虎は居らねどクラシリは続く。寒い札幌で熱戦のクラシリパ2は、Fが王手。
見ごたえある投手戦から、7回ウラ二死二塁での「シングル&クロスプレー&打者走者は二塁へ」が連続したFの攻撃は凄まじかった!ああ、野球ってああいうスポーツだったよなぁ、そういえば…(笑)。
非常に大きな一番だったが、Mにはまだ負けない成瀬がいるからね。まだまだわからないよ!
前日文句を言ったら、たくさんの文句をコメントに入れていただいてありがとう。昨日も書いたけど、今こそ、今だけは、どんなファンでも文句を言ったら良い時期だと思うので、どんどん言おう(笑)。文句にリアクションするのもヘンなので、いつもとちがって放置するけど気にしないでね(笑)。
まあ一応、文句にも言い方はあるだろう。例えば選手個人について、「ぜんぜん打てないじゃん」とか「打たれてばっかじゃん」と非難するのは意味がない。そういう選手を使う人が悪いんだからね。むしろ選手には、「こういう部分を期待しているのに、何を考えて練習してるのか?練習してないんじゃないのか?」と非難すべきなんじゃないかな。
監督コーチには何を言っても良いと思う。お客の前に出すごちそうについて全責任を負うべき「料理長」と各セクションのチーフなんだからね。「ダメじゃん」「へったくそー」を含めて何でも言って良いと思う。もちろん選手に対するのと同じような目線で「こういうことを期待していたのに」という文句も良い。
で、あとは球団経営者に向けてだな。首脳陣を選ぶのは経営側なのだから。経営側は、勝ち負けも大切だが、もっと極端なことを言うと、経営的に成功すればOKなのだ。だから野球が老いも若きも国民的人気を誇った時代なら、別の言い方をすれば、絶対的存在であった王&長嶋がいた頃のジャイアンツさえ存在した時代なら、勝とうが負けようが、客が入ろうが入るまいが、経営的にOKだったのだ。安定的なTVマネーとそこそこの入場者収入と付帯する売り上げ、それでOK。
だけど今は違う。もちろん負け続けは論外だが、勝ち続ければ良いってもんでもない。客(=ファン)をワクワクさせてナンボなのだ。だから、経営側はファンのニーズに対して敏感であるべきだし、以前とは比較にならないほど敏感だろうと思う。
だから今この時期は、ファンがファンの望むものをどんどん言ったら良いと思うのだ。
まず「岡田監督を否定する」というのは現時点の素直なファンの声として当然あって良い。だがどうやら来年も岡田タイガースが継続する模様である。きっと「耐えられない」という心境の人も多いと思う。恐らく、岡田監督でさえなければ、ごく普通の監督でさえあれば、タイガースは3連覇をしていたはずだ!そう考えている人も多かろう、少なくとももっとワクワクする野球を出来るだろうと。
まあ連覇はそう簡単なことでもないんだけど、その気持ち、とても良くわかる。特に現在トップレベルのパの野球を見ていると、「この違いはなんなんだ?」と思うから。
で、ここから話がねじれていくのだけど、だけど私は生来のあまのじゃくなもんだから、あの「最新パ・リーグ野球」を、「岡田流昔のパ・リーグ野球」で打ち負かすのを見たい気もするのよ。フェンシングのスタイルでちょこまかちょこまか突いてくる相手に対して、微動だにせず、真剣を上段に構える。一瞬のスキをついて剣を振り下ろすと、相手の細い剣を真っ二つに折ってしまう。なんかそんな感じの(笑)。
でもそれはね、あれもやってこれもやって、どれも完璧に出来て、それでまた戻ってくるようでなきゃいかんのよ。クラシックの声楽も、民謡も、歌謡曲も、洋楽も、なんでも出来るけど、やっぱりオレはロックのボーカリストだぜ!みたいなの、意味わからないけど(笑)。
だから私は、最終到達点としての岡田野球を否定はしない。否定しないどころか完成を切に願っている。ただしそこに到達しようという意識も、迫力も、手段も、何もかも不満だ。野球は相手があって、相手を倒す競技なのだから、まず自己肯定をする前に、相手を認め、研究し、修めること。それが自分の理想とするものに、取り入れるべきものなのか、対策すべきものなのか、一つ一つ当てはめなければ、理想の道に達することなどないだろう。
そして最後にまたフロントに言いたいのだ。ファンにとって、岡田監督とつきあっていくということは、ここまで考えたり、自分の感情と向き合ったりしなきゃならないことなのだ!わかっとるのか?だから岡田監督に任せるからには、それなりの責任を持ってくれないと、ファンはついていかないからな。よう心せい!(笑)
コメント
>だから岡田監督に任せるからには、それなりの責任を持ってくれないと、ファンはついていかないからな
かつてのフロントとは違い、今のフロントはファンの空気を読み取ろうとする姿勢は持ち合わせているように感じます。正田コーチ更迭や新ヘッドのテコ入れ等は、岡田タイガース続投へのファンの閉塞感をすこしでも和らげようとの動きではないでしょうか。
また、“桧山引退報道”もデイリーの飛ばしというよりも、球団内の桧山引退肯定派による意図的なリークだと見ています。それに対する球団の素早い否定・もみ消しは、ヤ・高津引退騒動の二の舞を危惧したからではないでしょうか?
そんなところにも球団フロントのファン目線への意識を感じます。
>ファンにとって、岡田監督とつきあっていくということは、ここまで考えたり、自分の感情と向き合ったりしなきゃならないことなのだ!
そうなんですよねぇ・・・。
私も岡田監督じゃダメだ!でもその野球で勝たせてあげたい、勝つところを見たい。という気持ちもあって、岡田否定説にはあえて肯定しませんでした。でもいつも自分の中では常にモンモンとした何かが蠢いている感じでした。
来季もその感情と戦いながらの観戦になるのでしょうか(u_u)。
勝った時には気持ち良いんですけどね・・・。
「最終到達点としての岡田野球」、その完成型って何なのでしょう。
岡田監督の野球理念、方針ってどんなものなのでしょう。
この4シーズン、できるだけニュートラルな気持ちで付き合ってきましたが、私にはいまいち見えてきません。伝わってきません。
あるTV番組で、ある弁護士が離婚裁判のエピソードを語っていました。相手側をけちょんけちょんにけなすと依頼人の奥様が「そこまで言わなくても」となって、それを聞いた相手方が「おまえ、かばってくれるのか」と(笑)。そういう落ち着き方もいいけれど、それでは先へ進んだ実感がない(笑)。岡田監督には、ここはぜひとも自己分析していただいて、新たな地平を切り開く!
たぶん、ファンはみなさんコタエを持っているのですよね。岡田のお面をかぶってベンチに入ったら勝たせてやる自信がある。けれども、そこは逆に言えば「お面」の価値(笑)。存在で分からせる時期は過ぎてしまったし、存在で分からせるにはまだまだ早い。されど「お面」。ここはひとつ合理的なコタエをひねり出してもらわねば。それをするかどうかに注目します。そのあとの結果はしゃあない。
今年の成績不振は選手が悪いのかコーチが悪いのか
でも全ての責任は監督にあると私はおもうのですが・・・続投ですか
ならば有能なコーチを招へいしてほしいですね
それと監督(頑固おやじ)や選手ら(子供たち)を上手くころがしてくれるお母さん役も必要かなー
岡田監督と意見が合わないって? そんなのカンケーねぇ!(おきまりのフレーズ)
いつのまにかチーム全体が「ぬるま湯」体質になってしまった原因を調べ
野村監督のいう「考える野球」と星野監督時代の「ネバサレ」をプラスして
新しいチーム作りをして欲しい! 指導者が代われば良くなる選手もいっぱいいると思うから。
タイガースの敗退、残念でしたね。自分はCSが始まる迄には、タイガースの選手達がどん底状態から抜け出すと思っておりましたので、ジャイアンツが第2ステージで対戦するのはタイガースと踏んでいました。それだけに意外なのですが、もっと意外なのが岡田監督の支持がタイガース・ファンの方々の間で高くないという事。総得失点差がマイナスなのに、優勝争いにチームを絡ませただけでも高く評価して良いと個人的には思っているんです。采配面でも確実に進歩している様に思いますし。少なくともうちの原監督の無為無策振りよりは遥かに良いですよ(苦笑)。
ジャイアンツ・ファンからするとタイガースのJFKは脅威の存在だったし、羨ましくも思っています。しかし第1ステージを見ると、JFKという凄い存在が居た事で、先発陣の成長が皮肉にも進まなかったのかなあという気もしております。
タイガースの今季は終了してしまいましたが、シーズン中盤から終盤にかけての驚異的な勝ちっぷりは賞賛に値するし、タイガースは良いチームだと心底感じました。来季も共に熱い闘いを見せて欲しいですね。(我がジャイアンツ、ドラゴンズを相手に第2ステージで非常に苦戦しそうで、今から胃が痛いです(苦笑)。)
く、く、苦しい。来年も岡田監督とつきあっていくのは。たった、4年で「ぬるま湯体質」に逆戻りさせてしまった人に、どうしても、虎の未来は託せない。toraoさんの言われる「あれもやってこれもやって」に期待したいが、岡田さんは、全く的はずれなことをしそうで恐い。
もちろん、単純な阪神ファンの私は、応援していくしかないのですが。
最終到達点としての岡田野球、、、それ何となくわかります。
選手個々が自分で自分の持ち味を最大限に出しつつ(HRを狙うのか小技を狙うのか速球で押すのか撃ち損じさせてアウト稼ぐのか、など)、なおかつチームとしてのバランスも取れる、、、そういうメンバーがそろってるなら「先発がなぁ」「4番がなあ」「そらそうよ」って監督が言っても良いと思うんですがね。
コードわからない人がギター弾いてるような、「適所適材」と対局にある感じです、選手が。なのに、監督もコーチもどこが適所かすら教えていない風に思えます。
例えば、結局関本は堅実で渋い二番打者になるのかな?なのに「一軍しがみつき打法」と岡田が評したりする。確かに桜井や林のいる今では入団してた頃想像していたクリンナップバッターにはなれないかもしれないけど、もっと早くどっちを首脳陣として求めるのか、本人とも話し合って決めてたらなぁ、、、今頃すごい2番か5番(6番?)打者になってたかもしれないのに。なんだか悔しいです。藤本も鳥谷も同じように思います。
全てのチームには戦術戦略、チーム構成、特性、その他を組み合わせた「設計図」があるはず。
その設計図通りに事が運べば好成績。
そうじゃなければ…。設計通りにいかない事を想定して幅をもたせる事もできたはずなのに、
今年は(いや、去年もか)当初の設計図に拘り過ぎましたね。
それが効を奏する時もあるけど、そんなに何年も
同じ設計図では良い物はできない。
さて、来年はどんな組み合わせの、どんな設計図を描くのか。
楽しみ、楽しみ。
少なくとも来年は、39トリオを軸とする設計図は書き換えないといけませんよね。
先日もコメントしましたが、先発陣の建て直しと今年芽が出はじめた若手の融合が必須だと思われます。
いずれにしても、最終的には短期決戦(現在2003から8連敗)で勝つ手法を見出せないと来年も続くCSで苦戦は見えてます。
首脳陣には、久保田を3回からっていうような付け焼刃でない戦略、戦術を準備しとけよって言いたいですね。
人間はあきやすい生き物
監督批判は古女房評見たいで面白い愚痴は出ても褒める事わあまりできない、若かった昔はあれだけ褒めていたた感情もどこえやら。若手選手に憧れる姿はおやじが若い女の子に憧れる姿に重なる、中年にも色気わあるのに、TORAOさんのプロフィルの所の自薦記事見て、こんなこともあったなと、古いアルバムの若かった女房を見るような新鮮な感じがしました。
「岡田だとなんとなく許せてしまいそう」
Tファンはこのような感情を抱いているのだなぁと(曲解?)思えてしまったあしでした。
そういえば、職場の研修で「コーチング」を学んだことがある。その時の講師が「これを阪神タイガースが取り入れたいと思っているそうです」と言っていたのを思い出した。ちょうど6月頃の苦しい時期だったから、思わず笑ってしまいましたけど・・・
コーチングとは、コミュニケーションをとりながらモチベーションを高め、能力を伸ばし、スキルを身につけさせていくという方法なのですが、これを一番受けさせたいのは岡田監督かもしれませんね。
って、何かズレてる話をしてる?
毎日torao様のご託宣を楽しみにしている者です。初めてコメントさせて頂きます。
私も岡田監督の采配(特に選手起用)についてはかなり不満が多く、皆さん同様覚悟を決めて岡田監督とつきあっているファンの一人です。
ただ、今年の後半よく見られた「そんなに嬉しそうにせんでも」というツッコミを入れたくなる程の満面の笑みがどうしても忘れられないのです。ベンチであれほど屈託なく笑うプロ野球の監督は、今まで見た事がありません。
文句は山ほどあるのですが、「岡田だから仕方ない」と思って(諦めて?)来年も応援することにします。
giants-55さん、なんのなんの。
「ひとすじ」に見えるTファンだって、かくのごとき不満たっぷりの毎日を過ごしているのですよ(笑)。でもそう言われると、いかにも隣の芝が青く見えているというフシはあるかもしれません。
あて、まあとにかく今は思いつく限りの文句を言いましょう。言ってどうなるのかはわかりませんが、言うべきだ!そう強く感じますから。
おかちゃんが目指しているのは北の湖系ヨコヅナ野球。十八番はがっぷりヨツからの押し出し。
現状の阪神タイガースは運良く昇進できた横綱・大乃国ってところでしょうか。
今や時代の流行は朝青龍…そんなことは分かっちゃいるがあの頑固者がそんなに簡単に諦めるわけがない。
あぁ道は険しく遠い。しばらくは我慢を肝に銘じて見守るしかなさそうです。