井川慶氏 阪神連覇へマイナスを補うプラスがどれだけあるかが大事/デイリースポーツ online
球団史上初の連覇を目指す岡田阪神。実現の前に立ちはだかる“魔物”とは…。かつて夢破れた虎戦士が、後輩たちに提言する企画。今回は2005年と06年を含め、5年連続で開幕投手を務めるなど、エースとしてチームを支えた井川慶氏(44)=デイリースポーツ評論家。当時を振り返り、チームに生じたマイナス面をいかに補えるかを、連覇の...
阪神はここしばらくずっと上位安定の力を持っていた。じわじわと力を蓄積し、向上させた部分もあるが、結局のところ前年までは計算に入れていなかった戦力がブレークすることで、「あと一押し」を一気に乗り越えた。
じわじわと上げていって力をハイレベルで安定させることこそが「優勝争い」に必要なこと。その時点で一部主力だけに依存しすぎていると、特定の選手のケガや不振で打撃を受ける。とくにケガは運の要素も大きいので、バックアップできる戦力を備えているかどうかは重要だ。
メディア戦略で読売が人気を独り占めしていた時代や、表にも裏にも力の違いが如実にチーム力に表れた「逆指名」時代ならいざ知らず、メジャー指向が高まった現在のプロ野球では「1年で別のチーム」がよくある。ことに20歳そこそこの選手が持つ爆発的成長力がチームの色を変えてしまうことが現実として起きている。
だがたとえ中心選手に想定外の失速がなかったとしても、「優勝争い」から「優勝」へと突き抜けるには、計算外のブレークが必須と考える。2006年にはなかったそれがキーになる。「前年と同じ」だけでできるほど、連覇は簡単でない。
コメント
確かに前年と同じでは連覇は難しいかも知れません。
しかし、たいした補強をしていない中でも、成長著しい選手が
投手では門別-岡留-石黒、
野手では前川-井上、
そして補強したゲラが非常に良いので、前年よりレベルアップしている事は間違いないと思いたいです。
オープン戦もそろそろ勝ちパターンを試して、しっかり勝ち切るゲームをして欲しい。
岩崎とゲラのWストッパーにはワクワクします。
2006年は鳥谷、浜中の活躍があるも金本、矢野、下柳の同級生トリオは皆成績ダウン。打点王今岡は怪我でほぼ戦力外でした。投手も井川、福原、球児の奮投があったけど大きくブレイクした投手は出ず、あとひと押しは無かったと思います。
今年は青柳と西勇共奮投するだろうしエース候補村上、伊藤将、才木も元気一杯。これに門別、大竹に復活遥人。ゲラも良さそう。
野手は近本、大山筆頭にこれからの選手ばかり。強力投手陣をバックに落ち着いてそれぞれの能力を伸ばせば大丈夫。それこそ安心タイガースの道まっしぐら。だったら良いなぁ…
目立った選手補強をしてへんタイガースですが、近本、大山がまだ成長途中と捉えております。
個人的ですが広島が3連覇した当時の感じやと思っております。
連覇をするためには無駄な失策は無用やと思っております。
無駄な失策を無くし、無駄な失点を防げば自ずと勝ちは拾えるし、負けへんと思っております。
今日は広いバンテリンなので、無駄な失策はしない守備を見せて貰いたいですね。
頑張ろう日本!
連覇は簡単じゃない
それは岡田さんが一番わかっているのではないでしょうか
だからこそ、オープン戦とはいえ連敗が続いても悠然としてジタバタせず、普通にやれば勝てるからと、選手に平常心で戦える環境を作っている。
それでいて、プラスアルファの新戦力を見つけようと淡々とその見極め作業をしている。ダメなら下でという厳しさも醸し出している。
大した親分だと感心します。
この親分がアタフタしない限り、選手は能力発揮し新しい力もノビノビ、スクスク育ってくるのではないでしょうか?
でも、このチームの長年のファンとしては、不安で不安でしょうがない(笑)
そうですね。不安心タイガースでしたから(笑)
今の時代、高校生もトレーニング技術や知識が向上してますから、シッカリとした
体躯で入団してくる選手も少なくありません。
技術面でも、今やネットで吸収する知識も玉石混合とは言え途轍もない量になります。
ここ数年、髙寺や井坪と言った選手が高卒ルーキーとは思えない打撃を見せてくれ
ました。
今年のルーキー山田も結果を残している。
二年目戸井も、体の成長と共に打撃も向上しています。
沖縄キャンプ映像で背番号44を見た時、一瞬戸井と判断するまでに時間がかかりました。
それくらい昨年の体形とは別人になってました。
これらの選手が、開幕から一軍でバリバリ・・・とは行かないでしょうけど、どこかで
首脳陣がファームからの良い報告を聞いて「使ってみようか」となれば、本人にとっても
大チャンスだし、チームにとっても活力になり得ます。
連覇と新たな戦力の出現とが実現すれば、これ以上嬉しいことはありません。
そんな一年になって欲しいですね。