外国人枠はずっと必要なのだろうか

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楽天の三木谷氏がオーナー会議で外国人枠撤廃を言ったけど、反応が薄かったという記事。

楽天・三木谷オーナー、外国人枠撤廃を提言「最高のプレーを見せるのが我々のミッション」(報知)

私も外国人枠は撤廃していいと思う。
もともと、日本人よりはるかに上手い選手たちを連れてくると、そのチームだけが強くなって不公平だとか、外国人だらけになったら興業として盛り上がらなくなるとか、日本人選手に夢が与えられないから競技人口が増えないとか、デメリットがあるため。

だったら「鎖国」してしまえば良さそうなもんだが、外国人とプレーすることによって日本のレベルが向上する、より質の高いプレーが見せられるというメリットもあるため、「部分開放」とした経緯がある。

メリットは現在も同じように生きているが、デメリットの方は環境の変化によりデメリットにならないものもある。
不公平問題は何か別の解決策で代用できる。たとえば1軍選手枠を40人くらいに減らして、チーム数をもっと増やすなど。
興業としての魅力については、各チームでバランスを考えればいい。枠による制限によって、観客の支持が保証されているわけではない。
野球は上はMLB、下はアジア、中南米まで、それでメシを食う生き方が存在している。
NPBだけを保護貿易主義にしていると、他のリーグ、他の競技と比べて、内向きで、ひ弱。だから将来的に世界クラスの競技レベルが維持できるかどうか、その発展性が不安になる。

こと外国人枠については、規制によって面白さが確保できている……とは思わないのだ。

コメント

  1. にとりん より:

    外国人枠を撤廃したら金満球団がメジャーリーガー崩れを大量に連れてきて、という風になるよりは身体能力が高い有望な外国人若手選手を大量に雇用してコストを抑えつつそこそこ勝てるようにするというのが現実的な路線でしょうね。(革新的な考えを持つ三木谷社長らしい)
    ヨーロッパの移民問題と一緒で、若手外国人よりコスパが悪くなるような日本人選手は駆逐されるでしょう。
    枠の拡大・あるいは投手四人野手四人の制限は撤廃してほしいですが枠全廃は私は反対ですね。レイシストではありませんが、大半が外国人ばかりになった日本のリーグなど見る気も起きませんし、より質の高い野球を求めるならメジャーリーグを見ます。

    NPBが職業野球の最上位でない以上、既得権益を守ることも必要だと考えます。海外への移籍が容易な結果、代表戦の人気があっても国内リーグが苦しいサッカーのような例もありますから。

  2. とらかっぱ より:

    すみません。今回は批判的立場で書かせていただきます。

    私は外国人枠完全撤廃には賛同できません。

    正直、ラインナップにカタカナばかりが並んでたら、もう萎え萎えで多分NPBは見ないと思います。鎖国主義ではありませんが、地元出身の学生時代から注目してた選手が、タイガースに入団し活躍してくれれば、嬉しさは殊更です。

    外国人だから応援しませんって事でもありませんが、自分に近い境遇の選手を応援したくなるのは普通のことでしょう。代理人経由の契約で来る彼らは、自身の意志では無いケースでの移籍もありますし。

    そもそも私はMLB>NPBとも思ってません。パワーベースボールが最強とは思いません。

  3. 虎蜂 より:

    ネガティブな意見になってしまいますが、外国人枠の撤廃というところまでいくと、日本人の国民性を考えてもファンの支持を得られるのだろうかと考えてしまいます。個人的にも阪神が助っ人だらけのチームになってしまったら応援できないかもしれません。(外国人枠撤廃=助っ人だらけというのは安易な考え方ではありますが)

    また、高いレベルの選手とプレーすることで⋯の大義は理解できますが、日本人と外国人の身体能力に大きな差があることも懸念材料です。技術でカバーできる点は限られており、日本人の中でも選りすぐりの人間しか活躍できないリーグということになれば野球人口の減少にも繋がるのではないかと⋯

    とまぁ、やる前からこういうことを考えているから進歩がないんでしょうね。段階的な外国人枠の拡大については賛成でありますので、徐々に進めていって落とし所が見つかればというのが私の結論です。

  4. 西田辺 より:

    現実問題、現状の外国人枠を緩和・撤廃したとして、言うほど外国人選手だらけの
    チームが出来上がるでしょうか?
    かつてのカープアカデミーの様に、外国に育成の場を設けてチームに引き上げたり
    他国の市場へ放出して金銭面の補充を図るのも一つの手段。
    MLB及びその傘下にいる選手にとって、日本野球は言葉は悪いが「都落ち」と
    感じる所でしょうね。
    動くお金が違いすぎますから。
    もし枠撤廃を実行するなら、球団数のエクスパンションとセットでないと。
    市場は小さいまま、外の血だけを受け入れるには無理がありすぎます。
    それでも一定の歯止めが欲しいのであれば、サラリーキャップを導入するのも
    一つの手段。
    まぁ、あそことあそこの球団が顔を真っ赤にして反対するのは目に見えてますが(笑)
    反対賛成で言うと、条件付き賛成ですね。
    闇雲に解放だけの撤廃には首肯致しかねます。

  5. 虎轍 より:

    外国人枠撤廃には反対ですね。なんなら、外国人枠の縮小を願いますね。外国人は前までの3人で良かったと思ってるんでね。
    70人の選手枠の事もあるんで、国内選手を削られますからね。
    どこぞの球団みたいに活躍もしない外国人を8人や9人居たら、日本人選手にも影響がありますよね。
    枠の加減でプロに入れへん選手も居る訳ですからね。
    全くの反対意見をすんません。

  6. 勿来 より:

    毎年この時期は外国人枠問題が私の呑み仲間内でも話しによく出ます。
    将来、日本政府が難民受け入れや外国人移民に積極的になれば、自然と枠という考えは無くなるとは思いますが、今のところ枠の撤廃は反対です。
    ただ、外国人のみのチーム対日本人のみのチームみたいな対戦が有れば、双方、妙に応援に熱が入るでしょうね。

  7. こうさん  より:

    う~ん…ミステリー。反対意見(または条件付きで賛成)多数になると予想されることを、なぜトラオさんは書いたのだろう。固定観念を潰そうとしてるのか?俺も読み終わったら「反対❗」と右手を挙げるタイプ。「投手に限る」なら賛成できるが。1試合で先発➡中継ぎ➡抑えが全て外国人で構成されても違和感はない。8人の打者が全てホームランを狙う野球…受け入れられないなぁ。

    こうやって反対意見を書いてるのが、既にトラオさんの掌の上なのかもしれない。う~ん、ミステリー。

  8. 星の輝き より:

    「興業」→「興行」だと思います。細かいですが。
    私は極論的には外国人枠撤廃賛成です。
    少子化に伴い、将来的には野球レベルの大幅な低下も懸念されます。
    レベルの低い選手同士の野球を見たいのか、少しでもレベルの高い選手同士の野球を見たいのかの選択になるのではないかと・・・。
    要は見る側の許容範囲に依るのだと思います。
    トラオさんの提言の肝は「ずっと」にあると思うんです。
    今からすぐどうしようというのではなく、将来的な視点を持ちながら次に備えることは至極健全なことだと思います。

    • 勿来 より:

      星の輝き様。
      こんにちは。私もtoraoさんのいう肝は「ずっと」だと思います。
      外国人枠の問題はグローバル化していく日本では、いずれは撤廃しないと成り立たない問題だと思います。
      両親は日本生まれで日本国籍だけど、子どもは米国で生まれ育って米国国籍のままという家庭内異国籍の方々と2000年以降たくさん出会います。
      現状のところ私は楽天の求める枠の撤廃には無茶をされそうで反対なんですが、今後、途上国でも野球人口を増やすには、NPBも外国人枠という国での縛りを近い将来なくす必要が私もあると思います。

  9. なかっち より:

    難しい問題ではありますが、外国人枠撤廃には個人的には賛成です。
    撤廃したからといって外国人オンリーのチームが出来上がるとも思えません。

    ここ数年各球団育成枠でたくさんの選手を獲得する傾向があります。(タイガースは違いますが)カープアカデミーではありませんが、アメリカ独立リーグや1Aで頑張ってる若手外国人、ドミニカやメキシコなどで頑張ってる若手外国人を育成枠で獲得し、育て上げるシステムが確立されても良いと思います。
    そこから将来チームを支える選手が育ち1軍で活躍する。我々ファンも当然情が入ると思います。(私だけ?)日本人がどうとか、日本人じゃないからとかは関係ないと思います。再来年にはメッセも日本人扱いになります。日本で育った外国人が日本人扱いになり、日本代表になる。ラグビーやサッカーでは当たり前の事。そのためにも外国人枠を撤廃し、たくさんの外国人が長く活躍出来る土壌を作るべきだと思います。そうすることにより、益々競争が激化し、日本人のレベルも上がると思います。

  10. DAN より:

    こんばんは。

    外国人枠撤廃ですか。
    今、それやったら、カープとかむっちゃ強くなりそうですねぇ。

    実際のところ、今の仕組みのまま、外国人枠だけ撤廃したら、各チームの構成がごちゃごちゃになって、戦力均衡も図れなくなるでしょうから、それだけを論じるのはあまり得策とは言えないかなと思います。まずはチーム数を増やすなどの大きな改編の一環としてなら考慮の余地はあると思いますが。

    こないだ白状しましたが、私を含む多くの既存の野球ファンはそこまで大きな改革を望んでいないですし、実現は当分先だろうなと思います。

  11. 奥虎鳳 より:

    年に2回のNPBオーナー会議、オーナー本人が出席したのは何人だったのだろうか?オーナー代行や臨時代理人で事足りる内容なんだろうか?形だけの会議なんだろうか?プロだから売名の為に、野球に情熱がないのに球団を保有するのはわかります。経営者として利益を追うのもわかります。東北楽天・三木谷オーナーの外国人枠撤廃発言は『NPBの発展を願って』の発言なのか、単なる『売名』の為なのかはわかりませんが、インパクトはあります。
    個人的には球団数12→16に増加、支配下選手数70人→60人、外国人→日本人登録への変更を在籍10年→6年に短縮、外国人選手を現行プラス2人。単純計算ですが、現状のNPB支配下可能選手数860人→960人へ拡大。野球を愛していない球団オーナーに頼らざろうえないのは、残念ながら今も将来も変わらないと思います。『完全開放』では、レベルはともかく興業的に成り立たなくなると思います。『部分開放』がレベルの為・興業的な為のギリギリの線かと思います。