止まぬ雨に才木の工夫

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敵も味方も、どの投手もどの打者も、足元が緩く滑りやすい中でプレーをしなきゃいけないのは気の毒だ。そんな練習はしていないし、思わぬ動作になれば腱や靱帯が伸びてしまうことだってある。プロ野球は競技の前に商売だから、仕方のないこととはいえ、才木も石井もゲラも浜地も、それにヤクルトの投手たちにもケガ人がでなくてよかった。

練習はしていないとはいったが、こういう試合を経験することが一番の練習だ。才木は変化球を打たせることに意識を変えたという。下半身の踏ん張りがきかないなりの投げ方を工夫し、適応できたことが成長を物語る。単独トップの5勝目、ナイスピッチング。

阪神・岡田監督 才木への三振の指示「三振せえ言うことは振るな言うことやから」/デイリースポーツ online
「阪神7-2ヤクルト」(19日、甲子園球場) 阪神がリーグトップの11度目の逆転勝ちで2連勝。3カード連続の勝ち越しで貯金を今季最多タイの6とし、首位をキープした。以下、球団監督では史上2人目の通算500勝を達成した岡田監督との一問一答。

「きんさんぎんさん」を思い出す、岡田平田のツーショット。ベンチの中でボケたりぼやいたりの「夫婦漫才」をやっているんだろうな(笑)。

《まだカチッと決まらんけど、何番になっても機能はしてると思うよ。見えない機能というか、後ろにつないだり、いろんな意味で》

近本の打順について語った岡田監督。「今」だけでなく、ある程度の時間の流れを考え、成長にも配慮する。すると突如としてものごとの陰と陽が見えてくる。岡田監督はトシを取って丸くなったと言われるが、単にカドが取れただけのことではなく、視野が広くなったことで、肯定的に捉えられることが増えたのだと思う。正しく年寄りになっているということだろう。

小雨でも、ずっと降り続いている中での野球は、やるほうも観るほうもしんどい。おつかれさまでした。
あとよろ。

コメント

  1. 掛布にインタビュー より:

    雨の中で観戦された皆さま、おつかれさまでした。相手も含め怪我なしが何より。とくにゲラは“重馬場“が苦手の様子で怪我に繋がらないかとヒヤヒヤしてました

    才木。また一つ成長を見せてくれました。何度も書きますが投手タイトル総なめ&MVPへの期待が膨らみます
    5回のサンタナに投げた最後のスライダー、見逃し三振! 痺れました!

    それにしても、岡田監督が描いた通りのゲーム運び、全て予定調和のような・・
    先制されても慌てる事なく石川なら右が打つ→その通り
    満塁で才木に三振せい!→押し出しで勝ち越し(ボールも振るんですか?ア○!のやり取りは笑ろた)

    ペナント争いも監督には、シナリオが見えてきてるかも
    GがCに三連敗して、ええ感じ!

  2. 虎ジジィ より:

    才木良く投げた。
    かつて左右のエースだった伊藤と青柳が不調の中、団子レースながら首位に居られるのはサンデー才木の頑張りが非常に大きいです。

    雨で足元の悪い中、本格派(速球派)の才木は投げ難かったと思いますが、6回まで投げてくれれば十分、
    そして先週「もう少し点を取って欲しい」と言われた打線も効率よく得点して才木の頑張りに応えた。

    心配だったのは、やや雨が強くなった8回に登板したゲラ。何度もマウンドの泥濘に足を滑らせながら制球が定まりませんでしたが、嫌な顔一つせずゼロに抑え、裏のダメ押しに繋げた。
    外国人スカウトは本当に良い助っ人投手を連れて来たと思う。

    雨の中しんどい観戦をしたTORACO達にはモテ男3人のヒーインはご褒美になったと思うし、ノイジーのジャグリングキャッチなども しっかり雨の中の観客を楽しませてくれた。

    3連戦の頭を嫌な負け方で落としても決してズルズル行かない。
    主軸打者が不調でもいろいろな駒を使って勝ち切る。
    チーム力が上がっている事が良く分かります。

    二軍では今度は西純が完璧な投球を続けています、どう使うのか楽しみ。

    そして岡田監督、通算500勝おめでとうございます、やはり継投や代打起用そして固定に拘らなくなった柔軟さ 見事です。

  3. 星の輝き より:

    >正しく年寄りになっている

    なかなか難しいことですね。
    本日は人生訓を頂いたというか禅問答のようなコラムで朝から色々考えさせられます。

  4. 熱血とらきち より:

    両チームともケガ人が出なくて本当に良かったです。無事が一番の戦力ですね。カード頭の火曜日と金曜日が負けても結局は4勝2敗ですから、良き良きな一週間でした。交流戦前のラストウィークは、上位の広島と巨人ですから、五分五分でまとめて貯金6キープ。苦手な交流戦は、ホーム甲子園では何とか勝ち越したいですね。やっと今シーズンの岡田さんの采配に選手が敏感に応えるようになってきた気がします。私も社会人30年以上過ごして少しは丸くなったでしょうか?身体は中肉中背ではなくなり、腹だけは小結くらい?

  5. 虎轍 より:

    昨日は現地観戦でしたが、勝てて良かったです。
    雨の試合は才木と同じで慣れました(笑)
    ベテラン石川は慣れてへんかったかな?(笑)
    打撃陣は奮起してくれましたね。
    ノイジーもナイスキャッチ(笑)
    ジャグリング技術も達者やね(笑)
    近本は1番がええんやね。
    1番でいっぱい安打を打ってや!
    頑張ろう日本!

  6. より:

    昨季も散々言いましたが、60代になっても人は変わることができることを示してくれる岡田は素晴らしいと思います

    今は最新の理論は何処も持ってるので、そこに自分なりの考えを載せてチームを勝たせられるかが首脳陣に求められることですが、岡田と新井さんはその辺本当に面白い監督やと思います
    高津もかつての中10日ローテは面白かったですが長続きしなかったですね(スワローズファンの友人があれだと先発投手が育たなかったとか言ってました)

  7. 岩修 より:

    雨のTORACOデーラストに相応しい逆転、中押し、だめ押しのナイスゲーム。TORACO達とトラファン達、そして虎轍さん、北のオバサン率いるトラオファンの皆さんにとって最高の1日に成り、幸せ一杯でした。
    梅ちゃんは犠飛にヒット。
    ナベリョウもヒット打ちノイジーは3安打にゲラ助ける珍好守。
    近本タイムリーに才木はタイムリー以上の押し出し四球奪取。
    木浪は1昨日から長打2本損したけど最後は完璧タイムリー2点タイムリーに男気原口も仕上げのタイムリー。
    湿地なのに剛球連発の才木と石井。
    そして鮮度?戻った浜地。
    進歩しないダメ親父な自分ですが、昨日はアルスタさんのコメントで泣きました。自分も「巨人の星」観ると良く父親に嫌味言われました。
    ならばと、ある夏休みに「阪神の星」という漫画を描きましたが、内容は実は星は阪神に入団していて花形とは仲良し。で、最後はG戦で田淵がホームラン撃ち江夏が締めて優勝しGの連覇を阻止するというもの。
    父親は喜んで何も言わなく成りましたが、周りのGファンのクラスメイトに無茶苦茶虐められました…
    でも今は心底タイガースを応援してきて本当良かったて思います。

    • Akira28 より:

      筋金入りですね。素晴らしい!

      • 岩修 より:

        遅れましたが、ありがとうございます。
        そうなんです。田淵のG戦7打数7本塁打。死球渦から完全復活でした。江夏の球宴9連続奪三振に決勝3ラン。そして1番感動したのは村山引退試合での騎馬の時でした。魅力溢れるあの時代が懐かしいです。

  8. 北のオバサン より:

    久しぶり現地観戦でした。
    2点先制されたときは、どうなることかと思いましたが、その後、得点を重ねる度、会場の熱気がどんどん高まって…
    こんな天候なのに最後まで、帰らずにみてるファンの方の多いこと。
    TORACOの少女たちの、ヒーローインタビューも、可愛かったです。
    またこんな企画やってほしいなぁ~と。

    相手のピッチャー交代のときの 蛍の光は今の時代に合わず、不適切でやめたのですよね。
    替わって、チャンステーマをスローテンポで流してたのは、そのオマージュ?なのかな。

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