酷暑の日照り続きだったので、ほどよい雨はありがたいのだが、大きな被害も出ているとのこと。夏休み時期で悲しい思いをされていると思う。お見舞い申し上げたい。
移動ゲームは早々の中止発表。連戦で疲労蓄積気味の選手たちは助かっただろう。
阪神は盗塁が多い。成功率も高い。そもそも走れる選手が多いからではあるが、走者一三塁になった時のスタートにもポイントがある。シーズン当初から一三塁となると、一走を初球にスタートさせるケースが非情に多かった。ほぼ走らせた印象だ。
走る走ると見せかけてバッテリーに重圧をかけるのもひとつの戦術だ。走るぞと脅して、打者にストレート系を狙わせるというのもそう。一二塁間が広くなるので一三塁で攻撃するのを好む人もいるだろう。
藤川監督はシーズン序盤から、まるで確信があるかのように走らせていた。
三塁に俊足走者がいる場合とか、守備陣形での決めごとを読み切っていた部分はあるだろう。ピンチでの初球の入りが落ち球から入ると読み切っているパターンもありそうだった。アウトになれば勢いが止まるリスクがあるのに、あれほど確信を持ってスタートさせて、あれほど成功させたのは、相当な根拠を持っていたように感じた。
それにも増して言えることは、ヒットゾーンが広くなるとか、狙い球が絞りやすくなるといった「打者が有利になる一三塁」よりも、1ヒットで2点入る、併殺がなくなる、相手を勢いづけてしまうといった「投手が苦しくなる二三塁」にすることを藤川監督が重視しているということ。
今現在、「一三塁ではほぼスタートを切ってくる」はすでにデータとして確立しているので、バッテリーは厳戒態勢を敷かねばならない。結果的に走らなくてもバッテリーはより追い込まれた心理状態になり、打者はより打ちやすくなる。四球で満塁となる確率も上がる。スタートを切らせる以上の果実を得るケースも増えてきた。
シーズンを通してデータを使うとはどういうことかをよく理解している監督だと感じる一例だ。
あとよろ。
コメント
「走る野球」は矢野監督の時にじゃんじゃん走らせチームに根付かせ、近本-中野は勿論 4番の佐藤輝も瞬足なので盗塁の意識が高く、森下や大山も速くはないが一生懸命に走るので1つ前への意識が高いのはとても良い事。
下位打線に高寺-小幡(熊谷)が入れば、他球団の代走の走力の選手ばかりで相手バッテリーはこの上なく嫌な打線。
藤川監督には、この「脚」を使ってもっともっと相手が嫌がる事を仕掛けて欲しいです。
昨日の雨天中止は残念ではありますが、
やや過労気味の近本を初めとした5番までの固定メンバー、
フル稼働のブルペン、
そして先発のデュープと伊原も1回飛ばせ、
カープに大竹-遥人、讀賣に村上-伊藤-才木と磐石なメンバーで戦える為「恵みの雨」(参戦予定の方には申し訳ない)といえるのではないでしょうか。
個人的には木曜日に都内北部の仲間で「優勝内定虎バカ会」を行う予定なので、何とかカープには連勝をお願いしたい。
盗塁に関しては岡田前監督とは違った考えを持っている藤川監督。どちらが正しいというものではないでしょうが、私は今年の野球が好きです。
配球パターンや投手の癖についての分析は他チームより秀でているのでしょう。スコアラーはもちろん筒井コーチの手腕に依るものは小さくない。矢野監督の時代から監督が変われど、一軍コーチであり続けるのが、星野さんの甥っ子というだけでない証明でもあります。一塁ベースコーチでランナーに耳打ちする場面では、何かやってくるのか?とワクワクさせるものがあります。チェンジの度に一塁ベース周辺の土を均す細やかな心遣いには大山も感謝の思いでしょう。これからも一つでも前の塁をの意識をチームに浸透させて欲しい。
かねがね疑問だったんですが、「ヒットゾーンが広がる一三塁」と、「ワンヒット
2点の可能性がある二三塁」では、打者心理的にはどう違いが生じるのでしょう。
打者のタイプや左右でも大きく違ってくるでしょうけど。
右のプルヒッタータイプなら、併殺打の危険性は高まるし打者もそれを意識
せざるを得ません。
左打者は引っ張ってころがせば、高確率で一二塁間を抜く打球が生まれるでしょう
けど、相手バッテリーもそんな球をホイホイ投げてくるはずもない。
バッテリーからすると、一三塁から一塁ランナーがスタートして二死や三塁走者が
本塁へ突っ込んでこないという余程の確証がない限りは二塁へは放りづらい。
投手出身の監督らしいというか、バッテリー側の心理から一三塁からの一塁走者
スタートという戦術を採っているのかも。
もしかしたら、これが打者出身の監督なら違う選択をするかも。
当然他球団も分かっていて色々と対策はしてるようですが。
先日の中日戦で、一三塁の場面で一塁走者近本が二塁へ盗塁した場面で捕手は
二塁に投げたんですが、ベースにはショートが入り二塁田中がベース手前でカット
して三塁走者植田海を牽制するという場面がありました。
こういう策をやってくることも、それをどうにかしようとすることもお互い承知で
駆け引きの領域になるのでしょうね。
またそういう目で見ると、面白さが増すかも知れませんね。
交流戦・日ハム相手だったと思いますが、初見の先発に対して初球から盗塁を仕掛け成功させてました。データ分析の勝利なのかクセを見抜いていたのか
いつの間にか、データに強いチーム・データを相手に意識させるのが上手なチームに変貌・進化してますね。実に心強い
就任時に「全部データに出る時代。分析すれば分かる」「相手は監督が変わって何をやってくるか不気味なはず」みたいな発言をしていたのを思い出します
本当のところは分かりませんが、試合前の心理戦というか情報戦でも有利な立場にいる、そんな気がします
休養充分、今日からまた勝ち進みましょう
今夜のカープ戦が終われば恒例のお盆中日13、14、15日の東京ドームG戦。
今年も豪雨被害に翻弄され、何時もあの中埜社長が亡くなられた航空機事故を思い出しとしまう。
昨日のtoraoさんコラムの通りにこれからの39試合、上に立つだけでなく長期ビジョンを視野に入れじっくりと楽しみたい。
9月?日とか考えるよりそのほうが落ち着いていられそう。
チカナカテルの誰か1人が突き抜けて3割超えとかだったら良いなぁ。
何て考えるより、兎に角どのチームにも勝ち越すように戦って下さい。
すいません、明日もカープ戦で1日空いて15、16、17日ドームG戦でした。やらかしばかりでデータどころかスケジュールも把握できてない愚かものですね(;_;)
滅茶苦茶反省しております。
一、三塁の場面で無死や一死の場合は併殺になると意気消沈してしまいますからね。
極力併殺を避けたいが為にバントも多様化してると思いますね。
1番近本が出塁して2番中野に打たせても併殺は無いと思いますが、バント失敗でも一人は塁に残りますからね。
バントがええとか悪いとかより併殺が嫌なだけやと思いますね。
森下は右打ちは出来ひんにゃから、ガンガン引っ張って打ちにいけ!
併殺になってもしゃあない(笑)
って事で、またまた床田をタイガースにぶつけてきはったけど返り討ちにしたれ!
ガンバレ!タイガース!
頑張ろう日本!
走者1塁の攻撃で好きなのは、ヒットエンドラン。見事に決まったとき一気に盛り上がる。ここで1塁走者が盗塁を決めたならワッショイだ。相手は前進守備を敷いてくる。それを嘲笑うかのように強烈なセンター返しだ。
その一方。走者1.3塁でまんまとゲッツーの網に引っかかるのはやるせない。
さて、今夜はズムスタでどんな攻撃を見せてくれるのかしら。
タクローさん、今日はこちらから失礼します。個人的ですが昔、京セラ対DeNA戦で先発タイガースは岩田さん。何回か忘れましたが相手ランナー13塁でライト前タイムリーで1点とられ再び13塁。それを後2回繰り返され、その時はランナー13塁がトラウマになり、今だにそのシチュエーションが怖いです。ただWプレーも怖いし今のほうが堅実と思います。でもたまにはランナー1塁でカーンとライト前ヒットで13塁。で、ライト前ヒットタイムリー13塁。ここでガクっとしたバッテリーの隙をつき初球盗塁で23塁。仕上げにもう1、2点とれたら最高。
そんな上手くいくかいな、でしたw
岡田前監督は就任時に、データは事前に全部頭に入れてこい、ベンチに紙を持ってくるなんて言語道断、というような話をしていました。
のちに一部解除になったというような話も聞きましたが、いずれにせよデータシート等を大っぴらにベンチで見るのは難しかったでしょう。
今年は、私が見ている限り、小谷野コーチ、上本コーチ、和田C(スコアラー登録でしょうか)なんかはデータを見せながら打者に説明している姿をよく見ますし、他にも、おそらくスコアラーが投手交代時に次打者にデータを見せている場面も見ます。
タイガース公式YouTubeにあがっている、試合終了後のベンチ裏の様子でも、ほぼすべてのコーチがファイルを抱えてベンチから引き揚げてきています。
岡田前監督の記憶力が人並み以上なのは認めますが、それを他の人にも求めるのは酷ですよね。
私は、現在の姿が当然だと思いますし、今の若い人たちは数字で納得すると動く傾向にあると思っていますので、データを十分に活用して指導していくという方が、今の選手たちの気質にもマッチしているのでと思います。
※データ持参禁止の記事がありました。
https://www.zakzak.co.jp/article/20230130-XDOBXBMQ6VOERLRIY2AGJBBO7Y/