伊藤将司の好投が2発5点を呼ぶ

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岩田が引退会見を行い、涙にむせぶ時間があったという。虎一筋16年、長い阪神の歴史の中では「そんなに弱くなかった」時代を先発ローテの一員として支えてくれた。最後に優勝した2005年のドラフト「逆指名」入団だから、優勝の美酒を味わっていんだな。お疲れさまでした。

連敗中のそんなある日、チームを救ってくれたのはまたもルーキー左腕伊藤将司だった。
4/24、今季初の3連敗で先発すると打線好調のDeNA打線を7安打1失点に抑え込み124球の完投勝利。
スアレスのクロージング失敗と西勇のKOで連敗中だった7/3の広島戦は7回被安打4無失点の好投で完封リレーをスタートさせた。
広島にマツダで3タテを食らい、甲子園に戻った中日との初戦も青柳の乱調から落として4連敗中だった9/1も、7回を88球1失点(自責点0)で岩崎に繋いだ。
そして秋山、青柳、西勇の表三枚で広島にまたも3タテを食らった直後の中日戦で7回2失点の好投で連敗を止めた。今季8勝7敗と個人貯金は少ないが、チームの連敗中では4回登板して4つとも素晴らしい内容の投球で泥沼状況からの脱出に貢献している。おそらくそれは偶然ではなく、逆境もムードに飲まれない精神力の強さ、みんなが苦しいときに先頭に立って状況を打開していくリーダーシップの現れかもしれない。
もっともここまで19試合に先発登板して119.2回、防御率2.78、被打率.241、WHIP1.12という内容なのだから、打線の援護があればもっと勝てていても不思議ではない。そうであれば新人王レースをリードしていてもおかしくない存在だ。

この日の勝利は、重盗を見抜き冷静に防いだ梅野の好プレー、欲しいときに飛び出した大山の先制2ランと、二死からのチャンスメイクを生かしたマルテの豪快な3ラン、岩崎・スアレスの無失点リリーフなどもあったが、相手に先手を渡さないピッチングで試合を支配した将司の投球あっての連敗脱出だった。

ライバルは強い、負けない。でも望むところだ。目の前の直線を一気に突っ走るだけ。歴史に残る世紀のデッドヒートをやってやろう。

コメント

  1. こうさん より:

    ヤッター‼️と手放しでは喜べない。打つべき人…いや、打たなければならない人が打って、先発に勝ちが付いて、スアレスにセブポが付いて…久しぶりに「正常な試合」が出来ただけ。なかなかホームランが出なかったのに、これが続くとは思えない(もちろん続いてほしい)。解説は「欲を言えばタイムリーがほしい」と言っていたが、タイムリーがほしいんだよ。

    梅野の偽投に合わせて伊藤もマウンド上で跳んでいた。二人に共通認識があったのが嬉しかった。

    大山、マルテのホームランよりも小野寺の大センターフライの方に可能性を感じた。きっちり振り切っているし1打席も無駄にしたくないという気持ち…考えたバッティングをしていることが伝わる。

    それにしても相変わらず騒ぎ続けるマスコミ。サトテルをマスコミ嫌いにさせたいのか?図太いルーキーだからってサトテルに何を言ってもいいのか?サトテルだって人間。「あの苦しい時、良い記事を書いてくれましたね。」ってサトテルに言わせる記者はいないのか?「今は苦しんでいるが、コロナで暗い前半戦を盛り上げたのは間違いなくサトテルだ」と書いてやれる記者はいないのか?自分の1年目を思い出せ。何百万人を熱くさせる記事を書けたのか?

    星野さんだったらサトテルのこと、どんな風に守ってたのかな。厳しくも温かく育てただろうな。しっかりマスコミに釘を指していただろうな。

    打てない本人の実力だけじゃなく、サトテルから笑顔を奪ったマスコミの罪は重いからな。

  2. 西田辺 より:

    岩田投手はプロ初勝利を現地で見た選手なので、少なからず思い入れがありました。
    1型糖尿病と戦いながら、啓蒙活動や支援活動も続けて来た姿には頭が下がります。
    マートンがSNSで「お疲れ様でした。おめでとうございます。」とツゥィートして
    いました。
    欧米では一つのキャリアを終える時、「おめでとう」と祝う習慣がありますね。
    日本人は仕事を終えるという寂しさが前面に出ますが、あちらの方は卒業して次の
    キャリアに進むんだね!おめでとう!という発想なんでしょうね。
    では、私からも「お疲れ様でした。おめでとう。」

    今年は伊藤将に、何度連敗を止めてもらったのだろう。
    チーム状態が良い時も悪い時も、黙々と大人のピッチングでチームのリズムを作って
    くれる。
    ローテ投手としては、安定して力を発揮してくれる有難い存在。
    福田の連発はチョット不用意でしたけどね。
    打つ方では4番大山が2ラン、3番マルテが3ラン。
    大山はかつての田淵選手を彷彿とさせるような高いアーチと長い滞空時間を楽しませて
    もらいました。
    マルテのホームランはよくあんな打ち方で打てるなと感心しました。

    木曜日とは逆でAクラスチームが勝ち、Bクラスチームが全て負けた金曜日。
    もう、どこがどうとか様子を窺っている段階ではなくなってきました。
    一戦必勝!
    シーズン終了まで必死のパッチで戦うだけですよ。

  3. とらかっぱ より:

    毎度の事だがルーキーだって事を忘れさせる落ち着いた将司の見事なマウンドでした。悪いときは制球が効かず高めに浮くパターンになるけど昨晩は低めに集めすべての球種を自在に操れてた様に思います。二発の被弾は高校の先輩への忖度か。技術だけでなく精神力の強さを兼ね備えた頼りになるルーキーだ。

    梅野のリードもよかった。いい状態の投手な時は安心して観ていられる。重盗阻止も落ち着いていたね。何回かやられた苦い経験から学習出来ている。あとは打つ方を頑張れ!

    同じHR二発でも方やソロ×2、方や2ラン3ラン。威力が違いすぎる。ここぞの一発は得点もそうだがチームに勢いをつけてくれる。今のタイガースに欠けていたものはこれですよね。

    4番大山に出たのが一番だが期待値の一番高い佐藤輝をスタメンに戻すべき。掛布さんには今が一番状態が悪いと評されてましたがそうでもないと思います。元来前への体重移動が大きく構えも高いため頭が前後上下に大きく動くスイングだったものを前への移動を少なくしてミート確率をあげるスイングに改造中なのだと思います。まだしっくり来てないのか結果は出てませんが慣れてくればボールの見極めは格段に上がると思います。打てなくてもくじけない心とそれを全力で守ってやるベンチのフォローがあれば覚醒するのまでさほど長い時間は要らないと思います。是非とも今日からでもスタメン起用してほしいものであります。

  4. 虎ジジィ より:

    岩田稔、井川が去る年の秋神宮球場で「井川の後頼むよ」にしっかり頷いてくれた姿は忘れません。
    西田辺の愛ある激のたびに好投する姿が印象的でした。
    記憶に残る選手。

    ゲームの方、90年代ソングデー(個人的には80年代が好きだが)なかなか良い企画ですね。
    (若干1名いつもと同じSMAPでしたがw)

    先発伊藤将は奪三振は少ないけどバットの「芯」を外すらしさ全開のベテランのような好投。
    4回の梅野の好判断(重盗殺)にも助けられ、ほぼ安心して観ていられました。
    同じ打者に2発食らった事だけはバッテリー共に反省ですね。

    打線は1番近本が好調なので、やはり3、4番手が撃てば点が入る。
    ホームで風を味方にした大山弾はこれからもどんどん狙って欲しいし、ボール球を撃ってあの飛距離を出すマルテも頼もしい!
    あとは下位打線にあの新人大砲が戻れば相手にとって嫌な打線になるのですが。

    とりあえず、柳・大野以外だと現状最弱のドラゴンズには3つ勝ちたい!

  5. yalkeys より:

    toraoさんご指摘のように伊藤は何度もチームのピンチを救ってくれたのですネ。今年のルーキー三羽烏、伊藤、佐藤、中野は時期こそ異なりますが、チームへの貢献は極めて大きいと思います。助っ人もそれぞれの活躍があり、渾然一体となっての今のチーム順位ではないでしょうか?ここまで来れば「俺たちの野球」でラストスパートするしかありません。中日にはあと2つ勝ちきりましょう!

  6. Akira28 より:

    素晴らしいtoraoさんの文章に、感動しました。そして改めて、伊藤将の凄さに感謝しました。そういえばたしかにルーキーでした、と言わなけれはならないくらいの堂々としたサウスポーです。
    普通はグラフ側の腕をあそこまで高くあげると身体の上下運動にばらつきが出るのですが、実に天晴れなマウンドさばきです。
    さぁ今日は高橋遥人、こちらも楽しみな左腕です。
    そして岩田投手、大変有難うございました。
    また、大変お疲れ様でした。
    素晴らしいサウスポーでした。
    岩田の写真にひげを3本づつ描き加えると、なんとなくトラッキーに似てると思う私。
    病気を抱えながら奮闘する岩田をいつも応援してました。最後の優勝争いを見守ってください。大好きな左腕・岩田!

    • Akira28 より:

      どうやら、ロハス一軍合流のようですね。期待しましょう。
      苦しんでる佐藤輝ですが、ヘルメットを外すした映像を見てるとなんか、MER喜多見チーフに似てると思ってきました。タイガースを救ってくれ!頼む。

  7. 岩修 より:

    弱っちいのに何故貯金が15もあるのか考えたら今朝のtoraoさんのコラムでハッキリした。
    シンホームランアーチスト佐藤輝。   
    シン牛若丸中野。
    シン連敗ストッパー伊藤将。
    彼等の活躍が無かったらと思うとゾッとする。大山とマルテの2ラン、3ランはスカッとした。しかし気になるのはやはりサトテル。
    勝つのも大事。育てるのも大事。彼を特別扱いでスタメン起用しても問題無いと自分は思うのですが。
    にしても何なん広島はと思った夜だった。

  8. 虎轍 より:

    昨日は聖地甲子園で現地観戦でしたが、久しぶりに勝つ事が出来ました。
    ありがとう!タイガース!
    伊藤将司ありがとう!
    ナイスピッチングやったよ!規定投球回になんとか届いて、なんとか二桁勝利に届いて、逆転の新人王も狙えるよ!
    大山、マルテありがとう!
    西田辺様や源氏様の叱咤激励がやっと届いたんやね(笑)
    大山の打球はライトスタンドから見てて、風に乗ってスタンドインするまで滞空時間が長かったです!ありがとう!GJ
    マルテの打球は打った瞬間のホームランでした。ありがとう!GJ
    佐藤輝明23本、サンズ20本、マルテ20本、大山18本。
    10月の大山で20本トリオに仲間入りやで!
    岩田稔!タイガースでの60勝ありがとう!お疲れ様でした!
    疫病退散!
    頑張ろう日本!

  9. タクロー より:

    風にのせて

     レフトスタンドから右足を引いて構える背番号7を見ていた。今夜も爪痕を残してくれよと。チェンジになった時、毎回駆け足で近本よりも早くベンチに戻った。やる気を見た。中田や岩田の記者会見に感化されたのだろうか?爪痕を残せる場面はなく四球二つ。でもいいんじゃない。

     完璧に抑えていた将司が4回2死から連打されて1,3塁。打者福田の雰囲気に攻めあぐねた感じでカウント3-2。ここで1塁走者ビシエドが走る。えっ?こりゃ無謀な、アウトやろと思ったら3塁走者がホームに向かっている。あっ!梅野はボールを離しておらず、すぐさま大山に投げ、追いかけてタッチアウト。その前の攻撃、1死2,3塁で近本の不可解な三振で引き渡してしまった流れを呼び戻した。

     その裏、すかさずマルテ初安打。大山、3-1から打ちに行き、センターフライ、だと思った。高く上がった打球は風にのり左中間のスタンドに届いた。久々、4番の仕事。追い風に感謝。

     先制点をもらったが、すぐさま打ち直しの福田にバックスクリーンに打ち込まれる。今宵は彼との相性が良くなかったようだ。するとお返しのラパンパラ3ランをぶち込んでくれて、あとは安打が出なくとも将司の投げっぷりに安心して見ていられた。

     ラッキーセブンのファンファーレのあと「代打佐藤輝明」のコール。一旦静まったスタンドから拍手が湧き上がり一段と大きくなった。もう少しだ。代打だけじゃあかんのよ。今日は4打席見せとくれ。

     グラウンド整備が終わった8回。突如、タッタタラリラ♪ピーヒャラピーヒャラ♬バツパパラパ♪が高らかに甲子園にこだまする。ナニ?踊るポンポコリン、岩崎登場。前夜のことが何事もなかったように当たり前の仕事をしてくれた。最後はスアレスがしっかり幕引き。リプレイ検証の間延びがあったけれど。

     5安打、5得点。上等だ、勝ちゃいい。勝つしかないんだ。選手登場曲は懐メロ特集だったみたい。愛は勝つも流れていたなあ。虎は勝つ!追い風にのせて〜今日も行きましょう!暑そうやけど。ビールがよく売れるやろね。リードすればなおさらね。

  10. サークルKシュンスケ より:

    今日も朝からゲンかつぎ。
    関西地方の方以外は分からないかもですが、今日のD戦前、ABCテレビの「虎バン特番:あかん!阪神優勝してまう!」とやらの番組が組まれました。が、もうこれには徹底無視で他チャンネル視聴。
    思えば、いつだったかの快進撃中の頃、甲子園の巨人戦デーゲーム前、同様の番組を「もう優勝決まり!」みたいなノリでノーテンキにユルユルな内容で放映し、そこからチームもチグハグ続き…個人的に恨んでます。
    水曜のC戦も同じMC(局アナ)が副音声で出てきてうんざり。
    で、もうこの際、神頼みでこいつの出る番組は観んとこ!という作戦で昨日勝てた!という自己満足。これからも優勝まで幼少きら観てきた「おは朝」は観ません(笑)。

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