補強と育成の基本方針はどう変わるのか

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阪神の戦力、補強について、資料まとめをしながら、つらつら考えていたら、今さらながら、ん?と思ったことがある。なんでこのドラフト、けっこう有望株がいる外野と捕手なんだろう。新外国人は、なんでサード…というか本職はファーストなんだろう。「何の考えもなしに」っていうことはないだろうけど、イマイチわからん。

わからんなりに考える。金本監督は自分の若かりし頃をベースに考える傾向が強い、経験主義の監督だなぁというのはある。自分はこうだった、三村監督や高代コーチはこうだった、星野監督はこうだった。それはそれで確信を持ってできるから良いことだと思う。足は速いけどひょろひょろだったが、同期の町田というライバルに負けたくなくて、切磋琢磨した。なにかそこらあたりの経験が「まずは外野を分厚くしてやれ」に繋がったのかも。

ただ、わざとかぶるところばかり補強するってのは、あるなあと。とくに今年優勝したヤクルトは、レフトにミレッジ、デニング、バレンティン。確かにケガがちなひとばかりだけど、みんな外国人野手がみんなレフト。投手もみんなリリーフ投手にしちゃった。ロマン、オンドルセク、バーネットが優勝の原動力になったのは間違いない。

阪神の選手を並べてみると一塁手というのがあまりいない。サードは陽川とか、北條がポジションを獲れるようになったらいいのだけど、今のところ一塁を獲らせようという若いのはいない。ゴメスとヘイグとペレスで一塁を争わせたら面白いのかも知れないなあと。負ければ1人は代打、1人は二軍。もともと1人は二軍の予定だろうけど。それにはサードやレフトで負けない選手が必要だ。

こういう選手の操縦法みたいなことは、あまり外でぺらぺらしゃべらない方が良いとは思う。ただ今までのベターっとのりで貼り付けるような補強は、変えようとしているような気はする。金本監督が育成と補強の兼ね合いについて、どんな考え方、プランを持っているのかは探ってみたいところだ。

コメント

  1. アルスタ より:

    ヘイグのバッティングはともかくもサードが普通に守れるか?
    ゴメスの時は一三塁守れるという当初のふれこみがサードの守備率が7割5分という情報も入り結局のところ一塁しか守ってない。
    もし呉が居なくなったら毎日でも投げるリリーバー(アッチソンとかリガン)が欲しいなぁ。

  2. 虎っしー より:

    僕も取り上げましたし、他の方も何人か仰ってましたが「鳥谷、福留、ゴメスはよっぽどの事がない限り開幕スタメン」発言。
    僕はこの3人はレギュラー陣の中で抜けてると思うし、当たり前の考えなのでおかしいとは思いません。ただこの時期に発したという点に着目すると、「この3人の開幕スタメンを奪う位の気持ちでオフに入れ」と若手中堅に発しているのでは?とも取れます。
    金本監督はかなり精神論派な事も自分で言ってるので、やはり気持ち!という事なのでしょう。

    高い移籍金を払って取ってくるヘイグですので、開幕は「よっぽどの事が無ければ」当然スタメンでしょうね。そこから初年度のゴメスみたいになるかもしれないし、コンラッドみたいになるかもしれない。助っ人に関しては始まってみないと分からないですね。ただ、今季の3AのMVP選手なので、これで大ゴケしたらどんな選手が当たるかとか訳わかんないですね。博打みたいなもんです。
    今成に捕手練習させてるのもヘイグがサード路線でとりあえずは行くからでしょうか。今成自体は器用な選手ですが、アピールポイントの打撃でしっかり結果を残せてたらわざわざ助っ人取ってくる必要も無いんですよ。イメージでは好打者ですが、成績見るとそこまで?となっていますからね。

  3. 西田辺 より:

    外国人に関しては、今年は新監督の意向は反映されてないかも。
    外国人投手3人を後ろに回すと言う発想はなかったですね。
    同じ事をやれば成功するかと言えば、多分それはない。
    ある意味「使い潰す」位でやらないと無理でしょ。
    タイガースも、外国人選手が望外の大当たりでもない限り、苦しいペナントレースは
    避けられないでしょう。
    各ポジションも手を着けないといけない所だらけで、正直苦しいでしょうね。
    新聞紙上やネット上では希望に満ちた美辞麗句が並ぶかも知れないけど
    現実とのギャップに苦しむ一年になるかも知れませんね。

  4. hi64 より:

    ドラフトの件,同感です。
    昨年までは,バランスを意識した指名だったように思います。
    前監督の意向も強かったのでしょうが,即戦力投手を中心に,補強ポイントに合致する選手を指名していく方針だったように思います。
    しかし,今年は,若手の有望株のいる外野,捕手を1,2位で獲得しており,3位も社会人投手ですが,故障明けで来年からフルでいけるか分からない投手ですから,即戦力というより素材型の選手というべき選手です。
    どちらがいいのかは正直分かりませんが,今までの選手指名は,即戦力と目された選手が即戦力にならず,補強ポイントに合致するとして指名した選手が「そこそこの選手」になり,レギュラーをつかむまでには至らないという結果になっています。
    今年の指名は金本監督の意思がそれなりに反映されているようですから,
    とにかく,補強ポイントにはあまりこだわらず,良いと思った選手を積極的に取りに行くということかもしれません。
    金本監督は,ある構想を元にチームを作るのではなく,レギュラーを取った選手でそこからチーム構想を作るということを話していました。
    とにかく,いい選手,レギュラーを取れそうな選手を指名し,一人でも多く育て,そこからチームの構想を作っていくという方針に沿った指名だったのかもしれません。
    知らんけど。

  5. トラ11 より:

    金本監督が本当に鳥谷、福留、ゴメスを開幕スタメンに考えているのなら、そのことを発言する意図がなにかあると思いたいです。
    超変革構想では、皆フラットから競争させるのですから、開幕スタメンでも何時かはそのポジションを奪うくらいの実力を付けてこいという意味かもと思っています。
    オフをさぼらずに春のキャンプには監督が驚くくらいの体造りと実力をつけて出てきて欲しい。
    今はそういう期待感を持って楽しみにしています。

    マートンの代わりにヘイグはわかりますが、捕手は単に藤井がいなくなったので坂本を補充でしょうか。
    金本チルドレンの一人として高山を育て、金本二世を作り上げたい構想なのではと思います。