3位浮上か。しかし悪いが3位だ4位だなんてノー眼中。目指すはてっぺんあるのみ。
Gは9回逆転勝ち、Dは爆勝か。なあに、今は他球団のことより、自分とこの貯金を早くフタ桁にすることに集中だ。これがちょっと前まで、全力で若手に精神的逃避していた人の発言なんだから笑える(笑)。
ジャンはよう頑張ったね。何もなくてもイライラするような蒸し暑い広島で、まあ自業自得とはいえ、そらあんた「知覚過敏」やわというボーク2つ。イライラピークで乱闘騒ぎ。よくあれでガタガタにならなかったもんだ。こんな感じで中4日、しっかり試合の土台を作ってくれりゃ言うことなし。たとえ勝ち星がつかなくともね。85年優勝した年、ゲイルという投手がいた。四球も多いし防御率も4点台半ばで、すごく良い投手という印象はない。でもスーパー強力打線の陰に隠れて目立たなかったが、ローテはきっちり守って、出てくればそこそこのイニングを投げ13勝8敗。シリーズも2勝して、日本一に大きく貢献した投手だった。まあジャンは、払っている金も金なんで、やってもらわないといけないけど、そういう選手こそハズレるのが世の常。平成のゲイルになってちょ。
渡辺ナイスピッチング&祝初勝利!どんな状況でもていねいに仕事をしている。立派立派!
最後は久保田でなきゃダメですか?桟原じゃダメですか?ああそうですか。
暴走やら好走塁やら紙一重やら、いろいろあったけど、常に前のめりはOK。のめってナンボ。のめらな次に繋がらん。
右の方がやけにムズムズする試合だった。
カープとの対戦成績2勝9敗。現在8連敗中。交流戦を挟んで、さらにDGDGDのカミカゼ編成もあって久々の対戦。今となってはなんでカープに勝てなかったのか、まったく思い出せないくらい(笑)。あの頃は、こっちがどん底で、そっちが天井。もうそうはならないよ。
ただどうしても気になるのが、この日カープの6番ライトでスタメンの喜田剛の存在。交流戦前にトレードで移った未来の虎ゴジラ。喜田について過去に書いたものを読み返して見る(退団者:喜田剛カテ)。チャンスをもらう→甘い球を見逃す→ボール球をムチャ振りが年をまたいで繰り返される。二軍で安定した成績を残していたが、今年は二軍でも不調に悩んでいた。転機が必要だったのだ。交流戦で喜々として活躍する喜田の姿を見て、こっちも心から喜んだ。こっちにもらった山田はまったく出てこないけど、まあそれはそれ、くすぶっていた選手が一人、日の目を見たんだからね。
阪神球団が喜田放出の踏ん切りがついたのは、林の活躍が決め手だったと思う。外国人クラスの打撃が見込める林を外野、一塁手で使えるめどが立ち、同じ左打ち、同年代で守備位置に制約のある喜田がレギュラーに食い込む可能性がほぼ消えた。望まれて行く口があるのなら行かせた方が喜田のためになる。
そんな喜田がライトの守備位置にいる。タイガース時代に外野を守っていた記憶はほとんどない。喜田が打ちまくって「恩返し」で負かされたらイヤだなぁ、そんなことばかり考えてしまう。タイガースの選手たちにもそんな意識がチラッチラッとあったんじゃないだろうか。なんだかムズムズする。
喜田といえば桜井。二軍左右の大砲二門。いつ出てくるのやらの二人。なにをするにも二人一緒の仲良しユニットを強制解散させたのは大正解だった。試合に出て活躍する喜田が桜井開花の直接原因だっただろう。今や6番ライトのスタメンを得るまでになった。
開幕前は、当然その場所でどっしり構えるのは濱中だと思われていたが、不調に故障で忘れかけられた存在になる。傷も癒え、調子も上がり、ようやくベンチにまで戻って来たが、見方の右の方に居座る、林、桜井への挑戦から始めなければならない。
その濱中の相方と言えば、同期の関本。濱中同様極度の不振で、若手ブームの中でまったく目立たぬ存在になっていた。次の世代に追い立てられて尻に火がついた。ようやく本当の姿を取り戻し、今は右側二塁のポジションを確かにしつつある。
ムズムズするような意識し合いが揮発性ガスとしてグラウンド上を漂っていたが、7回ウラ喜田の勝ち越しヒットが種火となる。
8回表、先頭代打濱中。打ちたい打ちたいのハマちゃんじゃなかった。ボール球を見極め、甘いボールを強く叩こうという意識が見えた。迷惑をかけた分、チームに貢献する、そういう謙虚な姿勢で打席に入っているのが見えた。フルカウントから6球目、内角直球。押し込まれても不思議じゃないボールだったが、見事にタイミングを合わせ、レフト頭上をライナーが伸びる、一直線にそのままスタンド最前列に飛び込んだ。決して簡単な球じゃなかったが、自然と反応できると言うことは、相当良い状態なんじゃないかな。どん底まで落ちて、地道な苦労を重ねて、ようやく出た今季1号。いつもはどこかのんきな濱中の顔が引き締まったままなのが印象的だった。
濱中の強烈なライナーでボワっと引火、試合終盤に燃え上がる。個人のさまざまな感情が燃え上がった後、「チームの勝利」で風の向きが一定しているタイガースがグラウンドを焼き尽くした。
コメント
昨日の監督コメントでは,復帰の濱中のスタメン起用を示唆してましたが,この化学反応がいい流れをつかんだチーム状態をさらに活性化させると思います。
個人的には,「本当の姿を取り戻した」関本の今後に期待してます。昨季の後半戦MVPですもんね。
「最初からがんばれよぉ」は言わないことにしよう(笑)
2番も十分ありですが,8番で関本が機能する打線というのもこれはこれで良い感じ。
安定した守備に充実の打撃。スポニチ大阪のこの写真,「ダンス・パートナー」としても優秀ですわ(笑)
http://www.sponichi.co.jp/osaka/base/200708/04/base208767.html
もうね、審判共もジャンにボークの判定したくて
ウズウズしてんじゃないの?
明らかに色眼鏡で見られている。
しかも本来正確に静止が確認しづらい1塁や2塁の
塁審がボーク宣告って・・・。
「あいつは絶対スピード違反する」って運転する度
パトカーに後ろに張り付かれ、40km/h制限の所で
41km/h出したら違反切符切られた感じ。
セットから投球開始まで、厳密な意味で体を静止する
なんて、人間には絶対無理。
昨日のYS田中のバットに当たったデッドボール疑惑とか
暑い中審判も大変でしょうけど・・・ねぇ。
あんな荒れた雰囲気になってしまったし。
ホントはキダゴの元気な姿も見れたし、浜ちゃんの
1軍復帰弾もあったし、渡辺の初勝利や全体的に
いい試合だっただけに残念でしょうがない。
濱中の一発で流れが一気にウチに来ましたね。
劇的な復活弾でした。
林、桜井もさらに発奮することでしょう。
それにしても、1回オモテの吉竹、あいかわらずです。赤星ですら余裕でアウト。前のめりというレベルの走塁指示ではありませんでした。
ジャンの数あるボークのうち私は4回しか見てないのですが、いずれも「そらないで、ないない」という感じ。ところがゲームの中で「あっ」と思うことはあって、そんなときはスルー(笑)。高校野球の審判などと比べると、そこはさすがにプロ。格段にスゴイですが、ヘタクソほどジャッジしたがる習性は同じのようです。そよぎにDBのときはアンディーがブラウン監督を制止していましたね。
浜中は役者がちがう。そう思いました。日焼けした精悍な顔つきに少し陰影があって、なかなか身の引き締まる打席でした。その電磁波が球場全体を覆いつくしたのかもしれませんね(笑)。喜田にも桜井にも伝わったことでしょう。
ここのところ点が取れるようになったせいか
投手陣にも良い感じで余裕が感じられますね
ジャン選手のボーク時には
何故か「ジャンボーグA」という
なつかしい言葉がよぎりました
なんで広島に8連敗もしたんだろうか?
って改めて思いますが、やはりあの辺りが今年の底だったのでしょうね。
最近のWebでの試合速報見ても、先発が何とか試合を作って、野手はつなぎを意識
したバッティングが多くなってるなと思います。(ようやく打線が機能し始めてますが、いかんせんHRは少なすぎ….)
ところで、みなさんのコメントにもあるようですが、あいかわらずYコーチが
壊れた信号機のようですが、他に3塁コーチ要員いないんですかね?
to おかぼんさま
4?6番さらに捕手が入る7番まで、クラッチヒッターが並ぶようになりましたので、1?3は、まず出塁率の高さ、アウトにならずに繋ぐ力を優先して欲しいと思います。現状、鳥谷、赤星、関本は遜色ないんじゃないでしょうか。
あれは踊ってたんですね、気づきませんでした(笑)。
to 西田辺さま
「やるぞやるぞー、ほらやったー」って感じ?やっとらんちゅうの(笑)。
to 一虎ファンさま
吉竹コーチの、ミスはミスですが、実はそんなに悪くないと思います。また、見た目ほど明らかなミスではなくて、ものすごく惜しいミスだったと思います。どれほど悪くなかったか、どれほど惜しかったかは、いろんな取材をしたり、根拠を羅列したりすれば、記事の倍ほど書けそうですが、やめときます(笑)。一番大きなところだけ言うと、勝利に向かってプラスに働くミスってのもあり得るんじゃないか?ということです。
to BSミツルHさま
喜田と濱中という、ほぼ同世代の、ものすごく強い思いをもってこの試合に参加していた二人が、間違いなく他のプレーヤーに影響を与えまくっていましたよね。そういうのが伝わってきて、面白い試合でした。
to ひさま
>何故か「ジャンボーグA」という…
グライシンガーと対決させたいですね。超合金のフィギュアとか、ロボット大戦とかで(笑)。
to Salutさま
>…あいかわらずYコーチが壊れた信号機のようですが…
微妙に壊れ方が違ってきましたよ(笑)。直りそうな壊れ方に。