坂本捕手の「岡田論」

スポンサーリンク
阪神 ルーキー8選手が施設見学 ドラ1・下村「やっとか…というか、凄く楽しみです」 - スポニチ Sponichi Annex 野球
 阪神が今秋ドラフト会議で指名・獲得した8選手(育成を含む)が10日、甲子園球場などを施設見学に訪れた。

好例の月曜入団発表、その前日の施設見学。今年は岡田監督の一声で体力測定を取りやめ。これまでもあったが、条件を考えればもっとひどい事故が起きるリスクがある。入団会見前というタイミングを考えれば、リスクを取ってまでやるメリットがない。言われればわかることだが、そう言われないと判断のやり直しなどしない。それが年中行事というものだ。きっと岡田監督の復帰一年目は、そういう年中行事の見直しがいくつもあったのだろうと想像する。

注目の村上はじめ多くの主力が契約を更改。それぞれ満足感いっぱいの表情で何よりだ。

【阪神】頭脳派捕手・坂本誠志郎が語る岡田監督の〝棋力〟「見えないものが見える」 | 東スポWEB
阪神・坂本誠志郎捕手が10日に兵庫・西宮市内の球団事務所で契約更改交渉に臨み、4200万円増の...

私が一番面白く読んだのがこの記事。《1試合、1カード、1か月、1年。いろんな単位で〝見えないもの〟を考えながら、見えるようにして結果につなげている》岡田監督の「すごさ」を表したものだが、とらえどころのないものごとを、概念として実に的確に捉え、かくも巧みな言語表現ができる坂本にも「すごさ」を感じる。その具体策として、《流れであったり、先読みして次にこういうことが起きそうだから、そこに布石を打っておこうとか、何か(手駒を)残しておこうとか、あえてそれを使わなかったりだとか》といったことを挙げている。相手の心理や出方を観察している捕手らしい「岡田監督論」だ。

紙面の関係だろうが、各紙「評価してもらえてよかった」みたいな内容に終始する記事ばかりの中、今季急成長した坂本の重要なコメントをしっかり伝えてくれた東スポWEBの優秀な記事に感謝。将来監督になる可能性が非常に高い選手の、キーになるコメントだっただけに。

コメント

  1. 虎ジジィ より:

    今季大ブレークした大竹・村上の影に坂本のリードが大きく影響している事は間違いないと思います。
    大竹・村上・伊藤の二桁トリオは決して佐々木朗希や山本由伸のような球威のある投手ではありませんが、坂本の打者心理を突く駆け引き・絶妙の間の取り方・フレーミングの貢献度は絶大であり、岡田監督が目指す野球を一番理解していた選手と感じました。
    toraoさんも仰るように将来的に監督の器を持つ選手だと思います。

    契約更新の査定法は良く分かりませんが、この坂本捕手と村上投手だけは活躍に見合ってない感じがします(1億円の価値あり)。

  2. とらかっぱ より:

    坂本にとって今季はプロ野球人生を変える大きなシーズンになったでしょうね。素晴らしい指導者との出会いで突然花開く選手がいますが岡田監督との出会いで得たもの、梅野離脱によって後半レギュラー捕手として日本一にまで駆け上った経験は将来指導者としても大きく役立つでしょう。チームへの貢献度が元々高い選手でしたが今季のそれは数字に表れるもの以上に遥かに高かった。虎ジジィさんの仰るようにもう少し上げてやって欲しいものです。

    中野のUP率に納得しています。制約の多い2番で最多安打を取り今季から守るセカンドでフルインイング出場でGG賞。バントもリーグトップで盗塁も2位。こちらは数字にも表れる活躍ぶりで個人的にはMVPでもよかったと思う働きぶり。これだけの数字なら査定も高くせざるを得ないでしょう。プラス優勝補正は各選手5~20%くらい載っかってる様に思います。ただフルイニングのには弊害があるので来季以降は程々にして、打率で3割を目指して欲しいですね。

  3. 西田辺 より:

    新入団選手の体力測定で、思わぬ故障と言うのは阪神に限らずいくつもの
    球団で起こってきたこと。
    どうしてもいい数値を叩き出そうと、寒い時期に負荷をかけると故障の
    リスクは高まるのは当然のこと。
    アマチュアの殆どの選手はシーズンオフに入り、瞬発系の筋肉を休めて
    いる時期ですから、そこで無理をする必要もないというのは如何にも理に
    適っています。

    昨年まで、というか今年の中盤まで梅野の二番手としての評価だった坂本が、
    本人の成長とも相まって正当な評価を受けられる立場になったのは大きい。
    盗塁阻止や体力面での不安が先に来て、頭脳面や捕球面での評価が後回しに
    なっていた感がありましたが、今年後半の働きで実像に追いついたかも
    知れませんね。
    この「先読み」の感覚を体得してくれれば、将来良い指導者になってくれる
    と確信しております。

  4. なかっち より:

    本当にこの1年で坂本に対する評価が上がりましたね。
    矢野前監督も坂本に対する評価は高かったけど、開花させるまでには至らなかった。

    と言いたいが、矢野前監督が坂本を起用していたから、今年の活躍に繋がったと思う。

    来季の梅野とのポジション争いはかなりレベルの高いものになると思う。切磋琢磨してタイガースの黄金期を支えて欲しい。
    (坂本にあって梅野に無いもの。梅野にあって坂本に無いもの。まだまだありそう)

    逆に若いキャッチャーのつけ入る隙があるのか?栄田はこのオフ坂本に弟子入りすべき。藤田と中川は梅野に弟子入りすべき。

    優勝を経験したキャッチャーから色んなものを吸収して欲しいですね。

  5. サヨナラ3ラン より:

    日本一になった球団らしい契約更改が続いてますね。どの選手も満足そうな笑みで見ていても楽しい。村上や坂本や大竹らも過去も含めた成績に伴う正当な評価になってると思います。
    坂本については学生時代から培われたキャプテンシーに加え頭の良さに視野の広さ、そして選手からも慕われる人望も備わっているようです。前監督が非難を受けながら坂本を起用していた正当性も今年で証明されました。たしかに将来の指導者に適任かも知れません。あとは厳しさかな。情のアツさというか、時に非情になれるかという点で。将である者に必要な資質。まぁ賢い選手なのでバランス感覚も良さそうと見ていますが。まだまだ先の先の話ですから先ずは来年も梅野と併用で頑張ってほしいね。

  6. 掛布にインタビュー より:

    大概の阪神関連記事には目を通しているつもりですが、この坂本捕手の記事はチェック漏れでした。いい内容ですね。トラオさん、ありがとうございます!
    彼の人間としての器の大きさ、人を動かす影響力を持っていることを感じさせてくれる記事だと感じました。

    この時期、誰がいくら上がった下がったも気になりますが、どんな想いでやってきたか、来年はどうしたいかを知りたいと思っています。
    確か、近本だったと思いますが、不安しかないので頑張りたいという発言があり、現役時代の掛布さんと同じ発言に嬉しく思いました。
    チームの中心選手がこの謙虚さを持っていたら「大崩れ」はしないと確信します。坂本にもリーダーの自覚を、そして指導者への夢を持って欲しいです。

  7. いわほー より:

    梅野捕手のアクシデントが結果的に坂本捕手のキャリアアップにつながったのは間違いありませんね。
    それはそれで梅ちゃんへのハードルが上がったことで、一層ふたりの切磋琢磨につながればチームとしても喜ばしい。
    ただ、今オフの一つの補強ポイントだった第三の捕手はドラフト、現役ドラフトもしくはトレードで良いご縁が見つからなかったのは残念。
    現有の捕手のみなさんにはチャンスとばかり励んでもらいたいです。

    1015億円あればセ・パ2球団ずつくらいなら作れるんじゃない。

  8. 虎轍 より:

    坂本は梅野の控えという立場から逆転したでしょうね。
    梅野は梅野で頑張ってレギュラー奪還の気持ちで立ち向かって、強いタイガースを形勢して貰いたいですね。
    日本一になれたのは日本シリーズでマスクをかぶってた坂本ですからね。
    中野は最多安打になったけど、打率3割に届かなかった事を悔いてますが、来年は打率3割、3本塁打、30盗塁を目指して貰いたいね(笑)
    中野なら出来る!
    頑張ろう日本!

  9. 岩修 より:

    奇しくも同じ画数の坂本誠志郎と梅野隆太郎。二人、正捕手のいるタイガースはそら強いと思う。現カープコーチ藤井氏や鶴岡氏の元で梅ちゃんが一本立ちし、今年坂本も一人立ちし二本の強固な両足と成った。 
    でも、2,3年後どう成るか分からないので彼等に続くのは誰なのか?
    次期監督問題や来季国内FA取得の大山去就問題とか…。
    やはり喜んでばかりいられないので自分もシャキッとせんとと思ってしまった。

タイトルとURLをコピーしました