衝撃のライナー

選手起用、采配が当たった。ノーヒットながら良くない守備で先取点を取られた直後の1回ウラ、島田、中野の連打でチャンスを作り、主軸の後、糸原、山本の連打で返して一挙4点のビッグイニング。これだけで大正解。
湯浅、岩崎と休ませていること自体大正解だが、いつもの制球がなく、いい当たりをされている青柳を6回までで代えて、岩貞→加治屋、湯浅、アルカンタラの継投も見事。
ベンチワークに不備がないのを喜ぶのもどうかと思うが、実際それで負けていたのだから、ここは素直にありがたく思う。

3回二死、大山の一発は衝撃だった。思わず「ういあえおああ?」と変な声が出た。初球、捕手の構えはインハイのボールゾーン。まずは脅しの1球をかましておいて、この3連戦ずっと踏み込みを甘くさせたろうという意図のある1球だった。現在の阪神打線と、その中での大山の位置付けを考えればもっとも可能性の高いボールだ。
大山も完全に読めていた。やることはシンプル。ボールなら悠然と見送り、ストライクなら一発で仕留める。
来た球はインハイいっぱいのところ。審判によってストライクともボールともなる場所。投手今永にとっても緊張する球だが、失投することなくしっかり投げ切った。
それに対して大山の打ち方は冷静沈着そのもの。左肘を先に通して芯に合わせる間を作り、ドアスイングにならない巻き込み力を作りつつ、右足、背筋、右腕のパワーを結集してボールを押し込む。高めであるのに、バットはすくい上げるかのような軌道を描く。低く飛び出したラインドライブは、高度を維持したままレフトポール側へ一直線で飛び込んだ。
読み、アプローチ、技術。心・技・体。序破急。三要素、三拍子が整った驚くべき一撃だった。


週刊虎バカクラブ
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14 コメント

  1. 虎ジジィ
    Posted 2022年6月18日 at 09:40 | Permalink

    「大山 衝撃のライナー」は打球を観ている青柳がスタンドインした時に驚いた表情で喜んでいたのが印象的でした。

    巷では「ノーヒッターキラー阪神タイガース」と呼ばれているとか、いないとかw
    試合前、青柳vs今永で まさかこんなスコアになるとは誰が予想したでしょう。

    青柳は初回先頭の森に粘られ10球投げさせられた時点で「いつもと違う」と感じました。
    そして山本のエラーと島田のイッテンポ遅れたバックホームでノーヒットで先制された時は相手投手が今永だけに「重い失点」と落胆しました。

    しかし、すぐさま島田〜中野が前回ノーヒッターから連打、大山が「顔」で歩き2死から糸原が簡単に追い込まれながらもタイムリー、更に山本がエラー帳消しの2点タイムリーで4点奪ったのは久しぶりに流れるように繋がった攻撃でした。
    今永対策として、左打者は逆方向へ、右打者は踏み込んで引っ張れという指示がベンチからあったかは分かりませんが、大山の思いっきり引っ張り込んだ2発を含め好投手今永をお手本のような打撃で攻略しました。

    青柳が苦手神里に思わぬ1発をくらい詰め寄られましたが、昨夜のタイガース打線は「詰め寄られては突き放す」理想的な攻撃が出来、
    終わってみればしっかり先発青柳に白星が、湯浅にホールド、アルカンタラにセーブが付いたナイスゲーム。
    今までにあまり無かった「撃ち勝つ野球」が出来たので、これからも投手が不調の時は打線が助ける昨夜のような野球が出来れば 間違いなく借金は減って行くでしょう。

    ファームでは才木が22イニング無失点の無双状態、下からの押し上げもあり希望を感じた一日でした。

  2. サヨナラ3ラン
    Posted 2022年6月18日 at 09:42 | Permalink

    ベンチワークは ほぼ完璧だったけど
    中野や近本のバント失敗や、守備面
    でも島田や山本といった 元は守備の
    エキスパート枠だった選手にもミス
    があり反省や修正が必要なプレーが
    幾つかあった。
    島田は三塁走者に対するスキよりも
    そもそも捕球の仕方というか落下点
    への入りが遅いように見えたけど。
    大山の一本目は衝撃だった。あんな
    器用なバッティングできるんだ(笑)
    ゲームの上では近本のタイムリーも
    大きかった。
    佐野との接触に対するヘンテコな
    判定にはモヤモヤしたけど その後
    なんとなく主審の際どい判定が
    全て阪神に有利なものになったよう
    な気がしたけど(笑)
    まぁ、それは冗談としても昨日は
    見ていて楽しいゲームだった。

    • 虎轍
      Posted 2022年6月18日 at 11:45 | Permalink

      サヨナラ3ラン様こんにちは。
      あの判定は不可解でしたが、冗談抜きでその後の試合展開はタイガース有利な様に思いましたね(笑)
      最近は審判も脚光を浴びてるのでデタラメな事が出来ませんからね(笑)

  3. こうさん
    Posted 2022年6月18日 at 10:01 | Permalink

    山本のエラー、島田のチャージ不足、岩貞の失点、青柳の逆球スリーランなど「負ける要素」が山ほどあった試合。けど勝ちきった。「エースで負ける訳にはいかない」という大山の、チームの想いが結実した一戦であった。

    持っていた缶ビールを落としそうになった大山の弾丸ライナー。打った大山も打たれた今永も「あれが入るの⁉️」の一打。次は完璧な大山らしい放物線を描いたホームラン。ベンチの青柳も「味方で良かった」と口あんぐり。バットで大きな円を作るようなスイング、本当に見てて気持ちがいいな。セ・リーグの○○ではなく西武の山川と争え。

    岩貞は取られてはいけない場面での失点。あれが試合を難しくした。中継ぎがランナーを出しまくり苦しいゲーム。後半戦は昨日のような試合が増えるだろうと覚悟した夜。

    今永は調子が悪く見えなかったがウチのエースは明らかにバテバテだった。6回はアップアップ。数日前に「青柳も6回までになる時が来る」と書いたが、後半戦1発目は早すぎるわ。

    矢野さんは毎年の恒例行事「秋の失速」を考えて湯浅と岩崎を休ませた。そう考えると矢野さんは優勝を諦めてない。湯浅の最後の球、梅野は外に構えていたが「三振を取れる球が来る」と信じていた位置。あれは後半戦の大きな武器になる。

    スリーランを打たれて、ベンチに引きあげる途中、青柳は明らかに口の動きが「ゴメン」になっていた、坂本に対して。ここからは青柳も「敗けられない」というプレッシャーとの戦い。梅野や坂本とキャッチャーは替わるが結果を出し続けている。投げやすい方を選ばせてあげてほしいな、青柳だけには。

    今日は「中継ぎを少しでも使わない日にしたい」という矢野さんのスケベ心との戦いになるように思う。次の日、次のカードは考えず目の前の1勝に集中してほしい。

  4. 虎轍
    Posted 2022年6月18日 at 10:08 | Permalink

    昨日は現地観戦でしたが、大山のレフトへの弾丸ライナーがスタンドインしたのは驚きでしたね。
    ライトスタンドから見てた打球はフェンス直撃やと思ってたら、まさかのスタンドインでしたからね。
    打球を目で追ってて、打球が消えたからびっくりでした。
    大山ありがとう!GJ
    青柳は初回先頭森に粘られた時に調子があまり良く無いんかと思ってましたが、まさか神里に放り込まれるとは思いませんでしたね。
    まぁ調子が悪いなりに投げて、勝てたのは良かったと思っときましょうかね。
    島田は走ってこないと思ったプレーやったんかな?いつでも準備はしとかんとアカンよ!
    昨日の聖地甲子園はトラフェスで懐メロは良かったし、サンプラザ中野くんの生歌も良かった試合でした。
    今日は伊藤将司の球が浮かない事を願いながら現地観戦したいと思います。
    さぁ聖地甲子園に向かおう! 
    疫病退散!
    頑張ろう日本!

  5. とらかっぱ
    Posted 2022年6月18日 at 10:45 | Permalink

    まさに衝撃の一打でした。あのコース高さに来るストレートをあそこまで見事に捕らえた当たりは長く目にすることはなかった。右と左で違うけどG阿部の全盛期に見て以来に感じます。タイガースにはあんな打ち方が出来る選手は記憶にないです。

    先発は心配した右打者を並べる事なく1~6番までは変える事なく挑んだ矢野監督には拍手を贈りたい。少しだけ見直しました。

    隙も見せつつエース青柳も好調には程遠い内容の投球でも、ベイスターズには行けるぞって思わせることもなく勝ちきった事に大いな意味があると思います。対戦成績は4-4でまだ五分ですが苦手意識を思い出させる展開でした。これで今日明日かなり有利に戦えるのではないかとほくそ笑んでおります。

  6. 岩修
    Posted 2022年6月18日 at 12:17 | Permalink

    正に衝撃の一撃は古~い話ですが花形が大リーグボール1号をホームランしたシーンを思いだした。勿論アニメの話だから大山は物凄いと思った。
    リーグ戦再開でのあの大逆転負けを払拭し、しかも調子悪いスーパーエース青柳に勝ちが付く。サード糸原は少しむっとしたけど見事な先制タイムリーにヤス山本はミスを取り返す2ベース。加治屋の火消しに湯浅の森を見逃し3振に奪ったシーン。さらに牧と宮崎を見逃し3振に奪ったアルカンタラ、梅野バッテリー。
    鳥さんの冷静な解説に湯浅の投球に興奮気味の湯浅アナに見所満載のゲームに感謝しかない一夜だった。

  7. Akira28
    Posted 2022年6月18日 at 12:19 | Permalink

    昨晩のタイガースの見事な勝利を遠くかすかに聞きながら、タイガースを愛し続けた頑固な父が、静かに、そして穏やかに息を引き取りました。
    89歳5ヶ月の生涯でした。
    亡くなる最後迄、病院のベッドでラジオをイヤホン越しにタイガースの実況を聞いていました。
    交流戦の活躍と大山の成長を喜んで、旅立ちました。
    父への想いはいろいろありますが、小学校三年生の春、学校の先生に嘘の忌引を告げ、岡山市民球場に連れて行ってくれた思い出は未だに鮮明です。
    村山の豪速球に目を見張り、吉田のグラフさばきに驚いた私です。
    静かに父の冥福とタイガースの勝利を祈ります。

    • 星の輝き
      Posted 2022年6月18日 at 12:27 | Permalink

      十年前に亡くなった私の父も阪神ファンでした。
      ご尊父様のご冥福をお祈りいたします。

      • こうさん
        Posted 2022年6月18日 at 12:50 | Permalink

        Akira28様、ご苦労様でした。同じ年に父を亡くした者として胸が痛いです。ウチの父は最後まで読売ファンでした。ビールを呑みながら何度も険悪な雰囲気になったことも良い思い出です。天に昇った人を心配させないのは今までと変わらない生活をして、たまに亡くなった人の話を笑ってしてあげることだと教わりました。誰が監督になろうがタイガースファンはやめられません。明日からバタバタすると思いますが、お身体ご自愛ください。

        • Akira28
          Posted 2022年6月18日 at 18:55 | Permalink

          こうさん様、
          お疲れ様です。
          以前からこうさんのご様子を伺い、同じ想いでした。
          これからも宜しくお願い申し上げます。

      • Akira28
        Posted 2022年6月18日 at 18:52 | Permalink

        星の輝き様、
        暖かいお言葉有難うございます。父子二代のタイガースへの想いは我が息子にも受け継がれています。
        これからもタイガース一筋の生涯ですね、
        お互いに。

  8. いわほー さんのアバター いわほー
    Posted 2022年6月18日 at 12:28 | Permalink

    ワンカード3試合ってチームのムード面でいうと、ひとつながりだと思ってます。
    その意味でもカードの頭を取るのと落とすのでは、あとの2試合の臨み方が変わってくる。
    5点取られたけど負けたかった、ということが今日先発の伊藤投手に少なからず良い影響を与えてくれれば。

    まだまだ優勝をあきらめていない、というのはいいんですが、今シーズン限りの矢野監督に一つ臨みたいのは、一軍に「インターンシップ枠」をひと枠設けてもらえないだろうか。
    とっかえひっかえでもいいからファームで頑張っている投手、野手を見習いとしてしばらくベンチ入りさせてやって、楽な場面でいいから試合で使ってやる枠。
    高寺は結局一軍で初安打を記録できなかったけど、ファームにもどって活躍している様をみると、あの一軍経験がプラスに作用しているんじゃないかな。
    このひと枠が来年、再来年にきっとつながると信じて。

  9. 西田辺 さんのアバター 西田辺
    Posted 2022年6月18日 at 13:04 | Permalink

    打った瞬間は、レフト線の2ベースコースかな?と思ったんですが、打球は全く
    垂れずにそのままレフトポールの右側へ。
    おそらく、あの球は狙ったわけではなく反応で打ったんだと思いますが、それに
    してもあの球をフェアゾーンに入れようとすると、敏速な反応と高度な技術が
    必要になっています。
    今の大山は、反応・技術・精神状態とも、かなり高い位置にいるのだと分かります。
    始動からスイングまでゆったりしているように見えて、色んな球種に対応できて
    いますし、かなり懐の深いフォームでピッチャーに対峙できているのでしょう。
    状態として正反対なのが佐藤輝。
    どんなピッチャーが出てきても、真っ直ぐに差されています。
    去年に比べてボールを振る回数がぐっと減りましたが、明確に苦労する球種が
    あるのはマイナスでしかありません。
    見ていてもスイングに余裕がありません。
    こればかりは、本人の感覚の問題ですからコーチがどうこう言っても改善しにくい
    部分です。
    今、大山が好調のうちに自分で工夫しながらタイミングの取り方に幅のあるフォームを
    手に入れて欲しい。
    青柳vs今永と言うエース同士の対戦でしたから、ロースコアの投手戦が予想されましたが
    意外や意外な展開に。
    夏場の疲れもあるだろうし、交流戦からリーグ戦への環境の変化もあるでしょう。
    ランナーを出しながらも、暫定の勝ちパターンも何とか勝ちに繋げてくれた。
    打撃陣も悪い時なら初回の4点で終わってたけど、取られたら突き放す攻撃が出来た。
    少しずつではありますが、勝つ形を手にし始めています。
    投手陣と攻撃陣。
    お互いに助け合いながら、1つずつ登っていきましょう。

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