藤浪は初回二死から不運なヒット2本でピンチとなり、平田の3ラン本塁打で失点。打線も長いこと勝ちのない中日先発伊藤を攻略できず。ようやく6回ウラに荒木、代打緒方(右中間二塁打)の連打で一死二三塁としたが福留の遊ゴロの間の1点に終わる。藤浪は初回の一発以外は踏ん張り、松田、島本もゼロに抑えたが、中日の小刻みな継投に反撃の芽を摘まれ連勝ストップ。
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対中日 16回戦 甲子園
中 | 3 0 0 0 0 0 0 0 0 | 3
神 | 0 0 0 0 0 1 0 0 0 | 1
勝:伊藤1勝1敗0S
S:田島3勝1敗7S
敗:藤浪4勝7敗0S
HR:平田スリーラン12号
中日:伊藤 – 岡田 – 祖父江 – 山井 – 岩瀬 – 田島
阪神:藤浪 – 松田 – 島本
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中軸を打って連勝のヒーローだった原口を下げて、鶴岡に先発マスク。1回をすんなり立ち上がれれば、「まちがい」にはならなかった。荒木のポジショニングがもう少し違っていれば、新井がしっかりさばいていれば……。
でも「まちがい」だ。藤浪に「捕手を選ぶ投手」になってほしくない。気をつかわせて、好調の打線をいじらせる投手になってほしくない。これで結果が出たら、藤浪のときはずっと原口を出せなくなる。それが良いとは思わない。
もちろん鶴岡も戦力だ。しかしこれからを担わなきゃいけない藤浪の「専属捕手」になることはチームにとって良いとは思わない。捕手には試合には出なくてもベテランとして長く現役でいる選手がいる。たとえば二軍の試合の予備捕手としていてくれるだけでも、投手や若い捕手にアドバイスをするだけでもチームに大きく貢献できる。今年ここまで鶴岡に「あえて」頼らなかったのはそういう理由だったはずだ。
オーダーは部門コーチと、バッテリー部門コーチがそれぞれ希望を出し、それをすりあわせて最終的には監督が決めるのだろう。初回に3失点し、5回ウラに8番鶴岡に絶好機が回ったことで金本監督は代打原口を使う決断をした。結果は伴わなかったが、これまで金本監督にない、「失敗時の早期撤退」と「即断即決」が見られた。チームの強化と、試合の勝ち負けについて、自分が決めていこうという意思を感じた。
「鶴岡に代打原口」、これが四球となり二死満塁で藤浪にまわる。5回ウラ、そのまま打たせた。これは整合性がない、あるいは攻撃的姿勢に欠けると指摘できる。結果としてその後大きな反撃機を作ることもできなかったので、この回の攻撃が悔やまれるのは当然だ。
その一方で、この試合について、またこのチームについて、「長い目で見た判断」をアグレッシブに下したという見方もできる。残念な「1敗」ではあるが、チーム内の考え方がまとまっていく上では重要な試合になるように思う。
なんて、カッコ良く書いたけど、かけひきの部分で金本監督より谷繁監督が勝った試合ではあった。
また、締まらない守備もちらほらあり、そんなにカッコイイ試合ではなかったね。打てる打てないはあることだから、まずはしっかり守って。
好調期に入った打線も、相手バッテリーに打ち気を見透かされた。バッテリーがいいのが中日の売りなので、これを乗り越えなきゃいけない。「外角の変化球ボール球に手を出すな、捨てろ」ではなく、「外角低めを鋭く狙い打て、その他の甘い球が来たら、そんなもん反応で放り込め」という打撃を目指してほしい。どう失敗から成長に繋げるか。負けの活用も、これまでの流れを変えていかないとね。
藤浪は初回ガッカリだったろうが、その後の投球は良かった。守備に足を引っ張られた7回もよう辛抱して投げきった。次からはいい風向きになるよ。
コメント
やはり「勝ってる時は打線をイジるな」は野球の鉄則のようですね。
相手投手は、原口が5番に居るから4番福留との勝負に重圧がかかっていた。
そして、ゴメスは6番だったから重圧から開放され本来の打撃を取り戻していた。
結果論ですが、好調原口をベンチに置いた事は「凶」と出たと言わざるを得ません。
そして、ここ数日良く守っていたバックも足を引っ張ってしまいました。
まあ、良太に関しては守備が上手くない事は折り込み済みであり、それをカバーできなかった藤浪が悪いのですが……
藤浪は初回以降立ち直り内容が良かっただけに、平田の一発が悔やまれます。
どうも平田は藤浪に対して、高校の先輩という立場を利用して「直球で勝負して来いやー」「内角に危ないボール投げんなよ」とプレッシャーをかけているような気がしてなりません(あくまで憶測です)。
しかし、先日の岩貞のように初回以外は危なげなく「兆しはみえた」ので次回は期待出来ると信じます。
昨日は「序盤に失点してそのままズルズル」の今季何度も見せられたゲームでしたが、今日はまた「4回の虎」戻りに期待します。
やはり打ち疲れ?取りたかったなぁ初戦❗ヤクルトみたいに正面からぶつかってくるチームには通じた打線も、昨日みたいにかわされるとダメなのかなぁ。原口の打球がファールも含めてライト寄りだったから厳しい攻めだったもんな。
やはり5回だね。「藤浪に勝たせたい❗」という親心。思うのだが親心が通用する試合って数少ないと感じる。「藤浪に勝たせたい❗」は、野手が思って初めて成立するような気がする。
三振は取る。失点以後は、いいピッチングをする。もう何度目だ?はっきり言って「打者にぶつけるかもしれないほど自分のコントロールに不安」というビビりが画面から伝わってくる。あの長い腕、長身だからか痩せて見える身体には、どんな改革が必要なんだろう?
負けたから言っているのではなく、そりゃ藤浪には期待してしまう。連勝を止める選手ではイカンのだ❗秋から改造してほしいな。西武の菊池も改造するまで時間がかかった。もうメジャーのメの字も口にしていない。どうやっても大谷と比べられるのだから「本当に謙虚に」なってほしいな。入団時は「謙虚で素直な若者だな。」と思ったが、大人のピッチングに自分の実力が追い付いていないシーズンが続いている。「勝ちを増やしたいのか、負けを減らしたいのか」、藤浪には、どっちが最善策なんだろう。
打線が好調でも藤浪が前半に失点すると「今日はヤバイな…」と思ってしまうのは、なぜなんだ?野手が「藤浪を勝たせたい❗」って思う投手にならないとね。
昨日は藤浪に代打を出すべきだった。
昨夜のオーダーには大不満です。藤浪との相性で鶴岡を先発させたことで、中日ベンチがどれほど楽になったことか。toraoさんが指摘されて居られるように、ベテラン鶴岡には若手キャッチャーへのアドバイスという大事なミッションがあります。
「鉄は熱いうちに打て」は、原口のための諺と言っても過言ではありません。
「ウル虎の夏」シリーズを5勝1敗で乗り切ることは、後半戦を5連敗スタートしたタイガースに課せられた十字架だと思います。
藤浪について
ベンチで矢野コーチから左肩の開きを早くしないことを繰り返し言われていたシーンが映りました。
ゴルフでもそうですが、ラウンド途中でフォームを修正する場合は二つも三つも意識すると頭がこんがらがって、体が言うことを聞いてくれません。
シンプルに左肩の開きを抑える、ただ一点を意識すると、無駄な力が抜けて他の修正箇所も自然と普段のフォームに戻ることがあります。
一回の3ランは交通事故だからしゃーない。(麻雀で序盤に振り込んだら、思いの外高い点数であった場合、気持ちを切り替えるためにこう言う。)
皆さん仰るように兆しは見えました。
次は結果が欲しいですね。
良太について
二度のエラーは大いに反省して欲しい。
いつも思うのですが、打席での表情を見ているとゲームに集中出来ていないような様子が窺えます。
それこそあまりに多くのことを考えすぎていて、相手と戦う前に自分が確立されていない。
兄貴と同じように本能でプレーするタイプですから、下手な思考は巡らせないことです。
凡退したらすぐ忘れる、これしかありません。
せっかくファールや空振りばかりではなくなってきたのですから、ベンチから求められていることを過剰に意識しないで頂きたいです。(ベンチはあなたが思うより、あなたに期待してません。あなたを分かって使っているのです。実際ファンでさえ、あなたの長所と短所は手に取るように分かっています。)
ベンチワークについて
まずは原口は先発で使うべきだと思います。
私も5回は藤浪に代打だと思います。
代打を出さないことは、まだチャンスは来ると判断していたのでしょうか?
それとも藤浪が打てると判断していたのでしょうか?
それとも、長いシーズンを考慮して中継ぎの出し惜しみをしたのでしょうか?
私は野球を舐めているとしか感じられませんでした。
前半戦も勝負をかける場面に勝負に行かないことが多く見受けられました。
まるで勝ちなどいらないと感じられるくらいに・・・。
可能性があるなら、勝負に行くことによって確立が上がるなら、結果は別として考えられる最善手を打つのがベンチの役割だと思います。
今のチーム状況をどう判断しているのか?
自分でも納得できない試合展開が続いて負け越しが二ケタになって最下位転落、それからやっと4連勝して借金がある身でだけれども順位は4位、場合によっては3位も窺えるかもしれないという現状で、余裕はあるのでしょうか?
今は貪欲に勝利を目指す時期のはずです。
負けて学ぶことは確かにありますが、最善を尽くして負けるのと、尽くさないで負けるのとでは100と0くらいの価値の違いがあると思います。
せっかく掴んだいい流れを自ら手放そうとしていた試合ではなかったか・・・昨日のベンチワークを見ていて少々腹立たしさを感じました。
藤浪は又も勝てず。勝てないから力むのか、力むから勝てないのか。ピンチでの力みが制球を乱し、痛打される。メンタルが原因だとは思いますが、現状の力量を自己判断し、強みと弱点を投球に生かす事も大事だと思います。
投球フォームを変えてみたり、試合中にもチェックしたり、ではなく現状を受け入れ現状のベストを尽くす。これだけで随分変わってくると思うのですが。
反省は必要ですが、そればかりでは前に進めません。修正や改造はオフに思いきってやってしまうようにし、今は強みを前面に戦えばいい。
ポジティブシンキングが大事ですよ。
初めて投降します。ファン歴約40年のおばさんです。
もともとファームの試合を見に行くのが好きで(といってもお金持ち球団の地元なのでこちらに来るときだけですが)若い選手をよく見てます。私にとっては、藤浪くんもその選手たちと同じ目線で見てるので、プロに入って初めて大きな壁にぶち当たって、もがき苦しんでるんだろうなあと思って見ています。
彼は賢い子だけどまだまだ子供だと思ってます(たぶん監督も)。ずっと勝てなければ不安だろうし力むだろうし、認めたくなくて強がるコメントも出すでしょう。それでも彼は乗り越えてくれるでしょう。その過程をじっくり見ていきたいと思ってます。がんばれ!晋ちゃん!
昨日の藤浪はなかなかよかったですね。
あの好投の要因のひとつに鶴岡があったのはほぼ間違いないと思います。
しかしトラオさんのおっしゃるとおり鶴岡の起用については皆さん??マークを抱くのは当然ですよね。
しかしのしかしながら・・・・藤浪は大変それを歓迎してるようにも見えました。
っていうか、実際に鶴岡のリードは藤浪にジャストフィットしてビュンビュンいってましたよね~。
具体的には、カウントをとってく&外してくスライダーの使いどころが抜群で、これはもう鶴岡のリードによる功績でしかないと思います。
投球の組み立てにおいて藤波の思いと鶴岡の重いがぴったりあってた・・・そんなバッテリー共同での快投だったかと。そこを藤浪も心地よく感じていたと。
原口・・・徹底的に藤浪と合ってませんでしたね。
初のコンビというわけでもないのに、あの合って無さは異常なほどでした。
藤浪の、自分の思いと食い違うことに対してのイライラがビンビン伝わってきて、もう普通の精神状態ではなくなってたんではないでしょうか。
これは原口個人への不信感に近い感情としても湧き上がってきかねない・・・まだ若いですから彼は。
これは非常にまずいですね非常に。
監督の考える試合のテーマは「藤浪の再生」だったはず。
そのために禁断の鶴岡カードを切ってまで藤浪への期待をあらわした監督、、そう思っての起用だったら最後まで鶴岡で行って欲しかった。最後まで息のあったバッテリーでの試合として気持ちよく終わらせた方が当初の目的にかなってる。たとえ負け試合でも。
まあ、結果によるんでしょうが、
「失敗時の早期撤退」と「即断即決」は
「ガマンが足らない方向転換」と「軽薄な思い付き」
とを行ったり来たりするもんなんでしょうけどね。
藤浪の再生目的ならローテ飛ばして『ファームで』鶴岡と組ませる。
原口の休養目的なら昨日は試合に出さない、か、せめて代打のみ。
鳥谷の連続試合出場はあくまで起用の必然性に拘る。
チーム全体の事を考えれば
時として実力のあるスター選手への配慮は必要だけど
超変革を掲げている以上は
若い選手やファンの気持ちが萎えるような采配は避けるべきでしょうね。
首脳陣の気持ち、苦労がわかるだけに昨日はなんだか見てて辛かったな。
藤浪はまだお子ちゃまですね。
彼の人生のことも考え、厳しく指導、教育してあげて欲しい、と思います。
昨日はまともに見れてないのでなんとも言えんのですが…
一試合の中で鶴岡と原口、両者のリードを実感出来たのは藤浪に
プラスになったかなとは思います。またスランプ気味の藤浪の球を
試合の中で鶴岡に受けてもらう事も、意味はあったと思います。
…とプラスに解釈してみましたが、何も連勝中じゃなくてもねえw
矢野・鶴岡・原口・藤浪とできっちりミーティングはして貰いたい。
1つ負けて浮き足だたずに、昨日の試合前と同じくらいのつもりで
今日の試合に入りたいですね。
代打原口の札を出して、満塁になって藤浪を打席に立たせた時点で負けそうな気がしました。
藤浪に勝ち星を付けてやりたい気持ちもわかるが、負けを消してやるのも首脳陣の仕事かと…
8回の高山ヒットで荒木に代打大和を出した場面でも、そのまま荒木に打たせて、いろいろ仕掛けても良かったんでは無いかと…
新井良太の守備はお粗末ですが、藤浪も1点くらい取られてもええよの気持ちで居たら初回のホームランは防げたんちゃう?
原口を外した事でチグハグな形になったのは確かでしょうね。
昨日、現地で水樹奈々さんの歌声を聞きましたが、かなり上手い歌手ですね。なんかそれだけの印象しかない甲子園でした。
初回の平田の3ランは失投。
藤浪と言う投手、味方のエラーを中々カバーできない投手である。
カバーしたい気持ちはあるのでしょうが、それが力みにつながって傷口を広げてしまう。
相手が学校の先輩だろうが何だろうが関係ない。
あそこは前日の青柳同様、間違ってはいけない場面。
それを間違うのだから、同じミスを2日連続で犯した事になる。
昨日の鶴岡とのコンビは勿論本人が要望したわけではなく、首脳陣が何とか立ち直る
きっかけをとセットしたものでしょう。
でも、toraoさん仰る通りキャッチャー云々で左右されてはダメなんですよ。
去年後半あたりから、マウンド上で腕の振りを確認したり判定に首を傾げたり、感情を
隠さなくなってます。
当然イライラした感情も画面を通じてでも分かります。
これは勝負事には大きなマイナス。
投手はお山の大将とはよく言うけど、その態度が周りをどんな気分にさせているか
一度考えた方が良い。
ピンチになると力むと言うのは、裏返せば周りを信用してないと言う事。
そんな投手を誰が引き立てようと思いますか?
一度振り逃げがありましたが、その前に藤浪は2度サインに首を振ってます。
じゃああのサイン間違いは何なんだと言う事になる。
集中力が欠けてたとしか言えませんね。
打たれるには打たれるだけの理由がある。
調子の良い事をマスコミに喋っている暇があったら、少しは謙虚に自分を見つめ直した
方が良いと思う。
長く成績を残せる投手ほど謙虚さを忘れないし、自己判断を間違わない。
今オフはWBCに呼ばれても出なくていいですから、まずフォーム固めと基礎から
作り直すべきでしょうね。