もうあと2週間と少しでキャンプイン。タイガースもスタッフ会議が行われて、これからはフル回転で準備を進めていくのだろう。
今年もお題目として「世代交代」が掲げられ、実際の所、近年にない競争が展開されるだろう。そこに意識が向かないようでは本当に球団として終了してしまっているし、少なくとも来季に向けてフロントも現場も、予断を挟まぬ競争が大事という発言をしている。
そこで現在のチームカラーと、戦う土俵についても意識して欲しいと思う。もちろん打撃は重要。投手との勝負に負けないだけの強い振りを身につけて欲しい。だが人工芝のドーム球場と違い、気まぐれな自然条件の中で勝っていくためには、より腰を落とし、地を這うように走り、忍耐強く戦うことが大切になる。守備と走塁の能力と精度アップにこだわる必要がある。
そう単純ではないだろうが、もし上本、伊藤隼の守備が「達人レベル」であったなら、今頃は少なくとも「我慢してでも使っていこう」という地位にはいただろう。逆に守備力がなければ、大和はこれほどまでに使われはしない。それは監督の趣味趣向というより、甲子園を本拠地とするチームの条件なのだ。特に打てない打線を補強しようと、守備に目をつぶった選手を起用すれば、余計に他の選手には守備力が求められることになる。
先に例として挙げた上本も伊藤隼も守備が下手という訳ではない。言えるのは試合での失敗を試合で挽回し、評価を覆すには至っておらず、それにより自信なさそうなプレーに見えるということ。それは彼らが本来「守備的なプレーヤー」ではないということと関係すると思う。大和は元もと守備が売りの選手だから、守備での失敗は許されないという意識があるし、失敗しても(本当はけっこう失敗しているのだ)すぐに挽回しようと懸命だ。
守備から入る選手はトクだ。まず出場機会が気軽に与えられやすい。そして打席は期待されていないから、もし意外な好結果が出れば非常に大きく感じられる。一方打撃から入る選手は過酷。何打席か見て結果が出なけりゃ「まだダメ」となる。守りに難があればベンチに置いておく価値も減る。
失敗→練習→経験→自信というサイクルで守備は上手くなっていく。「レギュラーを獲る」と心に決めている選手たち!実は守備なんだ!
コメント
あるベテラン選手が若手に言った言葉
「どんなに毎試合使われても、終盤守備固めを出されてるようではレギュラーじゃない。
プレーボールからゲームセットまでグランドに立ち続けて初めてレギュラー」
思い返すと、守備の期待値が低いばっかりに掴み切れず、ユニフォームを脱がざるを
得なかった選手たちが浮かびます。
攻撃面がピックアップされる過去の選手でも、レギュラーを掴むためにそれこそ
血と汗にまみれた守備練習を重ねてきた、例外なく。
あとは本人の意識をどう向かわせるか。
周囲を含めて高く持って欲しいですね。
たとえば1試合3時間として単純計算すると、1時間半が守備。
投手以外は特に観るべきものもない1時間半か
すっごいプレーがいつ飛び出すか目の離せない1時間半か
観客にとっては大きいですよね。
そういう華のある守備を期待できるのは
いまの一軍だとやっぱり鳥谷、そして坂くらいでしょうか。
パリーグに天然芝&土を主戦球場にするチームができたら
もっとレベルの高い守備が見られそうな気がします。
経費やなんか色々難しいでしょうが…。
期待される上本と伊藤隼の名前が出ていますが、内野手(上本)は「経験を積めば積む程上手くなる」印象がありますが、外野手はコンバート組(かつての真弓・新庄・八木そして大和、他球団だと糸井など)を除いた元々の外野手は年齢が増すごとに守備力が衰えてゆく感が否めません。
よって、伊藤隼の方はよほど努力しないと林(リン)や広大のように中途半端で終わってしまう可能性があると思います。
「今年が勝負」ぐらいの気持ちで、薩摩右中間から遠慮なくポジションを奪って欲しいです。
和田構想で今季は「一番鳥谷」を予定しているようですが、彼の選球眼・出塁率を考えると、個人的には賛成です。問題は2~8番!
甲子園を本拠地にしてるのにあまり守り勝ちしてる印象が無いけど、気のせいかな?
ゴールデングラブが鳥谷ひとりではサビシイですよね!ライトからサードへのレーザービームがレギュラーの近道かも(>_<)
何事もバランスが大切。
バッティングが良くても守ったり走れなければレギュラーというには難しい。
むろん、逆も然り。
まっ、それでも個人的には打力こそが最大のウリだという選手は、その特長をさらに磨いてほしい。小さくまとまらず大きく育ってほしい。欠点をカバー出来るだけの長所を見せてくれるなら年間通じて是非 応援したいです。巨人の坂本もルーキーの頃は守備が酷かった記憶があります。
DHの無いセ・リーグでは守備が上手いのは特に有利ですね。
打撃だけだと代打くらいでしかチャンスが回ってきません。
コンスタントに出場機会を得るにはそれが近道なのかもしれません。
先日のA氏が自著内で桜井広大が伸び悩んだのには守備にも
原因があるという分析をされてました。
どうしてもレギュラーのアピール材料としては軽視されがちの守備ですが
いまライト・セカンド・サードの決め手になるのは案外そこなのかも。
上本・坂なんかは地味に凄く上手いんですが、ちょっとエラーが多い印象。
少し損をしているように思います。
自己レスです。
どうでもいい事ですが名前間違えました\(^O^)/
甲子園での野球を考えたら、どうしても守備重視のレギュラーになるのは仕方のないこと!レギュラーになるためにまずは守備練習からですね!そういう意味では隼太よりも緒方の方がレギュラーには近いかもしれませんね!
上本はスローイングに難がある印象ですが、守備全体を見た時、西岡とは遜色ないように思います。
何故使って貰えないのか?
上本はマジメ過ぎるんやと思います。
マジメな人ほどスランプに入ると抜け出せなくなる印象があります。従ってトータルで見ると西岡なのかな?と。
鳥谷1番構想私も賛成派ですo(^-^)o
彼の選球眼、出塁率、走塁での意識の高さ!ポイントゲッターってよりはハマるんやないかなと思います!盗塁も増えそうやし!
個人的には上本大和の1、2番が好きです…。
大和のセンター守備は安定しているし、盗塁もできる。
阪神を去った平野はセカンド、センターと無難にこなしていたが、俊足ながら盗塁ができない。
守備と走塁がうまければ、やはりAさんの言われる感覚とリズムを身に着けて盗塁技を磨かなければならないのでしょうね。
上本の野球勘は素晴らしいものが潜んでいるように思います。
西岡の目立った明るさには勝てないようですね。レギュラー掴むには、そちらの要素も必要かな…。