秋山久々1勝!救援陣も踏ん張った

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阪神先発秋山は初回不運な内野安打2本でいきなり1失点。しかしすぐウラ、連続年数勝利を狙う三浦から福留が2ラン本塁打で逆転。その後両チーム必死の防戦で点数はそのまま。

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対DeNA 24回戦 甲子園

デ | 1 0 0 0 0 0 0 0 0 | 1
神 | 2 0 0 0 0 0 0 0 x | 2

勝:秋山1勝1敗0S
S:マテオ1勝3敗17S
敗:三浦0勝2敗0S
HR:福留ツーラン11号
DeNA:三浦 – 砂田 – 加賀 – 須田 – ザガースキー – 田中
阪神:秋山 – 高橋 – 松田 – サターホワイト – マテオ

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球審坂井の超ワイドストライクゾーンの恩恵も受けたが、秋山が5.2回3安打1失点7奪三振の好投で久々の勝利投手になった。的を絞らせなかった坂本の配球も見事だったが、勝利のポイントはなんといってもストレートの威力。MAX147キロというスピードガンの数字はあまりあてにならないとしても、体重が乗って、スピンのきいたいい球を投げ込んでいた。
半速球のシュートとカットボールで内外に散らして広いストライクゾーンをうまく使い、フォークで高低、110キロ前後のカーブで前後にも崩した。
色眼鏡なしに見れば、ごく当たり前にローテーションに入って、年間で二ケタ勝つ投手の投球だった。

6回二死二塁、打者筒香で好投の秋山に代えて髙橋を投入。結果このワンポイントが成功し、松田、サターホワイト、マテオが無事1回ずつ無失点でつないで1点のリードを守りきった。
金本監督は常々目先の1勝のためにベストの洗濯(直したゴシゴシ)選択をしたいと発言しているので、見事「勝利のための早めの継投」がハマったといえる。
秋山にとっては4年ぶりの白星であり、1つ勝つことで状況の変化が期待できるという考え方も理解できる。

それが一つの選択肢。結果もともなった。
もう一つの選択肢は、秋山に限界まで(球数でいうなら130球くらいまで)投げさせてやるのもよかった。

「勝つための選択肢」というが、そんなもん当たるも八卦当たらぬも八卦。髙橋はナイスピッチングでピンチを脱出して文句なしだったが、7回の松田は先頭四球からのドツボ寸前からの生還という投球内容。
7~9回に信頼感がない状況だから、継投に入った方が確実とは言えない。

一方、少なくともあのまま秋山に筒香と勝負させることには、来季に向けての肥やしになるチャンスがあった。たとえあそこで逆転2ランを打たれたとして、そこまでの秋山の好投は何も変わらない。万一1点ビハインドとなっていたとしても、そのウラ勝負に行って散った好投秋山に何とか勝利投手の権利をつけてやろうと、打線が奮起した……かもしれない。

秋山にはまず1勝をつけてやることが最優先。確かに。でもスイッチしたことでその確率が上がったのかどうかは微妙。
ローテ投手になるための試練、チャンスはこれから何度でもある。それはどうだろうか。チャンスというのはいつまでもあるとは言い切れない。秋山が「当たり前にローテ入りし二ケタ勝つ投手になる」そのきっかけを掴むチャンスはこの試合だけかもしれない。

「今季の1勝」と「来季以後、強いチームにするために」を天秤にかけるのが今の時期だと言ってきた。私は後者をとるべきだと思うので、あそこは秋山に筒香と勝負させる一手。抑えたところの消耗度が軽ければ、7回も続投させる。
結果さえ良ければいいという時期ではなく、たとえ最終の結果が悪くても、過程をしっかりと見てやる時期でもある。

それにしても攻撃。走者を出してもなんの重圧もかけられないのをなんとかしないと。試合に誰を出すかも大事だが、来季勝つために何を試すかも大事。もう来季を戦っているのだから、「流れを失う」なんてことを考えずに、ドンドンガンガンで行かないとね。
せっかく消化試合をもらっているのに、いつまでも慎重に慎重に今季を戦っていたのでは実にもったいない。

コメント

  1. 虎ジジィ より:

    とにかく秋山、初回不運な内野安打✕2で失点はしましたがよく踏ん張ったし、坂本の主審のゾーンを利用したリードも冴えた。

    賛否は分かれると思いますが、私もtoraoさん同様6回ランナー2塁でバッター筒香のピンチの場面は、秋山続投で勝負させて欲しかった。
    もう「結果オーライ」の時期ではないのだから…

    攻撃面ではツッコミどころが多過ぎてアレですが、やはり大和の見逃し三振が実に残念。
    あれほど広い守備範囲で投手を助けているのに、打撃があの内容ではスタメンは掴めない。
    ホント、ドンドンガンガンを消化試合のスローガンに積極的に色々と仕掛けて欲しいところです。

  2. とらかっぱ より:

    結果論みたいであれですが、秋山はローテ2~3番目位の安定感の、すばらしい投球でした。勝ちがついたことを、自信に来季のローテ入りを目指して欲しいですね。

    インタビューは4年も勝てなかった悔しさは微塵も感じさせない、鈍感力満載でしたが、本人の中では期するものは、有ったはず。慢心せず今度こそチャンスをつかんでほしいですね。

    打つ方ももう少し頑張れ。

  3. こうさん  より:

    そうか、色眼鏡で秋山を見ていたのかもしれない。色眼鏡を外してみよう。

    あれ…あと6個も色眼鏡を掛けてる。なかなか最後まで行かないみたいだ。
    もう1試合、先発で見たい。まぐれじゃなきゃ、もう一勝❗秋山には勝ち星が自信になるだろうから。あ…トラオさん文章中の言葉、洗濯になってる箇所がありました。洗濯と打ってしまう庶民的なトラオさんも好き❤。

  4. 西田辺 より:

    1539日ぶり。
    秋山、4年ぶり勝利おめでとう!
    昨日は長谷川穂積の5年ぶり王座返り咲きもあったし、「ぶり」の多い日でした。
    真っ直ぐが良かったですね、と言うか回を追うごとに良くなって行きました。
    DeNA打線の主力が振り遅れる場面が結構ありました。
    ただ課題がない訳ではありません。
    真っ直ぐを活かすための変化球の精度が悪いし、決めに使うにはシンドい。
    殺傷能力の高いウイニングショットがあれば気にもならないが、今のままでは
    真っ直ぐの球威が落ちた時に捕まる公算が高い。
    今はまだ来季への挑戦権を得ただけの状態。
    喰い込めよ!絶対!
    打席に立つ機会が少なかったけど、やっぱり「伊予ゴジラ」の異名はダテじゃないですね。
    5回のライト前なんて、野手顔負けの打球の速さ。
    しばらくベンチ入りして、代打待機してくれないかな?
    toraoさんも仰る通り、6回の筒香との場面は続投して欲しかったですね。
    秋山の為でもあるし、チームの為にも。
    一軍の試合ですから、勝負度外視と言う訳にはいかないのかも知れないけど、
    交流戦以降だんだん野球が小さくなりましたね。
    あくまで私の妄想の世界ですが、金本と矢野がビクビクしながら「どうする?
    どうする?」って顔を見合わせてるのが目に浮かびます。
    ベンチが思い切れないと、選手はそれ以上には思い切ったプレーはできません。
    経験の少ない若手は背中を押してやる位でないと、なかなか自分の殻を打ち破れない。
    前のめりにやってナンボの若手使って、ベンチが腰を引いてては野球がチグハグに
    なるのは当然の事。
    野放図にイケイケじゃダメだけど、手綱を引いてばかりじゃ前に進みませんよ。
    残り8試合、ガンガン行きましょうや!

  5. 若トラの母 より:

    秋山投手、良かった‼続投か継投かいろいろ意見があるでしょうが、私はとにもかくにも勝ち星がついてよかった❗ただそれだけです。ファームで若トラの日々の成長を見るのを楽しみにしてる私でも、秋山投手の二軍での好投を見ても全然嬉しくなかった。それはわかってることだから、自チームもたぶん相手チームの選手も。これからは一軍でどんどん勝って下さい。次は東京オリンピックの年とかはなしで。

    それから、北條選手は今足腰フラフラかもしれないけど、あともう少し何とか踏ん張って、頑張れ‼あと少し‼

  6. TJ風船 より:

    秋山、ようやくですね〜。なんとかクビが繋がってホッとしました。ヒーインでは福留と並んでいましたが、秋山の恵まれた体軀を再確認。リーチもあり、上手く体を活かせば昨日ような好投がもっと出来ると思います。
    自信を持って次回も頑張れ!たのむで。

    攻撃の方はもう少し作戦発動させても良いのでは?と見ておりました。
    監督のケツ持ちでやらせないと、先々の工夫や読みなど出来るようにならないと思います。

    掛布さんが以前に「2軍は修練の場。本当に育つのは1軍なんですよ、ええ。」と仰っておられました。
    今年は高山は別格として、原口、岩貞、北條ですかね。若い子はヘタもやりますが楽しみがつきません。
    シーズン終盤から秋季キャンプが重要になりますね。

  7. yalkeys より:

    秋山の勝利は彼の好投へのご褒美だと思いますが、交代は正解だと考えます。筒香に打たれていたら、「やはり替えるべきだった」という意見が出たことでしょう。また、彼の自信を無くすかも知れません。あの場面は交代で良かったと思います。

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