若侍は地元メキシコのエラー連発で辛勝。オーストラリアとの決勝は今はじまったところやね。
「なくてはならない戦力だ」ってよく言うけど、経営側、使う側は、できるだけそういう考え方はしない方がいいと思う。どんなにケガしたくなくたって、不調になりたくなかったって、負傷・故障・不調があるのが野球選手。だから、誰かに依存するチームを作ってはいけない。
生え抜きの4番、エースが必要だ。ところが手塩に掛けて育てたそういう選手だって何年かしたらメジャーに行きたいって言い出すのが今の時代。だから育てるなって話ではなくて、「ヤツは絶対に外せない」「アイツがいれば安心だ」というチーム作りをしてはいけない。
今だと「福留なしのチームなんてあり得ない」という話だが、むしろ積極的に福留がいない場合のチームを考えておかなくてはいけない。「外国人の活躍がなければ」「藤浪の復活なくしては」などなど、依存型キャッチフレーズばかり出てくるが、「ダルビッシュが抜けたはずなのに」「マエケンが抜けたはずなのに」となるように意識を変えなきゃいけない。
そもそもそーんなにたいして実力の差なんてないのだ。努力の成果をタイミング良く見せられるかどうか。それによってその先の転がり方が変わってくるだけの話。
今季の原口みたいにね(来季はわからんよ)。
これもまた土壌の話と言えるだろう。
コメント
今季のカープが良い例ですね。
MVP候補がゴロゴロ居る、誰か(個人)に依存して優勝したワケではなく、完全に総合力で勝負していました。
あの勝負強い新井さんや松山でさえスタメンを外れるのは珍しくなかったし、故障がちなルナの穴も誰かしらが埋めて戦力ダウンなく戦っていましたからねぇ。
来季のタイガースも福留を新井さん的に上手く休ませながら使えるようなチームが作れれば理想的ですが、どうでしょう…
さて安芸の秋、やはり昨年同様「カープ式」よく走らせています。
金本監督も二年目の余裕か、表情が明るく「楽しく・厳しく・ファンサービスも忘れない」有意義なキャンプを送っているようです。
今季のカープのように層の厚いチーム作りは着々と進んでいる様子!
飛距離の中谷、金本監督お気に入りの板山、大ブレークの予感がする安芸です。
そもそも一番の悪手が、不調に陥った選手の「○○の復活が一番の補強」という
フレーズ。
選手は怪我をする、不調に陥るという前提に立たないとチーム作りは出来ません。
例えば今年、福留鳥谷ゴメスのレギュラー宣言から始まりましたが、蓋を開けて
みれば軒並み成績を落とした主力たち。
そこを補えるだけの層の厚さがなかった。
とある監督経験者が「チーム作りは最悪から考える」と仰ってました。
現状のタイガースは、現有戦力の厚みを増やす事に一生懸命になってます。
本当なら、もっと以前から着手すべき問題の皺寄せを喰らっている。
かと言って、右から左に有望な選手が出て来るわけでもない。
相当に根気と勇気のいる作業。
まさに土壌の入れ替え作業中。
そこで一本でも芽を吹き花を咲かせられたら。
毎年の様に入れ替わる選手の中から出来るだけ多くの花を見せて欲しい。
また選手自身も咲こうと踏ん張って欲しい。
誰か一人に頼るのではなく、お互いに「「頼んだ」「任せろ」の相互信頼のチームが
出来上がった時にファンが嬉し涙を流せるのではないでしょうか。
誰かに依存するチーム作りはダメやと思いますが、中心選手を作っていかないといけないのも事実。
金本監督が現役時代にフルイニング出場の記録を打ち立てましたが、その記録は長くても5年くらいで切っていかないとチームの循環はうまくいかなくなると思います。
来シーズン確かに現状では福留の力は絶対に必要でしょう。しかし来シーズンが終わるまでに福留を代打要員に出来る位のチームになって再来年には誰もレギュラー確定される選手がいないチームになるのが理想。その中から北條、高山、板山らが中心選手に成長したときタイガースは強いチームになると思います。
投手では藤浪と岩貞が中心選手になってほしい。以前誰かがスター候補には2軍経験をさせず不調でも1軍で使うべきと言われてたが、藤浪だろうが岩貞だろうが不調であれば落とすべきやと個人的には思います。
不調、故障、負傷した時に代わりになれる選手が居るといいんですよねぇ…
ある程度の不倫なら休ませながら使うって方法もありますからね。
まずは、この秋季キャンプ、自主トレ、春季キャンプで成長してくる選手が居るかですね。
選手層が厚くなれば、自ずと各選手のレベルアップも期待出来ますよね。
負けず嫌いの内外野守れるであろう、板山、中谷が掻き回してくれる事に期待したいですね。
歳内、植田は優勝して自信をつけて帰ってこいよ!!
替えがきかないという状況は確実に存在すると思いますが、
同等の力でなくとも、すぐにこの選手という控えは育てておくべきでしょうね。
今季は福原が引退しましたが、年齢的に考えれば福留、安藤、能見、メッセ
あたりはいつ急に衰えが来てもおかしくありませんし、そういう意味でも
ベテランを確実な計算に組み込むのは楽観的すぎるというものでしょう。
ベテランが働かなかったから負けたのような言い訳にならないよう、
フロントには今の育成路線を貫いて欲しいものです。