爆発に対して安定で勝つ

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昨年、阪神タイガースに起きたことは唯一絶対の奇跡であるなどと考えるのは浅はかなことだと思う。それはいつ、どのチームに起きても不思議じゃない。
村上や大竹のように、あとひとつきっかけがつかめなかった投手が一気に自分を発揮しはじめたり、木浪や坂本のようになんとなく「あり方」が決まっていた選手が違う輝きを放ったり、森下やミエセスのように新しい顔によってチームの温度が変わったり、大山や岩崎や近本のようにじわじわと周囲の選手の尊敬を集めたり……濃淡はあれど、どのチームに今季起きても不思議なことではない。

逆に言うと、そうしたことが連鎖的に「発生」したからこそ昨シーズンの阪神に驚異的な爆発力が生まれたのであり、「継続」段階に入った阪神が同じ爆発力を持続できるかというと否定的に見るべきだろう。「安定」で勝負したとき、他のチームで発生した爆発に勝てるかが勝負になるのかもしれない。

情報、映像的にはなんとなくおいついてきたところ。あとよろしゅうに。

コメント

  1. 虎ジジィ より:

    「安定」して昨年と同じような成績を個々が残せば最高の結果になるとは思いますが、良い選手でも昨年のヤクルト村上や山田のように実力が出せないシーズンもあります。

    タイガースでも昨年は勝ちパで計算していた湯浅・浜地・(ケラー)、
    先発で2桁を計算していた青柳・西勇輝など誤算はありましたが、
    村上・大竹・桐敷・石井など「嬉しい誤算」が上回り、爆発力でアレを達成出来ました。

    今季は2桁を計算している投手(村上・伊藤・大竹・青柳・才木・西勇)がしっかり2桁勝利し、レギュラーの近本・大山・中野・佐藤輝が怪我なく「普通に」安定した数字を残せばライバルチームの爆発力など問題なく振り切れるはず。

    まずは、名前を出した選手が故障なく開幕戦を迎える事が何より大切。

  2. 西田辺 より:

    今日はキャンプもお休みで明日から第4クールに入り、宜野座・具志川の
    人の入れ替えもあるそうです。
    ベテラン勢を宜野座に組み入れるのは当初の予定通りだと思いますが、
    その中に、育成ルーキーの福島の名前もあるとか。
    やはり人にない武器を一つでも持っているというのは強みです。
    先日の紅白戦で見せた盗塁は、監督の目にも留まったのでしょう。
    打撃で外野の一枠を、と目論んでいた小野寺・前川・井上・野口あたりも
    大いに危機感を持つでしょうし、既存の戦力もうかうかできません。
    投手陣も、門別という期待の2年目が台頭し、髙橋遥人も回復が順調と
    聞きますし、ここにきて川原が高評価。
    いつ誰が弾き出されるか分からない状況になっています。
    おっしゃる通り、無我夢中でペナント・日本シリーズを制した昨年とは
    チームの意識も周りの見る目も変わる2024年になるでしょうが、ここで
    強さを発揮して連覇できればまた違った自信が生まれるはず。
    今年も「必死のパッチ」でアレンパと行きたいですね。

  3. いわほー より:

    そうか「半ドン」という言葉はすでに死語だったのか。
    私が若いころはまだ使われてましたけど。
    半ドン早終いでも「石井大智がおかわり投球」なんて記事を読むと、彼のひたむきさが沁みて頑張れといいたくなります。若い力の台頭で、彼といえどもうかうかしてられないんでしょう。
    昔はキャンプが始まってやっとキャッチボール始めたくらいだと、OBやベテラン選手がよく話してましたが、今ではキャンプ前にアイドリング済ませて、キャンプに入った時からアクセル踏まないといけないムードができてるんですね。
    そこで5連勤を考慮して「半ドン」を取り入れる選択をする岡田監督、納得です。

    • 西田辺 より:

      いわほーさん、毎度です。
      「半ドン」なる言葉、私も久しぶりに聞きました。
      諸説ありの「半ドン」の語源。
      今や週休2日制が当たり前になった世の中。
      土曜日の昼すぎ、学校から帰って昼飯食いながら
      吉本新喜劇を見るなんて風景も遠い昔の話。
      平成生まれの選手たちが知らなくて当然ですよね。

      • 岩修 より:

        いわほーさん、西田辺さんお早うです。
        自営業の自分は最初今風に土日休みでしたが、どうもしっくりこなくて昭和に戻し土曜半ドンにしました。今は年でしんどいですが(笑)

  4. とらかっぱ より:

    現状維持では勝つことは難しいでしょう。特に野手が昨季からの伸び代を見せることで安定に繋がると思います。爆発に勝てる安定はあると信じています。

    中野、森下が3月のジャパンに選出されましたね。試運転的な意味合いの強い試合なので将来性のチームですが選ばれた事には誇りを持って何かを掴んで帰ってきてほしいですね。特に森下は今キャンプで試行錯誤してるようなので、これをプラス材料として上昇してほしいものです。

  5. 岩修 より:

    安定>他チームの爆発、であれば良いですね。
    村上、大竹が昨年のブレイクが自己ベストと思ってないならまだ伸び代はあると思う。その村上は野口を高く評価する余裕があり、落ち着きが感じられた。
    伸び悩み?覚醒の途中?の西純と湯浅。味方に良い球だと言われても自分は納得してないと才木。
    これから爆発するだろう佐藤輝と森下。
    おそらく安定の活躍の青柳、伊藤将に西勇、大山、近本に中野も。更には中日立浪監督が誰と交換しても良いから欲しかったと言わしめた木浪。
    やっぱりこのチームは強いと思う。

  6. 星の輝き より:

    昨年不思議だったのは相手が勝手に崩れていった試合が幾度となくあったこと。
    ペナント中は阪神が圧倒的に強かったと思ったことは一度も無かった。
    優勝したのだから、結果としては強かったのだろう。
    比較的安定していた投手陣は別としても、エラー数はリーグ最多だったし、打撃成績は突出した選手がいなかった。
    それでもニ、三点のビハインドなら、試合中盤から終盤で追いついた試合がかなりあったし、選手たちのインタビューでもそれくらいのビハインドは撥ね返せると思うようになったと言っていた。

    拾い物のデータですが・・・(参考 プロ野球ヌルデータ置き場)

    先制時  62勝17敗3分け
    被先制時 23勝36敗1分け
    逆転勝ち 32試合
    逆転負け 21試合
    3回終了ビハインド時勝敗 .300(12-28-1)
    6回終了ビハインド時勝敗 .174(8-38-0)

    何れもリーグ1位。
    私の印象としてはやはり相手の先発投手に球数を放らせて中盤以降に攻略するのが典型的な攻撃パターンで、意外だったのは交流戦。
    割と対戦投手に恵まれた(交流戦以前のペナントでの成績が芳しくなかった)印象はあるが、そういう投手だけに球数を放らせてさぁこれからという時にあっさり投手交代されてしまい、そのまま敗戦というパターンが結構あった。

    確かに風は阪神に吹いたかもしれないが、その風を呼び込んだのも岡田采配であったと私は思う。
    連鎖的奇跡には完全に同意。
    ただ安定という意味では選手の驕りや勘違いが無ければまだまだ変化や成長が見込めるので恐らくその心配はないと思う。
    岡田監督の手綱さばきは対戦チームの好不調よりも自チームがやることをやるだけに腐心していると思うので、結果は別として油断が生じる隙はないように感じる。

  7. 虎轍 より:

    キャンプも中盤から終盤にかかろうとする時期で選手の入れ替えも活発になりそうですね。
    幸いな事に選手全員が沖縄に居るので簡単に入れ替えが出来ますね。
    入れ替えが活発になると新戦力の発掘も容易い事でしょうね。
    げんに紅白戦でアピール成功した圭音や川原が昇格する情報もありますね。
    先発ローテーションの投手が当たり前のように二桁勝利をしてくれるとありがたいですし、怪我や故障、不調でも代わった選手が活躍出来ると、それは強いチームですね。
    そういうチームを当たり前になるように岡田監督は描いてるでしょうね。
    強いタイガースをいつまでも見ていたいです。
    頑張ろう日本!

  8. 掛布にインタビュー より:

    「安定」対「爆発」
    トラオさんならではの、鋭いテーマですね。
    私もこの戦力でこのムード(緩み無し)なら安定した戦いでアレンパ大丈夫と思っています。でも思っている自分をイマイチ信じ切れない。
    爆発力あるチームが現れ、ペナント序盤に先を走られたら、ましてやそれがあのGだったりすると、普通に出来るのか、と心配になります。
    だから応援するのだ!
    これって、50年以上このチームを見てきた悲しい嵯峨なのでしょうか・・

  9. タクロー より:

    連覇 連鎖 連複

     昨季は幾度も幾度も連勝街道があり、まさか現象がまぐれではないことを実証し、特に優勝に続く9月の連勝は凄かったですね。
     個々の選手たちの成績、とりわけ攻撃陣はリーグで突出したものはなかったですが、チーム力が爆発した結果でしょうね。見極めて四球をもぎ取りガッツポーズしながらあとにつなぐとか、ゲッツーをしっかり取るとか、実戦を積み重ねる中で当たり前のようにできるようになった。この築き上げたチーム力は、年が変わればあっけなく崩れてしまうものではないでしょう。高止まりで安定することはあっても。今季はまだまだ途上ですから、これからです。
    今季のテーマは個々の選手が昨季以上の成績を上げること、新鮮な新戦力がチーム内の連鎖反応で爆発すること。昨季以上に普通やれば問題なし。眼下の敵がどこであろうと。

     半ドン、懐かしいですね。土曜の午後、梅田の場外馬券売場に集合して、見事勝ち馬を仕留めた人のおごりで居酒屋へ直行。明日の連複予想を長々と、、、。

  10. yalkeys より:

    本日、「虎の血」を予約完了しました❗過日のオフ会で皆さまから「面白くて素晴らしい」と大評判の書籍です。相模原市の書店には在庫がなく取り寄せで1週間と言われましたが、過去の経験則ではスタッフは多めの回答するのが大半ですので、3-5日と推測しています。