん伸びた。元気のない中日を意気消沈させる一発。効果は大きかった。
残念なのは、他の打席の内容がイマイチなこと。まっすぐに遅れがちの「タイミング下手」を克服できれば一発、脚力、守備という江越の魅力はもっと生きる。

江越と対照的にスピードボールを一発で仕留める「タイミング上手」を魅せたのが、もう1本のホームランを打った髙山。4回一死一塁からの第2打席、初球の真っ直ぐを振り抜くと、地をはうような痛烈なゴロがファーストの左を抜き、あっという間にライトの右を破った。若い投手の自信をくじく一撃。多くの打者が立ち後れる中で、髙山の才気を再確認した。

3ランは左へ。逃げていく高めを叩く掛布的な特大弾。2ボール1ストライクから、山井の意図はファウルを打たせるシュート。しかし浮いたところを逃さず仕留めた。将来が非常に楽しみになる一発。得点圏打率の高さ、打点の多さ。中軸を打たせてみてもいい時期だ。

ホームランへの繋ぎという意味では、ゴメスの四球、これが大きかった。ゴメスの打ち取り方はボールを振らせる、これにつきる。だからボールを一つ、二つと見逃すことができれば、甘い球が来るか、勝負を避けてさらにボール球が来るかという結果になる。

要は、チームとしてゴメスの四球を歓迎できるかどうかなのだ。そんなもん四球はヒットと同じなのだから、いつでも歓迎に決まっているのだが、ゴメスの一発くらいしか点のとりようがないというチーム状態になり、そこからゴメスは打撃を崩していった。
ゴメスが四球を選べば、より大量点の可能性が高くなるという打順の組み方や、攻撃方法を考えていけば、ゴメスはもっと余裕を持って球を絞れる。

岩崎は初回一死満塁の大ピンチを作ったが、そこを無失点で切り抜けてから乗れた。相手の元気なさはあったが、うまく狙いを外せていた。
バックに助けられたのも大きかったね。やっぱり大和が二塁にいると確実にアウトが増える。とくに併殺が決まるのでチームに勢いがつく。セカンド守備こそ最重要。

それにしても岩崎、松田の投手陣にしても、福留、鳥谷を休ませるスタメンオーダーにしても、途中交代で出てきた坂本、荒木らにしても若い!
若けりゃいいのか?という文句も聞こえて来そうだが、若けりゃ若いほどいいよ。それが将来への希望だから。若いもんと働き盛りが中心になり、ベテランが大事なところを支え、要所を締める。それが理想的なチームの形。まずは若いもんが出てこないと話にならない。いい感じだ。

コメント

  1. 虎ジジィ より:

    「若虎躍動!」こんな試合を毎日観られると、私らの寿命ももう少し伸びるんですがねぇww

    ヒーローは先制HRの江越、ダメ押しスリーランの高山、粘りの投球の岩崎は勿論ですが、北條が最後までショートを守った事や松田が締めた事も大きな意味を持つと思います。

    おっしゃるように「2番大和」の定着も嬉しいです。
    彼は打率2割5分弱ぐらいでも、しっかり守り しっかり送り、時々チャンスで打てばそれでいいんです。
    外野手の正面を突く当たりが多いけど、着実に昨年までよりは「振れる」ようになっています。

    さて、3タテしたとはいえ相手は首脳もゴタゴタ、ビシエドも不在でドン底のドラゴンズ。
    明日からのカープ戦でも若虎にはじけて欲しいです。
    もう、「♪強きを助け♪…」のタケちゃんマンではダメですよ!!

  2. 虎蜂 より:

    土曜日に続いて若い選手の活躍で勝利。苦しかった時期の我慢が実を結んできましたね。

    そろそろ来季の打順や戦略を睨んでさらなる経験を積ませてもいい時期かもしれません。
    高山が中軸で機能するなら原口を6番で楽に打たせてやるのもいいですね。休養も挟みやすくなりそうです。

  3. とらかっぱ より:

    普通にやれば、楽勝できる試合を予定通りとれましたね。

    岩崎は初回のアカンパターンから、よく建て直しました。転機は周平への3-1からのストレート。開き直れたのか、よく腕が振れてました。ここを切り抜ければ、ドラゴンズの下位打線は、見下ろして投げれる。相手の弱気にも助けられましたが、よく押しきれました。

    江越の先制も、高山のダメ押しもいいホームランでした。速球に差され気味の江越は、抜いて来る球をドンピシャ弾(笑)高山は可能性を感じさせるレフトへ引っ張る完璧弾。二人の対照的なコメントが面白かった。

    まだまだ足らんところも多いけど、良いところを出していければ、期待も膨らむ。失敗を怖れずチャレンジしてほしい。我々ファンも長い目でみてやらんとね。

    そやけど、江越。藤村さんの事は勉強しとこうよ(笑)

  4. 西田辺 より:

    チーム状態が悪い中日相手とはいえ、3連勝は大きい。
    いつもだったらプロの厳しさを教えてもらうような高校生ルーキーが相手。
    昨日は藤村富美男生誕100年記念と言う事で、選手の帽子にも10番が。
    藤村さん、昨日の試合を見てくれましたかね?
    若い選手の活躍をどう思ってくれてるんでしょうか?
    高山は早くも100安打で10度目の猛打賞だとか。
    4回に打ったライト線への打球の速い事!
    5回のレフトに放ったホームランも見事!
    もう左右で使う選手じゃないですよ。
    昨日は福留お休みの日。
    年齢を考えると当然だし、それに関しては異議はないですが、その時に原口が
    4番に入るパターンが多い。
    彼の打撃を認めているのは分かるけど、余りにも負担が大きくなりすぎては
    ないでしょうか?
    城島や田淵じゃないんですから。
    彼の代わりに中軸が打てるバッターが現れれば、また違う打線の厚みが出て来るはず。
    原口が7番当たり打つ打線になると相当強いチームになれるんですけどねぇ。
    明日から移動なしで首位広島戦。
    カープには相当貸しがあるので、そろそろ返してもらわないとね。

  5. いわほー より:

    八戸学院光星の桜井君、「甲子園の魔物」に飲み込まれましたね。
    球場全体を敵に回して冷静さを保てというのは酷でした。
    もし、彼がプロに行くなら阪神タイガース一択か!

    手負いのドラゴンズに三タテで浮かれてられません。
    明日からのカープ戦で若手の真価を見せてもらいましょう。

  6. yalkeys より:

    いい勝ち方でした。
    結果として、鳥谷がスタメンを外れてからの勝率(不勉強で調べておりませんが・・)はかなり高いのではないでしょうか。これを、単なる結果論と見るか、必然と見るか ですが、私は必然の確率が高いと考えています。それは、スタメンに名を連ねた若手の「ヤル気」が、半端ではないからです。福留が休むのと、鳥谷が休むのは次元が別だと思います。今のスタンスでのたゆまぬ戦いを熱望いたします。

  7. さく より:

    いつも楽しみに読ませてもらってます。
    初回の北條は四球で大和犠打の一死二塁ですよ。
    二塁打から犠打の一死三塁は2打席目です。江越三振。

  8. ken3953 より:

    岩崎は初回のピンチをよく切り抜けました。
    何よりもきっちりとストライクを取って押し出しをしなかったのが大きい。
    相手のチーム状態とかに関係なく、重要な経験になると思います。

    継投も良かったと思います。岩崎よりは原口を下げて坂本を使う
    意味合いの方が強かったのでしょうが、試せる時に試しておかないと
    重要な場面で機能しなくなります。

    大和のセカンドは良いですね。
    トラオさんが仰ってたのが納得出来るようになりましたw
    ある程度の水準のショートが居ての話ではありますけど。
    ただやはり併殺出来そうにない打球を併殺にしてしまうのは
    本当に見事です。課題はバッティングですが、今バントを
    頻繁にさせてるのがかえってバッティングにも好影響を
    もたらすかもしれないと私は思ってます。

    明日からのカープ戦、変な色気は出さずに積極的に攻める
    姿勢で挑んで貰いたい。

    ところで今更になりますが一昨日の青柳、大島に走られ放題
    でした。私が見る限りではクイックでの投球の際、右腕だけが
    ダラーっと流れるように動き出して投球モーションに入るのが
    相手から見えるのかなと思いました。
    実際の所どうかは分かりませんが、そういった検証も欠かさず
    やって欲しいですね。

  9. アルスタ より:

    新人で100安打打ったのは赤星以来と各紙に出ていたものの、あと4人は?
    岡田、坪井ここまでは簡単。
    田淵、久慈は打率低く90本台。
    のちに100安打打った選手も1年目はそれほど打ててない。
    吉田義男そして先日亡くなった後藤次男のお二人でした。

  10. トラ11 より:

    不調なドラゴンズといっても3勝は嬉しいです。
    昨日は若い選手が活躍し、これからのタイガースの行方が楽しみです。

    勿論、中堅の活躍あっての勝利も有りますが、若トラが投打に躍動することは見ていてもワクワクします。

    髙山がヒットで出る時は勝利する試合が多いように思います。データは分かりませんがw
    藤村富美男さん生誕100年に勝利できて本当に良かった。
    記念の試合に若い3人の選手のお立ち台は余計に良かったです。

    とらかっぱさんも言われているように江越は何故10の番号を帽子に付けているのか勉強して欲しかった(笑)

  11. 虎轍 より:

    昨日は現地観戦で楽しめました。

    江越のホームランから始まり、江越の天然丸出しのインタビューに終わった試合でしたね(笑)

    高山は一時の不調から脱しましたね。

    このまま打ち続けて坪井の猛打賞の記録も抜いて、新人安打記録も抜いて、新人王を穫ってもらいましょう。

    高山、江越の二人のホームランはライトスタンドから見てたら、綺麗な放物線でした。

    明日も移動無しで涼しい京セラドームなんで広島に勝ってしまおう!!

  12. なかっち より:

    若けりゃいい。おっしゃる通りやと思います。大和も良いですが、個人的にはそろそろ植田海が見てみたい。近い将来の植田、北條の2遊間が理想。
    板山をサードへコンバートし、外野は高山、江越、横田。

    2年後には実現出来ると信じてます。

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