前夜の訓示に

スポンサーリンク
【阪神】藤川監督「リスペクト訓示」で信頼力説「頑張ってるのは選手」楽しい食事で「メリハリ」 - プロ野球 : 日刊スポーツ
さあ、球春到来だ! 阪神藤川球児監督(44)が1月31日、「リスペクト訓示」でナインの心に火を付けた。指揮官として初めて臨む春季キャンプへ向けて沖縄入り。キャ… - 日刊スポーツ新聞社のニュースサイト、ニッカンスポーツ・コム(nikkansports.com)

キャンプイン全日の選手全員ミーティングで、もっとも強く発したメッセージが「選手をリスペクトしている」だったと伝えられる。

おそらく、球界には選手をリスペクトしない人が多いのだろう。新監督に対してチームOBがいろいろ言ってくるのに対して、「今の選手たちのほうがずっと真剣に取り組んでいるし、立派じゃないか」そう言いたかったのかもしれない。ファンを含む、すべての野球関係者に対して、選手たちへのリスペクトが足りないと思っていたのかもしれない。それはMLBにいたときに感じたことなのかもしれない。SNSなどネット空間での中傷から選手たちを守る空気もつくっていかなきゃいけないのもよくわかる。

だから、藤川球児監督は、チームのみんなに「オレはちゃんとわかっている」と伝えることを選んだ。

藤川球児監督は「自分の言葉」を持っている。それは、ありきたり、当たり前、無難という言葉のチョイスではなく、独特の言い回しをするという意味である。

ただしこの日の訓示についてあえて言うと、その独特の言葉が監督としての求心力を生み出し、組織の結合力を強くしたとは感じない。

選手をリスペクト? 誰が? 私が? 私たち首脳陣が? 私たち球団全員が?……あ、そうなのね、いいと思うよ、どうぞご自由に……意地悪だが、そんな気分だ。選手たちはどうだろう。心に火が点いただろうか。

聞くところでは、ライバル読売の阿部監督は日本一になれなかった悔しさを思い出させて「なにがなんでもやってやろうじゃねえか」と発破を掛けたという。岡田さんは「自分の力を信じて普通にやれば勝てる」で魔法をかけた。

私個人の「大晦日藤川訓示」の評価はイマイチだが、選手の本当の評価は知らない。もっともそんな言葉ひとつではなく、これからキャンプ、行動で示していかなければいけないことだ。ひとりひとりにかける言葉はもっとダイレクトに心に響くだろうし、そうであってほしい。
あとよろ。

コメント

  1. 虎ジジィ より:

    球春あけましておめでとうございます。
    今季もよろしくお願いします。

    藤川監督の「選手をリスペクト」は深すぎて難しいけど、選手に気持ちよくプレーをさせたい思いやりが伝わります。

    落ち目の選手も見当たらず希望あるキャンプの中、
    大きな課題は「3番手捕手の育成」ぐらいですが、かつての矢野捕手も30代に入ってからの活躍が素晴らしかったので焦る必要はないかと思います。

    個人的に このキャンプで注目するのは投手で門別&伊原、野手で山田&井坪かな。
    この辺りの選手が一軍の戦力になるようなら競走力がグンとアップし全般的にレベルが上がるでしょう。

    今夜の「決起集会」には 自称阪神百科事典が居るので、伊原や山田などの特徴も聞き出しながら、猛虎キャンプリポートを楽しみたいと思います。

  2. サヨナラ3ラン より:

    何となくの印象でしかないのだけど藤川って自分の話に少し酔ってる感じがするんだよね。解説時代も経験に基づき選手の心理状態を解くヨミの深さなどに唸ることも多かった。だが解説が少々まわりくどいとか、もっと言うと最後は言ってることがよく分からなくなったりなんてことも。単に私が読解力がないだけかも知れないけど。伊原をドラフト指名した時に伊原へのメッセージとしてウチには良いキャッチャーがいますからとか、来季の四番について質問されると大山がいますからとか、間接的でもFAで進路が不明な坂本や大山らに対し発したであろう発言などは良かったと思う。だけど全体での場なら、もっとシンプルにアツい思いを少ない言葉で伝えた方が選手にも伝わりやすいと思うな。

  3. タクロー より:

    言ノ葉

    「リスペクト」というフレーズをよく聞くようになって久しい。でも「あなたをリスペクトしています」なんて言葉は、あなたに直接いうものでもないかな、と思ってしまう。照れ臭くて、気恥ずかしくていえないのかもしれないけど。でもやっぱり言葉に出してわかってもらうことよりも態度や思いで伝わるものじゃないかと思う。藤川監督は記者会見の時に改めて思ったけど言葉が次から次へといっぱい出てくる。岡田前監督と正反対。印象に残るワンフレーズはなかった。でも、ゲームで作戦で思いを伝えてくれたらええねん。期待している。

     今年のチームスローガンはなんやろ?と思っていたら90周年ということもあって「鼓動を鳴らせ。 虎道を進め。」だった。そうやったんか。いままで印象に残っている忘れられないチームスローガンは1978年後藤次男監督。『みんな仲良くボチボチと』。その年最下位で人のよいクマさんは解任されてしまった。

    「トラオ球場」でええやん。
    長すぎる「ゼロカーボン何ちゃら球場」の愛称は「トラオ球場」にしました。個人的にはそないさせてもらいます。

  4. 虎轍 より:

    球春明けましておめでとうございます
    今年も野球が始まる幸せをかみしめて頑張っていきたいと思います。
    私が頑張れるのは応援だけですがね(笑)
    間違いなく選手が頑張れるように応援をするだけです。
    リスペクトしてます(笑)
    頑張ろう日本!

  5. 岩修 より:

    高校球児が甲子園に出場出来る確率は0.005%で、高校から東大合格の確率は0.3%だと言われてます。
    更にプロ野球選手に成れる確率はもっと低い筈だから勉強の秀才に成る方がまだ確率高いのかなと。
    もしも阪神ファンの選手がいて、甲子園出場し阪神に一位指名され、入団、そして大活躍し監督に成る確率は?もうやめましょう…
    そう、貴方はもっと凄いのは間違い無いと思います藤川球児監督。
    リスペクトされたことの無い(多分)自分には良く分からない世界。
    でも、今日は正月元旦。元気出してこれからしばらく虎キャンプ三昧しようっと。

  6. とらかっぱ より:

    球春あけましておめでとうございます。いよいよですね。

    選手をリスペクトは私にも刺さらなかったけど、肝心の選手はどう感じたのか。ここでプラスに働くならそれが一番。

    横一線のスタートラインから目の色変える若手がどれだけ居るのか。toraoさんのスタメン予想が回を重ねる度に変化していくのが楽しみです。

    一方、複数ポジション制には首を傾げてしまう。矢野監督時代に弊害出すぎて失敗した先例があると言うのに。それを踏まえた上で失敗せぬ様やって欲しいものです。