昨日神宮球場で開かれた野村克也氏をしのぶ会の記事が多い。
ノムさんはセルフプロデュースの上手い人だった(夫人の考えによるところも大きかったと思うが)ので、理論家というイメージが強いが、この方の本質は「柔軟性」にあったと思う。自分の価値基準を変えることに臆病になることのない人だ。真の勉強家というべきか。
発言や、見せかけの態度では、頑固親父風で自分の価値基準からはみ出したものを切り捨てるかのように装うが、実際のところは「未知の人」をよく観察し、それまでの自分の考えを改訂するものを見つけ出しては、自分の幅を広げて新たな価値基準を作っていった。
まあとにかくいろんな人が野村監督への感謝を述べているが、心に残っている言葉というのがそれぞれでバランバラン。それだけそれぞれの持っているものを深く見て、どういう心理状態になることがその選手を伸ばすことになるかを考え抜いてきたのだろう。
野村克也理論を信奉するのではなく、野村克也の柔軟性や勉強する姿勢を踏襲し、変化をおそれない。教え子たちの胸に残るのはその考え方だ。
支援者を巧みに操る星野仙一氏のことを「人たらし」という人がいたが、野村克也氏は究極の「部下たらし」。後に続く多くの人々に対して発展の可能性を広げたという意味においては、日本プロ野球界における「中興の祖」とも呼ぶべき名将だった。
コメント
以前会社時代に有力お得意様感謝会で、野村克也氏に講演をして頂いたことがありました。勿論野球に関連した内容ではありましたが、要所要所で経営者、大学教授、哲学者のような発言があり感銘を受けた記憶があります。野球界だけでなく、各方面に多大な影響を残された方だと思います。そのご子息の克則氏のコーチ就任も来季以降への好循環に繋がることを期待します。
野村さんをしのぶ会での古田氏のスピーチ「時に厳しく、時に厳しく」と、
新庄ビッグボスの「とにかく可愛いがられた」という言葉が対称的でした。
おそらく、野村政権当時の矢野捕手は「厳しく、厳しく」の方で、
田中将大投手は「可愛いがられた」感じじゃないかと思います。
そういう意味では選手個人個人を観察し、その選手を伸ばす指導法に長けた監督でした。
ノムさんが阪神タイガース監督時代で印象深いのは、今岡を干して俊足の上坂を優先して使っていた事。
監督が星野さんに替わった途端に大ブレークした今岡でしたが、あの野村政権時代の冷遇が今岡の「なにくそ!」に火を着けたような感じがします。あれも計算だったのか?!
好き嫌いの分かれる監督でしたが、とにかく野球か大好きでチームを耕すのが上手い名将でした。
チーム作りの理想としては
「野村が耕し、星野が咲かせる」
これが最強の組み合わせだったと思います。
「ノムラの教え」
マスコミなどは、まるで宗教的経典の様に扱ってますが、半分以上はベンチで
聞かされたボヤキ集(笑)
それをどうやって自身の野球人生に活かせるか。
それと、野球人の前に社会人たれと言う教え。
今はそんな事はありませんが、昔のプロ野球選手に対しての世間の厳しい風当たりを
経験した人ならではの教訓が散りばめられています。
南海時代に江夏をクローザーにしたり、福本選手に盗塁させないためにクイック
モーションを投手に習得させたり、昔のパ・リーグで前期後期で戦い方を変えたり
阪神でも遠山-葛西のリレーをやってみたり、新庄の投手をやらせてみたり。
とにかくアイデアマンのイメージが強い。
弱者がどう強者を倒すかに心を傾けた人でもありました。
長嶋茂雄をひまわりに、自身を月見草に例えたり、チョットどこか拗ねたような
感情が奥底にある。
日陰者と言われたキャッチャーを、リード・配球といった要素で地位向上させた
功労者ではあるけれど、必要以上にキャッチャーに勝敗の責を負わせる結果になったり、
ファンからも批判の矢面に立たされる事になったのは少し皮肉ですね。
野村さんを見ていると野球が好きで仕方がないというイメージしかありません。
対戦したかつての名選手も、お空の上にたくさんいます。
面白おかしく野球をやったり、止めどもない野球談議に花を咲かせているかも知れませんね。
いつまでも、日本球界を見守って下さい。
またたまには、お空の上からボヤいて下さいね。
ノムさんを偲ぶ会でSHINJOビッグボスが献花を投げ入れてましたね(笑)
ノムさんから貰ったヴェルサーチも着てましたね(笑)
ノムさんは野球が大好きやったから、色んな作戦や采配を駆使してましたね。
矢野監督ももっと野球を大好きになって、色んな作戦や采配を駆使して貰いたいですね。
疫病退散!
頑張ろう日本!
今朝、近所で矢野監督が黙祷している表紙のスポーツ新聞を大事そうに抱えている方がいた。おそらくタイガースかノムさんのファンだと思った。
ビッグボス新庄さんも矢野監督もノムさんと過ごした時間は貴重だったに違い無い。日本一の左腕江夏さんも自身の番組で思い出話を熱く語っていた。
ノムさんにとってタイガースでの3年間は黒歴史でもタイガースにとってはID野球導入により上位にいる事が多くなる礎を築いていたのかも。
でもまだ物足りない。
来年は1番上になって「しのぶ会」に出席して下さい矢野監督。
糸井の契約更改後のコメントを読んでガッカリした。新庄監督だから許されている雰囲気に甘えている。宇宙的コメントは新庄監督だからこそ。糸井のコメントには「魂の叫び」を感じられない。