野球の練習

新人合同自主トレが始まった。意外とどのスポーツでも共通したことだが、子供でも大人でも、初心者でもレベルが高くなろうとも、やる練習内容というのはそんなに変わらない。
野球で言えば、まず、準備運動をして、次にキャッチボールをやる。入念にやる。
このキャッチボールが相撲でいうところの四股と同じで、「これだけやっときゃ練習になる」というくらい大事なもの。捕る、投げるという基本動作の練習であることはもちろんだが、それぞれの強度と精度を上げるという意味ではどんなにハイレベルになろうとも完成形に到達できない、終わりがない練習だ。加えて、下半身・上半身の筋トレであり、それを統合する全身バランスの調整でもある。スイング運動の根幹である「トップ」の形成、股関節&内転筋で生み出すひねりパワーを下から上へと伝えていく体の使い方、上半身と下半しを「割る」ことによって瞬発力をつくる方法、それが最大になるタイミングの掴み方、技術を磨くという側面もある。そして、相手との声によるコミュニケーション、それによるモチベーションの上げ方という面では、チームワークやリーダーシップを作っていく基礎練習にもなる。ただ二人でボールを投げ合っているだけに見えて、その実、野球という競技の要素、そのほとんどをなぞることができる。
それでペッパーというバットの扱いの練習が終わったら、守備練習(ノック)や打撃練習(フリー打撃、マシン打撃)をやる。もちろん走塁練習とか連携プレーの練習とか体をいじめる練習とか、他にもいろいろあるけれど、これらの基本的な流れは子供の野球でも、草野球でも、プロ野球でも一緒だ。ところが、キャッチボール同様、それぞれの技術レベルにより、考えていること、意識が違ってくる。そこが面白い。
同じ時間、同じ練習をしていても、最終的には生み出す結果に差がつく。それはなぜなのか。そこを考えている人が一歩ずつ好結果に近づいていく。同じことをしているようで、実は違うことをしているのだ。


週刊虎バカクラブ
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3 コメント

  1. 虎轍
    Posted 2019年1月10日 at 10:33 | Permalink

    この寒い時期で少ない時間でも一回一回真剣に素振りをしてら汗だくになりますね。
    キャッチボールは二人揃わないと出来ませんが、昔は壁当てをしたりしてゴロキャッチと一石二鳥でしたが、今は壁当ての出来る環境も無くなったので…
    公園でも球技禁止の世の中ですからね。
    野球人口の減少もそういったものがあるのかな。

  2. 西田辺
    Posted 2019年1月10日 at 11:52 | Permalink

    キャッチボールの意識。
    勿論、体をどう使うかを呼び覚ます効果もあります。
    足先・膝・大腿・腰・肩・肘・手首・爪先・首。
    何処をどう動かして正確に目標にボールを適度な強度で
    投げられるか。
    キャッチボールの前半と後半でも、その目的は変化します。
    向かってくるボールに一番捕りやすい体勢に持っていき、
    受ける・グラブと投げる手との連携・距離に応じた体の
    動きの一連の動きを確認する。
    やる野球のレベルが上がれば、鍛練より確認の意味が強くなる。
    試合中を想定した動きも、球数が増えるごとに多くなる。
    外野ノックでのバックホーム練習でも、少年野球だと、とにかく
    強いボールをキャッチャー目掛けて投げる事に終始しますが、
    レベルが上がれば、グランド状態に応じて、どの強さで何処に
    バウンドさせればキャッチャーが一番捕りやすいかを探る。
    もう20日もすればキャンプイン。
    選手達が何を意識しながら、その練習をしているかを想像
    すると、また野球の見方も変わるかも知れませんね。

  3. なかっち
    Posted 2019年1月10日 at 12:11 | Permalink

    野球の基本はキャッチボールとは昔からよく言われてました。相手の胸をめがけて投げるよう小さい頃言われたような記憶があります。

    それはプロでも同じやと思いますが、その延長線上に中継プレーがあると思います。キャンプなどでよくシートノックの場面を見ますが、外野手から内野手への返球が雑な選手がタイガースには多い印象を受けます。シートノックから試合を想定してほしいものです。練習の為の練習は必要ありませんから。



    矢野監督がキャンプでの自主性を尊重する意向をあきらかにしましたね。ある意味これはかなり厳しい宣告やと思います。
    今のタイガースは半レギュラークラスがゴロゴロいます。
    その中から自分がレギュラーとして試合に出るためには今何をすべきかを個人で考えなければなりません。当然特打が中心になる選手、特守が中心になる選手、小技や走塁練習がメインになる選手など様々やと思います。

    矢野監督は早退もOKと言われてます。
    休むのも練習です。しかし、ライバルが練習をやっていればなかなかやめれないもの。
    去年とは違う意味でハードなキャンプになると思います。

    高山、伊藤隼、北條、糸原は間違いなく特守が増える?
    逆に大山、中谷、陽川、江越、俊介は特打が増える?

    どんなサバイバルが始まるのか楽しみで仕方ありません。

    あぁ〜早く2月が来ないかなぁ。

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