安芸での今季初オープン戦は快勝。
投げては先発二神が4回を無四球、2安打、1失点。反省点は多々あろうが、常に見せてきたマウンド上での落ち着き、攻めていく気持ち、そしてコントロールの良さ。普通にローテ投手のものだ。
球速表示は140km/hそこそこしか出ていなくても、まっすぐで押し込める投手だ。ゆったりとしたワインドアップ、下半身の粘りがあるので、見ている姿よりボールが遅く出てくる。さらには胸、腕が柔らかくしなやかで反りが大きいので、左肩を中心にした投げ降ろしの回転運動が始まっても、とにかくなかなかボールが出てこない。そして、理にかなった形から投じられる低めの直球は、美しい回転がかかってしっかり伸びてくる。内へ外へと狙ったコーナーを外さないから打者の判断はいちいち遅れる。それらすべての総合力があるから、140km/hでも十分押し込むことができる。
見極めはもう十分。あとは心と体のコンディショニングなので、周囲がスケジューリングしてやることだ。
打っては17安打11点の大爆発。マートンの先頭打者弾に始まり、鳥谷、狩野、桜井、大和がホームラン。途中出場の葛城が3安打、DHで先発の関本が2二塁打、新井も1犠飛と2の2、その他「よう打った」を上げてたら長くなるので割愛。
さて、この猛打大爆発をどう受け止めたら良いのか。良いのかも何も、打線はミズモノ、ただのオープン戦なんだからお気楽にと喜んでいれば良いだけのことなんだけどね(笑)。しかしながら、先頭打者マートンが初球の直球を思いっきり引っぱたいて、強いライナーをセンターにまっすぐ弾き返したことは大いに喜びたい。この試合の大爆発は、間違いなくこの一振りが導いたものだから。マートンの力がどうこう、1番センターがどうこうはこの際置いて、この功績は素直に讃えるべきだ。
打てる球が来たら、思いっきり振り抜く。一振りで仕留める。何より、そのつもりで第1球を待つ。打席からその気が発せられて、それを投手が恐ろしいと感じていれば、もうその時点で投手との関係は優位に立てる。
いったいぜんたい、一昨年の後半、そして去年、何度それを感じ、何度ここで言っただろう。まずはファーストストライクを強く振ること。強いライナーで弾き返すこと。そこからしか相手投手との関係は何も変わらない。そこがスタート。
それを今季オープン戦第1球で見ることができた。よし、今年のタイガース打線は変わる。少なくとも、変わらなければいけない第一の課題をクリアした。その後のヒット、ホームランの数々はすべてその延長線上にある。どの打撃も、それぞれのコースを強く弾き返すのに必要なスイング、理にかなった形になっていた。センターに強いライナーを放つ意識でいれば、投球への対応力は格段に増す。マートンの一打は、各打者のイメージを間違いなく強く刺激していた。
もちろんレギュラー争い、ベンチ入り争いの激しさが誘発した猛打だったとも言える。その活性ガスの充満があったからこその大爆発だったのは間違いない。激しいライバル意識はいたるところから伝わってきた。
相手との力関係などもあるので、個別の結果はともかく、とりあえず全体像として満足いくものだった。
コメント
ご無沙汰してます。
いよいよOP戦も始まり、球春到来って感じになってきましたね。
Toraoさんのいうとおり、いい球は初球からガシガシ打っていく
姿勢、去年は全く感じませんでしたが、今年はようやく変わり
そうで、大いに期待しています。
Gの4連覇なんて絶対見たく無いので、今のまま健全なチーム内
競争を続け、さらなる若手の台頭、ベテランの奮起をもっと
もっと見せて欲しい。
そして戦闘集団としての密度を高め、怪我無く開幕を迎えて
欲しいと思います。
頑張れTigers!!
「赤星の穴を埋める」という発想はちっとも建設的じゃない。無い物ねだりだから。
赤星のいない布陣でできる点の取り方を想像し、創造していくのが、オープン戦の宿題なんだな。
そんなことに思い当たった試合でした。
赤星→平野 という発想は貧しい。この打線の2番は関本の方がふさわしい気がしました。
平野→スーパーサブでベンチ待機で吉。
個人的には、新井の鋭いライナーにニヤリとしました。
オープン戦とはいえ、大勝は、やはり気分が良いですね。200発打線を連想しましたよ。更に、ここに、金本選手、城島選手が加わればエライ事になりそうですね(笑)
マートンが、導火線に火を点けましたね。日本のボール、球場では、あんなんで入るんや?と、思ってくれていれば、次から余計な力が抜けて、さらに期待出来ると思います。その後の、平野選手のセーフティーバントは、ちょいと理解出来ませんでしたが(笑)。今は打ってアピールする時期では?
大和選手の本塁打は、課題の打撃のアピールが出来たのはもちろんの事、次から相手の外野手を前で守りにくくする効果の為にも大きな一発だったと思います。
藤川俊選手もセンターへ大飛球が有りましたが、大和選手の本塁打と同じ様な、効果が今後期待出来るのではないでしょうか。C赤松選手の様な雰囲気がありますね。しかし、10年以上も、内野で背番号7を見ていると、外野に背番号7が居ると、違和感が有りますね(笑)。すぐに慣れるでしょうが。
投げる方では二神投手、ストレートだけでなく、スライダーで、ポンポンストライクが取れるので、(甘めに入る傾向が少し気になりますが)安心して見ていられます。若手投手に有りがちな、『変化球が制球出来ず、真直ぐを狙い打ちされる』の心配が無いのが嬉しいです。コントロールの良さと、安定感は、十分解りましたので、後は長いイニング、長いシーズンを投げ切るスタミナが有るかどうかですね。またもう一段期待がふくらみました。
岡田監督の表情も、印象的でした。最初は笑みを見せてましたが、鳥谷選手の本塁打辺りから、さすがに表情が曇りっ放しでしたね。大敗で、気分良かろうハズは有りません。今日はさすがに勝ちに来そうですね。
二神は良いですね?。初回の対坂口、追い込んでからも直球勝負なんてワクワクもんですよ。直球、変化球ともコントロール問題ナシ、久々のルーキー開幕ローテ確定でOKですね。
打つ方はハデにやってくれました。マートンの初球HRは平野には堪えたでしょう。それにしても計五発はスゴいな。
さて本日はどうでしょうか。
打線はミズモノ
打球はミズノモノ(笑)
オープン戦ながら、本当に楽しい試合でした。
マートンの打球センターライナーかと思ったら、バックスクリーン上段まで伸びましたネェ!
二神も、少年野球のお手本になるような美しいフォームから、安定したピッチング!唯一T岡田に浴びた二塁打も、反応の速い右翼手なら捕っていたかも…
HRの大和、「もう非力とは呼ばせない!」公式戦でも頼むよー!
オープン戦、見れませんでした!小嶋とともにひいきにしている二神が・・・
でも勝ったからいいや!
勿論、内容があってこその勝利が重要ですけれど、toraoさんや皆さんも好印象を持っていらっしゃるようで、気分はいいですよ(笑)
二神はやはり特化した能力のある投手ではなく、総合力があり、大期待です。
まさに、打線はミズモノだったみたいです(苦笑)
みんないい感じで打ててましたね。
マートン鳥谷もですが、去年ブレイクの大和・桜井・狩野のアーチが出たのがよかったです。
NO POWERの大和が打てたのはラッキーですし、狩野なんか絶好調ですね。
ファーストとかセンターとかでも見てみたいです。
「いやいや、オリックスの投手陣が不調だっただけや」
安全装置を充分に利かせたファンならこう呟くところ(笑)
打や走に積極性が見てたし、点数は別にしても、やりたい野球が
少しやれた所は評価したいですね。
二神いいですね。
ここまで来ると、一度くらいドカンと崩れてもおかしくないのに、
この安定感は本物認定してもいいかも。
バットのボールをこね回しで併殺打リーグ最多のアラ、守れず・打てぬカネ、後半ガソリン切れのシモ、名前だけではヤマが張れなくなったヤノ と
今年も 相変わらず
アラ(新井)フォーが幅を効かすようでは、真弓監督
には申し訳ないが
♪あーあー 阪神は 今年も ダメだった♪