ケースノックの練習中に守備のイージーミスが連発したという。問題意識を持ってミーティングを重ねたということだ。
歩留まりが上がらずロスが多く出るのであればその原因を究明して対策を講じようというのは、ごく真っ当なアプローチだ。それで成果が出るのが一番いい。
ただし、間違った対策を延々と継続して、やった気分になることには気をつけてほしい。対策と思ってやったことによって、トータルの利益を失うなんてのは非常によくあることだ。
何度か言ったが、エラーを避けるために守備範囲を狭めることは守備力の向上とはいわない。また、精神的な緊張が肉体的な緊張を引き起こすことで生じるミスに対しては、萎縮を助長する対策では逆効果になる。
そうした萎縮傾向は攻撃時にも顕著で、昨年後半は「チャンスはピンチ」「満塁は土俵際」がおなじみの光景だった。
毎度ビッグボスでアレだが、オレってカッコいいと思いながら「流れるような守備」を練習したらいい。美しい流れの中でボールを掴み損ねたり悪送球したりしてもいい。最終的に超カッコいい形になるためだから、その練習中に上手くいかないのは仕方ない。そんなメンタルで技術訓練を重ねていれば萎縮は解かれる。守備から流れを掴めは、攻撃でも同じメンタルで臨めるようになるだろう。
利益率を上げるための手段は、歩留まりを上げる以外にもある。それが回り回って歩留まりの向上をもたらすこともあり得る。
コメント
エラーにも色々あって、単純に技術不足のものや積極的に攻めたが故の
紙一重のもの、精神的な焦りや慌て等々。
エラーに対する修正のアプローチも、それぞれであるべきでしょうね。
十把一絡げで「エラーはいかん」となると、次どうしたらいいのか
分からなくなるし、「じゃあ捕れる範囲で適当に」なんてなると、本末転倒
になってしまう。
野球にエラーはつきものだし、少なければそれに越した事はない。
でも、その中身についてもっと深掘りするべきではないでしょうか。
何故そんなミスが起こるのか。
選手個人の問題なのか、チームとしてのフォーメーションとか練習量や
練習方法に問題はないのか、をもっと探るべきではないでしょうか。
練習段階でエラー多発に警鐘を鳴らすのは結構。
それも指導者としての役割でしょう。
何年も連続で最多失策という不名誉に対して、球団として何か手を打って
来たのかさえ疑わしい。
昨日のケースノックの画像を見ていても、このシチュエーションで自分の
所に飛んで来たら、何処へ投げるのか、挟殺プレーならどう追うのかさえ
全く理解していない選手が多かった。
普段のノックから、色んなシミュレーションを頭に描いて受けておらず、
ただ漫然と数をこなしている何よりの証拠に感じました。
この辺りは、チームとしての意思統一であったり、選手個人個人の取組み方
であったりが、他チームと比べてやっぱり劣っているとしか言いようが
ありません。
「エラーするな」ではなく、もっと野球選手や野球チームとしての根元の
部分から見直すべきではないでしょうか。
完全な素人の思いですが、内野ゴロの練習ではランナーの有無に拘わらず、併殺シフトの投球をしたらどうでしょうか?スピードと状況判断に役立つと思います。
守備練習に関しては、捕るのも投げるのも練習すれば上手くなると思いますが、挟殺プレー等は野球脳も必要やと思いますね。
野球脳を鍛える為にも反復練習は必要やし、他人の動きを見て覚えるのも必要やと思いますね。
走塁もセンスが必要ですが、捕る、投げるにはセンスより練習しか無いと思うんで、捕る練習では1歩目を大事に、投げる練習では指先にしっかり集中して練習して欲しいですね。
失策記録より、無失策記録を伸ばそう!
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