意識高い系走塁

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【阪神・岡田監督語録】「盗塁数を増やすために赤星を呼んだんちゃうで」 - スポニチ Sponichi Annex 野球
 沖縄県の宜野座村でキャンプ中の阪神・岡田監督は3日、臨時コーチに招いた球団OBの赤星憲広氏(本紙評論家)による走塁レッスンの狙いを明かした。

《一死一塁で3ボール2ストライクになったら、当然、ランエンドヒットやろ?バッターがもし三振したら、一塁走者がアウトになるかセーフになるかは、全然違うからな。》
《そういうときに、もしも、強い打球でゲッツーになるのと、一塁走者がいいスタートを切って二塁でセーフになるのと(中略)そのへんは小さいことやけど、めっちゃ大きいよ》
《盗塁の数じゃないから。走塁練習やからな》

赤星臨時コーチを迎えたこの日の囲み取材で岡田監督が強調したのは、余分に進塁できる可能性がある機会で、少しでもその可能性を上げられるように。すなわち「盗塁じゃなしに走塁や」だ。

こうした発言は去年から何も変わっていない。結果としてフルカウントからのスタートで進塁に成功するケース、ヒットで一気に2コマ、3コマと進塁ケース、そして三振しても二盗成功で進塁に成功するケースが増えた。

その一方で、近本、中野もほぼ「青信号」だったのではないか。結果として盗塁数はリーグ最多だった。さらには相手バッテリーの意表を突き、精神的に崩す盗塁も数は少ないながらあった。

阪神・赤星臨時コーチ「連覇してくれるだろうという確信」「僕の体力がちょっと(笑)」【一問一答】/デイリースポーツ online
 「阪神春季キャンプ」(3日、宜野座) 阪神OBの赤星憲広氏(47)が3日、臨時コーチとしてナインに走塁の極意を伝授した。以下、赤星氏の一問一答。

岡田監督が意図した方向で走塁意欲、走塁技術は向上していた。赤星氏が言っているように意識の高さがあったからだろう。今の選手たちは技術を向上させるための情報活用能力がものすごい。多くの情報を集めながら、要不要の判断を素早くして、いいものだけを大量に取り込んでいる。ITの駆使もある。比喩的に言えば、頭の中に搭載しているCPUの性能、ストレージの容量と読み書きの速さが10年前の選手たちとは大きく違う。プロ野球選手はそうした革新的進歩の過渡期にあるのだろう。阪神はうまいこと「新バージョン搭載」メンバーで主力を組めたのかもしれない。

コメント

  1. 虎ジジィ より:

    赤星氏、諸事情で解説者としては「讀賣贔屓?」と思えるような発言もありますが、キャンプでの臨時コーチ時はタイガース愛に溢れていて良いですね。

    素人なので技術的な事は詳しくは分かりませんが、野球の質も年々進歩していてタイガースが最先端の野球を取り入れているのは嬉しい事。

    余談ですが、ドラマ「不適切にも程がある」で1986年からタイムスリップした主人公がコンプラだらけの現代に戸惑うストーリーがありますが、
    岡田監督は80年代に活躍した選手なのに、とても頭が柔軟で現代の野球を取り入れるのが上手いと思います。
    アレンパにスキはない。

  2. 虎轍 より:

    岡田監督が長いユニフォーム生活から、長い評論家生活で野球大好きな頭脳をフル回転して行き着いた野球が今の野球になったのでしょうね。
    根本的に野球は投げて、打って、走る、捕る、守るは変わらないですけどね(笑)
    それを岡田監督の野球大好き頭脳が見事にはまりましたね。
    今年も抜かりは無いでしょうから、球団初のアレンパも期待出来そうです。
    ケガや故障が無いように!
    頑張ろう日本!

  3. タクロー より:

    走塁王
    「盗塁の数じゃない。走塁練習やから」なるほど。いくらレジェンドからコーチを受けたといっても、すぐに足が速くなるわけじゃないんやから、気づきを大切にして次の塁を取る意識を高めてほしい。三振ゲッツーはガッカリするもんなぁ。早い仕掛けができたらそれはなくなるけど、警戒の中をかいくぐるのは難しい。ランナー1塁から1.3塁の展開が続いたら理想的だけどね。ゴロゴーが決まったときの嬉しさも半端ない。
    いくつ塁に出て、いくつ塁を進んだか、という数を競う走塁王のタイトルがあってもええやん、と思うけどね。勝ちにつながりそうやし。