セは今日明日にも優勝決定の運び、パの方は史上希に見るデッドヒート。思えば、開幕前、シーズン前半の予想と状況は逆だった。なにごとも結果が出てしまえばそれが「当たり前のこと」に感じられるが、ちょっと前のことを振り返ってみれば、それは決して当たり前ではなかった。いつもいつも忘れてしまう真理だ。
「これが現実だ」という言葉を使えば使うほど、「当たり前」の虜になっていく。本当の現実とは、まったくもって予測不能。当たり前の虜になった人が振りかざす「現実」とは、過去起きたことの「結果」に過ぎない。将来は必ずしも「現実的」なことばかりではない。
とくに伯仲した力の相手があり、人間心理・集団心理が大いに関係する野球の世界では、前年1位だったチームが6位になったり、その逆になったりするのはごく普通にあり得る「現実」だ。
勝率.350で6位のチームと、勝率.650で1位のチームが実力伯仲かどうか考えどころだが、一般の生活の中において、3割5分の確率と、6割5分の確率は、どちらも「だいたい五分五分」の範囲内だと丸められる。ちょっとしたことで逆転してしまう数字だ。
それがそうならないのは多分に「決めつけ」「思い込み」によるところが大きい。
そうはいっても、貯金20と借金20の実力差は大きすぎる――というかもしれなが、ミクロで見ればそのとおりでも、俯瞰すれば「ちょっとしたこと」で変わる範囲内だ。そのちょっとしたことの代表が「決めつけ」「思いこみ」なのだ。
今季の阪神ほどそれらが激しいと感じるチームはない。打てる相手と打てない相手が分かれ、勝てるチームと勝てないチームがくっきり分かれる。試合展開、選手起用の中で、かなりの「決めつけ」「思い込み」をしていて、そういう心理に結果が誘導されている。
リスクにはしっかりと備えつつ、希望的な将来を信じ、常に可能性を広げる。
極端な連敗体質を変えるには、「チームの思考傾向」を変える必要があり、まずは監督の言動や行動からそうあるべきだと思う。
さ、今日は神宮。今日は能見対「打てる投手」杉浦。勝てるぞ!(←いい方の思い込みはOK)
コメント
そうですねぇ、開幕前の予想では「セは団子」「パはホークス独走」でしたが、まさかこのような結果になるとは……
実は何度も同じ事を書き込みたくなかったので、少しお休みを頂いておりました。この状況で尚「目先の1勝」に拘る金本監督に若干失望しております。
ゲームを捨てろという意味ではありません。
「今季の敗戦を受け入れ、足りなかった物を来季に向かって準備しながら戦う」これが大切だと思います。
今季足らなかった物
1-長距離打者
2-信頼出来るセットアッパー
3-正捕手
これを育成するなら、もう実力が分かっているゴメス・柴田・球児・鶴岡には監督が説得した上で、ファームの原石と入れ替えする事も残された実戦を有効に戦う手段かと思います。
正直、今季は最下位でもいいです。なにか来季へ繫がる「希望」を見い出して欲しいです。
余談ですが、こんな偉そうな事を書きながらも個人的には、先日娘(小3)が初めてのスカッシュ大会に出場した試合前、娘に「初めての試合(経験値の為)なんだから、勝ち負けは気にしないで冷静にやってこい」と指導しておきながら、セコンドの私が一番冷静でなかった(生意気な男の子との試合中「絶対やっつけろ。何なら俺が相手だ!」←大人げないw)と思った事もあり、金本監督が勝負師である以上未だに目先の1勝に拘る気持ちもわからんでもないのですが……(脱線スミマセン)。
それとも、金本監督の中ではカープ優勝決定を機会に切り替えるのか?!
一筋の光明なのか朗報…なのかは分からないが今季、活躍した(しかけた?)若手のオフのテレビ出演を、ある程度、自粛するらしい。ダメだった例として梅野が挙げられていたが、今季の若手に勘違いさせないのは良いこと。まるで「遠足は家に帰るまで」だが、それが出来ていなかったのが今までのタイガース。「全選手には地獄のキャンプが待っている。」と宣言したようなものだ。あ…その前に地獄の契約か。
登録されている選手で一軍で使われなかったのは、わずかだという。金本監督は良くも悪くも篩に掛けた。「練習が足りなかったから活躍できなかった」のかは分からないが、来季「戦える布陣」を作る為のデータは取れたはず。
春先には「カードの頭は取れてるから連敗はしないね❗」と浮き足立ち「最大でも2連敗で行けてるね❗」と楽観し「若手の成長の為には多少の連敗はしょうがない。」とモヤモヤし「全ては来季の為❗」と達観し…。
とにかく若手は「1年間、戦える体力」を備えてほしい。読売の澤村が先発をしていたのが数年前。今では自分の居場所を確立した。もしかしたら藤浪の居場所は…。
相手先発は杉浦ね。
名前間違えたら勝てるものも勝てなくなります(笑)
去年のセ・リーグを考えるとシーズン終盤んまで混戦でした。
決してハイレベルな争いではなく。
今年はその中でレギュラー陣が固定でき、各々がレベルアップしたり
復調したカープが走った。
昨年の覇者ヤクルトは、負傷者に泣かされ読売は主力の高齢化と
若手の伸び悩みが足を引っ張ったが投手陣の踏んばりで
2位に粘れている。
意外と言っては失礼だが、ベイスターズがこれだけ堅実な
野球をやるとは思わなかった。
昨年も一時期首位に居たように力を付けてきたのは
分かっていたけど、淡白さや粘りのなさで上位をキープしきれなかったイメージ。
ラミちゃんの堅い野球で初CS間近。
まぁ、確かに歯車が噛み合う合わないで、長いシーズンの鄒勢をも
左右しかねない。
でも、その歯車を合わせるのは球団と首脳陣の仕事。
いくら待ってても、そんな幸運はやって来ない。
選手を鍛えて、それが実って優勝出来たら最高ですよね。
ほんまや、すんません!直した。
今夜ドームでカープが自力優勝し、胴上げするのが楽しみです。結果として、それ位しかいい思い出の無い今シーズンでした。
来季の契約では、私たちが素直に納得出来る内容で更改が進むことを期待します。
高山や原口や青柳などは大幅アップを!
藤○や鳥○などは大幅ダウンを!
複数年契約でのオプションは無いのでしょうか。
残り試合数も少なくなってきましたが、これからは個人成績に走ろうが、チームの為にやろうが、選手は好き勝手やって、最後の最後まで悪あがきしたったらええねん(笑)
まだまだ勝つと信じてるファンも居るんやから(笑)
高山は新人最多安打、最多猛打賞を狙ったらええし、メッセンジャーも最多奪三振を狙ったらええねん。
鳥谷は帳尻合わせで打率を上げたらええし、北條は初の規定打席到達もある。
とりあえず今日は目の上のヤクルトを叩いたったらええんや!
「決めつけと思い込み」など関係ない。
選手個々の力と指導者の力量。チームプロデュース。球団の惜しみないバックアップ。
全ての面で広島に負けた。ただそれだけ。