才木完封輝明一発でリスタート

スポンサーリンク

大山の一打は技あり。きれいなヒットじゃなくてもヒットはヒット。

浜風がなかったらどこまで飛んだのだろう。そんなことを思わせる「飛距離そこそこ」の輝明弾だった。

ケイを打ち崩すことはできなかったが、小幡も髙寺もみんなで粘ったことが輝明のホームランを引き出したし、才木に休む時間を作ったし、ケイを先に降ろして精神的優位にも立てた。

才木は暑さの中、よく集中力を切らさず投げきった。最後まで150キロオーバーの直球を投げ込んだスタミナは練習のたまものだ。ブルペン多数動員のドロドロ試合にしなかっただけでも大きいのに、完投完封は立派のひとことだ。

組み替えでマスクを被った坂本は、相手の研究を逆手に取る配球で才木を完封勝利へと導いた。「才木といえば大谷から空振り三振を取ったフォーク」のイメージを利用して、低めのまっすぐやスライダーも勝負球に使う。仕掛けが早くなったのを察知すると、カウント球にフォークを使ってゴロを打たせる。これまでの才木のデータから導かれる「攻略法」を見透かして、その裏を衝いた。
単純に梅野のリードより坂本のリードが優れているという話だとは思わない。ここまでの「正攻法」で、「表」のデータを作ってきたからこそ生まれる「裏」だからだし、キャッチャーが変わって何をやってくるかわからないというイメージも大きく作用するからだ。
いずれにせよ、この重要なリスタートの試合での「作戦成功」。これはお見事だった。
あとよろ。

コメント

  1. 虎ジジィ より:

    お見事な勝利でした。

    苦手ケイを相手に苦戦が予想されましたが、休養十分で坂本と組んだ才木が完封、
    主砲佐藤輝にも1発が飛び出し
    点差以上に危なげない快勝でした。

    あまり目立ちませんが、初回森下が追い込まれながらも四球をもぎ取ってガッツポーズ!あの「行けるぞ」の姿勢が佐藤輝の「お見合い(記録はH)」を産み、イラつくケイから大山のどん詰まりタイムリーに繋がった感じがしました。

    才木は無四球だった事が何より良かったと思います。牧の大飛球以外は退屈なぐらいに危なげなかったです。

    酷暑が続くので、先発7人(才木-遥人-村上-大竹-伊原-デュープ-伊藤将)の緩いローテで真夏を乗り切るのも良いかも知れませんね。

  2. 岩修 より:

    昨夜は現地。才木は何故か桑原には打たれましたが牧には速球が他の打者より速く、初回の牧へのラストボール、唸りを上げた低めストレートに、これが才木なんだと実感。失礼だけど坂本なのも安心だった。
    しかしケイも良く、チカナカはサッパリ。
    それでもドラ1クリーンアップには慎重し過ぎかボールも多く、間合いも長く観ていてイライラ。初回、輝明の高いフライの時は異様に風が舞っていたから本当ラッキー。
    そして粘った末の技あり大山タイムリー。
    そして試合を決めた6回表裏。
    牧の当たりは正直いかれたと思ったら近本キャッチ。大山の時以上の大歓声。周りのファン全員とカチカチ合わせ。
    で、その裏真打ちテルのどデカい一発(風が無ければ)は超大歓声。勿論カチカチ合わせ。
    9回、才木がマウンドに向かうと皆拍手。
    そして見事な完封勝利にこの日1番の大歓声。そして最後のカチカチ合わせ。
    途中、山本のファールが眼の前に飛んできて拾った前の若い男性が近くの小さな可愛い女の子に渡していた。皆暖かい拍手。
    しかし大差の首位だからかファンは落ち着いていて良い人ばかり。自分がビールこぼしても皆笑顔。やっぱ強いって良いなぁ。
    皆に幸せを運んででくれる。
    最後に大谷美術館からずっとお世話に成ったタクローさん、本当にありがとう御座いました。至福の1夜に感謝しかありません。

  3. いわほー より:

    どちらの投手に対しても両チームの打線は手こずった格好でしたが、いつも以上にコントロールが不安定だったケイ投手と、いつも以上にコントロールが安定した才木の差で得点差以上にチーム力の差を感じた試合でした。
    才木投手がオールスターブレイクでリセットできたのなら、選ばれなかったのはむしろ好都合だったかも。(むしろ村上投手が心配ですが)
    それにしても佐藤輝が日増しに自信を高めて打席に臨んでいる姿が頼もしい。
    入団決まった時に思い描いた四番打者像に5年目にしてやっと近づいてきた。
    前後を打つ森下、大山と連動したバイブレーションが相手チームに強力なプレッシャーを生んでいますね。

  4. Akira28 より:

    torao さんも藤川監督も、梅野には梅野の良さがあるとのコメント。
    ありがとうございます。
    そうでなければ、梅野がうかばれません。
    しかし、坂本のリードは素晴らしかった。
    私は5月の時点で、門別も併せて才木を一度、坂本と組ませるべきだと書きました。
    やっぱり、完投出来る力が証明されました。
    梅野の場合、0-2、1-2のカウントで必ず、意味の無いと思われる、昭和の時代によく見られた外に大きくはずれるボールを要求する。
    あれは打者に余裕を与えるだけではないかと思う。
    そして勝手にカウントを悪くして粘られ、歩かすこともしばしば。
    昨日もそうだが、坂本はそのカウントから際どいボールを投げさせて、打者の反応を確認するから、ずっと攻めていける。チーム防御率1.99以下なんて脅威の数字。その立役者は坂本の好リードなんだと思います。
    才木のフォークも上手く捕球してましたね。
    おそらく今日は高橋遙に梅野を使ってくるはず。
    梅野も頑張れ!好リードを楽しみにしております♪

  5. ソラリス より:

    やっと待っていた才木の力強い無四球投球が見られて良かったです。
    藤川監督の指導に基づく投法改善、オールスターに選ばれなかった故の休養、坂本捕手の好りードなども相まって、リスタートをうまく切れましたね。

    一二番がだめで、ケイには三安打でしたが、大山・佐藤が好機に決めてくれて嬉しかったです。ケイは球威はあったが、警戒し過ぎでファーボールが多かった。
    佐藤輝のホームランは完璧、最終打席も右ライン上のファールが惜しかった、、、これが入っていれば三冠王も見えてきたのですが。

    あとは、復活してくる元ホームン王:岡本と元主打者:オースチンが怖いプレーオフだけだと思います。

  6. 西田辺 より:

    今季の才木は、立ち上がりから制球が儘ならず球数が増え長いイニングを
    放れないところにあった。
    球児監督はオールスターブレイク中にフォームの見直しを行ったと言ってましたが
    後ろからの映像だと、なるほど左足を上げた時のバランスがよく見えました。
    また投げた後に一塁側に流れる度合いも小さくなってました。
    以前、梅野は才木をリードする時どう三振を取るかをベースに考える旨の発言を
    していました。
    昨日は坂本とのコンビで、違った視点からの配球や組立てを試した感じ。
    常に三振を取ろうとすると、どうしても配球傾向は偏るし苦しい時に転換が利かない。
    才木の投球の幅を広げるためにも、三振にこだわらない坂本とのコンビは才木の
    意識を変えることに寄与したのではないでしょうか。
    今日の先発は高橋遥人。
    前回の登板内容は満足いくものではなかったでしょうから、今日こそビシッとした
    ものを見せて欲しいですね。

  7. 夜叉が池 より:

    今後は坂本メインで栄枝を使って欲しい

  8. タクロー より:

    強い強いタイガース
     
     岩修さんのご厚意に甘えて3塁アルプスで並んで観戦させていただきました。勝利のカギは苦手相手先発のケイを打ち崩す事ができるかどうか。注目のスタメン、レフトは誰か?再登録されてきた豊田と予想するも、岩修さんが予想する高寺。それよりも捕手が才木とコンビを組み続けて来た梅野から坂本に変わったことにちょっと驚く。
     いきなり桑原に初球をライト前に弾き返された。2番はバントが上手い。早くも得点圏に背負って好調の佐野、牧と対峙する勝負どころ。佐野を2球で2ゴロに打ち取る。ここでもっとも警戒すべき牧。カウント1−2に追い込む。さあどうする?勝負を急ぐ必要はない、最悪を避けるために次の宮崎との勝負もアリ、と思っていたら地を這うような渾身のストレート。牧は立ち尽くすしかなかった。その裏、チカナカがあっさり打ち取られるも、森下が粘りの四球をもぎ取る。さあ輝明。狙い済ませたように初球をフルスイング。打球は距離は出ず、マウンド後方に高く上がっただけ。ため息ひとつ。ところが事件が起こった。美しい譲り合いで誰のグラブにも触れることもなくポトリと落ちた。もらったチャンス、取って帰らにゃならぬ。こいつをものにしないと、がっかり度は大きい。次打者は小幡だ。ここは決めてくれ、頼むぞ大山。打球はセカンド後方のいいところに上がって落ちた。1回の攻防で勝ったタイガースが主導権を握った。
     その後両投手の好投が続き、こう着状態。3回の輝明のゲッツーはリクエストでも覆らなかった。おかしいなと思いながらも次の山場は6回。桑原にヒットを打たれて初回の攻撃と同じく1死2塁で佐野、牧を迎える。相手も気合が入っている。佐野を打ち取りさあ牧だ。今度は変化球で攻める。あっ!やられたと思った。打球は左中間を襲った大飛球。打球は強く吹いていた浜風が後押しすることなく、近本のグラブに収まった。だけどこのまま終盤に入るには、1点のリードでは何とも首元が寒い。クリーンアップの攻撃で何とか追加点を。出たー!浜風を切り裂く輝明の弾丸ライナー弾。これで2点差。才木の調子なら大丈夫だろう、と思いつつ、興味は才木が完投するか、ブルペン陣の投入があるのかどうか。見事に116球で押さえ込んだ。
     岩修さん、ありがとうございました。一口も飲まれることなく流されてしまったビールだけが苦い思い出になったけれど、3安打で勝ってしまう強いタイガースを見られた良いゲームでした。

  9. 虎轍 より:

    初回表坂本のミットが動かずに牧を見逃し三振。
    初回裏山本のミットは動かし過ぎて球審はボール判定に。
    あれだけミットを動かし過ぎたらボール判定になるし、ケイもイライラするやろね。
      佐藤輝明の打球が上がって最初は一塁フライやったやろけど浜風に流されてマウンド後ろ辺りに落下。この間二遊間の野手はボールを見てへんし、復帰したばかりの外国人野手には捕れへんね。
    ナイスベイスボール!
    苦手のケイから大山が良く打ってくれました。GJ
    佐藤輝明のホームランは浜風に阻まれてもライトスタンド最前列に着弾。
    凄いね。GJ
    才木はええ時の才木に再起したね。GJ
    さぁ聖地甲子園に向かいます。
    ガンバレ!タイガース!
    頑張ろう日本!

  10. より:

    残り50試合ちょいなので全部誠志郎でいくのか、シャッフルも視野にあるのか
    今日の遥人は梅ちゃんのままかな?
    捕手の運用が俄然楽しみになってきました
    榮枝も使ってあげて…っ!

タイトルとURLをコピーしました